たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く シンガポール編 Vol.1

2005-11-30 | シンガポール編


堅い話だけではつまりませんね。
今日は、おまけでシンガポールをつけます。


サザンクロス。 いーい響きですねえ。
シンガポールはいろんなビジネスの関係があって、訪問回数は通算30回を超える。

とはいえ、これだけの都会だと、食事代等々もかさむので、いきおい先方の誘いに乗っかっていろいろな場所で食事をすることになるのだが、これだけではすまないのが華僑系の皆さんの厳しいところ。

今日は夜到着便だったので、先方の営業が空港まで迎えに来てくれた。
ホテルでチェックインし、近くの蟹屋さんで食事。私はタバコを吸うので、シンガポールではいつも、外での食事となる。 6時間以上の禁煙タイムを経て、食事後の至福の喫煙タイムだ。ふーー。
さすがに夜になると少し風も涼しくなって、南の匂いが充満している感じ。

2本目のタバコに火をつけていると、
「たーさん、今日はうちの役員が会いたいと言っているので、もう少しつきあってもらいますよ。」
「いやあ、折角ですが、もう遅いし明日にしませんか?」と私。
「だめです。実はもうある場所で待っていますので、これからすぐに行きましょう。」

シンガポールは狭い町なので、せいぜい3-40分も走れば、そこそこの場所には行けてしまうので、こうなるとなかなか断れない。 カローラは行く。夜の街を行く。
心地よいゆれで少し寝てしまったらしい。 「着きました。」と彼。
ビルの駐車場だが、どこだか検討がつかない。「あーあ、もしやORCHARDあたりまで連れて来られたか?」と思いつつ、あとを付いてゆくが、どうも違うようだ。

「ん、エ、エミネントプラザ。 何故こんなところに・・・・ やばいぞ、こりゃ。」
そうです、シンガポールにいる人なら知らない人はいないほどの、有名な場所であります。
黒服に連れられ、部屋に通される。すでに数人の野郎共とそれと同数のお嬢様が座っております。
「やあ、ようこそ、おいでくださいました。」と、ふんふん、これが役員の方ね。
「お招きのまま、大変申し訳ない。」と、私。
さすがの私もカラオケの部屋で名刺を交換したのは今回が初めて。他の人間も始めてあう人たちばかり。「今日はお疲れでしょうから、何も考えずに飲んで騒いでください。」と、にっこり笑う役員のF.とはいうものの、ここはそんなもんじゃなかろうもん。営業担当はもう長いので、私のタイプは飲み込んでいて、すでに外でお嬢さんを4-5人引き連れている様子が気配で伝わってくる。
「来たー。頼むよ、初日だよー。」

「ハロー!私シンディです。よろしくね。」 私の隣に座っていた役員が何事が耳打ちしている。やばいぞ。「オー、あなた日本人。 お○○○、やるやるね。」 妙な日本語を操り、いきなりソファに立ち上がったと思ったら目の前に立ちはだかり、いきなり下着を下ろす。 「もう、いきなり勘弁してくれ。」
とはいえ、先に来ていた彼らはすでに相当できあがっていて、10分も立たないうちに、いわゆるどんちゃん騒ぎ。

夜は更けゆく、更けていく。

「おーい。誰か帰るって言ってくれえ。 俺、まだなーんにも仕事してないよー。」




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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 3

2005-11-30 | フライト編
毎年のことだが、ドイツへ行く。
あまり偉い人たちとは行きたくないが、ある年社長をお連れすることになってしまった。
当然、これだけ長いこと海外言ったり来たりしていると、そこいらの旅行社よりも詳しいし、駆け出しのツアコンなんざあ、小僧同然。 至れりつくせりのアテンドで、飛行機に乗り込む。
よしよし、フランクフルトでは40分くらい乗り継ぎに時間があるから、十分などと時間計算しつつ、社長にはビジネスで我慢してもらい、フランクフルト経由で目的地へ。
ルフトのすっちいにお願いして、日本人スタッフにかまってもらえるようにしてもらったし、こっちは気楽にエコノミーに乗っているので楽勝ペース。

