道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

日野七福神めぐり

2016年01月04日 | 風流道楽

2016年の七福神めぐりはやや方向を変えて日野七福神を回りました。

京王線の高幡不動駅を中心に、京王線と多摩モノレールを使えば効率的に無理なく回ることができると聞きました。

 

最初は京王線百草園の駅から歩いて真照寺の恵比寿様です。

川崎街道沿いにあり、ぽかぽかした天気だったので散歩も気持ち良いです。

 

 

 

 

いったん高幡不動駅に出て、多摩モノレールに乗り換えて万願寺で降ります。

石田寺にいく途中には、標識もあります。

このあたりは土方歳三の生家もあり、新撰組ゆかりの土地です。

京都の壬生寺にも行きましたし、函館の五稜郭や土方歳三が討ち死にした場所にも行ったこともあります。

ただ、私はどうも「誠」という文字が苦手です。私の知り合いの「誠」という名前の人は、どうも不誠実で信用できない人が多いようです。

 

 

 

閑話休題。石田寺に着きました(土方歳三の墓も石田寺にあります。)。

ここは福禄寿です。このお寺の中にあるとてもちっぽけな祠に祭られているのですが、お寺のお堂は写真に撮ったものの、肝心の祠の写真は撮り忘れました。

 

万願寺駅の反対側にある安養寺に行きます。近くには土方歳三資料館もあります。

こちらは毘沙門天です。

ここも写真はありませんが、コンクリート造りの軍事施設のような形をした薬師堂があり、そこに毘沙門天が祭られています。

最初はわからず、いったいどこに毘沙門天があるのと探してしまいました。

本堂の方は趣があるのに、残念です。いかにもついでに設けられたという感じの無機質な建物でした。

 

 

モノレールの万願寺の駅から高幡不動駅に戻ります。

そこから、言わずとしれた高幡不動に行くのですが・・・人、人、人、あっ自分だけはねずみでした。

大変な混雑です。

さすが関東三大不動の一つだけあります。あとの2つのうちの1つは成田山新勝寺というのですから、当然かもしれません。

この大混雑の中、入場し、ようやくご朱印をいただけるところを発見しました。一応高幡不動の境内の地図が頭の中に入っていたからできたことで、初めてだと見つけるのは困難です(警備員さんはみな知りませんでした。)。

忘れていました。高幡不動=金剛寺なのですが、ここは弁財天ということです。

 

 

混んでいない、別の機会に撮った写真を載せておきます。

 

こちらが弁天堂

 

こちらは土方歳三の像です。

 

 

 

 

 

さらに京王線にのって、南平駅に向かい、そこから浅川沿いの散歩です。

徒歩20分を優に超えます。

知らない場所の徒歩30分程度はかなり遠く感じます。

途中では完全に道を間違えたと思いましたが、正しい道だったのに、いつまでも到着しませんでした。

高幡不動の駅で、おばさんたちがバスを探していた意味がこの時になってわかりました。

それにしても、若くもないのにドラマに出てきそうな川べりを延々と歩くなんて何とも不思議な感じです。

やっと着きました。次から次へと皆、自家用車で乗り付けていました。

延命寺にある寿老尊です。他の七福神めぐりでは、寿老人だったり寿老神といった名前であったのですが。

延命寺は、日枝神社とセットとなっており、明治の神仏分離以前の姿をとどめているそうです。

 

 

 

そのまま、少し戻って今度は善生寺の大黒天です。

 

 

善生寺には大仏もあります。

 

 

最後は南平駅から京王線で平山城址公園駅まで行き、そこで降りて歩きます。

宗印寺に祭られているのは布袋尊です。

宗印寺には、平山季重の墓があるということです。平山季重は、平治の乱では、悪源太義平にしたがって平重盛と戦い、また源平の争乱では、源義経に従い、各地を転戦したものの、平家滅亡後は義経に従っていたのが災いして、頼朝に無断で官職に任じられ、不興をかったというエピソードまでついています。


 

 

下の祠に布袋尊が祭られています。

 

これでゴールです。

今回、少し離れたところに来ましたが、多くの人が車で七福神めぐりをしていました。

浅草や墨田のように徒歩で回る人たちは稀です。日野七福神めぐりは、駅からも遠いところがあるので、徒歩でする場合にも最初から最後まで徒歩は大変ですので(特にトイレ、食事、水分補給など)、必ず京王線やモノレールを使用する必要があると思います。

それと日野七福神では、ご朱印をいただく色紙にあらかじめ七福神の名前と寺の名前が記載されており、そこに朱印をもらうだけの形になっています。

時間は短くて効率的となりますが、その場その場で書いてもらうのと違い、文字も整いすぎていて若干面白味にかけます。

やはり、各スポットを巡って、その場その場で筆で書いてもらって朱印をいただくと、文字にも味わいが出て、不統一な感じも趣があってよいように思いました。

また、毘沙門天なり布袋尊なりが祭られている小さな祠が、お寺の本堂とは別個にあるというのも不思議に思いました。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明けましておめでとうございます (Moritz)
2016-01-05 07:22:43
明けましておめでとうございます
今年も興味ある記事を期待しています

新撰組は大河ドラマで娘が興味を持つようになり
一緒に京都でのゆかりの地、お墓めぐりの旅までしました
私の全く知らないような本も沢山読み
新撰組の事なら小指の先ほどの事まで良く知っています

あちこちに「誠」と落書きをし、土方歳三いのち という時期もありました
私の知り合いには「誠」という人はいませんね、
それでイメージは沸きません

どうぞ健康で過ごされるますように
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あけましておめでとうございます。 (Frederick)
2016-01-05 19:46:22
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

本文中の記事、失礼しました。
あくまでも私の個人的な知り合いの方で。「誠」という名前の方が、名は体を表していなかったようで・・・という話です。

多摩の日野のあたりは、高幡不動以外には有名スポットも乏しいので、土方歳三で街おこしなのかもしれません。
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