たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

"裏街道を行く”の読み方

2005-12-25 | 裏街道TODAY

 


このマークがついている文章は、とはいいませんが、ちとエッチ系のお話です。良い子の皆さんは大人になって

から読んでくださいね 地域の特性から言っても、このへんのお話はアジアが圧倒的に多いので・・・・  の中

から選んで読むとよいよ



このマーク以外にも美人さんの画像イメージがついているものも、ちょっと楽しいお話です。

 


旅の綴りではあるので、使った航空会社のマークか、の写真が入っているものもあります。

 

あっ、それと文中に登場するお店はいったことのある人しかわからない仕組みになっているはず?なので、

知りたい人はくらさい。


たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 13

2005-12-25 | フライト編



2時間ほどもバスが走ると、ICの名前が次々と出てきて、やっと新橋というICが出てきた。

よしよし、もうすぐらしい。

新橋のICを降りると、すぐのところで、バスが止まり数人が降りて行ったが、僕は“うん、この近くの人はここからのほうが近いから下ろしてもらったんだろう”と考え、僕の頭の中にある光景、停留所なり、ホテルの前のバスセンターが新橋ってやつを思い浮かべていて、そのまま乗っていたのだが・・・・・・
バスはそのまま、もう一度ICに乗って東にひた走っている。
ええい、ままよ。どうせ最初はタクシーで来ようと思っていたのだから、予算としてはあと330元ある。
どこまで行くのか乗っていることにする。仲間に会える時間は遅くなるが、勘弁してもらおう。

しかし・・・バスはどこまでも走っていく。しかも民家も見えないような場所を。

バスが到着したのは、小高い丘の上にある石崗というところ。
そうだよなあ。確かに石崗行きのバスに乗ったんだから、着くわなあ。
だけども、ここは本当にバスターミナルだけで、タクシーもいなければ町もない。本当にバスの発着所だけだ。
「すいません。新橋に行きたいんだけど・・・・」
無駄とは思ったが、英語で話しかけても誰も理解できない。
何とか行く方法はないかと、あちこちうろうろするが、とんと解らない。おまけに外は雨が降り出したようだ。
若干途方に暮れかけたところに、シンセンのタクシーが一台! この際、神でも仏でも、雲助でも感謝だ。
思い切り手を振るとこちらに近づいてくる。
やった!これで何とかなりそうだぞ。

タクシーに乗ってしまえば、僕のいんちき中国語でも何とかなるだろう。
「師父、新橋まで行きたいんだ。」
「新橋だって?ゲートを二つくぐるから150元位かかるぜ。」
「やってくれ。」
「ようがす。行きましょう。」

やっとのことで、目的地の沙井についた僕を、すでに友人達はホテルで出迎えてくれた。

「一体、どこ経由で来たんだ?」
「いやあ、ちょっと人生という道に迷って遅くなっちゃったね。中国はいろいろあるねえ。」
「ははは、その話はゆっくり聞こう。皆もうレストランで待ってるから、チェックインして降りてきて。」

深く詮索しないところが、彼らの良いところだ。今日は僕を肴にしてゆっくり飲んでもらおう。


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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 12

2005-12-25 | フライト編


閑話休題

今となっては笑い話だが、2000年ごろに中国の中山に行ったときの話。
今でこそ珠江デルタの一角である中山の発展ぶりはすごいものがあるが、当時はまだまだ電子機器なんてのは作ってなくて、おもちゃを作っている地元の工場が多くあった。

台湾の友人がやっている会社に行くことになったので、ホテルの目の前にあるバスターミナルに行き、どうやって
いったらいいものやら聞くことにした。
考えてみたら、ろくに中国語も話せなかった当時に勇気のある話だ。

「沙井という場所に行きたいんだけどどれに乗ればいいの?」
「沙井?ねえ、誰か知ってる?」係員の女の子が大きな声で叫ぶ。
「どれどれ?どこだって?なになに?」 全然関係ない地元のお客さんまで集まってしまいわいわい言っている。
その中の一人が、
「ああ、沙井ね。新橋で降りればいいよ。」というと、
「そうね。そこが一番近いわ。」と違う係員の女の子。
「じゃあ、そこまで片道一人」と僕がいうと。
「20元ね。石崗行きに乗って、新橋で降りますと言ってね。」
「へい、了解です。」
早速、小型のバスに荷物ごと乗り込む。
今は、殆どの長距離バスはデラックスバスに変わってしまったが、当時は香港で走っているミニバスと大差ない。
臭うし、汚いし。 でも、今日は休日で仕事はないので、ピクニック気分で乗っていくことにした。
地元の人たちが利用する本当の交通手段を知っておくのもいい勉強だ。

バスは行く行く、僕らを乗せて。中国語の歌かなんかがカーステで流れていて、なかなかいい感じだ。

もっと、きちんと行き場所を地図で確認しておけば良かったのだけれども、あとの祭り。このあと、大変なことになろうとは、この段階では想像もできなかった。

つづく。


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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 11

