たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

裏街道かわら版

2007-05-29 | 裏街道TODAY

 

 

 

”たーさんの裏街道を行く!!”

今日もご訪問いただきまして有難うございます。

月1ペースでの出張に切り替えてから、しばらく経ちますが、さらにペースを落とそうか、などと考えている今日この頃です。

普通ですと、月末・月初は忙しいのが相場なんでしょうが、敢えてこの時期に行かなければならない切羽詰まった状況があって、ちょいと旅に出てまいります。

忙しい時ほど、時間の使い方がうまくなるという、あっしの特質を生かし、今回は精力的に24時間体制で頑張ってみようかな、と。幸い体調もいいし、現地でマッサージをすれば完璧でしょう。

恒例ではございますが、グルメ編をご紹介しつつ、行ってまいります。

それでは、ごゆっくりお楽しみください。

 

グルメ編VOL.95-100公開中! 

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 100

2007-05-29 | グルメ編  



イスタンブールのセレブが集うレストラン。

昼時ともなると、錚々たる車がずらりと並ぶ。日本食と呼んでよいのかどうか?

MORI
Akatlar Mahallesi
Yildirim Goker Cad,
Mayadrom Carsi No: 27-28
Akatlar-Istanbul

http://www.bigglook.com/biggistanbul/yemeicme/RestoranDetay.asp?RestID=3246&tur=balik

のーんびりと昼間からワインを飲みながら食事をするにはいいレストランです。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 99

2007-05-29 | グルメ編  



やっと広東省でも“あたりめ”が普通に食べられるようになった。

3年程前から、台湾人テリトリーを中心にカラオケで出されていましたが、醤油付けだあったりして、日本人クラブではなかなか置いているところがなかった、というのが実態。

この日も町で見つけた“あたりめ”を買いこんで持ち込んだのだが・・・、しまった!マヨネーズが現地バージョン。
今度はピクニック用のキューピーマヨネーズも持参しなければ。



 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 98

2007-05-29 | グルメ編  



タイと言えば、フカヒレというのが香港人の常識。

日本の皆さんの接待にも多く使われているようですが、おいしいところに隔てはありません。

SURAWONG KEIAK SHARK FIN CUISINE
泰国傑頂上魚翅専売店
294/3-4 Srawong Rd.,
Bangrak, Bankok 10500


日本ではとてもお目にかかれない、フカヒレ麺とあわび丼を食べれば、クラブなんていかなくてもOKです。


 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 95

2007-05-29 | グルメ編  



シンガポールのなかなかおいしいレストラン。

そんなに高級という感じはしなかったと記憶しているけれど、魚は確かにうまかった。

AH ORH SEAFOOD RESTRAURANT
亜鳥海鮮楼
Blk 115, Jalan Bukit Merah, #01-1627
Singapore 160115

 ご訪問有難うございます。

     

     

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閑話休題

2007-05-28 | 閑話休題




中途半端な時間から名古屋まで国内出張。

どう考えても食事をする時間はないし、帰り道には大好物の味噌煮込みうどんを食べるのが恒例なので、丸ごと中京で洒落込もうということで、東京駅で限定販売の“伊勢の味路”というのを買って新幹線に乗り込んだ。
駅弁に命を賭けている人々も知っていますが、確かにあんなに種類があれば、全て試してみたいという気持ちがわかります。

今回のお弁当
“伊勢の味路”



ご丁寧に伊勢の郷土料理のお品書きが。



メインはさざえのつぼ焼きとひじき、それと漬物でしょうかね。



たいへん、おいしくいただきました。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 134

2007-05-27 | 中国編



宴もたけなわ。

ママの部屋に泊まっているほかの子やら、ママや、ママの仲間まで乱入してきて、どんちゃん騒ぎ。
兄貴は兄貴で“小費(チップ)払わんぞ。お前らー!”と笑いながら大声で怒鳴っている。どうやら、彼女達の狙いはあとで食べにいく食事らしい。

兄貴と飲んでいたウイスキーはとっくにカラになっていて、白酒カクテルに突入しているのだが、さすがにこの人数だと2本あっても、なかなか無くならない。
こちらもL小姐と隣に座っているママの一押しギャルとのサイコロゲームで負け続け、ふらふら。
とにかく、L小姐のサイコロゲームの強さといったら、どこに行っても、勝ち組のあっしだが、彼女とやるときだけは、例外なく負けてしまい、大量の酒を飲むことになってしまう。

