たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 No. 83

2010-05-16 | 上海回顧録


とにかく一番最初に上海に行った時には、ここいらへんなーんにもなかったんだよなあ・・・。
思えば、なんと長く上海にかかわってきたことか。





 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

フルーツメール -->

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 82

2009-02-15 | 上海回顧録




中国に来始めたことは全く気にならなかったのだが・・・・

そこそこ中国語ができるようになってくると、耳につくというか、気になって仕方がないのがこの表現。

「ふんっ!」

野郎共ももちろん使いますが、主にお嬢さん達が。
何か気に入らないことがあった時とか、嗜めるような時に、こんな表情でもって、思いっきり力を込めて言い放ちます。



曰く、
「何言ってんのよ!」
「違うでしょ!」
「聞きたくない。そんなの!」
「ばかじゃないの!」

街中でおばさんが亭主をとっ捕まえてこれをやっているのを見てみると、「ふん!」の力強さも、目力も、年季が入っていて大迫力。 他人事ながらその迫力にたじたじです。

顔立ちのいいお嬢さんがこれをやると・・・、や、結構可愛いもんです。

 ご訪問有難うございます。



※ スポンサーサイトもクリック


たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 81

2008-10-19 | 上海回顧録




上海に出入りしていた時分、一時はよく訪れていた場所。

周荘

上海からは車で1時間ちょいで着いてしまう場所ながら、言葉が喋れないと一人ではいけない場所ということもあって、日本に留学していた上海人や、仲のよい現地駐在などと週末を過ごしに行く。
と、言うことはいろいろお楽しみもあることはあるのだが、ぼーんやりとそこいらをうろついたり、宿でごろごろして、食事をとるときだけ、外に出るという怠惰な生活をしにいくのだ。

メニューは殆ど決まっていて、
・ 卵とトマトのスープ
・ 川海老の料理
・ 豚の角煮
・ 揚州炒飯
・ 街の食堂の本日のお奨め料理
・ 街の茶館で運河を見ながらボーッと・・・

宿は、高くなくてもいいから、バスが充実しているところ。
バスタブがついてて、スチームが出るようなドーム型のユニットがついていれば最高だ。

当時の上海はビデオを早送りしているような状態で、一時は4倍速などといわれていたけれど、身を現場に置いてみると、8倍速はあったはずで、現地の移りゆく速度についていくのには、なにをするにもスローになってしまった、日本とは全く違う動きをしなければならなかったので、神経が消耗して、週末にはズタボロと化していることも1度や2度ではない。

もちろん、癒していただけるお嬢さんもいることはいるのだけれども・・・、本当に疲れきってしまった神経を癒すには、自然の中か、景色のいいところで、一人になるしか手段はないのであります。
「誰にも知っている人に会いたくない!」
と切実に思うんですよ。こんな時は・・・。
(行き詰ると、2-3日誰とも連絡せずに行方不明になるという社長を知っているので、その気持ちがわかったりするわけです。)









昼は昼で散策などして、のんびりと。夜は夜で、いろんなお楽しみが可能です。
中国語が話せるようになってから、手に入れた極上の息抜き・・・。

 ご訪問有難うございます。



閑話休題 中国の下着事情 その12

2008-10-18 | 上海回顧録




下着事情・・・、になるんでしょうね。

中国の女性が欧米なみのド派手な下着をつけても、結構似合ってしまう理由。
やはり、体の線が丸いんだろうということなんです。 何千年も椅子の生活をしていると、ややもすると、欧米よりも完璧なプロポーションがでてくることがあるようです。

特に、足の綺麗さときては、日本人・韓国人は完全に“負け”です。残念ながら・・・。






 ご訪問有難うございます。



※ スポンサーサイトも見てね。

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 80

2008-10-17 | 上海回顧録




上海のクラブ。

カラオケも飽きるし、日式のクラブも、いい加減人間関係が面倒臭い。
そんなときには、衡山路あたりのバーやクラブ(と言ってもディスコか?)に現地の連中と繰り出す。
なんにも考えないで、騒ぐだけ騒ぐのだが、こういったお嬢さん達が多数いて、”お酒”を目当てに結構群がって来ます。

どこの国にも外国人好きというのがいるもんで、結構楽しめます。




ただし、時には病気を持っているようなお嬢さんもいるようですから、気をつけましょう。
“注意一秒、怪我一生!”です。

 ご訪問有難うございます。



たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 79

2008-10-07 | 上海回顧録




上海の夏は暑い!