2005-12-25 | フライト編



アメリカのニューイングランド4州へ出張。

フライトの関係で、1日きざみのスケジュールしか作れず、それなりにきつい出張になった。

が、それ以上にきつかったのは・・・・
着替えが勝手に一人旅にに出てしまった。
ハートフォードに着くはずが、シカゴのチョンボでマイアミに行ってしまったらしい。
「申し訳ありません。明日にはこちらに到着しますので、お届けしますから宿泊場所を教えてください。」
「あのね。明日の朝にはボストンに行かなきゃいけないんだよね。」
「では、そちらに届けるよう手配しましょう。」
「そうね。でも着替えがないと困るなあ。」 こんな時にはうまくすると、着替え用の小切手がもらえるので言ってみた。
「お困りでしょう。それでは少々お待ちください。」
「こちらで、必要なものをそろえてください。」と係員が持ってきたのはUS$200.00の小切手。
「これじゃあ、大したものも買えないけど、仕方がないね。」
内心、やったと叫びながらも、見栄を張って言ってみる。なかなかいい気分だ。

一日目はこんなことで済んだのだが、翌日も、そのまた翌日も一日違いで荷物は着かない。結局、航空会社の丸抱えでシャツや下着に相当する金額を毎日カウンターで受取り続けた。
最終日はさすがに、何だがフードスタンプをもらうホームレスのような気分になってしまって、1時間近くカウンターで吠えまくる。

ロスに戻って荷物が着いたのは2日後。
デリバリーのお兄さんから受取った航空会社のエンベロープには、とある航空会社系列のホテルの無料宿泊券とUS$300.00の小切手が入っておりました。



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たーさんの裏街道を行く メキシコ編 Vol. 3

2005-12-25 | アメリカ編

さてさて、カンクン唯一?の寿司屋。

ご登場と相成ったオーナー様。
聞けば、僕も知っているハリウッドにあるすし屋さんで働いていたとのこと。
普通は、LAのほうが暮らしやすいので、居ついてしまう人が多い中で、戻っていい暮らしをしたい。というタイプ。

「日本食の店は多くないから、儲かって仕様が無いでしょう?」
「いやあ、なかなか。何せリゾート地なもんで、滞在中は通ってくれても、リピーターが少ないので。」
うんうん。リゾート地で高い金かけて店作って潰れていく、どっかの国と一緒だ。
「じゃあ、いろんなホテルにパンフ置いといて、都度頑張るしかないってことだね。」
「そうです。LAなら少なくともリピーターがいるので、商売もそこそこ安定してますが、ここは何せ不定期で・・」
「料理には自信があるので、今日はいくつか作らせますから日本人の味覚で、どうか?判定してくれませんか?ここはどうしても西海岸からのお客が多いので日本人の味覚とほぼ同じといっていいでしょう。」
とオーナー。
「や、それは光栄ですな。せっかくですからいただきましょう。」
「料理に問題がなければ、内装やサービスで十分儲かると思いますので。」
続々と並べられた料理の内訳は、①茶碗蒸し、②てんぷら、③寿司、④ざるうどん、⑤ほうれん草?のおひたし、⑥枝豆、⑦冷奴、⑧鉄火巻き、の8点。
いやあ、こんだけ頼んだらいくらになるかな?いずれにせよ、ご好意に甘えることにして、いただきます。

以下、採点の結果は
①ああ、だめ。だしが薄くてしかもしゃびしゃび。土瓶蒸しにしては風味もなし。 =不合格
②うっ!なんじゃ、この油は?しかも普通の小麦粉かこれは?衣ぐじゅぐじゅ、外はねっとり。 =不合格
③うんうん。見た目とねたは悪くないね。しかし、シャリは何じゃ?強烈に甘いぞ。寿司粉でも使って、しかも砂糖いれたのか?ぐわっ!このわさび、粉のだまが入ってるよ。=不合格
④うどんは大丈夫だろう。たれをつけてと。 ありゃ、たれが・・・強烈に甘い。みたらし団子のたれか、これは?=不合格
⑤ぐへっ!こりゃ春菊じゃないの!なんでほうれん草のおひたしとか言ってもってくるんだよ。俺は春菊食えない!=不合格
⑥いやあ、良く冷えてるわ。この枝豆。しかも塩味がまったくしません。 =不合格
⑦豆腐は、まあまあ。さてと薬味をつけて・・・ ぐわあ!生姜を使うんだよ生姜を、こりゃ茗荷じゃない。=不合格
⑧うん。これはLAでやってたから、わさびとしゃりは別にしていいだろう。ぱくっ。あれ、甘いぞ、なんだこの甘さは。一個をばらしてみると茶色のものがまぶしてある。これなあに?うわあ、ピーナッツバターだあ。 =不合格

