たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 NO.283

2011-01-23 | 中国編


やっと全てがうまく行って、部屋に落ち着く。
もう約束の時間まで数分もない
取り急ぎ、ホテル案内の中に入っている地図でもって、現在地を確認。
(ああ、こりゃあよく宿泊していたホリデイインも徒歩で行ける範囲だ。)

ロビーに降りて行くと、ちょうど部屋に内線をかけようとしていたRを見つけた。
「レイホウ」
「あぁ、たーさん。すいませんでした。」
「いやいや、久しぶり。どのくらい会ってなかったかな?」
「香港で会って以来ですから、5年?いや6年かな?今回はようこそ」
「時間がないから、早速打合せにしよう。」
「そうですね。上のレストランにしましょう。」
「外の屋台でもいいよ。」
「いやあ、そういうわけにも。さ、行きましょう。」

とはいえこのホテル、レストランと言ってもね。
外のほうが味は良かったかも。値段だけはホテルのレストランだけど。

「じゃあ、明日は直接工場に言って見せてもらうことにするよ。」
「で、たーさん申し訳ないんですけど、一人でもかまいませんか?」
「なにが?」
「工場行き。」
「誰が説明してくれるんだよ。」
「うちの品管の責任者でLというのがいますので、そいつが案内します。」
「ちょっと待て。英語喋れるのか?」
「いいえ、全然!」
「ハア?」
「でも、たーさんが中国語いけるから大丈夫でしょう!」
「いや、おいらのは普通語と言っても、KTV語だからねえ・・・」
「資料は全部用意させておきますから。」
「もう、そういう段取りになってるんだろ? こっちも午後は福永のほうまで
行かなきゃいけないから・・。 仕方がないね。」
「どうしても今日このあと香港に戻らなきゃいけないので・・、申し訳ありません。」

というわけで、英語も喋れない工場にたった一人でいく羽目に。
Rはと言うと、食事が終わるとあたふたと香港に戻って行ってしまった。
まあ、今回の強行軍を引き受けたのは久々に足マッサージができる誘惑以外
理由がなかったので、早速夜の巷をマッサージに出かける。
この界隈で安いところは全て頭の中に入っているので、住宅街の中にある
一番近いところに向かう。

違うマッサージもあることはあるのだけれど、安いばかりで汚いうえに選べない
のは過去にリサーチ済みなので、迷わず、左側へ向かい普通の足マッサージ。
さすがに地元の人間を相手にしているだけあって、うまいことはうまい!

マッサージのあとは、ちと高いけれど最近の蛇口情報を聞けるバーで一杯やることに。
こんな時には流行っていないところが良いとばかりに、客数ゼロのバーに入り
いろいろと”蛇口・南山ナウ”を聞き出す。
だいぶ日本人も減っているようですなあ・・・
明日は早いにもかかわらず、いつまでも高いバーで飲むわけにもいかないので、
女の子に人気があるというクラブを教えてもらい、タクシーで久々に繰り出す。
思った以上に欧米人が多くて、びっくりしたけれども、いつの間にかアメリカから
来たという一団と合流してしまい、大騒ぎ。
女の子も集まって来てしまって、結構楽しい2時間ほど。

女の子のうちの何人かはくだんのアメリカ人と一緒に帰っていったが、こちらは
明日のある身。二人ばかりの電話番号をもらって今日のところはおとなしく
帰りましょう。


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たーさんの裏街道を行く 中国編 No.282

2011-01-06 | 中国編


2010年、年も押し迫ったある日。

ここのところ、上海万博やら、広州のアジア大会などですっかり騒々しくなっていて
ご無沙汰していた中国に行って欲しいとの要請。聞けば2泊3日の強行軍。
しかも出発は明後日というから、安いチケットは取れないし、だいいちフライトが
取れるのかどうかも怪しい・・・。