さすがにこれ以上は飲めるはずもなく、明日の仕事にも差し支えるので、10時半にカラオケから引き揚げる。
これだけ飲んで騒いで、合計RMB310.00
ママにも連絡して、総勢11名で2Fにあるレストランに繰り出す。このレストランでしめに食べるお粥がまたおいしいのだ。
周りには、同じような境遇?の皆さんがお嬢さん達を連れて食事をしているが、決定的に違うのは、やはりそこはそれ、周りの女の子が僕達のいるテーブルに来て挨拶をしていくこと。
いつも一緒に遊んでいるママだが、なかなか人望があるらしい。

ひとしきり来ていなかった間のことなどを話して、食事を終えるとママは仕事に戻っていき、こちらはこちらで宿とマンションへ。

「4人だとちょっときついな・・・。」
「いいよ。こっちはこっちで帰りますから。」
「まあまあ、今車を回させるから。ちょっと待って。」
「今日はごちそうさまでした。」
「何言ってるんですか?こちらこそ。今日は、昼からたーさんが来る、たーさんが来るって大変だったんだから。」
L小姐がケラケラ笑いながら舞台裏を披露する。
「余計なこと言うな!」顔は笑っている。
「本当にいつもお世話になりっぱなしだ。」
「弟の面倒を見るのは当たり前だろ。」
「毎度これだもんなあ・・・。」
「ここのところ、忙しくて、イライラしてたけど、今日は本当に楽しそうでよかったわあ・・。」
「そうかあ?」
「たーさんが来るのが決まってからじゃない。仕事放り出して買物行くぞって戻ってきたの。たまには休まなきゃ。」
「むむ・・、そうか。そうだな。たーさんが来て話ができるのは楽しい。気分も晴れる。なあ、たーさん、今度はこっちの奴らも呼んでパーッと行こう。なっ!」
「時間があればいつでも付き合いますよ。」
「中国に来るときには必ずメールで知らせてくれよ。時間をあわせるから。」
「そうします。」

「おっ、車が来たな。そういうわけで、彼は大切なお客様だから、しっかりサービスするんだぞっ!」
今度は僕の横で腕を組んでいるY小姐に向かって説教を始める。その隣ではどうやら、彼女の電話番号を聞いているようだ。何か粗相があったときの用心らしい。

名残は惜しいけど、ここで兄貴達とはお別れ。
本当は兄いと話をしながら帰りたいところだけれど、横の小姐と一緒にホテルまで。

「気をつけてな。また近いうちに会おう!」
「今日は有難う。また飲みましょうね!」

「今日は本当に有難う。ごちそうさま!」

手を振る2人に肩越しに応えながら、前に向き直ると、隣のY小姐が一言。
「こんな日本人初めてみました。これからもよろしく!」
「へっ?」
「ママには払わなくていいから、きちんとお付き合いしなさいって言われたわ。」
「そうなの?」
「ママもそうだけど、さっきの人台湾の人でしょ?」
「そうさ。」
「あいつはいい奴だから、よろしく頼むって。」
「そりゃ、いい奴だけどね。はは。」
「台湾の人たちって結構、日本人のお客さんと一緒に来ると、どうのこうの言う人多いのよ。」
「だろうなあ・・・。」
「でも、話しててわかったからいいわ。ママもあの人もあの人の彼女も言ってたように、とってもいい人だから、私
頑張っちゃお!」

ホテルに着いてから、今の今まで、毛ほども嫌な思いをすることもなく、リラックスしたままで時間を過ごせたことが嬉しく、いつになく、飲みすぎていても、楽しい気持ちが続いている。
本当に親しくなるのに、国境も言葉もそんなに重要なことじゃないと実感できた夜。

兄貴!また、来ますよ。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 133

2007-05-27 | 中国編




たーさん、そろそろ出掛けましょう。

途中から片付けでいなくなったのかと思ったL小姐は、なんと気合の入ったチーパオ風ドレスにに着替え、化粧をし、髪の毛を束ねて奥の部屋から出てきた。

「予約入れたのか?」兄貴が尋ねると、
「いつものところ。ママにたーさんも一緒って言ってあるから、早く行きましょう。」
「そうだな。いいのがいなくなっちまう。さ、たーさん、行こう。」

