たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 No.274

2010-05-30 | 中国編


No.272から続く。

老板が来るまでの間、どこのカラオケだろうだの、何時頃になるかだの、いろんなことを聞いてくるものの、こちとらもどこへ拉致されるのか、この時点では全くわからないし、状況次第なので何時になるかの約束もできない。

しかも万が一だ。万が一にでもカラオケのおねーちゃんがとびっきりだったらどうしよう?
買物にかけた110元以上の価値があって、しかもこのへんのコストを老板が負担してくれるようなら、あっしの揺れる下心はあっという間に寝返ってしまうことは確実だ。
などと考えているから、向かいのお嬢さんが話しかけてくるのも、「ああ」とか「ふーん」とか言いながら全く耳に入らない。
「近くって言ってたけど遅いねえ・・・。」
独り言を言っていると、

「たーさんはどなた?」

周りの客まで振り向く。おいおい、入ってくるなりいきなり名前呼ぶか?
仕方がないので、手を振ると、
「ああ、初めまして。こんばんは。表の車で老板待ってますから先に行ってください。」
「いや、まだ会計してないから・・・」
「お先にどうぞ。私が払っておきますから。」
「えーっ!いいよ、いいよ。自分で払うから。」
「もうお金預かって来ちゃってるから。私が怒られちゃう。」
まったく、台湾人ときたら、弟扱いだとメシ代も払わせちゃくれない。
「じゃあ、よろしく。」
「いいの?」と心配顔の彼女。
「兄いの奢りだっていうから、車に乗ったらお礼だけ言っといて。店までの道は説明できるよね?」
「それは大丈夫。」
「じゃ、先に店を出てよう。」
表に出てみると、老板が車から降りてこちらを見ている。満面の笑みだ。
「いよう、たーさん、悪いなデート中のところ。」
「老板、ごちそうさま。ホテルも按配してもらって申し訳ない。」
「いいって、事のついでっちゅうもんだ。あいつはまだか?」
「今払ってもらってると思うよ。」
「そちらが彼女か?○○です、どうぞよろしく。」
「あ、ごちそうさまです。私、劉です。」
「どこまで送っていけばいいのかな?」
「○○路の角を右に曲がったところまで。」
「うん、わかる。」
「お待たせー。」
と老板の彼女が戻ってきた。ご丁寧にガムを5,6枚ひっつかんでいる。

このへんはさすがに中国人というところか?
「お待たせ、ごめんなさいね。」
「いやあ、すいませんねえ。支払いまで。」
老板がいくら渡したのかはわからないけれど、釣りを返す気はさらさらないらしい・・・。
このへんもさすがに中国人というところか?
「さあ、行こう!」

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 中国編 No. 273

2010-05-26 | 中国編


広東省の工場を巡っていると、ときどきワーカーさん達に混じって、ちょっと毛色が変わった女の子がいることがあります。

これが日系の工場だと、みなさんきっちりユニフォームで決めていますが、台湾系だと
二線級や、今日入ったばかりの新人はユニフォームを着ていなかったりします。
はたまた爪が極彩色だったりして。



他にも理由があるのかなあ・・・・、などと考えていたのが、現実だった瞬間。

「たーさん、あっち側で仕事している子どう思う?」
「どう思うって・・・・」
「今夜どう?一緒に?」
「なぬっ!おまいのところは昼・夜違う仕事を斡旋してるのか?」
「ちがう、ちがう。 あいつ、夜は街のほうのカラオケでバイトしてるんだよ。面白いから
 ママに電話しといて、キープしといてもらおう。」
「趣味わりイなあ・・・」
「で、どうする?」
「面白いからやろう!」
「そうこなくちゃ!」

でっ、食事を手早く済ませてカラオケに繰り出す。
何度か顔を合わせたことのあるママが出てきたが、「本当にいいの?」的な顔をしている。
同行はといえば、没関係を連呼しているので、やっぱりそういった会話なのね。
あっしのほうはと言うと、ママと一緒に女の子が溜まっているところへ行って、先にご指名し、くだんの女の子の隣に立つようにママが指示する。

さて!中国カラオケ恒例の顔見せ。
女の子10人セットで一列に並ぶと、くだんの女の子は髪型も変わっているが、ちょっと
驚いた顔をしている。同行の老板と顔を見合わせクスクス笑いあうが、すぐに真顔に
戻ると、さっき指名しておいた女の子を指差す。
その瞬間に、老板が、
「よし、そこの2人、彼の隣に座ってくれ。」と声をかける。

かくして、彼の工場でワーカーをしている女の子とあっしの指名の二人があっしの両側に
ひとりずつ。(ワーカーさんは老板側だ。)
表情を見た限りでは、どうやら覚悟を決めたもののごとく、もうどうにでもなれという顔を
している。
早速、自己紹介がてら乾杯となるのだが・・・。