どの位暑いかというと、日中はとてもじゃあないけど、スーツを着たままでは外に出れない。
移動はというと、お抱えの運転手がいるので、バッチリとクーラーが効いているし、オフィスは個室なので、省エネなんぞ、なんのその、ガンガンにアメリカ・香港設定で冷やしている。当然、食事もそのあとの飲み会の場所もクーラーが効いているので、殆どは問題ないのだが・・・。

それでも、少しの間は猛暑の外に出るし(ランチとか)出たり入ったりすると、温度差は間違いなく、10度はある。 事務所だけだと、軽装で出入りするから問題ないのだが、今回は先客万来、アポもあるし、夜のお付き合いも結構多いので、スーツにシャツ、ネクタイといういでたち。

2週間もこんな生活をしていたら、すっかり体調を崩してしまった。
いわゆる、夏バテと夏カゼを一緒にわずらってしまったようなものだ。

幸いホテルは事務所に近いところだったので、昼と晩飯は現地の女の子が弁当を買ってきてくれるし、夜中は、彼女が夜食を作って訪ねてくれたので、快適な病人生活を3日間ほどしていた。

夜になって、決まりのノックでもって預けてあるカードキーで入ってきたM。
なにやらガッサリとタッパーの入った袋を提げている。

「それなに?」
「夏バテに効く食事。」
「して、何がはいってるの?」
「えーとね。」
「もやしでしょ、きくらげ、大豆、黒豆の煮た奴、魚の煮付け、それから、飲み物はトマトジュースと牛乳。」
「何だその健康生活メニューは?」
「やっぱり、体が弱ってるときにはこういうのが良いんだってさ。隣のおばさんに習った。」
「ふーん。」









着替えを済ませて、のろのろとお食事をいただく。
さっぱりしていて、なかなか食べやすい。
Mの話しによると、隣のおばちゃんは、毎朝太極拳に行っている、スーパーばーちゃんで、いつも元気で
ピンピンしているという。ドアを開けて料理をしていたら、話しかけてきて、今日の料理と相成ったそうな。

他にもこんなものが、夏の暑さにはよいのだそうな。

椎茸

犬の肉(騙されて食べさせられたことがある)

レモネード



かぼちゃのお粥


「さあ、食べたら今日はおとなしくすぐ寝ないとねっ!明日はかぼちゃのお粥作ってきてあげる。」

異国の地で寝込んでしまうと、こうして世話を焼いてもらうのが、一番嬉しい。

 ご訪問有難うございます。



たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 78

2008-05-13 | 上海回顧録



代理店会議の開催2

かくして、手下の段取りの言いなりに会議を開催。

相当な人数になってしまったので、マイク使用で座ったままでの会議スタート。
これじゃあなんだか、全人代の総書記になったような気分だ。

前回の会議のときに皆さんに約束していたので、今回は挨拶、年度方針や、目標設定、表彰の段取りまでの、おいらのご挨拶はすべて中国でやることになっているのだ。(笑った奴はチェックしといて、あとでぶっ飛ばす!)
こいつは営業補助の女の子(日本語が喋れる)と3日も前からマンツーマンで練習していたので、一応原稿は用意しているものの、さすがに原稿なしでも大丈夫そうだ。

4時間に及ぶ代理店会議もそろそろ佳境に。
最初から最後まで、中国語だけでの会議。

やっと終わった会議のあとは、お茶での休憩をはさんで、今度は宴会場に移動。

こっちは乾杯の音頭だけなので、楽なもんです。

料理の基本は杭州菜と呼ばれるものだが、中国各地から来ている人たちのためにあちらこちらの代表料理を混ぜてもらっている。
2本分の冷蔵庫一杯に冷やしたビールと、いまだに冷やした飲み物は体に悪いと思っている、一部の人たちのために常温のビールと紹興酒、そしてとどめの川酒(白酒)。お嬢さん達のためにワインとジュースも用意してありますなあ。 今回は乾杯の乱痴気騒ぎにならないように、何人かのお嬢さんを雇い、酒が切れないようにしてある。



2時間ちょいの宴会で、参加者全員が酔っ払い集団になってしまったものの、これだけでは終わらないのが中国の怖いところ。
5つのエリアに分けてある販売地区担当営業の案内でそれぞれ設定してあるカラオケに繰り出していく。
いずれも上海では名の通った、カラオケだ。

