たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 10

2005-12-03 | フライト編
中国国内のフライト。
なるべく使いたくはないが、仕方がない。祈るばかりである。
なにをって。

中国国内のフライトはよほどのことが無い限りといっていいほど、まともに時間通りに飛んだためしがない。いままで相当の路線を乗ってきたが、まともに飛んだのは、数えるほどだ。北京―成都、シンセン-アモイ、上海-済南(これは運が良かったといっておきましょう)間。 
この3フライトだけが時間通りに飛び、あとの数十回は遅延・キャンセル・降地変更の憂き目にあっている。

代表的な例をいくつか・・・・・
● 済南発上海行。途中黄河の濃霧にあって空港に時間内に辿り着けず。しかし飛行機も同じ状態で、待つこと4時間。折角朝一番のフライトを取ったのに・・・上海に着いたのは4時を回っていました。
● 大連発北京行。北京上空は黄砂の嵐のため、天津におりまーす。とのアナウンス。わかってんなら
最初から飛ばすんじゃない!
● 上海発成都行。飛行機からも見えたけど・・・成都はすっぽりと霧?雲のふたの下。重慶に戻るかもしれませーん。とのアナウンスがあったが、1時間位上空をうろうろし、結果着陸。燃料ぎりぎりだったかなあ?
● シンセン発上海行。1時間半近くも飛んで、そろそろ着くな。と思っていたが、霧のため着陸できないので、引き返します。のアナウンス。もう目と鼻の先なのに・・・・
● 北京発上海行。黄砂のため、6時間の遅延。
● 上海発瀋陽行。エンジントラブルのため、滑走路から戻って全員降機。3時間後に飛ぶことになったが同じ機体!大丈夫かあ?案の定再度機体変更で2時間の遅延。 5時間あれば北京経由でも行けたな。

枚挙に暇がないとはまさにこのこと。
まだまだ、一度も飛行機に乗ったことのない人が多い中国で、現地の人たちにとっては、高額な空の旅もここまで来ると金を払う価値が失せますねえ。


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たーさんの裏街道を行く タイ編 Vol.3

2005-12-03 | アジア編
タイ編後半

野郎二人で歩く町並みは、暑いにもかかわらず実にすがすがしい。
友人のOも結婚してからは、地元ということもあって、あまりおおっぴらには遊べなかったようで、今日は理由が
あるので、半分お目こぼし状態らしい。

まずは、ちょいとガラス張りのところでマッサージをしてもらってからパッポンで飲もうということに。
“ガラス張りのところでマッサージ”については、諸兄のほうが詳しいので、内容は話さずにおこう。しかし、日本人に有名なところはそこそこだが、ハイエンドの場所に現地優遇価格で入れる僕らは、皆さんの支払う価格よりも相当安くすんだ。と言っておきましょう。タイの夜の歩き方に載っているような値段は貧乏な僕にはとても、とても。

パッポンのクラブへの道すがら、仕事柄接待の多いOが超一流のクラブから、日本村、その他CHINA系のもの、はたまた、ホテルのディスコあたりのバンコックNOWについてレクチャーしてくれた。こんなの全部行ききれないから、おいしい店をいくつか紹介してもらう。 今回は時間がないので、近いうちにショーがあるので、其の時に行ってみることにしよう。

そうこうしているうちに、車はパッポンに到着。
これは、すごい。話には聞いていたものの、新宿の一角と変わらないじゃありませんか!あちこちから日本語の会話が飛び込んで来るし、ねーちゃんのケバさは地方の飲み屋街を彷彿とさせる。
Oのお薦めというか、しばらく行ってないので・・と前置きしたのは ○○2という店。

会話の途中でエレベーターがあいたビルから、美人が一人お客さんを送り出してきた。
「こりゃー中には凄い美人がいるなあ。」などと、Oの話も上の空で聞きながら歩いていると、なんと、Oのお薦め
の店はさっき遠目に見た美人が出てきたビルと同じビルにあるらしい。

早速エレベーターに乗り込みながら、「さっきのような子がいる店だといいなあ。」と思っていたら、女の子が待って
くださーい。といいながら乗り込んできた。
「ええええ~!さっきの子じゃない。」 Oも目に付いたらしく、すかさず「どこの子?」と聞くと、なんというラッキー。
これから行く店の子でした。
「指名大丈夫?」と聞くと、「問題ないけど、一度列に座らなくちゃいけないから選んでね。」と英語で。
Oはしばらく行っていないからと言っていたが、ママはしっかり覚えていたらしく、下へもおかない。
「じゃあ、ここで選んでね。」と20人ほどのお嬢さんが座っているところへ案内してくれる。
いました。さっきの子が。腰のあたりで周りに見えないように小さく手を振ってます。