のはずだったのだが・・・・・
フライトは遅れに遅れ、50分近くロスしている。
「やばい、これでは素人連れての乗り換えは厳しいかも・・・」
フランクフルトに到着するなり、「社長、申し訳ありませんが時間がありません。よって、ちと走ることにします。」
ご存知とは思いますが、フランクフルト空港はとにかく広い。(成田も見習え!)
社長が走る。私も走る。おんなじ状況のドイツ人も一斉にスタートダッシュ。

ゲート到着は出発時刻15分前。やれやれ、間に合ったか?
が、しかし・・・・ゲートは既にクローズ。定刻5分前にスポットを離れていく。
「何故だ?ルフトは遅れることあっても、定刻前に閉めるなんて!!荷物はどうなってんだ!!」
係員がへらへら話しをしていたのもあって、ぶちきれた私は、
=ここからは、映画ダイハードあたりのばっちい英語を思い浮かべてくだはい。
「おい、成田でチェックインしてチケットもあるのに、なんで待ってないんだ?しかも15分前に着いてるのに何で乗れない?国際便の遅れに連絡する便は待つのが道理だろうが!」
「いや、お客さん、キャンセル待ちの方もゲートにいたので、乗せちまったんで満席です。」
「ふざけんじゃねえ!次の便は保証するんだろうな!」
「空席があれば、乗っていただきやす。」
「荷物はどうした?」
「成田でチェックインされたんでしたら、この便に乗っかってるはずです。」 ぶちっ!!
「てめえらじゃあ話になんねえや。ディスパッチャー出せ、ディスパッチャーを!!」
しぶしぶ、トランシーバーで連絡をする係員。
「旦那、何かトラブルですか?」 紳士然としたディスパッチャー到着。
金髪に青い目、長身、小さい顔のハンサムな男だ。日本女性ならいちころの風体。
「おう、実はかくかくしかじかだ!」
横では、やりとりが分からない社長が、ひどく怒っている私を見てびっくり、おろおろ。
「しかし、たーさん、空席が無いことには手前共としましても・・・」
「ばーろー!キャンセル待ちは乗せて、チケット持ってる人間は乗せられねえってか?!」
「よーし。そんなら仕方が無い。急ぐ旅だ。目的地まで車を用意しろ。」
「そいつはご勘弁を・・・」
「いやだ、いやだで通る世間じゃあねえ。はっきりしろ!」
「それでは、次のフライトまで2時間ありますから、ラウンジでお休みいただき、30分以内に次のフライトに乗れるか、どうかご連絡するということでは如何でしょうか?」
「わかってんじゃねえか。やることは。よーし、お前がじきじきに来いよ。メッセージじゃ信用できねえ。」

てな、やりとりでやっと次の便のビジネスクラスで目的地に到着。(ちなみにチケットはエコノミー)
空港ではうすら寒いBaggage Claimのベルトに社長と私のトランクが2つだけくるくると回っておりました・・・・



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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 2

2005-11-30 | フライト編
身を削る。 という言葉を身をもって知ったのは、フライトマイレージ。

UNITEDのマイレージグレードには一般、シルバー、ゴールド、1Kとあるのだが、削った身の分だけのことはあって今は1Kのライフメンバー。どこに行くんでも、STAR ALLIANCEのフライトであればそれなりの待遇が受けられる。
UAに乗ると、機長から名刺に「フライトをお楽しみください。」なんて、メッセージが届けられたりする。

空港のゲートでも、係員が、「お子様連れのお客様、ファースト、ビジネス、スターアライアンスゴールドのお客様はお先にどうぞ。」とアナウンスしているあれだ。 エコノミーチケットでも即乗りできるし、ラウンジは使い放題、うまく席が空いていれば、ビジネスにしてもらえることも多い。チェックインの際も最優先。
が、ここに至るまでの道のりは、エコノミー出張が圧倒的に多い僕にとっては、荊の道であった。

ほぼ毎月の米国・中国出張、世界一周チケットが3回、南米が6回などなど、しかもこれとは別に近場の香港や上海はJALを使うこともあったたので、相当な厳しさ。
座席で体操して防ごうエコノミー症候群、なんてのは通り越して、通路を徘徊するエコノミー中毒?