彼らが行こうと言い、かつママにも言っておいたということで、大体の察しはつく。
中国カラオケにウイスキーを飲みに行こうということだね。

「たーさんだけロンリーボーイじゃあ、気の毒だもんねえ・・・。」 L小姐の本当に気の毒そうな声。
このL小姐は以前、兄貴とコンドミニアム形式の宿に泊まったときに、お嬢さんと一緒に帰ってきた部屋に下着姿で乱入してきて、女の子にちゃんとサービスするようにと説教までしたことがある。
普段、兄貴と一緒のときには、「あまり、飲むな。」と言われているようで、こうして一緒にカラオケに行った時には何も言われないらしく、もっぱら僕の近くに陣取って、サイコロゲームにかこつけて、ガンガン飲んでいる。
しかし、そのサイコロゲーム自体も強く、百戦錬磨のカラオケのお嬢さん達ではいっこうに敵わないほどの腕前なのだ。

空いている夜の道を10分ちょっとも走ると、懇意のカラオケに到着。
ここには仲間内でしこたまボトルをキープしているので、部屋代もかからないし、気軽に飲みに来ることができる。
ショーもなかなか凝っているので、部屋とつづきになっているバルコニーから見ているだけでも退屈することはない。

案内されて、予約していた末尾が8の部屋、28番の部屋に通される。
(台湾人といい、香港人といい、ここまで6,8,9の数字にこだわるのは立派だ!)
DJと黒服がボトルといつものセット、干した梅と水を持ってきて、さすがによくわかってらっしゃる。白酒を三分の一ほど、ピッチャーに入れ、干した甘い梅を(花干梅)を砕いて、入れたあとに、水を注ぎ込む。
これで、僕らがいつも飲んでいる白酒カクテルの出来上がりだ。
これとは別に、兄貴との約束の品。 ビール一本ずつと紹興酒2本のあとのウイスキーが一本。
(たぶんこいつはママの奢りだろう)

ほどなくして、ママのご来場。

「あらあ!たーさん、お久しぶりー!」
「久しぶり。」
「L小姐、今日もあとでみんなでご飯食べにいかない?」
「そのつもりよー。」
「たーさん、チョッと待っててね。先週から私の家に泊めてる女の子で可愛い子がいるから。連れてくるね。」
新しく入った子の中でも、これは、という子は大体ママが自分の部屋で寝泊りさせて変な虫がつかないようにして
いることがよくある。
その子を連れて来ると言う。
とはいえ、他の子の手前もあるので、一緒に立ち並んだ8人。ママが横に座ってどの子がそうなのかを教えてくれる。
「たーさん、左から3番目なんだけど・・・。」ママが耳打ちしてくれる。
「いいんじゃない。」
「たーさん、どれだって?」兄貴が心配して英語で聞いてくる。
「左から3番目だってさ。」
「いいんじゃないか?好みのタイプだろ?」
「むう、確かに。ママもさすがだわ。よく覚えてること。」
「どう?」ママがもう一度聞いてくる。
「それでは・・・、左から3番目の彼女を。」 残されたお嬢さんの中から同伴にもかかわらず、兄貴もしっかり一人選んでいた。
「はじめまして。Yといいます。」
「どう、たーさん。見た目はちょっと派手だけど、いい子よー。」
「そのようだね。」
「じゃあ、乾杯しましょうね。L小姐、帰るときに声かけてね。ご飯いきましょう。奢るから。」

さあ、兄貴!
ノルマのウイスキー一本を飲みましょうか!

乾杯!!

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 132

2007-05-26 | 中国編



おいしいや!