特別市のグループはあっしと一緒。
お膝元の代理店の社長にバトンを渡したあとは、この5軒を順番に回らなければならない。
5軒を回って、振り出しに戻らないと解放されないというのは、殆ど拷問に等しいけれど、すべての会社の
忘年会・新年会にお付き合いはできない出張ベースの身分としては、ここはきっちりこなさなければ。

ながいながい一日。普段は厳しい顔つきの社長連中も今日ばかりはとってもいい表情です。

 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 77

2008-04-01 | 上海回顧録



代理店会議の開催1

アメリカでの代理店会議を参考に、中国での代理店会議もいわゆる観光地と呼ばれるところで、会議を開催していた。まあ、会議が終わったあと、あるいは始まる前の数日は自由に楽しんでもらおうという配慮。

とはいえ、社長連中はともかく実際の営業担当も参加させる大掛かりな会議となると、まだ上海にも行ったことがないという担当営業が多数なので、まずは表彰を兼ねて上海で開催することに。

社長連中は当然飛行機でやってくるのだが、その他大勢は列車やバスでやってくる。
ホテルの宿もツインの部屋を二人で使用することになる。最初はこのスタイルになかなか馴れなかったが、
現地の社員に言わせると、

「なあ、折角くるんだから一人一部屋でいいんじゃないか?」
「たーさん、駄目ですよ。一人一部屋は社長だけです。そのほかは二人で一部屋にしないと。」
「まあ・・・、大した額じゃないし・・・。」
「実際に来る連中にとっては、大変な金額ですよ。下手するとバス代よりも高いんですから。」
「じゃまあ、よろしくやっといて。部屋割りできたら持って来て。」
「わかりました。」

てなことで、役職や出身まで調べ上げて部屋割りをしている。確かに現地での出張や営業ツアーでは、一泊3-40元の宿に泊まっているような連中もいるというのは知ってたけど・・、そんなものか。
上海人のプライドも少しはあるのかもしれないけど・・・・。

会議が終わったあとの宴会くらいは、奮発しようと、予算を多目にとっていたのだが、こちらも現地スタッフからの添削が。

「駄目ですよ、これじゃあ。段取りはこちらでやっておきますから。テーブルを回る順番も図にしておきますから、その通りに回ってくださいね。」

「よくわかりました。」

もういいや。ごちゃごちゃ言わずにお前らよろしくやっとけのスタイルにしよう。

 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 76

2008-03-30 | 上海回顧録



メイとの楽しい上海生活

週末の疲れと、メイの自宅での家庭料理での宴で大酔してしまい、寝てしまったのが10時チョッと前だったので、朝は差し込む陽射しで目が覚めた。 まだ、えらく早い時間だあ。
横を見ると、なんとメイが寝ている!おいおい、大丈夫か?

おいらが起き出したので、目が覚めたらしく、聞いてみると・・・、
おいらが寝てしまったあと、お母さんもすぐにはじゃだまま奥で寝てしまい、Cと二人で紹興酒をチビチビと飲んでいたという。 結局Cも酔っ払って、メイの部屋にそのまま寝てしまったので、こちらに来たというわけ。

「ばれないか?」
「平気、平気。Cと一緒に寝てると思ってるわよー。」 度胸あるなあ。

下に降りると、お母さんがお粥を炊いてくれていた。
しめしめ、また漬物が食べられるわけだ。 お母さんの漬物は殺人的にうまいのだ。

Cがやっと起き出してきたのは、迎えの車が到着してからだった。
一人だけ、ご飯も食べれず、スッピンでお出かけだ。

今日は、大王峰と九曲溪の川くだりの予定。

外は実にいい天気で、絶好の観光日和。
のんびりと一日過ごしましょう。








時間はあったものの、山登りで足はもうガクガク。到底他のスポットに行く余力は残っていない。
こんなに足がパンパンになったのは、五峰山や北京の長城以来だ。

エアーサロンパスが欲しい!
(家に戻ると、よく効くと”奇正”というチベットの膏薬を貼ってもらいました。いやー、ホントに効くわ。)


 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 75

2008-03-29 | 上海回顧録




メイとの楽しい上海生活

週末の仕事も順調に終わり、打合せ先の皆さんが泊まって行ってくれ。といのを(当然そのつもり、で来ると思っていたらしい) 「今日はどうしても帰る。」と振り切って、飛行機に乗る。
まあ、確かにどうしても帰ると言ったって、時間を考えると、先方がいぶかしむのも無理はない。