「あのっ、」
「んっ?」
「えーと・・・」
「何?」
「だから・・・」

老板と目があって、ついにいたずらバラす時が来たことを目で告げる。
大きくうなずく老板。

「○○有限公司の Cラインの○○ちゃん、なにを聞きたいの?!」
「きゃーっ!!!やっぱり。」

「おまえ、アルバイトはいいけど、他の子をスカウトするなよ。」
「親せきが多いんで、稼がないと・・・」
「ま、俺は工場の仕事をしっかりやってくれれば、文句はないさ。」
「有難うございます。サービスしちゃおっと。」
「俺はいいから、お客様にサービスしてくれよ。チップはちゃんと払うから。」

あとはワイワイガヤガヤ、サイコロゲームなどもやってみると、
話好きな子で、頭も悪くない様子。
頭の具合は、ゲームをやるとすぐわかってしまうからだ。

「ワーカーにしては、結構頭いいんじゃないの?気も効くし。」
「うん、俺もそう思う。明日履歴書をもう一度見てみるよ。総務のほうで使えるかも。
たーさんが日本語でも仕込んでくれりゃあ、ばっちりだけどな。」
「遠慮しとこ。でも総務に移すとなると、この稼業はまずいよなあ。」
「給料はあがるだろ?それでダメならこのままだな。」
「まあね。」

老板も話は聞いていたものの、本人と直接話したことはなく、意外な側面を見て
見直したようだ。 

ママにも聞いてみたところ、身持ちは堅いらしい。(ホントかね?)


 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く 香港編 No. 43

2010-05-23 | 香港編  


中国・香港からの帰り道。

香港空港の退屈さと言ったら、どうにもならない。

朝を食べて来ないことが多いので、空港でちょっとした食事をすることになるわけだが、2Fのフードコートも行きつくしてしまっていて、飽きてしまう。最終的には味千ラーメンか、バーガーキング、または潮州麺あたりに落ち着いてしまう。

昨晩の中国での自慢話に花が咲いている皆さんが多いときにはちと遠いものの、台湾の牛肉麺を食べにここまでやってきます。 時間をずらすと、意外と空いてます。



 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く グルメ編 No. 264

2010-05-15 | グルメ編  



韓国激辛インスタントラーメン

OTTOGIブランドのインスタントラーメン

韓国の袋物インスタントラーメンといえば、辛ラーメンが一般的なのだが、たべつけると辛さが物足りない。

そんなときにはこれ! うーん、辛い!

もやし、たまねぎを加えて、四川豆板醤をティースプーン1杯でさらに風味も増えて最高。
東京界隈ではあまり手に入らないのが残念。
大阪の商社さん、頑張れ!



 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く グルメ編 No.262

2010-05-08 | グルメ編  



炸臭豆腐

台湾でこの妙な豆腐に出会ってから相当経つが、未だに近寄ることもできず。
ましてや、広東省あたりで汚水を使って作っているなどとの風聞があっては、
さらにチャレンジしてみる気力もありません。

幸いなことに、これを大好き!という方とは親しくなったことがございません。
(あっしがあまりにも酷く言うので、遠慮してたのまないだけなのかも・・・)



 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

たーさんの裏街道を行く No.272

2010-05-05 | 中国編



彼女の部屋経由で荷物をおいてから(何気なく自分のも置いてしまったのだが、お咎めなし。)ホテル近くの韓国料理屋へ。

延辺出身(朝鮮族が多い)のマスターとママさんで日本語も結構達者だ。
最初からここが見つかってればよかった・・・。
ママと彼女はどちらも中国人なのだが、日本語で喋っている。なかなか変な感じだ。
ぜんまいの炒めと、お魚を揚げたやつ、それにカルビとからーいクッパを食べると満腹。
水キムチもバカにならないほど、おいしい。
韓国焼酎もいい感じで回ってきて、いやあ・・満足。

ママに言わせると、店に日本人がくることは本当に稀だそうで、焼酎もおごりで出して
もらったりで、結構楽しめた。
そろそろ時間も7時近くなので、店に送って行かなきゃいけないし・・・。
さて、どうしたものか?
ホテルを予約しておくか?はたまた、荷物を持って店に付き合うか?
話をしながらそんなことを考えていると、ケータイが。

