食べるラー油が人気なんだそうな。
このへんの話になると、中国駐在の皆さんや足しげく通っていた人たちはというと、
「たーさん、あれ俺が流行らしちゃったかなあ・・・?」との発言多数。
ちょっとさあ、それ教えたのあっしじゃあありません?
確かにはまった皆さん、一時帰国の際に買い込んでお土産に配っていた人が多かったなあ。
実はこれ、中国の工場ではごくごく一般的な副食品なのであります。
初めて食べたのも、現地の皆さんと一緒に食堂でご飯を食べたとき。
いかにも辛そうなこいつをカレースプーンみたいな大きいスプーンでご飯にてんこ盛り
しているのを目撃し、根堀り葉堀り聞いたのがきっかけ。
帰りには食堂から2本お土産にいただいてしまったのであります。
東莞あたりでは中国のいろんな地域から人が出てきているので、工場の寮で出す
食事もバラエティに富んでいて、何曜日と何曜日は辛い料理、何曜日と何曜日は
辛くない料理といった具合。 四川や湖南、貴州の人たちは基本辛いのが普通
なので、辛くない料理の日にはごはんにこういったやつはどっさりかけて食べます。
中国の工場では一般的でしたが、日系の工場でこういったやり方をしているところは
当時そんなに多くなかったので、「中国の工場はこうしているよ。」と教えて
現物を持っていってあげたことも多かったんです。
実際、旧正月明けに帰ってこない連中の中には食事に不満があるというワーカーも
いるのは事実。同じ給料なら食事に気をつかってくれる社長のところで働きたい
ということでしょうかねえ?
写真は老干妈という貴州省の会社のお気に入り。
商品名は”风味豆豉油制辣椒”
少なくとも現地では10種類以上のバリエーションがあるのですが、いろいろ食べて
たどり着いたのは、ちょっとしょっぱい豆豉が入っているこいつ。
今でも、現地に行った人にはお願いして買ってきてもらいます。
(時にはサンプルと一緒に来たりしますが、誰の注文品かはすぐにわかってします。)
東京の中華料理屋さんや、食品商でも売っていないので、輸入して欲しいという声が
絶えませんが、ここのところ貴州までは行ってないしねえ・・・。
日本で売っている食べるラー油など、こいつらに比べればなんてことはありません。
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