たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 14

2005-12-21 | 上海回顧録


この辺はどこだろうか?天○路界隈だと思うけれど。

運転手は銀行の駐車場に車を入れて、エンジンを切った。
やーれやれ、ここから歩きか。軽く食事をしてから郊外に向かう算段かな?

「たーさん、こっちです。」
「OK。では皆さん行きましょう。食事にします。」
「食事だよな。」
「うーん?食事というか何というか?」
「食事って言っちゃったよ。」
「まあ、食事はするんですが・・・・。中で話します。」
後ろでは、やはり中華料理でしょうなあ。私なんか何度食べても飽きない。などとわいわい話している。

“歓迎光臨!!” 元気のいい征服のお嬢さんたちが迎えてくれる。
店員にしては、やけに胸元が強調されているなあ。
テーブルに案内されて、メニューが回ってくる。
とりあえず、Rのお客さんの好みを聞き、自分が食べたいものも加えてオーダーする。飲み物は最優先だ。

「さて、たーさん。食べてからにしますか?食べる前にしますか?」とR
「?????」
Rは指で上を指している。
「ああ!ここがうわさに聞くレストランだったのか。」
「そうです。外では誰が聞いているかわかりませんからね。」
「じゃあ、彼らは?」
「彼らは後でいいんじゃないですか?たーさん、先に綺麗どころを行っちゃってください。」
「じゃあ、遠慮なく。乾杯したらチョッと野暮用といって、上に行くよ。」
「老板にはもう話をしてありますから、直接上に行ってください。」
「OK」

では、今日はお疲れ様でした。 カンペーイ。
「みなさん、私ちょっと用を足してきますので、ゆっくり食事してください。」
言い残して、上の階に向かう。
老板が待っていて、手招きしてくれる。見た目は普通の宴会部屋が並んでいるだけだが。
老板が、「空いている部屋にいる子の中から選んでください。」というので扉の空いている部屋を覗いていくと、
さっき、入り口で迎えてくれた娘も含めて、女の子達が制服のままトランプをしていた。休憩時間のようだ。
僕が顔を覗かせると、皆立ち上がってこちらを向く。
はーん、なるほど。そういう仕組みか。
3つほど部屋を覗いて、色の白い痩せ型の娘を指名すると、老板が吹っ飛んできて他の子を連れ出し、2人っきりに。窓にナプキンをかけ外からは見えないように細工を施すと、もう脱ぎはじめている。

あっという間にすっぱんぽんになると、こちらに近づいてきて、丁寧に服を脱がせてくれる。
ベッドもないのにと思っていたが、部屋には不釣合いな大きなソファに目が行った。
ああ、こちらね。 
見た目どおりに色は相当白く、体毛も薄いので、えらくエロチックだ。歳は20、日本なら19歳だ。
出身はと聞くと重慶の田舎。本当にこのあたりは美人が多い。

あとはお定まり。シャワーとマッサージこそないが、内容は香港のイエローボードだな。
終わって服を着せてもらって、部屋を出るときに電話番号を渡された。出前もあり、なのかな?



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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 13

2005-12-21 | 上海回顧録
APECも今日が最終日。

上海の街中は閑散としている。夜になってもネオン街(古いね)に灯はともらない。当局の取り締まりが厳しく、女の子がいるようなところは、カラオケも、サウナも休業してしまっている。日本人スナックですら、普段は20人いるとすると、4-5人ほどが残っているだけで、皆田舎に帰ってしまっているので、退屈このうえない。

退屈ついでに按摩でもゆっくり行こうかという気分で仕事を5時に終えて、ホテルに戻る。
着替えを済ませて、さて、今日は一人なので、日本食でも食いに行こうかと支度をしているところに、上海ではアテンドをさせたら天下一品という噂のRから電話が。

