たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く ヨーロッパ編 (全土)

2007-07-31 | ヨーロッパ編  




祈り。

ヨーロッパでの休日。

のんびりと寝たあとは、まずはコーヒーを飲んでその後は何をするでもなく、ふらふらと街を歩きたおすというのが当たり前になっているのだが、必ず立ち寄る場所が一つある。

それは、教会。







午前中の礼拝も終わっていて、静まり返った教会の椅子に腰掛けて、ボーッとしている。なんとはなしに、何と表現したらいいのか。

そう、清潔な空間。

石造りでもって、何百年もの間、人々がいろんな思いで訪れ、その多くの思いと祈りが凝縮した厳粛で静かな空間。

人間の根っこにある、純粋な思いがつまっているような気がして、ああ、落着く。

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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 101

2007-07-30 | グルメ編  




多くの中国在住の方々が食べれるようになる食事のひとつですが・・・、

こいつだけは今でも食べられません。
香港の有名店あたりだと、日本からの輸出品を使用してるんですね。
(箱に茨城農協と印刷が・・・・・)



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裏街道の骨休め

2007-07-29 | 裏街道TODAY




中国の下着事情、については閑話休題でご紹介しているとおり、どうして?っているような下着を着けているお嬢さんが多い中国ですが。

確かにきわどいランジェリーも嬉しいんだけれども、たまにはオーソドックスにこんなセンスのあるのもいいんじゃあ・・・。

巧克力内衣(チョコレートランジェリー)として紹介されていたもの。



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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 143

2007-07-29 | 中国編




運転手(食事)が早いか、お嬢さんが早いか?

ベッドに腰をかけて足をぶらぶらさせていたところへ、運転手のほうが先に到着。
「お待たせしました。」
「早かったじゃないか?」
「意外と空いてたんで、すぐに買えちゃいましたよ。」
「これでいいですか?」
彼が買い込んできたのは、ローカルのKFCタイプのバーガー。
「充分、充分。」
早速、頬張りはじめたところへ、今度はお嬢さん達が到着。
「あらあ・・、お食事ですか?」
「ちょっと待ってて。すぐに食べちゃうから。」
「おいしそうねえ。」
「ポテトで良かったら喰うか?」
「食べる、食べる。」 このへんが屈託がないというか、いじましいというか・・・。
10分ほどで、平らげると部屋も薄暗いせいか、ちょいと眠くなってきてしまった。ふわふわしながら、お嬢さんのマッサージがスタート。

泰式のマッサージ内容はというと、

うつぶせからスタート

背中・腰へのマッサージ

仰向け

顔へのマッサージ(使っているクリームはポンズのような臭いが)

クリームをクレンジングで洗い落とす。

洗髪

顔をきれいに拭き取り、パック。

髪にはタオルを巻いたまま、首・肩をマッサージ

パックをはがし、洗ったのちにローションマッサージ

頭にさっとリンス

ブロー・カット

で終了。
店に入ってから、1時間45分が経過したところで、完了。

顔にパックまでするとは、予想外だったが、おかげで頭も顔もベタベタ感はなくなって、スッキリ、ツヤツヤだ。これだけ時間をかけて按摩もついて55元。食事は運転手の奢りだというので、こちらはボーナスだな。
このまま、帰って遊びに行きたいところだけれど、あと1社が残っている。
さっさと打ち合わせを終えて、戻ろう。

今日のところは、水を向けてくれた運転手の阿○に感謝!

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 142

2007-07-29 | 中国編




今日も今日とて、広東省内の移動。

今回はさすがに厳しく、一日に移動を含めて3社訪問が3日目。
車で迎えに来てくれるというお申し出は大変有難いのだけれど、そこはそれ、いくらドライバーと言っても、時間通りに来るわけでもなく、しかも道に詳しいというわけでもないので、いつものお抱え白タクの兄ちゃんに前日住所と地図を渡しておいて、最短かつ経済的に移動するのが一番。

いつものように、地図と住所を渡して、8時にホテルを出発。
シンセン界隈は終了して、今日から東莞市内かあ。

1社目、2社目を消化して、3社目への途中。今日はとにかく暑い。しかも2社目はエアコンがあまり調子よくないらしく、汗でドロドロ。
早々に退散してみると、まだ、昼ちょっと前。今日は順調なので、ゆっくり食事ができそうだ。

