Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

真赤な水面の正体は…

2015年10月04日 | 社会


FBで廻って来たこの写真を見て、息を呑みました。
cranberry bogs in Massachusetts、クランベリーの沼地ってどういうこと?
この水面に浮かんでいる赤いのはクランベリーなの?
これはマサチューセッツ、ボストンの写真らしい。

さっぱりした甘酸っぱいクランベリー・ジュース、好きです。
アメリカ人の友人の感謝祭の食卓に招かれて
クランベリー・ジャムが添えられた七面鳥を食べたこともあります。
でもクランベリーがどんなふうに生って、どんな風に収穫されるかは知らなかった。
ブルーベリーみたいに木に生って摘み取るんじゃないの?



ちょっと調べてみて驚きました。
”加工用など傷が付いてもさほど支障のない場合、クランベリー畑に木が完全に沈むほどまで水をはり、
水中で木を揺すると果実が外れて水面に浮かぶので、大型機械で果実をすくい取って収穫する。”
Wikipedeiaより)



知りませんでした。
更に、クランベリーってツルコケモモという和名があったのですね。
子どもの頃読んだ「赤毛のアン」に「コケモモのパイ」というのが出てきて
どんなものか想像もできなかったのでした。

boston.com.news
Cranberry Picking
http://streetsofsalem.com/2012/11/25/cranberry-picking/
コメント (12)
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忘却の果ての…

2015年10月03日 | 映画
カフェに友人といたら、懐かしい曲が流れて来ました。
躍動感のある、独特なイントロ。
「ああこれ!大好きった!何だっけ?」
「80年代でしょ。全米ヒットに入ってた」
ちなみに友人も私と同年代、ともに映画好き。

「若者がゾロゾロ出てきて…大学出たばかりの」
「男女関係が入り乱れて、みんな迷ってた」
「そうそう!黒いロングヘアの目のパッチリした、あの子」
「何だっけ?グアンタナモの裁判モノにも出てた」
「NYのアパートでろくろ廻してた」
「それ、ゴーストよ!で彼女の名前は…」
「ウーピー・ゴールドバーグが怪しい霊媒師やってた、えっと」
「ウーピーがサムに頼まれて、嫌々守ろうとした」
「海兵隊に入っていきなり丸刈りになった!」
「デミ・ムーアだ!」
やれやれ。
ようやくヒロインの名前が。
で、肝心の映画の名前は、この曲のさびの部分でばっちり叫ばれたので
やっと分かったのでした。
「セント・エルモス・ファイヤー」

ジョージタウン大を出た男女7人が、恋愛や就職につまづき、迷いながら
絶望しながら傷つけ合い、助け合うという青春群像劇。
セント・エルモス・ファイヤーというのはちなみに
嵐の大海に捲き込まれた水夫たちを導くという伝説の火(これは今、確認した)。
二十代の私は夢中で観たものだけど、今観たらどう映るのだろう?

いやいや、俳優の名も映画の名も、昔だったらすっと出てきたのに。
まだこの前まで、得意だった気がするのに。
歳を取るって大変。
ちなみに二人ともスマホを持っていたので
検索しようとすればできたのですが
脳トレと称して敢えてしなかったのでした。

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「わたしに会うまでの1600キロ」

2015年10月02日 | 映画



米西海岸のメキシコ国境からカナダ国境まで南北に貫く自然歩道PCT(Pacific Crest Trail)を
94日間かけて踏破したシェリル・ストレイドの自叙伝を、ジャン・マルク=ヴァレ監督が映画化。

どんな逆境にあっても常に前向きであった最愛の母。
女手一つで育ててくれた母を亡くして自暴自棄になったシェリルは
ヘロインにおぼれ、誰彼構わず男と寝て、夫からも離婚される。
すべてを失くしたシェリルは、ふとした思いつきからPCTを歩くことを決意する。

しかし初心者の彼女は、荷物の作り方も靴の選び方も知らない。
不必要な物まで詰め込んで、重すぎる荷物を持ち上げることもできない。
燃料を間違えて、火を点けることすらできない。
そんなので砂漠や雪山を乗り越えることができるのか?と観る側もハラハラしますが
本人も「何故こんなことを始めたのか、2分毎に後悔してる」とつぶやいている。
それでもとにかく、彼女は1000マイル(1600キロ)を歩き続けるのです。



ただひたすら歩く彼女の脳裏に、色々な過去がフラッシュバックする。
DVの夫から逃れて家を出て、貧しい暮らしの中でも明るかった母。
45歳の若さであっという間に逝ってしまった母。
しかし、だからといって麻薬に溺れるか?
父親の分からない子どもを妊娠するまでに自堕落になるか?
あのおなかの中にいた子は、一体あれからどうしたのか?
共感できない部分も多いのですが、
しかしとにかく歩き続ける彼女の姿には感服する。

歩き続ける彼女が時々口ずさむのは、サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」。
「かたつむりになるよりも 雀のほうがいい
 釘になるよりも ハンマ-のほうがいい」
そりゃその方がいいに決まってる。
でも人生、中々思うようにはいかないよねえ…
世の中は不条理に満ちている。
あの迷い子のラマは彼女の、雪の中のキツネは母のメタファか。

この夏観た「奇跡の2000マイル」は、やはり自分を探してオーストラリアの
砂漠を歩いた、若い女性の話でした。
しかも同じく実話であり、自叙伝の映画化。
何故に同じような話を同時期に映画化するのか非常に不思議なのですが
私としては、「わたしに会うまでの」の方が感情移入できたかな。
それは多分、シェリルがどうして歩くことになったのか、その痛い過去を
これでもかとたたみかけてくれたからでしょう。

本作の途中に、シェリル・ストレイド本人が出演したのだということを
後になって知りました。
あの、唯一出逢った女性のハッカーがそうだったのです。



「わたしに会うまでの1600キロ」 http://www.foxmovies-jp.com/1600kilo/
コメント (6)
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