道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

シュテーデル美術館その1(Frankfurt am Main)

2013年11月21日 | 美術道楽
長々と書き連ねていたドイツ旅行関係の記事もそろそろ一区切りつけようと思います。

さて、ベルリンを発って帰国するには、普通であればテーゲル刑務所ならぬテーゲル空港でフランクフルトかミュンヘン、あるいはパリ、ロンドンを経由し、そこで乗り換えて帰国というのが普通と思います。ところが、今回、行きにワイマール、ライプツィヒ(結局行きませんでしたが場合によってはヴィッテンベルクも)を鉄道で回ったため、フランクフルトへの帰りもICEとなりました。Leipziger Strasseでバスに乗り、中央駅に行くと大混雑です。ちょうど、スポーツか何かの大会があったのでしょうか、若者の集団旅行ばかりです。そして、何故かねずみたちの予約していた「ねずみ電車」のICEは、予約券があったにもかかわらずこの世に存在せず、予約なしで近い時間帯のICEに飛び乗ることになりました。



長旅で寝ることにも空き、卵型のチョコに入ったおもちゃでお遊びです。新婚旅行ならともかく、中高年のやることではありません。






フランクフルトにはようやく午後着きました。何も食べていなかったので、駅のスタンドでさっと食べましたが、また間違えて牛肉のソーセージを食べてしまいました。ソーセージはどうも牛肉はクセがあって、臭くて食べにくいのです。

そして、ドイツ滞在最後のイベント。出発までの時間を使って、シュテーデル美術館の見学です。2年半前にBunkamuraでシュテーデル美術館のコレクションが展示され、初めてその存在を知りました。相方ねずみと一緒に「ネズミのダンス」を見た展覧会です。
今回初めて行きました。ライン川を挟んで、通常の観光スポットが集まる地域と反対側にあります。

余りのコレクションのすごさに圧倒されました。
今日でドイツ旅行編を終える予定でしたが、シュテーデルは1回では到底紹介しきれないので、今日は一部にとどめます。
見た順番とは順序を変えて紹介します。今日は、古典的な絵画から印象派までです。

まずはフランクフルトらしい絵です。

ティッシュバイン「ローマ・カンパーニャのゲーテ」



クールベ「フランクフルトの眺望」



ラファエロ「教皇ユリウス2世の肖像画」



ルーカス・クラナッハ「ルター」



デユーラー「堆肥の上のヨブ」




ファン・エイク「ルッカの聖母」




モネ「昼食」



ルノワール「昼食後」



ドガ「オーケストラの音楽家」



そうそう日本にも来た絵も沢山あるようです。

レンブラント「眼をつぶされるサムソン」
日本のレンブラント展のどれか、たぶん京都国立博物館のみで2002年に開催された展覧会で見ました。



フェルメール「地理学者」



フェルディナント・フォン・ケッセルに帰属「ネズミのダンス」
我々ねずみ属の仲間です。


これだけでも十分に一つの大美術館になります。
これにさらに現代の絵画、モダンアート、さらに企画展が加わるのですから、信じられないような美術館です。




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