「ふう・・・。」
「たーさん、3つ目は何時ですか?」
「3時だな。そのあとは戻って、台湾に皆さんと食事会。」
「食事は?」
「なんでもいいや。どこかあるか?」
「大分疲れてるようですから、頭でも洗ってのんびりしますか?」
「洗頭かあ。でもシャツが濡れちゃうとなあ・・・」
「泰式なら大丈夫ですよ。」
「へっ?泰式?」
「ええ。最近出てきたんですけどね。こう、引っくり返って首から上だけを顔のマッサージと洗髪、それに首・肩の按摩をしてくれるんですよ。」
「おおっ!いいんじゃないの?時間は?」
「90分ですね。」
「次の場所までの時間は?」
「30分かからないでしょう。」
「よし!じゃあ、食事は快餐にして、そいつに行こう!」

2社目からは10分もかからず、到着。さっき通った時には気づかなかったが、両側に美容室がつらなっていて、泰式の字が躍っている。

「じゃあ、たーさん。快餐買って、車置いてきますから、中で待っててください。」
「中で喰うのか?」
「大丈夫ですよ。泰式っていえば、部屋に通してくれますから、そこで食べられます。」
「OK。 早く戻って来てくれよ。話がもたねえ。」
「何言ってんですか。冗談でしょ。」
「まあ、いいや。とにかく早くな。」
「わかりました。飲み物はコーラでいいですか?」
「いいよ。」

こちらはこちらで、店に入っていく。と、お嬢さん達が数人。
「散髪ですか?」
「いや、その泰式按摩というやつを頼む。2人だ。」
「はい。それではこちらへどうぞ。」
部屋は2Fとおもいきや、階段の横をさらに奥まったところへ、入っていくと、ベッドの端に洗髪台がついたような格好の、見た限りだと、タイのフルオプションのときのオイルマッサージルームのような感じの部屋に案内される。
「ご指名はありますか?」 脚按摩と同じように指名があるのか?
「特になし。上手な人をお願いします。」
「はーい。」

ふむふむ、このベッドに引っくり返って頭を洗うって寸法だな。
普通のところだと、椅子を倒すタイプが多いけれど、こいつはまるごと洗えそうだ。

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 141

2007-07-28 | 中国編




どこをどう考えても、知りうる限り一番運転マナーのよくない国、中国。

大惨事というのには、あまり出くわさないものの、(とはいえ、炎上・転覆・3重4重衝突は日常茶飯事の国ですからねえ・・・。車の下敷き、人が転がっているというのは大惨事のくくりには入ってません。)どうやったらこうなる?という事故現場は多数。
不謹慎なので、写真は撮っていないけれども、ネットを見ていたらこんな画が。

確かに、まあ、端的にいいますと、こういった場面。 “どういう運転したらこうなる!?”
車が貴重品だったころの運転手というのは、殆どが人民解放軍出身だったので、真面目かつ技術もしっかりしてたんだけども。

こうなってしまうところが、中国!なんでしょうねえ。





どこをどうすると、こういう渋滞になるのか・・・


警察がなぜ車を歩道に停めてるのかって?
ここの停めておかないと、皆な歩道を走るからさー。はっはっはっ。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (シンガポール Vol. 15)

2007-07-26 | シンガポール編



シンガポールくらい暑いと、外にも出たくはない。

外を自前で歩くなんてのは、朝早くか、とっぷりと陽が暮れてからでないと、まったくもって。
昼食を食べに近くまで=通りを渡って反対側、というのが限界と言えましょう。

そんな、シンガポール在住の方にお薦めしたのは、あさがお。
土は悪くないので、種さえあればベランダで放っておいてもぐんぐん伸びて、毎日花が咲いて、種が沢山できるし、しかもツル系の植物は日差しも遮るから涼しく過ごせるのでは・・・。と思い、掟破りの種の持ち込み。
日本で売っているポトスが下草に使われているくらいの土地柄だから、さぞ、すくすくと育つんだろうなあ、などと考えつつ、種を手渡す。