フライトはたったの35分。離陸したら、もう降りるという感覚だ。
地方都市の空港のこととて、おおがかりなバスターミナルと大差はない。

ゲートを出ると、メイとCがなかなかいい表情で出迎えてくれた。やっぱり地元だと違うなぁ・・・。

こちとらは、メイの自宅に宿泊するというので、ちと緊張気味だというのに。
タクシーで到着してみると、なかなかに立派な家。
まわりのれんがの家に比べると、相当立派で、さすがにお父さんは地元の有名人だっただけはある。
華東地区で昔はやった万元戸の家のようなつくりだ。1Fはリビングとダイニング、奥に寝室、2Fが3つほどの寝室がしつらえてある。家の前にちょっとした庭兼畑もあって、過ごしやすそうだ。(日本でこんな家を作ったら、8千万円位かな?)が、しかし、トイレは水洗ではない・・・。

お母さんは、日本語教師という触れ込みのおいらを下にもおかない歓待ぶりだが、体の調子はあまりよくないらしく、食事の支度はメイとCが一緒になってやっている。
お母さんの会話は福建省の言葉というよりも浙江省の言葉のほうが近いので、聞き取りやすい。

ひとしきり先方の母上と話をしたあとは、お食事。

メイとメイのお母さん、おいらの3人だけの食事かと思うと、気が重かったのだが、今夜はCの一家も合流し、総勢7人でのお食事。案の定、Cのお父さんとお兄さんに飲まされてしまう。 土産にと、白酒と黄酒を2本ずつ買ってきたのが仇になってしまった。

メニューは、きのこや筍、鶏の料理が中心。
味ももろに福建省というわけでもなく、そこはかとなく、浙江省の田舎や江西省に近い味付けだが。
あれあれ、にらやピーマンはところどころ入っているけど、葱や香菜が入ってない。

「武夷山料理って使わないの?」 聞いてみると、
「抜いた。どうせ食べられないでしょ。」だと。有難や、有難や。

上海でもメイの冷蔵庫から失敬していた、メイのお母さんが作る漬物。ここでは、所せましと並べられていて、(多分、おいらが好きだということが伝わっていたのであろうが)お母さんが得意そうに解説している。
うーん、確かにうまい。蔵出しのうまさかねえ。
程よい辛さで酒が進んでしまい、Cの親父さんがフラフラになったのを頃合に部屋に引き上げることに。
親父さんは明日の夜も飲みましょうと上機嫌だ。

回りが暗いのか、外は月明かりがまぶしい位だ。

おやすみなさい。

 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 74

2008-03-27 | 上海回顧録





ホテルに戻ってからは、週末の打合せ。
どうにも、先方の実家に泊まるというのはちょっと納得がいかないけれど、ま、2人きりならともかく、3人連れならなんとかなるでしょう。

プランとしては、彼女達は先に現地に到着し、おいらは福州での仕事を片付けて、夕方の飛行機で武夷山に到着するので、彼女達が迎えにきてくれて、そのままメイの家でお食事。夜はCも一緒にメイのうちに泊まり。 翌日は山歩きと川くだりというメニュー。
2日目の夕食はCの家で食べるというところまでは、OK。
日曜日は空港で落ち合って、一緒に上海に戻ろうということに。

説明しながら、CHINESE WRITERがはいっている僕のノートPCで手早くスケジュール表を作っている。

「あたし、明日はCに鍵を戻しがてら帰るから。夜はどうするの?」
「明日は代理店と食事会だからおそくなるだろう。」
「じゃあ、部屋で待ってる。Cとプランの打合せと飛行機の予約しとくから。」
「よろしく。」
「さあて、大体プランも決まったし、寝よっ!」

まあ、さすがにもと旅行社勤務。 手際のいいこと。

 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 73

2008-03-24 | 上海回顧録




メイとの楽しい上海生活

店に3人で到着。

店は珍しく空いていて、ママも座りこんでしまい、4人でワイワイ飲むことに。
メイはあまり飲まない性質なので冷静そのものだが、ママとCは大分酔っ払ってしまっている。ママが自前で
もってきたワインを殆ど2人で飲んでしまった。

「あー、今日はもう酔っ払っちゃったわねえ。先に帰るからあとはよろしくね。」
店が暇なのをいいことに、散々飲んだ挙句、ママは先に帰ってしまった。いいのか?こんなことで。