たまりにたまったマイレージがとうとう800,000を超えたけど、結局使う時間(休暇がとれない)がないので、そのまんま。

いつの日か有給休暇をとって、がっちり消化するぞ!!


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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 1

2005-11-29 | フライト編
ここ7年間は世界中を飛び回って過ごした。

日本のパスポートを増刷1回だけ、40ページが使えるわけだが、中国のVISAで5ページ、ブラジルのVISAで
1ページ(ブラジルは3回行っているが、日本で取ったのは1回だけ。これにはストーリーがあるので、また後で。)使っているので、残り34ページ。本当は使って良いのかどうかわからないけど、AMENDMENTS AND ENDORSEMENTSのページも3ページはスタンプされてしまっているので、いまさら数えるのも面倒くさい。

いずれにせよ、10年ものの赤いパスポートは格好悪いのもあるけれど、何の意味もないので5年ごとに更新。
世の中は、日本航空も加盟しているONE WORLDと、ANA加盟のSTAR ALLIANCEがあるが、サービス、乗り継ぎの便利さ、価格面ではSTAR ALLIANCEが群を抜いていると思う。
僕はUNITEDカードホルダーでSTAR ALLIANCE派だ。

ご承知のとおり、これだけ飛行機に乗っていると事故の一歩手前や、乗り継ぎのトラブル、機内でのトラブル等々、話は尽きない。
フライト編では、移動、乗り継ぎ、VISA、出入国に関するエトセトラを綴っていきます。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 10

2005-11-29 | 中国編
吉林も今日が最後。

ミーティングも無事に終わり、ほぼ受注というところ。あとは上海で先方の総経理に了解をもらえばOK。
日本から同行の皆さんを労う意味で、ホテル内の高級レストランで上海のW氏が食事に招待してくれた。
指定の時間にレストランへ行くと、すでに皆さん揃っていたが、ちょっと違和感がある。
何だろう?
そうか、ホテルのレストランというのに、殆ど客がいない。しまった。料理はあまりおいしくないのか?
中国では、食事をするなら混んでるお店。という言葉があって、なるほど、混んでいる店ほど料理はおいしく、
しかもサービスも行き届いている。
まっ、招待だしホテルのことだから、無茶苦茶な料理じゃないだろう。
たかをくくって、席につく。招待主賓の立場なので、料理を選ばなければならない。
まず、茶を頼んで、と。
んん?馴染みの料理名がひとつもないぞー!
???
「W、どうも料理名がわからないので、選びようがない。見繕ってくれませんか?」
「いいですよ。」とW
さすがに中国でもエリートのW。すらすらと注文を決めていく。
日本からの同行者にわからないよう、中国語で尋ねる。
「W、何を頼んだの。」
「私にもわかりません。」ええっ!!
「なんだって!?」
「なんとなく、肉と海鮮系のものは頼みました。あっ、スープはたーさんの好きな白菜のがありましたので、それに
しましたよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
料理が運ばれてくるたびに、Wはこれは何?何を使っているの?と聞いていたが、ウエイター曰く。
「だちょうです。」
「かんがるーです。」
「川の生き物です。」 やけに長いぞ。
「なまこです。」
「XXXXです。」 単語がわからず聞き取り不能。

W曰く、「たーさん、このレストランは珍味専門店らしいね。」
おーい。今頃言うなよ。皆さんおいしそうに食べているので、具材を公開するわけにもいかず、ウエイターを呼ぶ。
「韓国泡菜はおいてるかい?」
「はい、ございます。」
「よし、それと白飯を持ってきてくれ。4人前だぞ。」
「かしこまりました。」

現地では、高級レストランと思いますが、ここは普通にキムチご飯で済ませることにしよう。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 9

2005-11-29 | 中国編
吉林にいる。

昨夜は癒されたせいで、すぐに眠ってしまい、朝早く目が覚めた。
白い冷気が立ち込めている朝もよからんと思い、昨夜屋台が並んでいたあたりを歩いてみる。
もう屋台は営業中で、どんなものがあるのかちょっと覗いてみることにした。
昨日買った、松も実も持参しているので、ポリポリやりながら十数軒、祭りの屋台のように並んでいる屋台の
陳列物を見て回る。

