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Zooey's Diary

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「ミロ展―日本を夢みて」

2022年02月23日 | お出かけ

現代スペインの芸術家ジュアン・ミロの創作活動の裏には、日本文化への深い造詣があったのだそうです。
ミロは1888年の万国博覧会で始まったジャポニズム・ブームの真っ只中のバルセロナに生まれ、生家の近くに日本美術の輸入販売店もあって、早くから日本文化への憧れを持っていたのだと。
一方日本では1930年代からミロの作品が紹介され、世界に先駆けてモノグラフ(単行書)が出版されるなどの人気ぶり。
そんなミロと日本との深い繋りを紐解こうという展覧会です。

上のポスターを飾っているのは、《絵画(カタツムリ、女、花、星)》。
56年ぶりの来日を果たした絵だそうです。
カタツムリ、女、花、星を表すフランス語が、踊ったり流れたり尻尾が伸びたりして楽しそう。



《アンリク・クリストフル・リカルの肖像》背景に浮世絵のコラージュが。




《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》
今回の展覧会の中で、私が一番好きな絵です。
画面の中央に黒い線で描かれたものがオルガン、その上にあるのが星ということですが
私には、その星の左にあるビックリしたような顔の子がタロウに見える。
そして一番上に下向きにいるのが、散歩している私。
オモチャやオヤツや怖い犬などが画面いっぱいに散らかって、散歩のときのタロウの脳内思考のように見えるのです。



ミロは1966年の回顧展を機に訪日し、「長い間、日本を夢みていた」と。
2週間ほどの滞在で、五島美術館、龍安寺や桂離宮、信楽や瀬戸等の窯元など、精力的に各地を巡ったのだそうです。
ミロがそんなに日本を好きだったなんて知りませんでした。
私が子供の頃は「ホアン・ミロ」と言ったと思うのですが、その後カタルーニャ語の発音の「ジョアン・ミロ」となり、本展覧会では、現地の発音により近いという「ジュアン・ミロ」となっていました。



ランチはBunkamuraのドゥ・マゴで。
左下は「海老とアメリケーヌソースのクロックムッシュ」。
クロックムッシュは普通、パンにチーズとハムを挟んで焼いたものですが、こちらはとてもユニークな仕上がりでした。

「ミロ展―日本を夢みて」

コメント (2)
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