たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 閑話休題

2011-06-16 | 閑話休題




経済産業省所管の日本エネルギー経済研究所は13日、すべての原子力発電所が運転停止し、火力発電所で発電を代行した場合、液化天然ガス(LNG)や石炭など燃料調達費が増えるため、2012年度の毎月の標準家庭の電気料金が平均で1049円上昇し、6812円になるとの試算を発表した。

今日掲載されていた記事。

原発を止めるのもいいでしょう。
原発に反対するのもいいでしょう。

けれど、代替エネルギーを考えることなく、この期に及んでまだ化石燃料を消費する前提で安易な発表はしないことだ。
以前から話題になっていた休耕田(全国に27万ヘクタール)を例えば全て太陽光発電にすると、こうなる、風力をこれだけの
予算をかけてやるとこうなるというのが、試算というのであって、止まったらいくらになるというのはただの計算。
バカでもできる。
京都議案書を策定し、ポッポが25%CO2を削減すると世界に公表した日本がこれでいいのか?

さらに値上がりするという計算をするのではなく、将来に残る仕事をするのがお役所じゃあないのか?

日本のとある高速道路 道路灯なんてないよ。


そんなことより、世界標準と比較しても明るすぎる照明基準を見直すことで、何パーセント電力が削減できるのか、
を試算したほうがいいんじゃない。

節電という名の経費削減で、照明がまぶしくなくなった、たーさん。

ヨーロッパにいるようで、なかなか快適!

*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く グルメ編 No.284

2011-06-14 | グルメ編  


あっさり料理を食べたいときにはとにかく、シイタケか豆腐を書いてあるものを。
思いのほか野菜が多く摂取できる中華料理だが、なにせい、油っこいのが多い。
そんな時に頼りになる一品。

これだ!

香豆醬燜豬肉




*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く グルメ編 No.283

2011-06-06 | グルメ編  


山東省で食事。

あまりこれと言って、おいしいものとてない地域ではあるが・・・、
今日はウェイファン大根がでている。

見た目はキュウリ、または瓜のような感じだけれど、食べるとまぎれもなく、大根。
ちょいと硬いめではあるものの、生で出てくる野菜が少ないこの地域。なかなかおいしい。



*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。




Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く グルメ編 No.282

2011-06-05 | グルメ編  


久々の山東省でビールを・・・。

山東省と言えば、誰でも思いつくのが青岛啤酒。
緑の瓶でお馴染みなのだが、あっし達はこの緑の瓶ではなく、透明な瓶に入っている「金青岛啤酒」を飲む。
値段は若干違うらしいのだが、払ったことがないので、正確な値差はわからない。

で、この日も折角の山東省なので、青岛啤酒を頼もうとすると、
「珍しいビールがあるからそちらにしましょう。」と
運ばれてきたのがこれ。

芽台啤酒


この瓶の様子だと、「金」があるのでは?と思い聞いてみると、
あった!
金芽台啤酒


なかなかおいしい部類に入るのでは?

*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 中国編 No.288

2011-06-04 | 中国編


翌日朝は久々に爽快な目覚め。
差し込む陽の光で目を覚ますなんざあ、マレーシアのペナン島以来かもなあ・・・。
吸玉で茶色になっている背中を見ながらシャワーをとり、朝食へ。
さすがは開発区域一番?のホテルだけあって、朝食はそれなりに充実している。

日本人が来るはずもないこの地域で、味噌汁があったのにはびっくりしたが、
味で納得。こりゃあ、大連や吉林あたりからも人がきているのだろう。
大連のローカルが食す味噌汁とほど同じ味。豆腐も白じゃなく、丸い
卵豆腐が並んでいる。

食事を済ませて、ロビーに出てくると、何やらホテルの従業員がぞろぞろ列を
作って待機している。
どうやら、偉いさんが来るらしいな。



どれどれ・・・、
「本日の会合予定」のディスプレイを見ると、「全国徴税標準化会議」とある。
へええ、各省・市レベルの税務局が集まって会議をするんだねえ。
てえことは、財務担当副市長クラス、あるいは市長がご挨拶に見えると見た。
並んでいたホテルの従業員がいっせいに頭を下げた。
どうやら、あのおっさんが偉いさんのようだ。