「彼女を。」と僕。
「目が高いのね、この子は入って3日目だから、まだよ。」とママ。「何がまだなんだ??」
Oは久しぶりだからとママと話をしている。
英語が通じれば、日本語がしゃべれなくとも問題なーし。今日はそんなに混んでいないようで、比較的静かにゆっくりと昔話をしながら、時間をやり過ごす。と、Oが、
「明日も仕事だし、そろそろ引き上げようか?」というので、
「いや、楽しかった。またゆっくりやろう。」と僕。今日はお礼も含めて僕が払うことになっている。
「ところで、今日はどうするの?」とママ。
「何が?」
「ここは、連れて帰ってOKなんだよ。どうする?」とO。
「じゃあ、OKかな。」と答えると、ママは、「さっき、まだって言ったでしょう。まだ誰もお手つきないわよ。日本語しゃべれないから。」
いやあ、今日はラッキーの3乗だあ。

聞けば彼女は、ミャンマー出身とのこと。
タイの女の子は反応がいまひとつの子が結構いるが、こちらの国は何故か結構感情移入するので、楽しい夜を
過ごすことができました。

見つからないように早い時間に一緒に朝食をとっていたのだが、仕事に行く途中、先に帰ったミスクリスチャン
から、一言。
「たーさん、タイにもきれいなお友達が出来てよかったですね。」
ニコリともせずに言われてしまいました。 あら、見られてたのねー。


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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 9

2005-12-03 | フライト編
香港から中国に入るのは、いろんな方法があるが、生産関連の皆さんが利用しているのはフェリーが一番多いであろう。

香港島から行くもの、中港城から行くもの、空港から直接入れるものと様々あるが、一番スピードが出て早いのはターボジェットという水中翼船タイプのもの。揺れも少ないし、シートも快適だが、若干値段が高いのが気になる(とはいえ、日本円で3500円くらいのものなのだが)。マカオに行くときに乗るあれですね。中国側の港同士を結んでいるフェリーもあるので、港に行く手間さえ考えなければ、安全な乗り物といえる。 車だと生齧りの中国語で白タク使うとぼられるケースもあるし、所によってはいろんなものを取られてしまうことも、まだあるようだ。

フェリーで不思議なのは(ターボジェットはちと違うのだが)、通常のフェリー。
一等席と二等席があって、当然値段が違うが、普通だと、というか、値段が違えば当たり前のように、特典がなければなりません。飛行機ならビジネスは優先搭乗、優先降機ができるのだが、フェリーだけは何故か?
「早いモン勝ち!!」です。
一等席は2階席ということになるので、階段を下りねばならず、荷物など持っていようものなら、下の降船通路はせまいし、殺到した二等席の皆さんとその荷物で、通路に入ることもできない状態です。
二階席から直接降りられるような仕組みを作ってくれればいいのですが・・・・

まだまだ、お客さんの利便を図るというところまでは難しいんですかね?
香港のフェリー会社の名誉のために言っておくと、これは受け入れ側の問題が大きいだけで、船内のサービスは
とてもいいですよ。 と。


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たーさんの裏街道を行く フライト編 Vol. 8

2005-12-03 | フライト編
これも香港旧空港での話。

中国に入っていた僕らは、香港でのミーティングのために南方航空に乗り込み香港へ。
フライトは極めて快適、国際線就航当時の南方航空は乗客にいろんなものをくれました。折りたたみ式のバッグ
(日本ではマジックバッグといっていた奴です。)、飛行機の模型、タイピンのセット、ボールペンとシャープペンのセット等々。
これを集めるのも目的のひとつで、東方ではなく、南方に乗っていました。

さて、快適なフライトも終わり、いよいよ着陸。
高度を下げて、グライドパスにのって、よしよし。ビルも無事通過しましたね。
滑走路がすぐ下に見えてくる。もう少し。
「あれっ?足が着かないぞ。」
「おい、どこまで浮いてるんだ? これじゃオーバーランしちまう。」
目印のマークはとっくに過ぎている。いくら着陸とはいえ相当なスピードがあるわけだから、すぐには止まれない。
“ドーーーーーン!!”“” ああっ!!
叩きつけられたような衝撃。一部のラゲージスペースが開いてしまい、かばんや紙袋が降ってくる。そして腹にベルトが食い込まんばかりのブレーキと逆噴射。 酸素マスクが降ってくる。
「まずい。オーバーランだ。 海に落ちるな!」
やっとのことで止まった。一安心だが、止まったままで動かないじゃないか。

10分ほど、止まったままでいると飛行機の向きを変えるときや、引っ張るときに活躍しているトーイングトラクターのお出ましだ。
結局とまったものの、自力では方向を変えるスペースが無く、トラクターに手伝ってもらったのね。

アドレナリン出まくり、心臓バクバク。

ああ、怖かった。


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