「あれっ?誰だ?」
番号を見ると、みたことのない番号が。
「ウエイ?」
「たーさんでしょうか?」
「へい、あっしがそうですが、どなた?」
「ちょっと待って、変わります。」
「おー、たーさん?」
「何だ。老板じゃないですか。どうしたの?今の誰?」
「今日行くカラオケのマミーだ。今一緒にメシを喰ってる。」
「結局いくのね、カラオケ。」
「そう。今日はたーさんと一緒っちゅうことだからね。で、どうなった?」
「何が?」
「昼の女の子。」
「今一緒にいるよ。ホテルの近くの韓国料理屋で。」
「なんだ。すぐ近くだ。」
「えーっ!そうなの?」
「よし、じゃあ一緒にカラオケ行こう。迎えに行く。そこにいてくれる?」
「いや、だけど宿も決めてないしねえ。」
「ああ、それなら心配いらない。さっきホテルでコーヒー飲んだときに、荷物のことを聞いたら、まだあるっていうから、部屋に入れといた。ああ、もう払ってあるから大丈夫だ。」
「ええっ!いいですよ。そんなことしなくても。」
「明日はマミーとのんびりするから、車は使ってもらっていい。朝迎えに行かせるから。そんなことだから、付き合ってよ。やっぱ一人じゃあなあ・・・。」
「でも女の子がね・・・。」
「行きがけに送るさ。あとのことはお任せだけどね。ハッハッハ。じゃあ、これから行くから、またあとで。」
プツッ。

相変わらず強引だわ。
さて状況を整理すると、ホテルの部屋はすでにあって、荷物は入っている。
支払いも済んでるから遅くなっても問題ない。
明日の朝は老板の車で移動すればOK。
彼女は店まで、彼が送っていってくれる。荷物はどうしようか?
二時間もお付き合いすれば、老板は酒があまり強くないからすぐ帰ってしまうだろう。(しかも勝手に・・・)
と言うことは、そのあと彼女のいる店に行っても充分だし、うまくいくと足マッサージの
ひとつもできる時間があるかも知れない。ふーむ・・・。
と、ポクポク頭の中で考えていると、

「お電話誰から?」と彼女。
「ああ、ごめん、ごめん。朝会ってた老板から。人の電話でかけてきたんでわからなかった。」
「それで?何ですって?」
「うーん、実はかくかくしかじか。」
「えっ!ここに迎えに来るんですか?」
「そう。で、カラオケに付き合わなきゃいけない。」
「じゃあ、もうここでおしまい。」
「いや、多分早く終わるから、そのあと行くよ。」
「ホント?だけど、カラオケ女の子たくさんいるんでしょ?」
「まあ、そりゃあいるだろうねえ・・・、老板の彼女がマミーらしいし・・・」
「ホントに来てくれるんですか?」
「だって、荷物を部屋に置いたままじゃないの?それとも女の子連れて取りにいってもいい?」
「いやっ!」
「だろ。じゃ、店終わったら一緒に帰ろ。」

頷いたということはとりあえずOKってことね。

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

フルーツメール -->

閑話休題 (上海万博)

2010-05-05 | 閑話休題


上海万博。
正式名称は上海国際博覧会(中国での呼称は上海世博会)。
テーマは?
より良い都市・より良い生活(城市、让生活更美好/Better City Better Life)
ということで、

連日報道されるのは、香港と同じく現地の混乱ぶりと中国人のだらしなさばかりで
いささか食傷気味なのであります。
そんなことはわかりきっていたのは、香港ディズニーランドの中国客で実証済みで、
仮にも国外旅行ができるレベルでもあの程度。今回は中国国内でのイベントなのだから、
あたりまえといえばあたりまえ。
見ている側としては、この程度の混乱で収まっているのは奇跡と言っても過言ではない。

そんな当たり前のことに、時間を割かずに今回の上海万博は史上最多となる246の国・団体が参加している一大イベントであり、日本を始め各国がどのようなテーマで参加しているのかを報道すべきじゃないか?
メディアもわざわざレポーターまで派遣して現地のバイトがなってないみたいな、品のないレポートをせずに、もっと文化的なレポートをしてもらいたいもんです。日本も相当金を注ぎ込んでるんだから。その辺は重点的に取り上げたほうがいいんじゃないの?

昔、大阪で日本初の万博が開催されたときにはたったの77の国・団体の参加。今回の万博は全てが桁違いだということが本当にわかっているのだろうか?

せっかくの万博、あまり知られていない国の取材もして欲しいもんです。

※ 上海万博のデザイ"海宝(ハイバオ)"
  人という漢字がモチーフになってるんだそうな。

 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved

フルーツメール -->

たーさんの裏街道を行く グルメ編 No.261

2010-05-02 | グルメ編  


小龍包

最近は外で食べるやつだと、こういう風になっているものが多い。
折角の肉汁がファーストフードタイプだと、こぼれる、または飛び散ってしまうのを
防ぐためかも知れない。

ま、でもこのスタイルだと肉がいいやつでないと台無しになってしまうのが難点。



 ご訪問有難うございます。



Copyright © 2005-2009,2010 Ta-san, All rights reserved