「たーさん。上海にいるんなら連絡下さいよ。」彼は上海人だが、ものすごい経歴の持ち主。
「ごめん、ごめん。花火見損なったからがっくり来ててさ。しかも、今上海は中国一健全かつ、警備が厳しい街じゃあないの。」 彼は日本語が得意じゃないので、英語でのやりとり。
「Wから連絡もらったんですよ。今頃食事はどこにしようかって考えてるだろうって。」
「図星だね。一人だし日本食でも食いに行くよ。」
「そりゃあ、まずい。」
「何で?」
「実は、お客さんの接待を頼まれて今日本人3人といるんだけど、誰も英語が喋れない。助けてくれませんか?」
「接待だけなら大丈夫じゃないの?片言くらいわかるだろう。」
「それが・・・まるっきり駄目らしい。何を言っても反応しないんだ。」
「仕様が無いな。どこにいるんだ?」
「恩に着ます。いまリッツのロビーです。」
「それなら、近いからすぐに行ける。カフェで待っててくれ。」
「待ってます。」

彼は、某日系大手とは非常に近しい間柄でこの日系の皆さんは大なり小なりお世話になっているはず。
新規の店を開拓したり、面白い仕組みのところを見つけると、日本人受けするかどうか、僕を実験台に使う、不届きかつ愛すべき男である。しかも広告関係の会社をやっていて、大もうけしているので、金を取られたことがない。

「よう、R遅くなったかな。」
「すいません、たーさん。今日はお詫びに退屈させませんよ。」
「や、初めまして。Rの友人です。今日はお供させていただきます、たーさんと申します。」
「や、こちらこそ。お手数をおかけします。日本の方とは存じませんでした。よろしくお願いします。」
日本人では当たり前だが、お互いにぺこぺこ頭を下げる習慣を普段から面白がっているRは、気も緩んだのか、蛸みたいに真っ赤になって笑いを堪えている。

あまり、予算をもらってないし、連れ出す訳には行かないから近場で安く済ませる。とRは言っていたが、彼のテリトリーに安く上がるところがあったかしらん?
Rが使っている、専属タクシー2台を連ねて上海の北側に向かう。  つづく。

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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 12

2005-12-21 | 上海回顧録
あれはAPECが開催されたときだったか。

会期前後のフライトがとれず、仕方がないので、会期中のフライトで上海についた。
吉林も一緒にいったWの会社と仕事をすることになったからだ。着いたら電話を入れて、迎えに来てもらうことになっていたが、交通規制が入っているとの話を聞いて、時間がもったいないので、タクシーに乗ってホテルに向かう。
ホテルについてほどなくして、携帯が鳴った。
「たーさん、今どこですか?」
「うん、今ホテルに着いたところ。」
「ああっ!電話くれるっていったじゃない。」
「交通規制が入ってるって聞こえたから、遅くなるといけないから。今どこ?」
「ピースホテルですよ。今テレビ見れますか?上海TVですよ。」
「お安い御用だ。おおっ!すごい花火をやってるよ。どこだろう?」
「なに言ってんです。外灘でやってるんですよ。たった今!」
「だから迎えに行くって言ったでしょ。おしいことをしましたね。ゆっくりテレビで見てください。」
「・・・・・・。そうするしかないね。じゃあ、明日。」

あんな大掛かりに花火を掛けてるなんて知ってたら、そりゃあ、言うとおりにしたのに。

先に言って欲しかったなあ。




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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 11

2005-12-21 | 上海回顧録


まだ、浦東空港が出来て間もない頃。

ちょっとした用事があって、現地スタッフと一緒に浦東の工業区のほうへ行くことになった。
運転手の小○は、カーキチなので最近購入した社用車を運転したくてたまらないのだが、市内を動くことのほうが多いので、最近欲求不満の状態だ。

「おーい、小○。浦東に行くから車回してくれ。」というと、待ってましたとばかり。
「たーさん、食事をどうしますか?」
「いや、13時のアポだから、ミーティングが終わってから、近場で食事しよう。」
「わかりました。」
空港が出来たばかりの頃は、車もまばらで、130kmくらいですっ飛ばす。
今、誰か道を渡ってきたら、ひき逃げ決定のスピードだ。