ふむふむ、新疆の焼肉ね。あの新疆スパイスってやつは牛の飼料みたいで草っぽくていやなもんだね。
ふむふむ、ウインナーやイカもあるね。
ぐえっ、これは?さそりが3匹串刺しになっている。こっちは・・・なんだ?たがめか?どう見てもゴキブリにしか
見えない。 うっ、これは丸いぞ。カブトムシのメスみたいのが3匹串刺しになってる。
ボーゼンと見ていると、脇をすり抜けて何か喋ってる客が一人。
うん、これが吉語というやつか?やはり、何言ってるかわからん。
と、その客は金を払うと、さきほどのカブトムシ系の串をとりあげ、がぶり。口の横から白いものがちょろり。
うあ、見たくない。
ヘビも食べた。かえるも食べた。ダチョウも食べた。犬も猫もだまされて食べたもののあれだけは、金を積まれても
食べる気にはならない。

おかげで、ホテルに帰ってから朝食を食べても、さっきの光景を思い出してしまい少しも食が進まない。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 8

2005-11-28 | 中国編
吉林の街を歩いている。
松の実をポリポリやりながら、散策を続ける。

うん?おかしいな。おばさんと子供達は沢山いる。がしかし、どうも風景がおかしい。
そう、どこにもいるような着飾ったお嬢さんの姿が見えないのだ。デパートに行っても中学出たばっかりみたいな
子供が店員として働いているばかりで、いわゆる旬のお嬢さんたちがいない。
レストランに入っても、ちょっと高級そうなお店に入っても・・・いない。

こりゃー夜になるまで待ってみるしかないなあ。
お客もいることだし、サウナかカラオケでも連れて行かなきゃいけないし、でも日本語・英語は通じるのかしらん?
夜になり、四川料理で食事を済ませた僕は、下見のために街に出る。
が、ありゃ、真っ暗。 まだ8時だぜ。
点いているのは屋台の裸電球。夕方まで開いていたレストランがある通りは真っ暗だ。
どうなってんだ、これは??
一応は中国のとはいえ、五つ星のホテルの周りが根こそぎ真っ暗とは??
繁華街は川向こうにあるが、タクシーでの目印もわからないし、さてどうしたものか?
ホテル内は健全らしく、というよりも宿泊客が少ないので完全に湿っているので期待できないので、外につてを求めたのだが・・・・・これではせっかくの北の街の風情が台無しである。
1時間近く回りをうろついたが遂にそれらしい場所は発見できず。

真っ暗の街をとぼとぼ歩いてホテルに戻る途中、煌々と灯りがついている店がある。(今思えば、煌々とは言っても真っ暗な中で蛍光灯が点いていただけなのだが・・・・)
中を覗いて見るとそこは床屋。いわゆる洗頭按摩というやつだ。

「こんばんは。やってます?」
「やってますよ。どうぞどうぞ。」
「いくら?」
「65元」
「高いんじゃない。普通10元くらいでしょ。」
「裏で全身按摩もつけるから、寄って行きなさいよ」
「全身?頭と肩だけじゃなく?」
「そう、全身」
65元で全身按摩と洗髪なら悪くない。しかも昼にはお目にかかれなかったキム・へジョン系のかわいいお嬢さん
のお誘いでは断るのもなんだし。
「じゃっ、お願いしようかな。」
床屋の椅子に乗っかると、普通はシャンプーなど選ばせてくれるのだが、有無をも言わさずそこいらのシャンプーを
振りかけられる。ガシガシガシ、キュッキュッキュッ、グリグリグリ・・
うーん、いい気持ちだ。
たっぷり30分もやってもらったろうか、うとうとしていると、
「じゃあ、全身按摩しますから、こちらでどうぞー。」
案内されるまま、奥の小部屋に移動する。あれえ、個室??中にはアラジンストーブが2台焚いてあって、
暑いくらい。寒い中をうろうろしていた僕にとってはありがたい。
「うつぶせになってね!」
「はーい。」
ギュッギュッギュッ、モミモミモミ・・・ あー、いい気持ちだ。約40分近くやっている。
時間が過ぎているが、まあ、いいか65元だから、追加しても大したことなかろう。
「はい、じゃあ仰向けになってくださいね。」
ああ、これからやっと、腕と頭になるんだなあ・・と思い素直に従う。
うんうん、腕を揉む強さもちょうどいいし、頭もさらにリラックスしたよ。とやおら、僕のズボンに手をかけホックを
はずし始める。ちょっとちょっと。
「いや、それはいいよ。」というと、想定外の答え。
「65元はここまでがサービスですから。」
ええっ!そんなにコストパフォーマンス良くていいの?ではお言葉に甘えて。