なにせい、シンガポール・インドネシアあたりのポトスなどというと、気合が入っていて、木に巻きつくだけならともかく、葉っぱ1枚が30cmくらいまで育ってしまうので、日本のリビングを飾る、観葉植物というジャンルとは程遠く、ジャングルの下草という風情。

受取ったKさんは、感謝することしきり。
Kさんのマンションは比較的広いベランダがついているので、ベランダの日陰でコーヒーを飲むのが夢のKさんとしては、あさがお君が育った暁には、長年の夢がかなうというもんです。
一緒に食事を終えたKさん、飲むのもほどほどに、いそいそ自宅へ戻っていきます。
「今日中に植えといたら、明日ふたばになったりして!」
なーんて、園児のような発言を残して帰ってしまいました。

いやあ、いいことをすると気持ちがいいなあ。

なんとはない充実感(たかが、あさがおだが・・・)で、一人ホテルのバーで一杯やって床につく。
こちらは、明日のフライトでペナンからタイ。また、タイからペナンに戻ってから、シンガポールでリハビリしてから日本に帰ることになるので、シンガポールに辿りつくのは2週間は先ということになる。

“ここに戻って来る頃には、1ヶくらい咲いてるかなあ?”

2週間とちょっとの日程を終わって、シンガポールに帰着。あとは日本に帰るだけだが・・・、あさがおはどうなっているんだろう?
早速Kさんに電話をして、挨拶も兼ねて、食事をご一緒することにした。

海岸沿いの落着いたレストランに陣取って、まずは乾杯。
「Kさん、ところで気になってたんですけど、あさがおはどうなりました?」
「ん・・・、あれなあ。」
「駄目だったんですか?」
「いや、すくすく育ったんだよ。」
「花は?花?」
「すくすく育ってなあ・・・。育ちすぎちゃってなあ・・・。」
「・・・・・。」
「蔓がすごいことになって・・・、あさがおだか、なんだかわかんなくなった。花もな、咲いたんだよな・・。」
「よかったじゃないですか。」
「咲いたんだろうけど、咲いているのをみたことがない。朝起きたときには既に萎んでるんだ。」
「ええっ!」
「暑すぎるんだろうなあ。ベランダが・・・。」

結局、植物での日除けはあきらめて、よしずと、プチ池に切り換えて我慢してるって。


シンガポールの暑さ、半端じゃあありません。

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閑話休題

2007-07-25 | 閑話休題




中国国内の漢族分布図。

だいいち、こんな分布図があるところが中国のいやらしいところだ。

しかも台湾が漢族90%以上??生物学的にも台湾のルーツはミクロネシア系ということが実証されていて、混血はあるとしても純粋となると、せいぜい20%弱じゃあないのか?

いろんなのが混ざっているのが漢族、というのなら納得。



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閑話休題 (中国の贋物事情)

2007-07-24 | 中国の贋物事情



贋物天国の中国。

ある程度品質のよい贋物は、実は大歓迎。
現地に行った時には、DVDはじめそれなりの贋物とはいえ、ランクがあるので、“特級”を手に入れてますが。
香港あたりの贋物とは値段が違います。

そこそこの出来栄えのビールを入れ替え。まだ、良心的。


このラベルはすぐにはがれるようになっています。はがして某ブランドのシールを貼り付け。


これが全部贋物とは・・・。


中国に出入りしている方には見慣れた風景。


贋物のほうが味がよかったりして・・・。


買う前には書いて見ましょう!


営業許可証まで贋物が・・・。


このへんになると、素人には手がでません。


日本人にとっては、安いことこのうえない贋物ですが、現地価格感覚からいうと、充分高い代物。

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閑話休題

2007-07-23 | 閑話休題



ここのところ、あちらこちらで異常気象が発生。
地球自体が病んでいるようです・・・・。

無錫や長春ではアオコの発生。
新彊では旱魃。
山東省済南、湖南省、湖北省、重慶、南京、広東省では大洪水。
等々、他の地域でも被害が大きいようですが、やっぱり知人・友人がいるところはこちらも心配。

無錫 - 豪雨のあとにアオコが大発生



済南市(山東省) どう見ても、通ったことがある道



角のスーパーに違いない。

Macも大変。


襄城の洪水。このあと車は間違いなく止まってしまったでしょう。


重慶も大変なことに。




ここまで水が上がっているとは・・・。




重慶のNancyに連絡がとれない・・・。無事か?