実はあまり期待していなかった料理なのだが、これはうまい!
これなら、グルメの兄貴が自宅に呼んでまで食べさせるのも無理はない。自慢できる味付けだ。

「混んでる店の食べるよりもうまいだろ?」
「いやあ、兄貴、これはおいしいよ。」
「今日の予算は100元だけどさ。釣りはがめられたな。これじゃ。」
「100元は出しすぎだねえ。はは。」

L小姐は相変わらず、キッチンで鍋をふりまわしているのだが。

「L小姐、こっちきて一緒に食べよう。」
「チョッと待って。あと2つだけだから。でも、一杯だけ飲もうかな?」
「そうすれば。」

いつもは髪の毛を束ねているけれど、今日はそのままのL小姐。束ねていないと、腰まで届こうかという長髪だ。

「じゃあ、乾杯。たーさん、ようこそ。」
「はい、乾杯。おいしいよ。」
「ホント?いつも辛い辛いって怒られるけど。」
「こんなもんじゃないかなあ。兄貴は辛いの得意じゃないからね。何せ祖先は開封東京のお貴族様だからな。」
「そうよねえ。うるさくって、食べるものには。」

本日の献立
● さやいんげんの辛し炒め
● 青菜は空心菜
● 桂花魚の煮付け
● 江西風辣子鶏
● 江西九江の漬物
● 梅蝦
● 酸辣湯
● 白飯

さすがにいつも一緒に飯を食っている兄貴の段取りだわ。
僕の好物と嫌いな葱が入らない献立です。

僕も兄貴も飲みだすとあまり食べないほうだけれど、ここまで腕をふるわれちゃあ、食べないわけにはいかない。兄いの分も一生懸命食べていたら、お腹が一杯になってしまった。

さあて、紹興酒もなくなったし・・・、ウイスキー飲みにいきますかあ。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 130

2007-05-25 | 中国編




こんな台詞にご用心。

「あなた中国語上手ね。そんな日本人みたことない。しかもかっこいいしっ!」




*こんなお嬢さんなら、人生やり直したくなるのもわかります*

まあ、ちょいと中国語がわかるようになってくると、そこそこ見栄えのいいお嬢さんにこんなこと言われてしまうと、日本にいると、“お父さん嫌い!”と家では言われ、、“おじん”とか会社で言われていて、中国現地に赴任した駐在のおじ様達はコロッと行ってしまうわけです。
(そういや、上海で言われたことあったか・・・・。)

格好いいの基準がどこにあるのかはわかりませんが。
リップサービスなのか、本当にそう思っているのか、懐が格好いいのか・・・。

確かに、中国では年の差というのはあまり意に介していないところはあります。

知っている方でも、娘よりも若い彼女がいたり、60過ぎで生後数ヶ月の赤ん坊を生ませていたりする豪の者がいます。やれやれ。
しかし、こういった方々が、そんじょそこらの20代の皆さんよりも、数倍パワフルなのも事実なんであります。

彼女達は見た目よりも、こういう、何て言うんでしょうか、生命力の部分に魅力を感じるのかも知れませんね。

ちなみにこの方々の最終形態は・・・、

ですね。
ご愁傷様。

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 131

2007-05-23 | 中国編



たーさん、今日はどこに泊まる?

台湾人の兄貴に聞かれ、広東省のシンセン市宝安周辺をうろうろしていた僕は、今日はまだ決めていないと答えた。
「よし、じゃあ今日はこっちに泊まらないか?」とのお薦め。
「なんでまた?」
「L小姐がいるだろ。俺の。」
「ええ。」
「彼女が家庭料理を作るから、たーさんを家に呼べとうるさい。」
「ああ、それで。いいですね、たまには。」
「そうか。じゃあ、迎えには行けないけどこっちまで来てくれ。ホテルは宝利来だ。」
「宝利来?」
「そう、松崗の宝利来といえば、大丈夫だ。有名だから。」
「へえ、へえ。」

それまではホテル暮らしをしていた兄貴。
L小姐と懇ろになってしまったので、ついにあきらめてマンションを借りることにしたんだそうな。
そのマンションというのが、宝利来の正面にあるマンション。確かに多くの台湾人や地元ではない現地の人間が多く住んでいるというのは聞いていたけれども。

「6時半にロビーに行く。」
と、いうので、チェックインを済ませたあと、まだ時間があるので、中国ローカルの携帯にチャージをしに行く。

さすがは兄貴。6時半きっかりになんとサンダルと短パンで登場。
こんなにリラックスしてる彼を見るのは初めてだ。

「やあ、たーさん、来たね。」
「お招きのままに。」
「もう、ぼちぼち料理が出来上がる頃だから早速家に行こう。」
「ごちそうになります。」
マンションの敷地に入ってからのほうが歩く距離が長いくらいだ。
一角にある棟の3Fにある部屋に到着。いいにおいがしてくる。