税務局関連は仕事でからんだこともあって、山東省の税務局は知り合いも多い。
皆さんお元気なのかな?
などと、タバコを吸いながらぼんやりしていたところに、

「あれえ?たーさん?」
と中国語で・・・
「えっ?あいやー!Kさん?」
「しばらくでした。お元気ですか?」
「いやいや、こちらこそご無沙汰です。Rさんや皆さんも元気?何年ぶり?」
「Rさんは省単位の仕事をしています。私はそのおかげで、この市の税務局にいます。」
「すると、今日の会議も?」
「ええ、もちろん出ますよ。たーさんの知ってる人間も何人か来てる。会いますか?」
「今回は違う用件なのでね。何時に終わるかわからないし・・・。」
「残念ですね。せっかくご当地の面白いところをご案内できたのに。」
「次回教えてくださいよ。」
「わかりました。それでは私、そろそろ時間ですので。」
「ええ、久しぶりにお会いできて良かった。また。」
「それでは、また。」

誠に悪いことはできないもんです。以前済南市で会って、毎回どんちゃん騒ぎをして
いたKさんにこんなところで会うとは・・・。
そういえば、山東省では随分いい商売をさせてもらったっけ。

迎えの車で開発区内にある会社に向かう。

日程は今日一日のみ。
セミナークラスと工場の審査が残っている。
北のせいか、クーラーはがんがん効く仕組みになっておらず、山東省とは言え、内陸
にある8月のWeifangは暑く、集中力は長く続かない。(タバコも吸いたい!)

午前中はぶっ通しで休みなし。
資料が遅い!暑い!タバコが吸いたい!動きが鈍い!
イライラのしっ放しだったが、何とか午前中をクリア。
今日まで台湾行きを延ばしてくれていたHさんと会社の幹部達とで開発区庁舎の中の
レストランで食事。
あまり昼間からビールは飲まないタチだが、なにせい大声張り上げてるし、暑いしで冷え冷えの
ビールを1本、のつもりが珍しいビールでつい2本・・・・。
北のほうの料理はどうも彩りに欠けていていけませんなあ・・・・。

のんびりと食事をして、酔いを覚ましレストランを後にする。

Hさんは車で直接空港に行くという。
「じゃあ、Hさん。また日本で。」
「たーさん、後はよろしく。レポート下さい。」
「了解しました。」
スポンサーのHさんが出たあとは、ローカルの皆さんとのディスカッションが待っている。

結局、なんだかんだで全部のスケジュールが終了したのは午後6時過ぎ。
ま、ローカルの皆さんも当方の時間がないということもあって、よく頑張ってくれました。
お疲れ様。 
特に英語を話せる人間が少ないので、S君お疲れ様。
(本人は海外営業なのだが、殆ど一人で通訳を引き受けていた。しかも間違うと
 あっしに文句を言われるので、相当お疲れの様子。今日は奴も食事に連れて行こう。)

*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 中国編 No.287

2011-06-03 | 中国編


青島、Weifang

青島空港

オモロイ外観とは裏腹に、これが山東省きっての空港かと思うほど中は
質素にできている。
イミグレの荷物検査員の(レーンも一つしか空いていない)ニーチャンは
鼻歌まじりで、どうやら隠し持ったライターを探し出すことに執念を
燃やしているようだ。
没収されたライター入れの中には少なからずZIPPOのライターが含まれていて、
こいつらの収入源になっているのかも・・・。

今回はまったくのプライベートなので、(とはいえ、頼まれごとをこなしに
行ったのだが)マイレージを使ってビジネスクラスで渡航。
あっし的には近いこともあって、エコノミーで十分だったのだけれども、
あいにくエコノミーは満席、かつ韓国、北京経由とも全て埋まっていた
ので、選択肢がなかったというのが現実。

機長・副機長ともに女性という珍しいフライトで青島空港に到着。

一足先にマレーシアの老朋友が来ていたので、久しぶりにエキサイティング
な夜を一緒に過ごそうと計画し、お互い忙しい合間を携帯メールで時間
を調整しながら、彼は香港から入って日程をこなし、こちらもそのつもりで
仕事を進めていたのだが、あっしのフライトが仕事の都合で一日遅くなって
しまったので、夜は次の機会に。
香港に戻る彼とは空港で1時間のミーティング。

