たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く メキシコ編 Vol. 2

2005-12-25 | アメリカ編


メキシコはカンクンというリゾート地にいる。

リゾート地にいて一番困るのは食事。
同伴、グループが多いので、どこもかしこもファインダイニングばかりで高いし、ここまで来てファーストフードは勘弁して欲しいし、残念ながらメキシカンは何を食べてもピーマンが入るので、世界の料理の中で、メキシカンは天敵の一つ。アメリカのタコベルでコーラしか買ったことのないのは、僕くらいであろう。
考え抜いた末に、「そうだ。日本食の寿司がいいじゃないか。メキシコは魚が豊富だし、これだけのリゾートなら、
アメリカで働いていたメキシコ人が寿司屋くらいやってるだろう。」
メキシコ人は手先が器用なので、L.A.あたりでも安いところは、メキシコ人が握っていたりする。

早速ホテルのねーちゃんに寿司屋でおいしいところは無いか尋ねると、ホテル専用リムジン運転手君の家の近くにおいしいと評判のすし屋があるというので、運転手君の勤務が終わる時間に一緒に乗せてってもらうことに
した。

着いた。着きました。全てがスペイン語で書かれているがわかりまへん。
「店の名前が書いてあるんだろうけど、どれかわからないよ。なんて名前。」
「旦那、マグロという名前のようです。」
「て、ことはマグロをメインにしてるってことね。」
「そうでげしょう。」
「一緒に食べてけば。」
「滅相もない。高くてとても入れませんや旦那。」てなことで、運転手君にUS$10を渡し、帰りも迎えに来てもらうことに。

「ふーん。店のつくりはなかなかお勉強のあとが見られ、一応和風にはなってるんだ。」
とはいえ、タイの伝統舞踊の人形があったり、韓国のお守りがぶらさがったりしていて、オリエンタルの括りらしい。
昼間に少し飲みすぎたのと、久々に海辺でのんびりしていたせいで日当たりしたのか、体がだるいので、ちょっと寿司を頼んで、冷たいうどんでも食べよう。
「いらっしゃいやし。お客さんはもしやハポネスですか?」
「そうだけど。」 おお、久しぶりに日本人か?と聞かれたぞ。
「お飲み物は?」
「ビールをくれい。」
「かしこまりました。今すぐお持ちします。」
ビールが到着、米国スタイルに冷房が効いている店内で飲むビールがこれまた格別にうまい。
「旦那、お一人でしょうか?」 ビールを持ってきた店員が尋ねる。
「見たとおり。一人で来るもんじゃないね。カンクンは。」
「ははは、そうですね。 もし良かったらオーナーが少し話しをしたいといっておりますがよろしいでしょうか?」
「どうぞ、歓迎です。」

つづく。


ご評価のワンクリックをお願いします!


最新の画像もっと見る