自分の余命を知ったら、その余命が思いのほか短かったら、何をするのか。
4月27日FMcocolo主催ミュージックフェスタ「風のハミング~よければ一緒に」@靭公園センターコート
野外公演を敬遠していたため実は初めての参加。公園で長崎からきた舞扇さんと落ち合い、会場へ。雨は上がるし、もう降る気配もない。舞扇さんが買った傘は無用の長物に、レインコートはお荷物に。
持ってきていたビニール袋に荷物を入れて座席下へ。
風のハミングに限らずKANちゃんが主催側にいるイベントは単なるジョイントコンサートじゃない。アーティストそれぞれが、他の人の曲の時にもコーラス、楽器、コントで参加し、絶妙なバランスで関わる。
この日も全方向型ステージにするためにアーティストが自ら譜面とマイクスタンドをもって「次はどこだったけ」と移動。この様子…”大忘年会”我々の姿に重なる…。そう、わたしは多大な影響をKANちゃんから受けている。
余命を知ったKANちゃんは途中まで作っていた楽曲を完成させることに力を注ぐ…ことはなく、ラジオに出続け、人と人をつなぎ、人を愛した。
亡くなる2週間くらい前まで、病室で親しかったアーティストたちと会い、いつものようにバカバカしい話をし、最後のメールも「では、股。ほな、サイババ」だった(と馬場さん)。
風ハミの前日、リハ後に焼肉打ち上げ2時間のうち1時間半はKANさんの話だった(とトータス)。こんなひといないよね、とそれぞれが私たちの前で愛するKANちゃんの話をする。
主催の根本要、馬場俊英、
シークレットゲストの杉山清貴、佐藤竹善、トータス松本、槇原敬之
それぞれがKANちゃんの曲を一曲。
アーティストが選んだ自身の曲がどこかKANちゃんへの思いが込められいて泣きながら口ずさむ。遠く遠く、離れていても、ぼくのことがわかるように♪わたしたちは空に向かって手を振った。
最後の1時間は総力戦てなことで、
「ボーイズ オン ザ ラン」馬場俊英
「Spirit Of Love」佐藤竹善
「二人の夏物語」杉山清貴
「ガッツだぜ」トータス松本
「どんなときも」槇原敬之
時にこぶしを振り上げ、空に向かって歌う。
「愛の歌」スターダスト☆レビュー
KANちゃんに届くように。
「愛は勝つ」KAN