出発ロビー内の珈琲店で待ち合わせて、久しぶりに会ったあっし達は
おおはしゃぎで、近況の報告やら、あいつはどうしてる、こいつはこうしてる
という話が先に来てしまって、実際の仕事の話は20分そこそこしか時間
がなかった。
とはいえ、勝手知ったる間柄なので、一度話して資料を見せれば、
言いたいことは全てわかるという実によい関係だ。

現地の某大手企業の社長でありグループ全体では万の単位の従業員の頂点に
いる彼だが、規律あるこの社会ではあっしの弟分。
相変わらずいつになっても兄貴という呼び方で如才ない。
打合せの内容といっても、こちらは将来構想に近いもので、彼と同行して
いる政府関係者と投資顧問のドクターへのプロポーザルが主体だ。

聞けば、政府関係者の彼はいろいろ話もあるだろうからということで、青島
に余計に一泊してから香港に行くという。
あっしはといえば、ここから150kmも離れたWeifangという場所まで行か
ねばならない。
今日あっしが一日遅れて到着するということで、現地で落ち合うはずの
某氏は、台湾に行かなければならないところ、わざわざあっしと食事会を
するために出発を一日遅らせてくれているので、どうしても今日中には
着かなければならない。

仕方がないけれども、次回マレーシアでの再会を約して、Meridianに
泊まるという政府関係者をお送りしてからWeifangに向かうことに。

「なあ、たーさん、泊って行こうよ。青島にさあ。」と、政府関係者。
彼は中国名ながら、現地の血が強くでてしまったのか、見た目は現地人だ。
「ダメだよ。明日の朝Hさんは台湾に出ちゃうから、今日は一緒に食事しないと。
それに現地の政府関係者も来てくれるって言うし。」
「Meridianの隣はカラオケなんだよ?一人じゃあ・・・、僕が可愛そうじゃないか?」
「うーん、そりゃご一緒したいけどねえ・・・・。青島に送ってから行くって言っちゃったしねえ。」
「泊って行こうよ。朝早く出れば良いじゃないの?ホテルタクシーでバーンとさ?」
「いくら取られると思ってるのよ?」
「いいよ、いいよ。 Dに請求しとくから。(Dはくだんの社長)」
「いやあ、慎み深いあっしとしては、そこまではできないよ。」
「残念だなあ。じゃあ、ウエルカムドリンクだけ付き合ってよ。」
「それはもちろんOKさ。」

どうやらはっきりとは言わないものの、先に帰ってしまう社長のDに代わって、あっしの予定が
なんとかなるなら誘って楽しんできてくれと言い含まれているらしい。 
そこまで気を遣う必要もないのに。

しきりに残念がるK氏を振り切って、何とか会社がやっているうちに着きたかったのだが、
結局、高速をせかしてぶっ飛ばしても時間内には到着できなかったものの、
首脳陣を紹介するというので、会社に直行。



清華大学出身の董事長と、営業・技術のトップ、さらに主だった幹部を紹介されたあと、
さっきの運ちゃんの車で、ホテルに向かう。

あーあ、個人的には期待できないご当地よりも青島に一泊が良かったけどなあ。

ともあれ、開発区(と言っても、南に較べてしまうととても閑静な)近くに
ある、不釣合いとも言えるホテルにチェックイン。
8階の部屋はホテル正面の道路がよく見える、というか、ずいぶん先まで見通せる部屋。
部屋も広く、新しいせいかそんなに不自由は感じない。
とは言うものの、初めての土地の初めてのホテルでは、まず真っ先に
洗面所とトイレ、バスの水の流れ具合をチェックしてしまうのは、貧乏性と
いうしかない。

「いやー、こりゃあ、見事にネオンがないなあ・・・・」

待ち合わせの時間にロビーに下りていくと、さきほどトップを紹介してくれた
Hさんとそのご一行がすでに待ってくれていた。

「やあ、たーさん。」
「今日は遅くなってしまい、申し訳ありません。青島市内が思ったより混んでいたので。」
「いやいや、明日一日ありますからね。 Dさんとは会えましたか?」
「ええ、空港でね。相変わらずだ。」
「彼は人物ですねえ。」
「そりゃあねえ。今では押しも押されもしない大社長だから。」
「付き合いは長いんですか?」
「かれこれ、13年になりますか。」
「夕べもたーさんが間に合わなくて残念だ、残念だと言ってましたよ。」
「いや、有難いこってす。じきに彼のところにも行くことになるでしょう。香港には頻繁に来てるようだし。」
「そのときには宜しく伝えてください。商売の話もあるし。」
「もちろん!よく見て欲しいとも頼まれてる。」
「お手柔らかに。さて、それじゃあ、食事に行きましょうか?」
「不案内なので、よろしく。」

開発区近くのそこそこのレストラン、ということは街のはずれの一等レストランで食事。



ビールで乾杯することには、さきほどの董事長と課長も合流して、山東省の料理?で盛り上がる。
主賓席には董事長が。 うん?