合計1時間半近く、頭から違う頭で癒されたひと時でありました。



タイムドメインが表現するヌーディサウンド
BAUXAR MARTY 101
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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 7

2005-11-28 | 中国編
吉林の街を歩く。

街中は至るところにハングルの文字が躍っている。こんなに多いとは・・・
中心街の作りはまるでロシアのようだ。勿論一歩路地を入ると典型的な中国の街並みなのだが。
日本ではすっかり春だが、こちらはまだまだ。外を歩くのも勇気がいるくらいに寒い。

日本ではめったに見つからないが、ここでは松の実が沢山売られている。
ひまわり同様、松の実にも目がない僕は早速リアカーにてんこ盛りの松の実を注文。
「ばあちゃん、松の実ちょ。」
「松の実たって、どれにするんだい?」 見ると10種類くらいある。
コーヒー豆のようだ。浅煎、深煎、味のついたのやら何やらがざるに盛ってある。
「一番おいしいの。」
「これだね。」とややきつね色の物を袋に入れてくれる。
「おーい。そんなにいらないよ。」
たっぷりスーパーにおいてあるような袋に入れてくれて、
「はいよ。2元」
「2元???」
なんて安いんでしょう。しやわせだーー。

夜も期待できそうだなあ。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 6

2005-11-27 | 中国編
あるスーパーがらみに案件で吉林に行く。フライトは北方航空。ハァ・・・・

ソフトの関係もあるので、日本からソフトウエアハウスの人間を2人伴っての訪問。
現地では、上海で一緒に仕事をしているWが先行し、ホテルで待っているはずだ。
フライトの関係で大連から乗り換え、現地に到着。空港と呼ぶには程遠い建物でターミナルなどなく、タラップで降りて、歩き!
荷物のターンテーブルはあるが、トランクなどは全く無い。

さーて、どうしたものか?吉林は僕も初めて。
空港を出て、外に出たものの市街行きの案内もなければ、外はビルも食堂もなく、ただただ野原が広がっている。仕方がないので1台だけ待っていたタクシーをゲットし、ホテルの名前を言う。
途中の道のりはといえば、何といったらよいのだろう。民家も見えず、一本道をひたすら走る。両脇には防風林らしきもの。

「運転手さん、市内までどれ位?」
「へい。30分ほどでさあ。」 聞き取りにくい中国語が返ってくる。
そんなに遠くも無いのに(中国では)まったく店がないので、ちと不安になってくる。
日本からの同行者は気楽なもので、「たーさん。こんな景色は30年ぶりくらいですよー。このへんも旧満州ですよね。」
ソフトハウスの社長は50を過ぎているので、暢気にはしゃいでいる。

「<>。。。・・・--」 
「ああ?運転手さんなに?」
「<>。。。・・・--」 わからん。
「運転手さん、ごめん。何言ってるかわからん。」と私。
ここしばらく、中国来てなかったからなあ・・・ しばらく中国語聞いてないとこんなもんかなあ。明日からの会議大丈夫かしらん。