まあ、ここまで来ると芸術的な味とでも言いましょうか?良かった。俺金払わなくて。
オーナー、こりゃ、もう一度LAでオリジナル勉強したほうがいいわ。



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たーさんの裏街道を行く メキシコ編 Vol. 2

2005-12-25 | アメリカ編


メキシコはカンクンというリゾート地にいる。

リゾート地にいて一番困るのは食事。
同伴、グループが多いので、どこもかしこもファインダイニングばかりで高いし、ここまで来てファーストフードは勘弁して欲しいし、残念ながらメキシカンは何を食べてもピーマンが入るので、世界の料理の中で、メキシカンは天敵の一つ。アメリカのタコベルでコーラしか買ったことのないのは、僕くらいであろう。
考え抜いた末に、「そうだ。日本食の寿司がいいじゃないか。メキシコは魚が豊富だし、これだけのリゾートなら、
アメリカで働いていたメキシコ人が寿司屋くらいやってるだろう。」
メキシコ人は手先が器用なので、L.A.あたりでも安いところは、メキシコ人が握っていたりする。

早速ホテルのねーちゃんに寿司屋でおいしいところは無いか尋ねると、ホテル専用リムジン運転手君の家の近くにおいしいと評判のすし屋があるというので、運転手君の勤務が終わる時間に一緒に乗せてってもらうことに
した。

着いた。着きました。全てがスペイン語で書かれているがわかりまへん。
「店の名前が書いてあるんだろうけど、どれかわからないよ。なんて名前。」
「旦那、マグロという名前のようです。」
「て、ことはマグロをメインにしてるってことね。」
「そうでげしょう。」
「一緒に食べてけば。」
「滅相もない。高くてとても入れませんや旦那。」てなことで、運転手君にUS$10を渡し、帰りも迎えに来てもらうことに。

「ふーん。店のつくりはなかなかお勉強のあとが見られ、一応和風にはなってるんだ。」
とはいえ、タイの伝統舞踊の人形があったり、韓国のお守りがぶらさがったりしていて、オリエンタルの括りらしい。
昼間に少し飲みすぎたのと、久々に海辺でのんびりしていたせいで日当たりしたのか、体がだるいので、ちょっと寿司を頼んで、冷たいうどんでも食べよう。
「いらっしゃいやし。お客さんはもしやハポネスですか?」
「そうだけど。」 おお、久しぶりに日本人か?と聞かれたぞ。
「お飲み物は?」
「ビールをくれい。」
「かしこまりました。今すぐお持ちします。」
ビールが到着、米国スタイルに冷房が効いている店内で飲むビールがこれまた格別にうまい。
「旦那、お一人でしょうか?」 ビールを持ってきた店員が尋ねる。
「見たとおり。一人で来るもんじゃないね。カンクンは。」
「ははは、そうですね。 もし良かったらオーナーが少し話しをしたいといっておりますがよろしいでしょうか?」
「どうぞ、歓迎です。」

つづく。


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たーさんの裏街道を行く メキシコ編 Vol. 1

2005-12-25 | アメリカ編

L.A.からメキシカーナ、カンクン経由でブエノスアイレスへ。

これだけの長距離になると、STAR ALLIANCEの乗り継ぎが非常に便利だ。検索すると一発で出てくる。
待ち合わせの時間もそこそこだし、何よりマイルのたまり方が素晴らしい。
日本との往復は、日本側で手配し、L.A.で手配してもらった電子チケットを受け取る。
価格は・・・米ドル建てでアメリカで買うと、日本で手配する金額の約3分の1になる。
「たーさん。カンクンからブエノスアイレスは毎日じゃないから、どうせL.A.にいても週末だし、一日早く出て、カンクンで一泊してから行きなよ。」
現地のエージェントK氏の粋な計らいで、カンクンで一泊することになった。

カンクンはカリブ海と淡水の湖にはさまれたリゾート地だ。妙なホテルはいやなので、マリオットを予約。
世界各地で高いレートを提供しているマリオットもさすがにメキシコではそんなに高いレートを提示していない。
しかも、ここはどちらかというと滞在型なので、宿泊費は安く設定し、施設で金を稼ぐスタイルだ。
カリブ海を見ながら、映画“カクテル”風に優雅に一日を過ごそう。と考えていた僕の期待はホテルを出て、メインストリートに出た瞬間に打ち砕かれた。
右を向いても、左を向いても恋人同士。男性と女性のグループばかり。
そう、リゾート地にたった一人で来るなんてのは、まったくの間違いでございました・・・・・

昼間はまだまだ、暑いので、昼間は海辺でのんびりすることにしてホテルに戻る。
白い砂、どこまでも青いカリブ海、絵葉書にある風景のなかで、ぽつり一人でカクテルを飲みながら、本を読む僕。はああーー。

文句ばかりだが、海も、砂も、空も実にいい色だ。日本では絶対に経験できない風景と空気がここにはある。
風景だけではなく、風や、土地の雰囲気。そんな些細な全てが心地よい。

つづく。


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