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 139

2007-07-22 | 中国編




久々に香港・台湾のネットを見ていたら。

十大美女の記事を発見。新しいセレクションでもあったかと思って覗いてみらたば。
こりゃあ、十大じゃあなくて、重大のほうじゃないか??
皆さん、やはり年月には勝てないんだなあ。チャイニーズゴーストストーリーもこれじゃあ、モンスターストーリーになっちまう。





















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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 58

2007-07-21 | フライト編




結構話題にはなっているものの、まだまだすぐには乗る機会がない、BOEING 787
とAIRBUS 380。

飛行機好きの方ならば、雑誌などを手に入れて研究するのでしょうが、乗客の身分ではやはり気になるのはシートだとか、配置。 

787はどうなのかなあ・・・?

受領先はどこかな?(787)


新華社NETから(380)





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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 65

2007-07-20 | 上海回顧録




「たこって、どういうの? おいしいの?」

ヨーロッパから北京経由で上海に戻ってきた日(日本も上海も戻るって感覚だったなあ)、空港までわざわざ迎えに来てくれていたメイと一緒に、台湾風スパゲッティナポリタンを食べていると、メイが言い出した。

「たこ?たこは大体生で食べるけど。酢の物にしたり、醤油で煮たりもするなあ。」
「おいしいのかしら?」
「食べたことない?」
「たぶん・・・」
「朝鮮族のお友達なら食べてるんじゃないか?韓国じゃ、水だこを生で生きたまま食べるぜ。」
「食べたことないって言ってた。」
「北のほうはないのかなあ・・・。」

そういえば、中華料理でもタコを使った料理ってえのは、お目にかかったことがないなあ・・・。

「どんな味?」
「味はしない、と思うなあ。食感と味付けで食べるんだ。」
「ふーん。」
「食べてみるか?」
「ええ?」
「食べてみないとわかんないだろ。もう2週間も日本食喰ってないから、今日行ってみるか?」
「このあいだ行ったところ?」
「空いてたらね。今日は土曜日だから、ゴルフ帰りの皆さんが来てるかも知れないからチェックしないとな。」
「このあいだのところだったら、誰にも会わなくて済みそうだから。」
「よっしゃ!じゃあ、決まり。」

早速マスターに電話をしてみると、今日は特に予約は入っていないとの返事。
昼食が遅かったので、単品でお願いすることにした。
「たーさん、タコがいいのか?」
「いや、あっしはカツ丼食べるよ。でもタコのいろんな料理を少しずつ試したいんだ。」
「OK。わかった。やっとくよ。」
「すんません。よろしく。」

ふーむ。長いこと中国に出入りしていながら、タコの中華料理がないということに気がついていなかった。
台湾でもタコは刺身だったもんなあ・・・。こいつは日本の影響だろう。
ギリシャみたいに、マリネにして、酸っぱくして食べるってえのはないのか?上海の黒酢につけたらどんな味がするのかなあ?

しばらく逢っていなかったこともあって、夕方まで一緒にホテルで過ごす。
フロントのお嬢さん達はメイとも顔見知りなので、全く心配する必要はない。
(逆に言いつけられたりすることのほうが、こわい!)

時間も頃合。
身支度をしてタクシーでお店に向かう。

ほぼ予約の時間どおりに店につくと、すでに料理は用意されていた。

おおっ!マスター頑張ったなあ。

本日のタコづくしは、

● たこ酢


● たこのマリネ


● たこと大根の煮付け


● たこの刺身


● たこの握り寿司

● たこ焼き


● たこめし


● たこの唐揚



& カツ丼

で、食べた結果は、

× たこ酢 - わかめも駄目らしい。
×に近い△ たこのマリネ
◎ たこと大根の煮付け
× たこの刺身
△ たこの握り寿司
○ たこ焼き
◎ たこめし
○ たこの唐揚
◎ カツ丼

