たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く タイ編 Vol.2

2005-12-02 | アジア編
本日のおまけ

さてさて、香港スタッフとも2回目のタイ出張。

僕はあまり、浅黒いタイプのお嬢さんは興味がないので、タイに遊びに行く人たちの気持ちはわからなかったが、前回のこともあるので、今回は下調べ充分。しかも以前米国で駐在していた友人が今は結婚してバンコックに滞在していることもあって、足もあるとなると、気合が入る。今回は遊んで帰ろうっと。

しかし、問題は同行の香港女性。
彼女はクリスチャンで「夜遊び好きの香港男性とは結婚したくない。不潔よ。」とか、いうタイプなので、ばれたりすると、僕のCOOLなイメージが変わってしまうので、注意が必要だ。
食事は日本食がいいというので、早速友人のOに来てもらい、おいしいと評判のスクンビットにほど近い日本料理店に。彼女は冷奴と寿司に目がないので、2人で食べさせ上機嫌にさせておく。

「Oさあ、食事のあとは?」
「勿論、段取ってあるよ。なんで彼女連れてきたの?」
「うーん。ほっとくわけにもいかないから・・・ いったんホテル戻ってまく?」
「さあなあ、結構ホテルまであるから、いいや、このまま連れてって口止めしよう。俺がいうから、黙ってて。」
「?????」

「さあ、食事もしたしチョッとコーヒーでも飲みに行こう。」とO。
「コーヒー?おいおい、夜は短いんだから、そんなの飲んでる場合じゃねえべ。」と僕の心はOBJECTION。
「賛成です。Oさんはとってもいい人ですね。ね、たーさん。」とミスクリスチャン。
「ああ・・・・・」

車に乗り込みOのいうところのコーヒーショップへ向かう。どうもネオンが目立つが本当に喫茶店なんかあるのかな?車をおりて路地に入っていくが、どう見ても、田舎の飲み屋街のような風情だ。
着いたところは、何の洒落た雰囲気もない、日本でいうと、場末のスナック風の店。「これ?」
「さあ、入ろう。」とO。
ちょっと緊張気味のミスクリスチャンが続くが、警戒している様子は見ていてわかる。
「あっ!」 内部は壁際にポール付のステージがあり、客席がとりまいている。一瞬ゴーゴーバーかとも思ったが、日本人のおばちゃんらしきグループもコーヒーを飲んでいたので、そうでもなさそうだ。何だここは???程なくコーヒーが出てきたので、飲んでみるが普通だ。 ????? うーん。

ただでさえ、BGMはボリュームが大きかったが、ひときわ大きくなったと思うと、タイ語でなにかわめいている。と、続々と妖艶?な男の子たちがブリーフひとつで登場だあ。
「きゃっ!」とか言いながら、しっかり見ているミスクリスチャン。
なんと、これがうわさのLady Boy GOGO Barだったのか。
もう、ホルモン打って少し胸が大きいのやら、とりあえずあそこは取っちゃった奴から、HGばりのマッチョから、選り取りみどり。こりゃー、おもろい。
何だかんだ言っていた、ミスクリスチャンも大騒ぎ。

この店は2Fがあるが、女性あるいは男性が指名すると、2Fでいいことできるらしい。しかも安い。お餅もOKというシステムらしい。道理で日本人おばさんグループがいるはずだ。見た目は女性で可愛いけれども、男性の機能付とあらば、おばはんは放っておくはずがない。
くだんのグループは、ステージの中からすでに選び終わったのか、さっさと出て行ってしまった。指名のあった皆さんは後ほどホテルに訪ねていく仕組みね。

すっかり堪能した卓球の愛ちゃんに似ているミスクリスチャンは、Oの運転手がホテルまで送り届けることに。
「あまり飲みすぎない様に、いってらっしゃーい。」などと、上機嫌だ。さあ、ここからが、タイの夜ですぞー!

