岐阜県土岐市で脱走したダチョウが死骸で見つかったというニュースを読んで
高村光太郎のこの詩を思い出しました。
「何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
脚が大股過ぎるぢゃないか。
顎があんまり長過ぎるぢゃないか。
雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかりみてゐるぢゃないか。
身も世もない様に燃えてゐるぢゃないか。
瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢゃないか。
あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢゃないか。
これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。
人間よ、 もう止せ、こんな事は。」
37歳の陶芸家がダチョウを飼っていたという、小さな小屋の写真もありました。
短いニュースから詳しいことは分かりませんが…
もしかしたら、飼い主と2メートルのダチョウの間には
深い愛情があったのかもしれませんが
首に枝が突き刺さって死んでいたなんて。
いずれ緩慢な自殺という気がしないでもありません。
(写真はネットから頂きました)
脱走したダチョウ、死骸で発見
http://www.asahi.com/articles/ASJ1364V8J13OHGB00K.html?ref=mixi
高村光太郎のこの詩を思い出しました。
「何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
脚が大股過ぎるぢゃないか。
顎があんまり長過ぎるぢゃないか。
雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかりみてゐるぢゃないか。
身も世もない様に燃えてゐるぢゃないか。
瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢゃないか。
あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢゃないか。
これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。
人間よ、 もう止せ、こんな事は。」
37歳の陶芸家がダチョウを飼っていたという、小さな小屋の写真もありました。
短いニュースから詳しいことは分かりませんが…
もしかしたら、飼い主と2メートルのダチョウの間には
深い愛情があったのかもしれませんが
首に枝が突き刺さって死んでいたなんて。
いずれ緩慢な自殺という気がしないでもありません。
(写真はネットから頂きました)
脱走したダチョウ、死骸で発見
http://www.asahi.com/articles/ASJ1364V8J13OHGB00K.html?ref=mixi