「やあ、皆さんお楽しみのところを申し訳ない。」
そういいながら入って来た、少し恰幅のいい紳士が一人。
とたんに董事長が立ち上がって、席を譲った。
「ああ、こりゃあすいませんな。」
左隣の皆さんはひとつずつ席をずれていく。あっしは右となりのそのままだ。
「Weifangへようこそ。私はZと言います。」
差し出された名刺には開発区長、副書記とある。
「や、これはこれは。久仰大名!たーさんです。」
今日初めて会ったのだが、彼を良く知る人たちがいるので、お世辞を一発。
「日本からですか?ま、どうぞ一杯。」
みんなで乾杯。二人で乾杯したあとは、しばあらく彼の独壇場。
いかに当市政府がこの事業に期待しているか、そして董事長に明日にでも台湾に同行して欲しいと。
「いや、しかしZさん。仕事もありますし、ビザも取らなきゃいけない。」
と抵抗する董事長。
確かに、明日は工場内の案内と、技術説明を自ら買ってでてくれていたのだが。
「S董事長、何を言う。これは省のプロジェクトだからね。ビザなんてどうにでもなる。」
うん、確かにどうにでもなるな。
「詳細を打ち合わせなければならないな。ちょっと静かなところへ行こう。」
殆ど、無理矢理外に連れ出される董事長。
ドアを出ていく間際に英語で一言。
「Hさん、たーさん、申し訳ない。明日は会社に行けないでしょう。」
「えーっ!」

まあ、こちらはこの程度のことは見慣れているっちゃあ、見慣れているので、
さして驚きもしていなかったが、こんな光景を初めて見る約3名はポカンと
している。

「たーさん?」
「ああ、このまま明日は台湾ということでしょうね。よくあることですよ。今日の明日は」
「こんなことがあるんですか?」
「あるねえ。あんまり口出しして欲しくないところだけれど・・・ねえ、Hさん。」
「そうだねえ。ま、うまくは行かないでしょう。」
「多分。」
「さ、それより食べましょう。すっかり醒めてしまわないうちに。」

で、その時の献立はと言うと、
Hさんが辛い料理が食べられないので、ごくごく普通の献立だったのだが、
中国国内では有名はWeifang大根というのがあって、こいつがうまい!
(見た目は大根には到底見えていないが。)

食事のスタートが早かったので、食後は街中を視察に行こうということに。
Hさんが運転するという。
どうやら、山東省のこと、運転手はとっくに帰ってしまっていて、車だけが
手元にあると言うことらしい。 じゃあ、帰りはあっしが運転しましょう。
こんなに道がすいているなら、無免許でも問題なし。
右側通行に慣れているHさんとあっししか運転はできないであろう。

そもそも、Weifangという街は”凧”の世界大会が開かれている場所でも
あり、また、市街地の道路照明の殆どがLEDということで、世界的に
有名な街。日本ではなじみのない街ながら、人口は約800万人ほども
いる、山東省では歴史のある街なのだ。
意外なことにJUSCOもある。

殆どがLEDで彩られた市街地を見学したあと、ホテルに戻る。
街中は意外なほど、人が多い。
(と言うことは、結構面白いところもあるはず。)

今日はとにかく、隣接しているサウナでのんびりしてマッサージして寝ちまおう。

*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く トルコ編 No.27

2011-06-02 | トルコ編


今回もミュンヘン経由でイスタンブール入り。
しかし、この時間フライトはあまり好きじゃない。
というのもこのフライト、イスタンブールに到着してからの景色が全く楽しめないから。
ひたすら暗ーい道をアタチュルク空港からタクシム界隈までタクシーで行くことになる。
しかも気を抜いていると、暗いのをいいことに隙を見ては遠回りをしようとする
タクシー運転手を牽制しながらになるので、もういい加減疲れている身にとっては結構きつい道中なのだ。