「呼んできたぞ。」
「はーい。座ってビールでも飲んでて。」台所からL小姐の声が聞こえる。
「お邪魔しまーす。」
「どうぞー。」
ビールを冷蔵庫から取り出す兄貴。

ビールを一本ずつに紹興酒を2本。
知り合ってから、ずーっと続けてきた習慣だ。これをお互い飲めなくなる日がいずれは来るだろう。
あれっ?ウイスキーが見あたらないなあ・・・。

「兄貴、ウイスキーは?」
「んっ?ウイスキーか?ウイスキーは違うところで飲む。さあ、飯にしよう。」

料理はL小姐の故郷である江西省の田舎料理。

まずは、さやいんげんの辛子炒めで、

カンペーイ!

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 129

2007-05-22 | 中国編


M総経理の罠にはまって、日本語通訳との午前中デート。

案内は通訳のXにお願いしているので、あくまでもディープにローカルな場所だ。
“はああ、こんな入り口知ってなきゃ、到底入らないや。”
まったくもって、普通の路地のようなところに日本風に言うと、なんとかショッピングアーケードみたいなブリキに文字を書いただけのようなところを入っていくと、中は、雨の日でも買物ができるように渡し屋根になっていて、所狭しと小さな店が軒を連ねている。
当然、クーラーなんてものはないので、その暑さたるや並ではない。

「暑くないですか?」
「いや・・・、やっぱり暑いや。」
「ここを通り抜けると、スーパーがありますからそこでジュースでも飲みます?」
「いいねえ。」
暑いとは言うものの、そこらに並んでいるものは確かに安い。商店街だと、10元くらい取られそうな装飾品がなんとここでは2-3元で売られている。なるほど、こういうところで買ってきて、10元とのたまうわけね。彼女達。
旅行カバン45元、NIKE風運動靴39元、Tシャツあたりは3枚で10元だ。
「せっかくだから何か買えば?」
「あんまりお金持ってきてませんから。」
「いいよ。今日はお礼もあるから、50元くらいで好きなもの買えば。」
と、“本物”の50元を渡す。
なかなか、買物は上手らしい。50元なのに、20分もすると、結構な量を買い込んできた。
「有難うございます。」
「いいものはあった?」 (ん、どうやら下着も一緒に買い込んで来たらしい。
「ええ、おかげさまで。」
「何を飲みますか?買ってきます。」
「真珠奶茶、あるかな?」
「多分あります。」
「ああ、ほら、これお金。」
「大丈夫です。」
「発票はでないよ。そのへんじゃあ。」
「ああ、そうですね。すいません。」

スーパーの中には座るところもないので、入り口近くのクーラーの風があたるところに、へたりこんでドリンクを飲む。

「たーさんは日本人なのに、通訳はついてないんですか?」
「んん?そうだねえ。ま、英語で殆ど充分だし、あとはインチキ中・・、いやいや、会社には日本語喋る人もいるしね。」
「もしかして、いや、たーさん絶対中国語喋れるんですね?」
「喋れるなんて代物じゃないよ。幼児だよ、幼児。」
「本当ですか?」
「ああ、つまらない言葉しか喋れないよ。」
「・・・・・・」
「さあて、ちょっと早いけど、食事に行こうか?東北料理のお店はあるの?」
「ええ、大丈夫ですけど。」
「それじゃあ、黄魚の唐揚と白菜の炒めでも食べにいこうか?豚の煮込みもいいね。」
「よく知ってますね。」
「東北のほうは何回も行って、ご馳走になってるんでね。詳しいよ、料理は。」

連れて行ってもらったこじんまりとした東北料理のお店は、どうやら吉林省の料理だけれど、お目当ての料理も置いてあって大満足。
東北出身の子なら、誰もが知っている有名店なんだそうな。そういえば、確かにちょいと味が濃いなあ。

はからずも妙齢の美人のお嬢さんと半日デート。やっぱ、東北の女の子はしとやかな感じがしていいなあ。
今度来た時には、友達も連れてきて、もっといいところを紹介しますという彼女とホテルで別れて次の目的地へ。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 128

2007-05-20 | 中国編



今日は午前中がぽっかり空いてしまった。

昨日の仕事が今日の午前まで喰い込むであろうとの読みだったのだが、なんともあっけないほど片付いてしまい、昨夜はどんちゃん騒ぎ。 先方もそんなに簡単に片付くと思っていなかったらしいが、それもこれも、日本びいきの香港人董事長の大好物、コシヒカリをわざわざ持ってきたのが効いちゃったのかしらん?