「たーさん、どうしたの?」と社長が尋ねる。
「いえね。何か言ってるんですけど、残念ながら全くわからないんですよ。」

何となーくブルーな気分のまま、ホテルに到着。チェックインの手続き。
よかった。ここではきちんと中国語が通じているようだ。
部屋に荷物を入れ、プレミーティングのためにロビーのカフェに集合。
「W、久しぶり。昨日は上海から?」
「ええ、ここは寒いですね。問題ありませんでしたか?」
「案の定、大連でフライトが遅れた以外はね。だけど、タクシーで言葉が通じなかったのはショックだったよ。」
「タクシーで?こちらの言うことは通じていたんでしょ?」
「とりあえず、ホテルに着いたからねー。多分。」
「ははは。たーさん、問題ないね。僕もこちらの皆さんが何て言ってるのか分からないときがあるからね。吉林は吉語っていう方言があるんだ。たーさんの標準語は大連の標準語とよく似てるから、こっちの人に間違われて方言で話しかけられたんじゃない?」
「えっ!Wもわかんないの?」
「全然こちらの言葉はわからないよ。頭に来たから上海語でまくしたてた。」

所変わればと言いますが、まさかここまで違うとは。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol.5

2005-11-27 | 中国編
上海と蘇州の中間に周荘という場所があります。

湖のほとりの静かな村だが、温泉もあるし、料理もうまい。
観光地でありながら、風情を失っていない実に手頃な地である。

上海人の友人の素性を書いてしまうと、「あいつか?」とばれることもあるので、LくんとMちゃんにしておこう。
この地は彼らの縄張りで、Lくんとは英語、Mちゃんとは日本語での会話ながら、気があうのか退屈すると、まずLに電話をし使える時間を言うと、全て按配してくれる。金は・・・・払うといっても一度も払わせてもらったことが
ない。

めすらしく、上海の退屈な週末があったので、Lに電話をすると、「そういえば、まだ周荘は一緒に行ってなかったね。そこにしよう。」ということで、ほどなくMちゃんが、「Lから召集かかったから」と言って、車で迎えにきた。
Lは某日本企業から接待を頼まれたといい、同行2名の日本人と一緒に現地集合らしい。

まずは、ホテルにチェックインし(勿論ホテルはゲート付なので、公安といえどもすぐには踏み込めない)、食事へ。

食事はLの現地GFのR嬢が全てアレンジしてくれていた。
自己紹介も終わり、川えびのスープ煮、方便湯、豚のもも等々を紹興酒と一緒に腹ごしらえ。
自転車タクシーをチャーターして、街を見物。 温泉もとりあえず入らないとね。

この地の夜のレートは上海市内の10分の1程度。
今日は、歌舞疔へ繰り出す。カラオケにダンススペースがあるが、客はおらず、空席がだーっと並んでいる。
??????
「まあ、たーさんチョッとお茶でも飲んでゆっくりしましょう。」Lの言葉で、仕方なく手持ち無沙汰にタバコを吸いながら、安いお茶をすする。Mちゃんは早速歌を歌いだす始末。
5分ほどすると、にわかに入り口周辺で、きゃーきゃー声が聞こえてくる。バイクの音もぶんぶんうるさいほど。

Lは立ち上がると、「チョッと待ってて。」といいながら、ママとは言いがたい普通のおばさんと話したあと、戻ってくると、「来たよ。」と一言。「た」くらいの言葉の途中で、ドアが開き、入ってきたのは30人ほどのお嬢さんたち。

このあとの遊び方は3つ。
1) 中にある隠し部屋を使う。- 一部屋借りたら順序よく。
2) その場でどんちゃん騒ぎ。
3) 一緒に帰る。 - 友達も一緒に、というオファーもある。

なんにせよ、中国人が一緒だと現地レートプラス、Lの彼女の一人はこの地でデリヘルのママをやっているので、
ピンはねなしのネットとなるので、強烈に安い。価格だけ聞くと、全員病気持ち?と思うほど。
上海に長い人は、市内に彼女がいる人も多いので、出張と称してこの地にやってきては息抜きしている方も
多いはず。

日本人の皆さん、こちらはレートあげないように秩序ある交渉を。
と言っても、日本語喋るのは殆どいないから、当分の間は大丈夫でしょう。上海駐在の方もとっておきは、
出張者に教えませんよ。 悪しからず。