ミーティングは日系のとある会社だったので、総経理と一通りの話をさせてもらい、あとはお互い、現地スタッフに任せることにした。
以外と早く終わったので、拍子抜けしまったけれど、おなかは当然空いてくる。朝はぎりぎりまで寝ていたので、我慢できないほどおなかが空いてきた。
「小○、この辺にレストランなんてあるかね?」
「いやあ、たーさん。この辺は田舎だから、あまり期待できないかもしれませんよ。」
小○は浦西の出身なので、川向こうは昔から何も無い田舎と決めてかかっている。
「この辺は早くから万元戸が出たところだろう?結構立派な家が建ってるから、あの辺にはあるんじゃないか?」
「行ってみましょう。」と車を飛ばす小○。

空港から市内に向かう広い通りから、一本路地を入ると昔ながらのスタイルで、レストランやら、屋台やら、小さな店が並んでいる。

「たーさん、どうします。お口に合うか、どうか?」
「問題ないだろ。ねぎさえ入ってなきゃ、何でも食うぜ。」
「じゃあ、その先の店にしますか?」
「いいよ。はらぺこだ。」
間口は狭いが、奥の階段から2階に案内される。5-6テーブルくらいの小さな店らしい。
チョッと気になっていたのは、小さな店にもかかわらず、やけに若い女の子の店員の数が多いことだった。
さすがの小○も、僕に気遣ってか、テーブルの周りを歩いたり、さらに上に行く階段があるのを見つけて、見に行く。
「たーさん、この店はちょっとおかしいです。」
「って何が?」
「中3階位に通路があって、個室が並んでいるんですよ。」
「で・・・・?」
「どうも、カラオケレストランらしいです。」
「ということは、食事をしたあと、お嬢さんをピックアップしてできちゃうってことかな。」
「そうだと思います。」
「まあ、いいや。昼間っからそんなわけにも行かないから、とりあえずメシ食おう。」

メニューは二人ということもあるので、簡単このうえない。
青菜と方便湯、チャーハンと酢豚を頼んだが、どれも食べきれないくらいの量が来る。

「たーさん、もしさっきの話が本当だとすると、食事を持ってくる女の子は一人一皿違う子が来ますよ。見ててください。」
「顔見せってことになるのかね。」
「そういうことです。」
「ふーん。面白いシステムだね。」
食事が出てくるのを待っていると、小○の言うとおり、お茶で一人、青菜で一人といったふうに、いずれも若いミニスカートをはいた子が料理を持ってくる。残念ながら、田舎のお姉ちゃん丸出しで、とても触手が動くような子はいない。
「小○、本当だね。」
「間違いありませんよ。」
「いくらか上海語で聞いてみ。」
「ようがす。」 と僕は挨拶くらいしか覚えていない、けんか腰のような上海語でわいわい?尋ねている。
「たーさん、わかりました。100元だそうです。」
「はあ?ショートが?」
「へい。」
「それやまた、随分と格安じゃないの。到底お相手する気にはならないけどね。」

まあ、相当興がのったら一度位は来てみるのも面白いかも知れません。
ちなみに、テーブルで食べさせてくれるお相手をするのは30元ということでした。



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たーさんの裏街道を行く 上海回顧録 Vol. 10

2005-12-21 | 上海回顧録

今ではすっかり有名店。

もうすっかり有名になってしまったので、いまさらという感もあるが、上海にいったら是非とも訪れたい店。
林海というきのこ鍋のお店だ。水城南路にある。ここは通い始めてどのくらいになるだろう?
あっさり味のスープをまず味わい、そこに鍋の具をいれていくのだが、こってりした中華料理に飽きると、ここに来て相当な種類のきのこと、きのこチャーハンを食べる。女の子との待ち合わせにも良く利用させてもらった。今では上海ウオーカーに紹介されてしまって、日本人でごったがえしている。 

予約を入れて行くと、相変わらずオーナーは暖かく迎えてくれるが、何せ追いつかないほど客がくるので、スープの味は当時に比べると、ちと落ちてしまった感は否めない。

上海が発展するのは、いいことだけれどこういった良い店が荒らされてしまうのは残念で仕方が無い。



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