「たーさん、明日の予定は?」
「んん、午後から移動して2時からミーティングだね。」
「じゃあ、午前中は空いてるんですね?」
「ですね。ゆっくり寝てますよ。」
「それじゃあ、うちの通訳を行かせますから、買物にでも行ってください。」
「いや、わざわざいいですよ。それに日常なら通訳は必要ないし。」
「いや、朝食と昼食はこちらでやらせてくださいよ。」
「・・・・。」

ここまで食い下がられると、断るわけにもいかず、9時にロビーでその通訳とやらと待ち合わせることになった。
下手な通訳だと、結局中国語になっちゃうから考えもんだよなあ・・・。などと考えつつ、ロビーでコーヒーを飲みながら待っていると、スタスタと 人捜し顔でロビーに入ってきた女の子が一人。

この時間だと、工場関係だと迎えはとっくに来てしまっているので、ロビーは閑散としているので、やけに目立つ。
待っているのも、欧米人とあっしくらいのもんだ。
ま、9時までにはまだ時間があるし、反対側の欧米人だろうと思い、コーヒーに手を戻し、口に運ぼうとしていたところへ。

「あのっ、たーさんでしょうか?」
「はい?」 
顔を上げると、先ほどロビーに入ってきた女の子。すらっと背も高く、近くで見ると、美人だー。
「M総経理にご案内するように言われて来ました。Xです。」
「ああ、あなたがそうでしたか?はい、たーさんです。今日はよろしく。」
通訳というからには、一言も中国語を発しないほうがよい。
「お食事はまだですよね?」
「コーヒーは飲んだけどね。」
「じゃあ、お粥のおいしい店がありますから、そちらで朝食にしましょう。」
「はい、お願いします。」

会社の車で移動する。こじんまりしているけれど、なかなかいいお粥屋さんだ。
オーソドックスに鶏風味のお粥と、小皿をいくつか注文してもらう。

「たーさんは日本のどちらに住んでるんですか?」
「東京。あなたはどこの出身?」
「私は黒龍江省から来ました。」
「さすがに日本語上手だね。」
「おばあちゃんはもっと上手です。」
「なんでまた、広東省に?」
「母が地元の郵便局に入れてくれたんですが、仕事がつまらなくて。」
「ほう。」
「こっちに出て来ちゃいました。黙って。」
「ええっ!じゃあ家出してきたの。」
「黙って出てくるのは家出って言うんですか。だったら、そうです。」
「可愛い顔して、結構大胆だなあ・・・。こちらに知り合いがいたの?」
「いいえ、バスに乗って来たら、着いたのが今の会社の近くでした。」
「へええ。で、Mの会社に面接に行ったと。」
「そうです。日本語ができると話したら、すぐに採用してくれて、着いた翌日から寮に住んでいます。」
「なんで、今日はまた。」
「たぶん・・・」
「たぶん何?」
「今の会社に日本語のわかる人はいませんから、たーさんと会話をして本当に喋れるかどうか試験されてる
と思います。」
「なーるほど。それで昨日Mがしつこく、言ってきたのか。」
「えっ?」
「いやいや、なんでもない。よくわかりました。Mには合格って言っとくよ。」
「じゃあ、今日はせっかくだから、デート気分であちこち回ろう。行きたいところはあるかい?僕は何も考えてないから、あなたの行きたいところに行こう。」
「いいんですか?」
「かまわない。今時の田舎から出てきた女の子がどんなところに行きたいかも知りたいしね。」
「ご案内します。」
こういう就職もあり、なんだろうなあ・・・・。

結局、Mの策にはまって○ちゃんのスキル確認をすることになってしまったわけだ。
午後にでも電話して、がっつり言ってやらなきゃあ。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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