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閑話休題

2005-11-26 | 閑話休題
中国語圏は台湾が一番始めでした。 たまたま、台湾のあとに香港に行くのでと現地の方に聞きましたら、「たーさん、はいというのは中国語でトイトイというのです。」と聞き、香港で答えるときに「トイトイ」といいましたら、「たーさん、トイトイではありません。ハイでいいんですよ。」と言われました。香港の方々と上海に行きまして、答えるときに「ハイハイ」といいましたら、「たーさん、それは違う。テイテイといいます。」と言われました。そのまま北京に行きまして、「テイテイ」と答えましたら、「たーさん、トイトイでいいんですよ。」と言われました。 どれが本当じゃい!(怒) 結局どれもが本当でした。 中国語って奥が深いなあ。 

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol.4

2005-11-26 | 中国編
五糧液7本、ビール10本の宴も終わり、済南に朝が来る。
ふと、喉の渇きを覚えて目を覚ます。ん、夕べを全く同じスタイルで寝ている。
これはもう、寝たというよりも、気絶の状態だったんだなあ・・・・・

水2本を飲み干して、昨夜の宴を思い出し、思わず赤面。「やっちまったぜ。これじゃ・・・・」コーヒーでも飲もうと
力なくカフェに下りていくと、スタッフと、客先の皆さんが話し合っている。
「こりゃ、今回の失礼についてどうやってとりなすか、相談しているに違いない。」 なるべく、平静を装いつつ、
「おはよう。昨日のお詫びをしたいんだけど、どうすればいい?」と、尋ねたところ、「たーさん、何言ってんですか。
抜群のパフォーマンスでしたよ。部屋にお連れしたあと、彼らだけで、さらに2本空けてカラオケ歌いまくってましたよ。」と客先の老板。


「でも、失礼したと思うから、ひとこと詫びておきたいんだよ。」とあくまでも、謙虚かつ二日酔いの僕。
「ようがす。多分会えないと思いますが、連絡とってみましょ。」と、部下を引き連れ、いったん外出の老板。
コーヒー2杯飲み終わった頃に、老板から電話。
「忙しいので、10分なら役所で会います。って。」
「ええっ! いいの?役所で会っちゃって?」と僕。・・・・・・・・・・・・

いいのかな?とおもいつつ役所にどんどん入ってしまい、昨夜の局長室へ。あれほど、飲んだのに、けろっとしている。(ちなみにこの局長は女性だ。筋金入りの共産党員でもある)
「いや、昨夜は大変失礼しました。これに懲りず、今後ともよろしく。」と低姿勢な僕。
「いいえ、何でもありませんよ。友達ですから。」と、にこにこしながら彼女。
沈黙・・・・・・
ばつが悪いこともあるので、早々に辞去しホテルへ戻る。同行の皆さんは黙ったまま、難しい顔をしている。
何だ???

ホテルに戻り、コーヒーが出てくるなり、老板がいきなり、
「たーさん、局長と話ができるまでに私らどれだけのコネと時間をかけたか、今だから言うけど、わかりますか?
でも、たーさんはたった1回で友達と言われた。こんなこと、普通ありませんよ。うちの連中もまったく驚いている。
今日は、私らを労ってください。いいですね?」

かくして、2連荘の幕あけである。 あーあ。

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol.3

2005-11-26 | 中国編
山東大人と称される。美人の多い山東航空でやって来ました。
中国山東省は天下に名高い名山泰山もあるのでご存知の方も多いだろう。

山東省済南市、僕らは中国のスタッフとともに省都にある客先を訪ねた。ある案件でどうしても市政府関連の方々と面会するために段取りを整えてもらっていた。

本当は外国人は直接会えないレベルの方なので、とあるレストランでの会食という形式をとり、僕らは指定のホテルに向かった。指定のホテルのレストランとはいえ、ご承知のとおり、支払い等々は僕らの客先が段取っているのだが、あくまでも某局長が主賓というスタイルだ。

