Zooey's Diary

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綺麗な加齢の物語「最後の初恋」

2008年10月01日 | 映画
2002年の「運命の女」以来、リチャード・ギアとダイアン・レインの6年ぶりの共演による恋愛映画。

「運命の女」は私にとっては「土曜ワイド劇場ホラー版」であったし、
その前の、R・ギアとウイノナ・ライダーの恋愛物「オータム・イン・ニューヨーク」は 殆ど「薄幸の少女と中年金持ち男のハーレクイン・ロマンス」であったので
あまり期待はしなかったのですが…
それでも、この二人の久々の「大人の恋愛物」というので、見逃す訳にはいかなかったのでした。

人生に挫折し、心に孤独を抱えた男女。
渚のペンションに二人っきり。
襲いかかるハリケーン。電気も消えた夜。
あまりにもベタな展開で笑ってしまいます。
(最後に、思いがけない捻りがあるのですが)
ただ、この二人、実に綺麗に歳をとっているのです。
リチャード・ギア、60歳。ダイアン・レイン、43歳。
写真だと美しく見えますが、大画面で観ると、どちらも結構細かなシワだらけ。
リチャードは殆ど白髪だし、ダイアンは当初から生活に疲れた主婦という設定のせいか、額のシワ、その表情などから、実年齢よりも老けて見えるのです。
それでも、それも綺麗に見える。
お互いの痛みを遠慮がちに思いやりながら
心を寄せ、遂には激しく愛し合う…
これは確かに、若い人たちにはできない恋愛です。

作品は凡庸だったったけれど
恋愛っていいなあ、歳をとるのも怖くないかも、と素直に思えたので☆3

「最後の初恋」 
コメント (6)
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