「ねえ、たーさん。今回はいつまでいるの?」
「んん?来週一杯くらいかなあ・・・。まだ、決めてないけど、一度福州にも行ってこないとなあ・・・。」
「えっ?福州に行くの?」
「うん。まあ、木曜に出て、金曜日には帰ってくるかな。」
「じゃあさ、メイも一緒に一回帰ってこない?」
「???」
「だから、福州からなら家も近いから一緒に行きましょうよ。」
「店は?」
「休んで。」
「週末に大丈夫かあ・・・?」
「大丈夫よ。ねえ、メイも一緒に行こうよ。」
「あたしは構わないけど・・・。」
「たーさんは?」
「ま、そりゃいいけど、近くにホテルはあるのか?」
「あーら、ホテルなんて。メイの家に泊まればいいじゃない。そしたら、一緒にごはん食べれるし。」
「はあっ!?家に泊まる?そりゃ、まずいんじゃないか?」
「うちは平気だと思うわ。日本語の先生が遊びに来たっていえばね。」
「たーさんは初めてだろうから、川くだりでもして、のんびりして来よう。気晴らししないと。ねっ。」
「まあ、それもいいかあ・・・。メイは?」
「行きましょうよ。」

てなことで、急遽お二方の田舎へご一緒するはめに。
Cは相当ストレスが溜まっていたのか、飲みすぎてふらふらになった挙句、歌うは踊るはの大騒ぎ。
店が空いているし、ママがいないからいいようなものの、普段なら大変だ。
しまいには、おいらの前に来てスカートをたくしあげて頭にかぶせてみたりと、ご乱行の限りをつくしている。 
(が、しかし目の前に逆△の赤い下着があるのも悪くはないが・・・。)

いい加減にせえ!

見かねたCの保護者でもあるメイ
「あたし、Cをアパートまでつれて帰るわ。」
「俺も行こうか?」
「お願い。途中で寝ちゃうかも。」
ママに電話を入れてみるが、出ない。どうやらママも寝てしまったらしいので、少し早いがこのまま帰ろう。
いまや、着替えることもできなくなっているCの服とバッグをメイが持って、タクシーでCのアパートへ。
一緒についてきたのは正解で、アパートの階段を途中まで、あがったところで、あえなくダウンしてしまったC。
あとは仕方がないので、人攫いよろしく肩に担ぎ上げて部屋のある階まで。(階段がせまいのでお姫様だっこはできないのだ。)

やっとこさ、ベッドに運びこんでやれやれ。
メイはおいらがいるにもかかわらず、彼女の服を脱がせて寝かしつけている。
うーむ、このへんがおおらかというのか、なんというのか・・・。

「さーて、帰るかぁ。」
「泊まってってもいい?」
「もちろん、いいよ。週末の打合せもあるしね。」

ともあれ、酔っ払いも寝かしつけて一件落着。

 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 72

2008-03-23 | 上海回顧録




メイとの楽しい上海生活。

彼女の一番の親友C。
彼女とは同郷の幼馴染で、見た目はスレンダーながら出るところは出ていて、長髪・ベビーフェイスときては、もてないはずがない。 
知っているだけでも、4-5人は手玉に取られていて、プレゼント攻勢やら、旅行へのお誘いやら。当然電話のカードなども山ほど巻き上げてあるので、ご相伴に預かったりして。

店に出ているので、当然“手玉”の方達は彼女とお話したいばかりに、
「今日はいそがしいから○時頃来てね。」
なーんて電話で言われて、ほいほいその時間に出かけてくるという寸法であります。

メイと珍しく外で食事をしたときに、これまたいつもはおじさま達とデートの時間なのに、一緒についてきた。

「たーさん、こんにちは。あたしも一緒に来ちゃった。」
「おお、珍しいなあ。 一緒に食事なんて。」
「今日はねえ、珍しく誰からも電話がなかったのよねえ。」
「Cさあ・・・、相変わらず、あちらこちらやってると、そのうちひと悶着おきるぜ。」
「平気平気。知ってるもの。」
「何が?」
「いろいろあるって。」
「それでも皆さんが通ってきてるのか?」
「そうねえ・・・。」

しっかりしろ!日本男児!こいつだけが女じゃないぞ!