「ま、仕方ありません。行きましょう!」
「頼むよ。現地のホテルや何やらは向こうでやってくれるから。」

案の定、正規運賃のフライトしか取れず、あっしの愛するスターアライアンスの
フライトも全滅で、マルコポーロフライトで出発。
ここ数日のお仕事で疲れはピークに達していたものの、現地での足マッサージだけ
を楽しみに午前のフライトを選択したのだが、さすがに朝は眠い。
久々のこととて、知り合いに会うこともないだろうと思っていたのが甘かった。
実に良く会うものだと感心するくらい、この日のフライトでは長安、清渓、珠海の
日本人老板とばったり。そのうちのお一人は長年お世話になっている方で、
座席も2番違いというびっくりのフライトになってしまった。

皆さんは休暇明けということで、香港の事務所経由で帰るところ。
あっしは空港からフェリーで今回は蛇口から入るということで、話の中心は
久しぶりということでもあり、あっしの時間はあるのか?という2点。
皆様お久しぶりで、時間があれば是非ともお邪魔したいところだけれど、
いかんせん今日泊まるホテルもどこだかわからない状況ではお約束しても
ご迷惑だし、お会いするということになれば、マッサージを断念するしかない
ので、今回は遠慮させていただいた。

ほんのちょっとの時間差で蛇口のフェリーが一本遅くなってしまったおかげで、
お一人とはコーヒーを飲みながら、近況のご報告などをさせていただきましたが、
次回は必ず事前にお知らせしますので、また遊んでください。

フェリー乗り場はすっかり綺麗になってしまっていて、便利にはなったものの、
タバコは外のバルコニーみたいなところで吸うことになったし、風情ちゅうもんが
なくなったような気がしますね。

フェリーに乗り込んだところで、早速携帯が・・・。
(どこぞのねーちゃんかな?あれっ?フランスのカントリーコードだ)
「アロー」
「たーさん、明後日のミーティングはどこでする?」
「へっ?」
「ほれ、誘致のための会社訪問のさ?」
(いけねー。急に出張が入ったから今回は無理とメールを入れておいたのに、
見てないなこりゃ)
「えーとね。実は今香港なんだな、これが。で、明後日のフライトで帰るんよ。」
「じゃ、今回は無理か?」
「申し訳ない。メール見てない?」
「見てない。タッチの差だったかもしれん。」
「そういうわけで。次回埋め合わせるから」
「仕方ありませんね。気をつけて。」
急な出張が入ると、どうしても調整にミスが出るのは仕方がないけど、はるばる
フランスくんだりから来ているのに、お供できなかったのは申し訳ないなあ。

今日の夜からミーティングが入るはずなので、書類に目を通していると蛇口は
近いのであっという間に到着。
着いたら電話をしてくれと言われていたので、早速電話をしてみる。

「ハロー、着いたんですけども」
「あっ、たーさんようこそ。時間遅くなったでしょ。今車がではらってるので、
ホテルまでタクシーで来てもらってもいいですか?」
「いいよ。どこのホテル?」
「Shenzhen Cnpc Tower Hotel」
「どこそれ?って、英語で言ってもタクシーわかんないんじゃ・・。中国語は?」
「中油陽光大酒店」
「場所は?」
「南山大道」
「うーん・・、ホリデイインの近くかな?それ?」
「ああ、近いですね。」
「わかった。とにかくホテルに行ってチェックインしとく。」
「お願いします。」

(これって、あっしがインチキ中国語が話せなかったら、どうなってるんだろ?)

やっとホテルに到着し、チェックインするとやけにデポジットの金額が大きい。
「おいおい、何で2泊なのに、こんなにチャージしてんだ?」
「予約は5泊で承っておりますが・・・」
「なぬっ!2泊だけでいいんだよ。」
「やり直します。」
てな、やりとりがあって、10分。
部屋のカードキーを受け取ったものの、キーが開かず、15分。

なんともどたばたな移動日だな、こりゃあ。

 ご訪問有難うございます。



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謹賀新年 2011

2011-01-03 | Weblog


 瑞祥新春 


謹んで初春のご祝詞を申し上げます。


旧年中は格別のご厚情にあずかり、心より御礼申し上げます。皆々様のますますのご発展を祈念致しますとともに、今年二重にいい年
2011年も、"たーさんの裏街道を行く” 

より一層のご愛顧、お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。


平成23年元旦