「中国語もうまくなりたいよなー。でも発音の練習はつまんないしなー。」
上海に頻繁に出入りするようになって、日常の生活に不自由が出てきた頃、
いつも飲みに行く店で(ここに来るにもタクシーで、紙に住所と通りの名前を書いて
渡していた。)
その後お付き合いをすることになった、大卒の女の子が教えてくれたのがこれ。
十 四 和 四 十
十 四 是 十 四
四 十 是 四 十
不 要 把 十 四 当 四 十
不 要 把 四 十 当 十 四
「一日に必ず10回以上、声を出してやってみて。」
当日は飲みに行ったにもかかわらず、中国語教室になってしまい、
なんとか正しく発音できるまで、徹底的にしごかれた。
しかも、あっしの専属老師だけではなく、面白そうだと集まってきた、福建省・四川省・
安徽省・遼寧省出身のにわか先生達も集まってきて、交互に
「Repeat after me!」
(お前らも同じ文章だと、結構訛ってんじゃん!)
たーさん、是の発音はすごくいいのに、四と十がねえ・・・。
是の発音は英語のSureとよく似ているので、アメリカでもSureの発音はよい
と言われていたのが役に立ったようだ。
当時は全ては覚えられるはずもないので、慣用のセンテンスを一つと単語10ヶを
一日に覚えるというノルマを自分に課していたのだが、さらにノルマが増えた。
しかも、今使っている中国語のテキストを持ってきて、日数分の試験をすることに
なってしまった。
覚えたいのは山々だけれども、なんで試験までされにゃあならんの?てめぇらも
日本語と英語の試験したろか?と、言ってみると、一言。
「必要ないもーん!」
向学心ちゅうもんがないのか?君ら?
とはいえ、さすがに北京あたりに行くとにわか中国語では全く歯がたたなかった、あっしの
中国語もメキメキとはいえないけれど、結構上達した。 他にも早口言葉みたいなのが
いくつかあって、こちらも後日のレッスンメニューとなった。(次の機会にご紹介)
特に、発音とアクセントに関しては、くやしいけれど教えてもらったこのセンテンスが
こと日常会話レベルでは相当役にたったことをご報告させていただきましょう。
老師に感謝!
ご訪問有難うございます。
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昔話
「たーさん、時間があるなら球海まで来てください。 歓待します。」
今では、水魚の交わりともいうべきWさんから誘われて、中山という場所の港から香港に出ようと思っていたのだが、珠海まで行って珠海から香港に戻ることに。
さて、どうやって行こうか?
ちょうどこの時は、中山の市街地に近いホテルに宿泊していたので、ホテルで聞いてみると、中山国際大酒店というホテル前から珠海までバスが出ているというので、行ってみた。
「珠海まで一枚おくれ。」
「豪華(デラックスバス)か?」
「それがよろしかろ。」
「はい。ゴンベイ一枚。」
「いや、珠海まで・・・なんだけど。」
「だから、ゴンベイまでだっぺ。」 おっさんは訛っていた。
「ゴンベイってどこ?」
「ゴンベイはゴンベイだ。」
「うーむ・・・」
バス乗り場に着いても、行き先は珠海となっているのに、横には洪北行きと書いてある・・・。
今度は運転手に聞いてみる。
「珠海に行きたいんだけどね。これで行く?」とチケットを見せる。
「ああ、行くよ。 珠海のどこ?」
「えーっと・・・、銀都飯店ってホテルだけど。」
「ああ、通るよ。」
「ゴンベイってなに?」
「ゴンベイは珠海の中の地名だよ。繁華街さ。」
「なーる。」
バスの行き先も今ほど丁寧に描いてあるバスが珍しかった当時の話。
今では笑い話だけれど、当時はこの運転手が一番親切だった。
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中国でも北から華東の小麦文化の皆さんは、朝は饅頭ではなくパン食
というのが増えてきてますね。 いつかは世界の小麦も中国に食べつくされる
のではないかと余計な心配をしています。
さて、パン食の朝となると、
トースト2枚にジャムとバター、サラダ、牛乳、ジュース、珈琲+卵料理
というのが一般的なのでしょうが、中国の朝はちと違っている。
トースト2枚は一緒。
これにトマトと新鲜な酸奶(LG21のようなヨーグルトドリンク)というのが、
ニューリッチの朝食だ。
しかし、この酸奶、空腹のときに飲むと大変なことになるので、お気をつけて。
便秘に悩む女性には最適かも知れませんが、普通の方にはちと過激です。
いまではどこでも普通の牛乳が飲めるようにはなったものの、一昔前には牛乳というと、
こいつが出てきた。 結構長い間???と思っていたのだが、謎はとけた。
牛乳は腐りやすいので、あらかじめ発酵乳に加工して流通したというもの。
日本では当たり前の牛乳が、中国では生産者がいる地方以外では珍しい飲み物
だったというわけです.
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