結果からわかったことは、ぐにゃぐにゃの食感=生は駄目。味がついて火が通っていればOK。さらに煮たりしてかちんとした感じになっていれば、問題ない。ということですね。

煮付は特においしかったから、このへんになると、国境はないってことになりそうです。

Photo: Special thanks to Marina’s World/Kikkoman

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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 64

2007-07-19 | 上海回顧録




小劉の言葉通り、たーさん、という日本名で予約がされていた。

ので、珍しいらしく、すぐにご案内。

こんなときの半ば常識ではあるけれど、部屋の番号は88番。
お定まりの上座の譲り合いから、席が決まると、酒の注文を取りに来る。今日はビールのプロモーションをやっているらしく、際どい服のお嬢さん達が多数繰り出してきた。
ビールに混じって、安徽省の白酒プロモーターが。
安徽省の酒は俗に垸酒と言って、比較的飲みやすい白酒。値段も安いし、これに決めましょ。

「お嬢さん、じゃあ2本ね。それと、花干梅と水を持ってきてくれ。」
「花干梅、ですか?」
「そう。作り方はあとで教えるから、なければ外で買ってきて。」

狐につままれたような顔で戻っていくお嬢さん。
上海あたりでは、まだまだ僕らの飲み方は一般的になっていないので、カラオケでも梅をおいてあるところは稀だ。
程なく瓶の入った箱と、いろいろなプロモーショングッヅを抱えたお嬢さんが戻ってきた。

「この店は紹興酒も置いてあるそうなので、梅はありました。」
「おお、良かったじゃない。他のは?」
「えーっと、ライターと、小物入れと、ミニチュアボトルです。どうぞ。」
「ありがとう。」
「で、酒は誰が作るんだ。」ミニスカートをはいたプロモーションのお嬢さんが元気よく、
「私がやりまーす!」
「そうなの?じゃあ、ちゃんとひざをついて皆さんと同じように作らなきゃね。」
「えーっ?見えちゃいますよ。」
「それもプロモーションのうちじゃあないの?なあ。」兄貴が横からペルシャ猫のような表情で口を出す。
「じゃあ、なるべく見えないように作らなくちゃあ。」
結構ノリノリでキャッキャ言いながら準備にかかるお嬢さん。
(なるべく見えないように・・・ってナンだ?ちょっとなら見えてもいいってことか?)

軽口をききながらも、中国カラオケのシステムはどんどん進んでいき、
ママさんが名刺を渡してくれながら、お嬢さんを並べていき、兄貴をはじめ他の2人もセレクション完了の様子。

僕はといえば、プロモのお嬢さんに梅入り白酒の水割りの作成方法を懇切丁寧に教えていたので、(ちょっと見えつつ)一番最後になってしまった。

「さあ、たーさん。選んじゃえよ。」
「んん・・、いや次にしようかな。ママ、ちゃんと選りすぐりで連れてきてよ。Kellyみたいなのがいいんだけどな。」
「英語喋れなくていいのかしら。」
「大丈夫。」
「じゃ、ちょっと待ってて。」
10人並べるスタイルではなく、3-4人を連れてきた中に、タイプの女の子が一人。
「ママ、右から2番目ね。」
「はーい。よろしくお願いします。」



新疆の踊り子はチップがわりということもあって、100元ということだったが、いやもう大満足。
まるで、マジャール人のような女の子がアラビアンナイト風に20分はたっぷり踊ってくれる。スタン系の顔立ちで中国語を喋るってえのが、またシュールで面白い。

お定まりのどんちゃん騒ぎの宴。
台湾人の老板も途中挨拶にやってきて、兄貴の隣に座り込んで一緒に飲んでしまっては、宴はエスカレートするばかり。

同行の二人もなかなかの芸達者で、歌あり、踊りあり、ゲームありでお嬢さん達もすっかり酔っ払っている。

老板のおかげで、予算よりも相当安く、しかも次回使用可能な金券とVIPカードも出してもらい、なおかつ帰りまで、店の車で送ってもらってしまった。
帰りは総勢8人なのに、GMのワゴン。到底乗り切れるわけもなく後席はひざの上に乗せている始末。

久々に気の置けない、楽しい宴。

 ご訪問有難うございます。

     

     

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