林家染雀さん、桂三扇さん、笑福亭右喬の平成4年入門組、30周年の会。
わたしはなぶりー亭2回目なので、不定期にもほどがある同期会。
今回の趣向は、最初のセルフお祝い松尽くしと互いのネタを交換してのネタ下ろし。
右喬さんが「豊竹屋」されるってことで、それはもう楽しみにしていましたが諸般の事情で「鼻ねじ」に変更。
諸般の事情とは、、、
・音曲噺はやったあかん ・数字のでてくるはなしはやったらあかん ・難しいことばがでてくるはなしはやったらあかんという故松喬師匠が右喬さんに言い残していたおことば。泣ける(笑い泣き)。
じゃあ、どんなことだったのか口上で稽古再現したら、
え?これやったら合格ラインでは?
と一瞬思ってしまったけど、「鼻ねじ」に入れられた右喬さん版豊竹屋を聞いたら、ああ、と納得。それにしても踊りといい愚痴といい、本編といい右喬さんサイコー。
福知山からご家族総出でやってきた三扇さんは「同期ほかのふたりが(手伝ってくれる)家族がないもので」と。「化物使い」はわたしのものとテキストが同じながらも、ああ、こういう表現が!と目からポロポロ鱗が。軽やかかでおもしろかった。
さて、トリは初の現代を舞台にした新作「花嫁御寮」(桂三枝作)の染雀さん。わりと違和感がなかった。そしてわたしはこのネタを男性がやるのははじめてみた。「あんたーー!」に爆笑。
終演12時。