たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く アルゼンチン編 Vol. 4

2005-12-12 | 中南米編

ブエノスアイレスの街を歩く。

金がなかったのか、変える気がないのか、中心街の街並みは古いまま残っている。やけに猫が多い。
ロスから来ているので、薄着の服しかもっていなかったのだが、季節は春。
まあ、よかろうと思い、そのまま来てしまった。今日はみぞれまじりの雨。寒くてどうにもならない。

カフェでコーヒーを飲んでいるとこまでは我慢していたのだけれど、パスタのおいしい店を教えてもらったので、ウオーターフロント界隈まで歩くには薄着すぎる。早速商店街に行ってセーターを買ったのだが、気温がどんどん下がっているようで、これでも寒い。

仕方がないので、アルゼンチンといえばビーフ、多分革製品は相当安いだろうと当たりをつけ、カフェのおやじに皮屋はないかと尋ねると(こんくらいのスペイン語はOKだが、アルゼンチンのスペイン語は本国と違い、僕には聞き取りにくい)僕の貧弱なヒアリングでもわかるようにゆっくりと教えてくれた。5分ほど歩いたところにあるらしい。

霙の中を皮屋まで歩く。とても春とは思えない。
やっとのことで、辿り着いた皮屋はとても大きく、財布などの小物からジャケット・バッグまで相当手広くやっているようだ。どのコーナーに行っても、お店の人間が張り付いてきてうっとおしい。ゆっくりショッピングをするのは嫌いではないけれど、デパートの婆のように呼びもしないのに、売らんかなの表情を浮かべて近づいてくる店には絶対合格点を出したくない性質だ。

とはいえ、ここに居る限り暖かい。うざったいおばちゃんを引きつれ、いろいろと物色。狙いは皮のジャケットだが・・

なかなか品物が良いので、関心しながらうろうろしていると、ちと目についたものが。
おおっ!こいつあ、マトリックスでキアヌが着ていた奴とそっくり同じじゃないの。そのとき、おいらの目はおもちゃを見つけたガキんちょのように輝いていたに違いない。

「セニョール、そちらはUS$で200.00です。」と人の良い笑顔で話しかけてくる。
「うーん、しかしこれは今からの時期ではちょっと・・・・・」
しかし、安いのだ!圧倒的に安い!こんなの日本で買ったら10万はするだろう。
ためつすがめつ、袖を通しては脱ぎ、帰りの荷物に入れられるかどうか検討するが、どう見てもこれは入りそうに無い。しかも、このあとはブラジルなので、いくらなんでもこんなに寒くはないだろう。
悩みに悩みぬいた結果、マフラーだけを買って、ここは切り抜けることに決定。コートは次の機会に譲ることに。
うーん、惜しい。あまりにも惜しい。

すっかり、コートに気をとられてしまって、港で食べたほうれん草スパゲティもあまり味がしないが、新港界隈はすっかり綺麗に整備されていて、なかなか洒落た店が集まっている。値段は高いので、あまり地元の人は利用していないようだけれど・・・・

久々に住宅地や、ブエノスアイレスの普通の街並みを歩いてみたが、(マフラーは威力抜群だ!)寒いせいか、人気もない。

仕方がないので、ホテルに戻って今日は寝ることにしよう・・・


ご評価のワンクリックをお願いします!

閑話休題

2005-12-12 | 閑話休題


紅旗不倒彩旗飄飄

省政府関係者と食事をしていたある日。

「たーさん、彩旗は何本になりました?」とのご質問。何のことかさっぱりわからない。
「何のことです?」顔一杯の?マーク付で尋ねると、その理由を教えてくれた。
「たーさん、政府の建物に中国の国旗が立っていますね?」
「ええ、どこでも立派なのがたっていますね。一番天辺に。」
「この旗は取り替えるわけにはいかない。国家そのものですから。」ふむふむ、その通りだ。
「従って、取替えのきかない旗、紅旗すなわち、これ本妻を指します。」
「おおっ、すると。」
「今は7色もあるようですが、これを取り巻いている五色の旗、これを彩旗といいます。」
「お祭りや、祝い事のときにも、はためいている、あれですね。」
「そうです。」
「実は、政府高官が訪問したりすると、あの旗は新しいものに変えるんです。」
「青、緑、黄、ピンク、赤の5色ですね。」
「取替えの効く、5色の彩旗。すなわち、これお妾さんを指します。」
「なるほど。」
「本妻は取替えられないが、お妾さんは変えてもいいですよ。というふうに引っ掛けて解釈してるんですよ。」

なーるほど、深いなあ・・・・・。

僕には残念ながら、そこまでの甲斐性はないし、駐在もしていないので、旗を取り替えるどころか。毎回マラソンに使うような、紙の旗ですな。 ははは。

ご評価のワンクリックをお願いします!