中国ではマッサージがあるけれど、こちらはトルコ風呂。
むくつけき大男がバシンバシン、ガッシュガッシュとやってくれるので気持ちは
いいのだが、終わったあとが結構疲れる。
中華料理屋があるし、それなりに裏のところもあるので、中国風按摩はないものか?
懇意にしていた上海人のやっていた中華料理屋は武運つたなく撤退の
憂き目となってしまったので、そこそこのお店に行き、料理人に聞いてみる
ことにした。

取り急ぎ、可も不可もない焼きそばを頼み、現地ウエイターを横目に
カウンターから中を覗き込む。

「ニンハオ!」
「ニンハオ!」 うん、ちゃんと中国語で返事が返ってきたね。
「このあたりで、中国風按摩はありやなしや?」
「あるよー。」
「えっ?本当?どこどこ?」
「住所と電話番号を教えるよ。今日行くの?」
「ここでご飯食べたあとにね。」
「じゃあ、電話しておくよ。ママさんは○○って人だ。これが住所と番号。」
「ありがとう。助かるよ。いくら位?」
「話せるんでしょ?Chinese価格でお願いしとくよ。」
「多謝!」

もらった住所を頼りにトコトコ歩いていく。
住所が正しければ、全くの住宅街にある格好だ。
もうすでに暗くなっている街並みを歩いていく。

「うーん・・・、書いてもらった住所によるとこの建物のはずだけど・・・」
静かな住宅街に佇む建物は、到底マッサージ屋がある建物には見えない。
「電話するか・・・」
書いてもらった電話番号にかけてみると、
「メルハバ」 どうやらおばちゃんらしき女性が、
「ニンハオ、ここは按摩屋さんで間違いない?」
「あら、ニンハオ、そうですよ。ご予約?」
「いや、えーっと、今、どこそこの住所の建物前にいるんだけど。」
「そうですか。ちょっと待ってて、迎えに行きますから。」
やっぱりここでいいのかなあ・・・
「お待たせしましたー」のくだんの建物から女性がひとり。
「どうぞ、こちらです。」 案内されるまま建物の中へ。
確かに、階段を使ってたどり着いた先にはティピカルな中国式按摩屋さん
の佇まい。

「へええ。」
「今日、中華料理屋さんにいらっしゃった方ね?」 
迎えに来てくれた女性はどうやらこの店の老板らしい。
「そう。連絡あった?」
「ええ、言葉大丈夫だから、VIP価格でってね。」
「よろしくお願いしまーす。」

部屋に通され、ウーロン茶が出てきた。 こころなしか香の臭いもする。
いやあ、まさかイスタンブールの街中でチャイナスタイルの按摩ができるとは・・・。
今日はあまり人がいないらしく、ママよりは少し若めのお嬢さんがご担当。

「イスタンブールは初めて?」
「いや、何回も来てるんだけど、ここは初めてさ。そういうママさんは長いの?」
「いつの間にか長くなっちゃったわねえ。」
「いろいろあったみたいだね?」
「ええ、まあいろいろねとね。」
「日本人も結構来るの?」
「ええ、いらっしゃるけど、知ってる人はそんなに多くないはずよ。」
「VIPクラブかい?」
「でもないけど、某自動車会社の偉いさんも来ていただいたわ。」
「そうなの。 知る人ぞ知るってやつだね。」

たっぷりと90分ほど、もみほぐしてもらい、もう一度お茶をもらって、建物を
後にする。
(確かに壁にあった料金表が正しいとするなら、ずいぶん安くしてもらったようだ。)

次回来る時にも、残っているといいなあ・・・・
ぼんやりと考えながら、月の明るい夜道をホテルまで。

疲れが一気に出たのか、シャワーも浴びずに沈没の夜。 極楽。

*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く トルコ編 No.26

2011-06-01 | トルコ編


アジア側でD氏とF夫妻とお食事。

ナザルボンジュの入り口用特大をF氏の奥さんのお母さんから、ということ
で頂戴したあっしは上機嫌で、D氏と奥さんとトルコの酒ラクとトルコワイン、
久々の新鮮野菜ですっかり酔ってしまっていた。