季節は冬、外の寒さは厳しくしんしんと身に染み込んでいく。あぁ、こんなことなら、ハルピンの時と同様、格好なんぞ気にせずパッチを履いてくるんだった。アンダーシャツが恋しい。 雪こそ降っていないが、相当な寒さだ。
しかし、まあ、今日の会合がうまくいけば相当な注文が期待できるので、我慢我慢。

ホテルに到着した僕らは、出迎えの客先社長秘書の案内で、個室に案内される。
既に皆さんおそろいで、拍手で迎えてくれる。 ふと、見ると局長の右隣の席が空いている。いやな予感がする。
「たーさんよくおいでなすった。さあさ、となりへ座って。(山東なまりで)」 やばい!右隣は客席で、この地では酒の席でつぶすことが礼儀とされているからだ。
「いや、今日は愉快。うわさのたーさんにお会いできたのは、望外の喜びです。早速乾杯しましょう。」などと、のたまうが、目の前には小さな小さなワイングラスが3つ。 「ん?何で3つあるんだ?」 僕の疑問をよそに給仕の小姐が白酒をグラスに満たす。「あぁ、グラスが小さいから、あらかじめ注いでおくわけだ。」

「かんぺーい!!」
空腹なので、目をつぶって一気に流し込む。グラスを下に向け、残っていないことをアピールし、グラスを置く。
ん??何で皆こちらをみている?一瞬愛想笑いを浮かべる僕。
横からスタッフが、「たーさん、まだ残っていますよ。」 がーん。3つとも空けるのかよ!!

仕方がないので、やけくそで飲む。「ん。うまい。」それもそのはず、酒は高級白酒、五糧液であった。
山東の料理は日本人にはあう。若干塩からいが、これは酒のつまみにもなる。

かくして暖房ききまくりの部屋の中で、食は進む。酒も進む。
しまいにゃ、こっちから乾杯攻撃だ !!
「よし、課長飲もうじゃありませんか?今日は僕も愉快だ。どんどんいきましょう。」と、僕。
「ありがとうございます。が、私は無粋で白酒は苦手ですから、ビールで乾杯させてください。」と課長。
「うむ、よかろう。では君が注ぎたまえ。」と、すっかり水滸伝調の僕。
「かんぱーい。」
とたんに、全てが回りだした。テーブル横のソファに倒れこみ、あえなくダウン。

部屋にかつぎこまれるのも、覚えていたが、体は動かず。
スーツを脱がされ、ネクタイをはずされ、靴も靴下も脱がせてもらい、ベッドのうえでバタンキュウ。
世話をしてくれたのは、秘書アンド役人の皆さんでした。

この日の消化量、5人で五糧液7本、ビール10本でした。 つづく。


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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol.2

2005-11-25 | 中国編
北京はつまらない。
勿論、政治の中心であり、心に残る観光スポットも多々あるが、なんというか、夜遊び大好きシティウオーカーには向かない街だ。何といっても、北京語がなかなかしゃらくさい。(標準語ではなく、北京語ね。)
島耕作が北京ではなく、上海で工作しているのは大正解と思う。仕事で行くにはいいが、生活するのは勘弁。
(北京駐在の皆さん、すいません。)

そんな北京も、ナイトライフは確かに存在することも事実。
日本人の皆さんは高いお金を払って、相場を吊り上げてくれていますが、ここは現地レートで遊ぶのがスマートというもの。現地の方々もご存知で仲間内にも内緒にしている界隈ですので、北京市街の西側とだけ言いましょう。

この地域は、古くから幹部の皆さんがセカンドハウスを持っている、あるいは奥さん以外の方との保養に使っていた地域であります。

なかなか贅沢なパティオのある邸宅が立ち並ぶ地域ですが、改革・開放後は彼らも相当な金を手にし、もっとランクアップした結果、ここいらの建物は民間が改造してプチ総合娯楽施設を構築してるのであります。
こじんまりしたレストランにマッサージ付サウナ、宿泊施設もありますから、なんでもありです。
勿論、もと邸宅ですから周りは壁、ゲートにも鉄扉がありますから、セキュリティも万全でちょっとした治外法権です。

こちらは、生半可な語学と滞在経験では歯が立ちませんので、現地のしかるべき人間と一緒に行くことをお薦めします。

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