「あたしもそろそろメイみたいにステディが欲しいなあ・・・。」
「無理だろ。結構貢いでもらってるんだから。」
「あたしだって、物よりも心が欲しいわよ。」
「ふーん、まだそのへんは理性が残ってるんだな。」
「理性って何よ、理性って。あたしはいつでも、真剣よ。」
「うん、でも外見からは到底想像がつかない。こうして一緒にいても時々はじけるしなあ・・・。」
「ちょっと!メイ何とか言ってよ。幼馴染のピンチよ。」
「うーん。言おうかなと思ってたことをたーさんが言ってくれたから、ちょっと感謝かな?」
「なによ。メイまで。」
とはいえ、根はすごく、すごーく、優しくて素直だということは先刻承知しているので、自分でも考えてはいるのだろう。相変わらず、ぎゃーぎゃー騒ぎながら楽しくお食事。

今日は、Cも同伴がないというので、一緒に行こうということになり、ママに電話すると、
「いいわよー。」と、ご快諾。

のんびりと3人でお店に向かう。

 ご訪問有難うございます。




クリアな原音を再現する
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可
価格29,400.-


Copyright © 2005-2007,2008 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 71

2007-12-07 | 上海回顧録



上海の女性というと、丸い曲線でちょっとぽっちゃり系の美人という印象。

上海のお嬢さん、メイの友達に浦東生まれの上海人がいるのだが、何故かこの女の子、一度も僕らと一緒に食事に行ったことがない。
その話を聞くまでは、まあ、なんとなく嫌われてるんだろうなあ・・・。と思っていたのだが。

ある日、例によって昼から、皆で鍋をつつきまわしながら、その女の子の話になって疑問が氷解。

「あの子も不幸よねえ・・、こんなおいしい鍋が食べられないんだから。」
「おお、それそれ、いつもあの子だけ来ないねえ・・・。」
「あらっ?たーさん、話してなかったっけ?彼女は普通の料理が食べられないのよ。」
「ええっ!どういうこと?」
「彼女ねえ、泡飯しか食べられないの。」 
(泡飯というのはかけご飯のことで、日本でいう中華丼も泡飯、蟹玉丼もこの仲間)
「じゃあ、別に一緒に来ればいいじゃんか?」
「泡飯と言っても、彼女が食べられるのはほんとの泡飯だけよ。」
「てえと、田舎の工場かなんかでワーカーが洗面器みたいのに、ご飯に汁かけて食べるあれか?」
「そう。」
「だって、そんなに具が多くないのに、どうすんだ?」
「あらあ、たーさん、泡飯やお粥の副菜なんて、たっくさんあるよ。」
「そうかなあ?」
「いつも、メイんとこで冷蔵庫の漬物食べてるじゃない。あれもそうだからね。」
「ああ、そうか。でも栄養がなあ・・・、偏るんじゃあ・・・。」
「煮込んだり、湯(スープ)をかけてるみたいだから、そうでもないんじゃない?」
「ふーん。」
「ご飯食べたあと、どんなのがあるか、見に行く?このむこうの市場にあるわよ、売ってるところが。」
「いいね、面白そうだ。どんなのがあるんだろう?」

てなことで、食事を終わってから、わいわい言いながら市場まで歩く。
みんな、あちこちから来ているので、おらが村の泡飯用副菜の自慢合戦だ。どこでもあるのはやっぱりザーサイと白菜を使ったものらしい。


で、市場で拝見したお粥や泡飯のつけ合わせ。

「どう?」
「日本の漬物売り場みたいだ。これだけあれば、お粥かご飯さえあれば大丈夫だあ。」
「省や地域ごと、お母さんから伝わったものを入れると、多分もっとあるわよ。」
「そういえば、メイのお母さんの漬けたやつはお目にかかったためしがないもんなあ。」
「私をお嫁さんにすると、毎日食べられるわよ。」

「うーむ・・・。」

どうやら、話が違うところへ行きそうだから、この辺で退散するとしましょ。



 ご訪問有難うございます。



スポンサーサイトへのクリックも激しくお願いします!


タイムドメインが表現するヌーディサウンド
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可


”たーさんの裏街道を行く!!” はエアーズモールを応援しています。

Copyright © 2005,2006,2007 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 70

2007-11-05 | 上海回顧録




上海もここ10年、とんでもない開発ですっかり大都会になっちゃいましたが。

ちょっと裏の路地に入ると、まだまだ田舎の風景が広がっていました。

車も入らない小路で遊ぶ子供達


昔は住宅の一角にこの電話が一本あっただけ


食事は外で


近所でちょっと腹ごしらえ


今でも見ることができる馬桶(住宅用おまる)毎朝、おばさんが回収して洗います


 ご訪問有難うございます。



スポンサーサイトのクリックもよろしく!


タイムドメインが表現するヌーディサウンド
BAUXAR MARTY 101
iPOD接続可


”たーさんの裏街道を行く!!” はエアーズモールを応援します。

Copyright © 2005,2006,2007 Ta-san, All rights reserved