「Dさん、もうやめとこう。ひっくり返っちゃう。」
「たーさん、何言ってるの?飲みましょうよ。」とFの奥さん。
「いや、奥さんとはワイン、Dさんとはラクじゃあ、分が悪い。頭痛くなってきた。」
「よし、じゃあ一旦ここは出て、フランスズ ソカゥで飲みなおそう。」
「賛成!」と奥さん。
「おいおい、まだ行くのかい?」と酒を飲まないF。
「おまえはデザートにInciでも買ってきて喰っとけ。」
(Inciというのはちっこいシュークリームのチョコレート漬みたいな現地では有名なお菓子)
「そんな・・・」
「さあさあ、早く行くぞ。F、会計してくれ。」

唯一人酒を飲まないFが結局は支払いをして、車を運転し、しかも車で
乗りつけたにもかかわらず、降りたのは3人だけ。 Fは駐車場まで車を
置きに行く羽目に。

「なあ、たーさん、Fは本当にInci買って来るんじゃあないか?」とDさん。
横合いから付き合いの長い奥様が一言口をはさむ。
「あの人、絶対に買って来ると思うわ。甘いもの大好きだもの。」
「うーん、奥さんが言うんだから買ってくるかなあ・・・・。」
「ダメだ、たーさん。それじゃあ賭けにならない。俺は買ってこないほうに賭けよう。」とウインクしている。
(ああ、なるほど。)
「よし、じゃああっしも来ないほうに賭けておこうか。」
「それがいい。奥さんは買って来るほうに賭けるんだな?」
「US$30.00賭けよう。」
「えーっ!そんなに?」
「問題ない。負けても支払いはFだ。買ってこなかったあいつが悪いということになる。」
「じゃあ、いいわ。」 (おいおい!)

そうこうしているうちにちょっとしたつまみと酒が到着。

「かんぱーい。」

Fはどこに車を止めに行ったものやら、一向に戻ってこない。
1杯目を片付け、2杯目に差し掛かったところで、やっと到着。

「Fさん、遅かったな。どこまで止めに行ったの?」
「ごめん、ごめん。 ついでにIncをi買ってきた。」
3人とも顔を見合わせ大爆笑。
「どうしたの?折角ワイフとみんなのお土産用に買ってきたのに・・・」
「Fよ。お前はそういうところに意外性がない。」
「へっ?」
「今、みんなでお前がInciを本当に買って来るかどうか、賭けてたところだ。そして、やはりお前のワイフが賭けに勝って総取りしたところだ。」
「えっ! 本当?いくら勝ったの?」
「だーから、そんなことはどうでもいいんだよ。やはりお前のことは奥さんが一番わかってるってことだ。
感謝しろよ。ま、ここでお前が紅茶の礼に、たーさんにブレスでも買ってくりゃあ、俺が全部もったがな。」
いつもポカンとしているような顔をしているFだが、ますますポカンとした顔をしている。
「F。US$60.00の勝ちよ。ありがとう!」
チューをしてもらって、やっと呑み込めたのか、大笑いしている。
「甘いもの好きも、たまにはいいことがあるもんだ。たーさん、食べる?」
「いいよー。今は遠慮しとこう。」

奥さんの信頼を取り戻した?Fはそのあと終始ご機嫌。
すっかり夜も更けて、3人ともいーい感じに酔っ払ってしまった。

「あー、もうごちそうさま。明日も早いから、もうそろそろ寝るよ。お先に。」
ここからなら、ホテルまで歩いても10分ちょい。酔いをさましながら歩くのもいい。
「ダメだ、たーさん、送ってく。」
「いいよ、F。ここからだと、車を回したほうが時間がかかる。」
「いいや、送る。待っててくれ。」 と、言いつつ、もう戸口に向かっていく。
「たーさん、ま、送らせてやれよ。あいつもあいつなりに楽しいんだ。」
「そうよねー。普段こんなに飲んでたら口もきかなくなるわよ。」
「そうなの?」
「そうよー。今日は自分が飲めないからって言ってたもの。で、私も久々に羽根を伸ばせるし。」
「あいつも飲めるようになると良いのにね。」
「ま、あいつが飲まないおかげで俺は思いっきり飲めるわけだが・・・。」

帰りがけの朝にはFの家に立ち寄り、一緒に朝食を食べる約束を奥さんにさせられ、Fの運転でホテルまで。
Dさんと一緒だと、いつもいいようにやられているので、今度はFご夫妻だけ招待してあげよう。

*効果抜群の十二神将と干支の護符をご紹介*

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2011 Ta-san, All rights reserved