マブダチJについて。
Jとは足掛け10年以上の付き合いだ。
どういうわけだか、気が合う。行動パターンも似ている。
仲良くなったきっかけは、彼が日本に来たときのこと。実に気の毒になるほどな風邪をひいていて、熱もあったのだが、ガッツで招待した宴の席にやって来た。
実は彼、あまり育ちの良いほうではない。
成功して、金持ちになったいまでも海老が彼にとってのごちそうという変り種。
このときも、それを知っていた僕は、あえて炉辺焼きの店に彼をつれていき、海老の塩焼き(日本のは大きいよね)をごちそうしてあげたのだが・・・ これが、気にいったようで、立て続けに6本を平らげてしまった。
まあ、風邪が治ればいいじゃんと思い、刺身も甘えびにしてあげたところ、なにしろ日本食に馴れていなかったので、わさびを固まりごと醤油皿に放り込み、ひーひー言いながら食べている。
結局最後は酔っているのか、熱でふらふらしているのか、わからないような状態でホテルに戻ったのだが。
その翌日。あーら不思議、あれほどひどかった彼の風邪がすっかり良くなっていた。
「おおJ,良かったなあ。すっかり良くなったじゃあないか?」
「いや、お陰さまで。昨日の薬が効いたみたいだ。」
「薬?」
「あの、緑色のやつさあ。」
「ありゃあ、わさび、っつって、刺身や寿司に使う食い物だぞ。」
「いや、あれは俺的には風邪の特効薬に決まった。」 まあ、いいけど。
この一件以来、彼とおいらの長く、ディープな付き合いが続いている。
勿論、彼がカナダのバンクーバーに留学していた、才媛と付き合っているときも一緒に食事に行ったり、遊びに行ったり、結婚式にも出席している。
彼は根っから香港人なので、カナダに長くいた彼女からハグされていたときも、一人で大騒ぎして、”変な人!”とか言われてた。
彼とは、仕事の関係がたとえなくなったとしても、俺、お前で一生続いていくんだろうな。
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