後半につづく。


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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 7

2005-12-02 | フライト編
香港は啓徳空港。

今は、大英帝国の肝いりでランタオ島の新空港になっているが、旧の空港は非常に恐ろしい空港であった。
ラッシュアワーなみの離発着、風にあおられて滑走路の真上で姿勢を整える飛行機、ジャンボがどんどん大きくなっていくのは歓迎だったが、それでも怖い。

3度ほど死ぬかと思ったことが・・・・
そのひとつは、台風の近づいた日のことであった。さすがに台風でシグナルが出ると離発着は取りやめとなるが、その日は、運悪くノースウエストに乗っていた。ここは軍あがりのパイロットが多いので、腕はいいのだが、退屈するらしく、たまにわざと雲を突っ切って飛んでみたりするパイロットもいる。

台湾上空を過ぎた頃、アナウンスが、
「香港は台風のため、シグナルが出ています。降りられないようですと、台北に引き返します。」
ちょっといやな予感。せっかく香港まで飛んだのに、台北に引き返す?そんなこと、この会社のパイロットのプライドが許すんだろうか?
当機は最終の着陸態勢に入りました。
「揺れますので、しっかりベルトをお締めください。」
「あぁ・・・やっぱり降りる気だ・・・。」
揺れる、揺れる。 進入路にあるビルにぶつからんばかり。
そして、着陸。 すかさずフルブレーキングと逆噴射。座席ごと前に持っていかれる。通路をいろんなものが転がっている。
やっと着陸し、スポットに向かうが、風景が何かおかしい。雨と風が激しいのはわかるが、いつもと違う。
「あれっ?どこにも飛行機がない・・・・」
そうです、他の飛行機会社はさっさと台北やマニラあたりで降りてしまっていて、ここには数えるほどの飛行機しかありません。しかも、Baggage Claimに向かう僕の耳に入ったのは空港係員の会話。
「ガッツあるなあ。NWも。何でも引き返せと行ったのに、予定があるからどうしても降りるって言ったらしいよ。」
「・・・・・・・・・。」

このあと、付き合って降ろされた僕たちは、大変な思いをしてホテルに辿り着いたのでした。
なにせ、シグナルでているのでタクシーも殆どが避難していたからです。 当然です。
降りてくる飛行機がないのに空港にいても仕方ないですもんね。



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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 6

2005-12-02 | フライト編
ルフトで行くドイツの旅。

今回はコンサルのM氏と同行。
M氏は齢60を超えるお歳だが、細身でいつもダンディに決めている。国際関係一筋に40年の猛者だが、元々は電子工学出身なので、フライトの間でも電子回路の本を読んでいる。
女性も酒も、たばこもやらず、奥さんの唯一の不満は、そういう遊びというかゆとりがないこと。という大変な方。
尊敬する人物の一人でもあります。

さて、そんなM氏ですが、フライトに関しては我儘このうえありません。
乗り込むときには、一番でないと気が済まず、しかもちょっとしたことでもクレームをつけるいわゆるクレーマーであります。いやな予感はしてたんです。ルフトは座席が壊れていたり、イヤホンが使えない、ビデオが映らないなどは日常茶飯事なのですから。

このフライトでも、案の定座席のリクライニングが悪く、離陸してから1時間も経たないうちに、私にどうしてこうなのか?みたいなことを言っていたので、まあまあ、となだめていたんだけれども、私に言っても埒があかないことを悟ったのか、やおらすっちい呼び出しボタンを押します。
「何か御用でしょうか?」とすっちい。
「何か御用でしょうか?じゃない!この機体は離陸前に全て点検を済ませていないんじゃないの?」
「リクライニングが最後まで倒れないじゃないか!」
「申し訳ございません。行き届きませんで。大変申し訳ありませんが、本日は込み合っておりますので、中央のお席でしたら、リクライニングに問題のない席をご用意いたしますが・・・」
「私は通路側!でお願いしたのだから、通路側の席を用意してもらわなければ納得できない。」
あーだら、こーだら約40分間、チーフも巻き込みクレームの嵐。
そして、最後に納得した瞬間・・・・
「たーさん、ばしっと言っておきましたから。」 と私の方を向く。
ええっ!俺??? 俺は関係ないっしょ!!
チーフ、すっちいだけでなく、周りのお客さんも「こいつが原因か?」みたいな顔で私のほうを一斉に見る。
視線は曰く、“自分で言えばいいのに、人に言わせるとは卑怯な奴め!”
Mさん勘弁してよー。俺関係ないよー。
みなさーん、俺のリクライニングはちゃんと動くし、何の問題もないよー。

言うだけ言ってすっきりしたM氏はもうまどろんでいました。


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