道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

博物館でお花見を(東京国立博物館)

2015年03月30日 | 美術道楽
トーハクで「インドの仏」を見た後、常設展で開催中の「博物館でお花見を」という企画を見に行きました。
常設展の中か桜の花に関する作品をセレクトしたものです。
狩野長信筆《花下遊楽図屏風》
右隻の一部は焼失しているようで、空白です。





俵屋宗達《桜山吹図屏風》





狩野伊川院(栄信)《勿来関図》
説明はありませんでしたが、勿来の関と桜といえば、八幡太郎義家の絵なのでしょう。
『千載和歌集』にも収録されている「吹く風を勿来の関と思へども道もせに散る山桜かな」の歌のエピソードと思われます。



尾形乾山《桜に春草図》



円山応瑞《桜図扇面》




このような花見もいいものです。