たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く アジア編 (シンガポール Vol. 18)

2009-08-30 | アジア編



コーヒーも3杯目になろうかという頃。
キョロキョロしながらお嬢さんの登場。

「おはよう!」
「ああ、おはよう。よく寝てたね。」
「ぐっすり。昨日は飲みすぎよ。みんなお酒強いのねえ。」
「いや、よく覚えてない。なんで部屋にいたの?」
「送っていってくれという話になって、送ってきたんだけど、帰るのが面倒になっちゃったから。
ベッドも1つ空いてたし。」
「なーる。」
「今日はお仕事お休み?」
「そっ!外に遊びに行くよ。」
「あたしも行ってもいい?」
「仕事は?」
「土・日はお休み。」
「うーん・・・」

折角のお休みなのに、女の子がいると自由も効かないしなあ・・・。
しかし水先案内人がいると、動きは確実に速くなる。 むむむ。

朝のうちはいいけど、夕方頃になったら一人じゃ寂しくなるだろうなあ、
と勝手に理由をつけて、ご一緒願うことにする。

「じゃ、一緒に行こうか?」
「やったあ!」
「で、プランなんだけど、かくかくしかじかで3つのオプションがあるんだけどね。」

結局、プラン2は却下され、プラン1と3の折衷案、

午前中は足マッサージ屋で酒を抜く。
ランチは梅州料理
午後からはマウント フェーバーからケーブルカーでセントーサ島に行き、
アンダーウオーターワールドでまったりする。
→ おいしいアイスクリーム屋へ寄るのを追加
シャングリラ ラサ セントーサ リゾート(Shangri-La Rasa Sentosa Resort)
でお茶をしてから、タクシーで夕食へ。

で落ち着いた。

さあて、コーヒーも飲んだし、出かけましょうか!

 ご訪問有難うございます。



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たーさんの裏街道を行く アジア編 (シンガポール Vol. 17)

2009-08-26 | アジア編



シンガポールの休日

めったにないシンガポールでの休日。
夜ごとのドンチャン騒ぎを乗り越え、朦朧とする脳みそを叱咤した末に
訪れる、週末の2日間。
まあ、しかし日曜の午後には大陸に移動しなければならないので、正味
1日とちょっとか。

とはいえ、楽しみにしていた週末の2日間が無事迎えられる訳もなく・・・、
昨夜はとにかくとんでもない量の酒を飲まされ、ふらふらになった挙句、
どうもホテルに着くまでの記憶がところどころ飛んでいる。横のベッドには
昨晩一緒に盛り上がったお嬢さんが転がっている。

「うーん・・・、連れて帰ることにしたんだっけかなあ・・・。」
「いやいやいや、ゆっくり寝たいから断ったはず!てことは勝手についてきたか、
マミーか一緒だった誰かが気を利かせたということかな。」

とにかく、水は飲みたいし、シャワーも浴びたい。
時計を見るとまだ9時ちょっと前なので、ボーッとしながらも
、まずは冷蔵庫のボトルを一気飲みしたあと、
熱めのシャワーをとると、少しは頭がはっきりしてきた。

ベッドを見ると、まだスヤスヤお休みのようですので、一人で行っちゃいましょう。
(ま、このときには貴重品はすべて持って出てしまうので、被害に会うことは
ありません。)
メモだけ置けばいいね。

シンガポールでの朝食は、足元に流れてくるひんやり冷たい空気でもって、
テラスで食べるのがいい。
9時過ぎともなると、さすがは赤道直下のシンガポールの陽射しは尋常でない。
とにかく陽があたっている白い皿すら眩しい。
地元のお金持ちたちが、早朝食べにいくのがわかる。

パンとチーズ、コーヒーをもそもそ食べながら、本日のメニューを検討する。

プラン1
午前中は近所の足マッサージ屋でのんびり過ごす。
昼はMAXWELL近くの梅州料理屋でランチ。
午後の早い時間はプールでごろごろ。
夕方からショッピングモールでお買い物。
夕食はせっかくのシンガポールだから、とんかつがいいかな・・

プラン2
せっかくだからJBまで足をのばす。
遅いランチを野趣あふれる地元の料理店で、カレー海鮮鍋と辛子のピクルスで。
そこいらのサウナでのんびりしてから、戻ってくる。

プラン3
昼まではその1と同じメニュー
午後からはマウント フェーバーからケーブルカーでセントーサ島に行き、
アンダーウオーターワールドでまったりする。帰りはシャングリラ ラサ セントーサ リゾート(Shangri-La Rasa Sentosa Resort)
でお茶をしてから、タクシーで夕食へ。 入場料はS$20前後だったか?
辛子のピクルスは捨てがたいが、今週ある店の親父に瓶詰めにしてもらったのがあるので、
今日は断然日本食だ!

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閑話休題

2009-08-23 | 閑話休題



大入袋

いやあ、知らなかったなあ!
本当かどうかは定かではないものの、さもありなんというお話。

ランチを食べながら、なんのはずみか大入袋の話になった。
大入り満員御礼のときに配られる大入袋なのだが、この大入の金額をどうやって決めているんだ?という話。

芝居小屋が大入満員になると、出演者に近所のそば屋でそばが2杯食べられる食券を渡したのがその起源で、これが後に現金になって、大入袋ができたというのが真相らしい。

ということは、現代で言えば、まあ、もりそばが一般的に¥500前後として、¥1000が支給されたということなんですねえ。



普段、何気なく使っているものにも由来があるというのを再認識した瞬間。

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閑話休題

2009-08-22 | 閑話休題



まだまだ暑いこの時期ではあるのですが・・・・、

あっしにとっては、昨年末に頂戴したクリスマスカードを整理する時期。
ご無沙汰している方や、連絡をとりたい方とやりとりしつつ、近況などを伝えたりなどしていると、あっというまに半年くらい経ってしまうのです。(もっと早くやれ!とお叱りがありそうですが)

で、毎年自分にとってのクリスマスカードベスト10などを作って、一人遊びをしているわけです。
とはいえ、クリスマスカードなんてえものは、出来合いを使っている人が多くて、手にとったときに、“おっ!”というようなカードにはあまりお目にかかることもなく、帰って中華圏からのもののほうが面白い。

最近はメールでのメッセージも増えてきているので、整理するのもラクになってます。

そんななかで、昨年のベスト3に食い込んだのはこのカード。
送ってきたのが女性の担当者というのも、いとおかし。



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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 231

2009-08-17 | グルメ編  



二日酔い防止のお粥といえば、これ!

椎茸と豚肉のお粥。
味もすっきりしてて、消化にもいい?と聞きました。
実はこの料理、白酒でふらふらになったあとでも、お嬢さん達と一緒に夜食としてすこーし食べておくと翌朝は二日酔しないという不思議なお粥。
夜でも朝でもOK



痛風持ちの人には羨望のメニュー。
(痛風の人は生椎茸を食べると覿面に痛みがでるとか。)

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その8

2009-08-16 | 閑話休題



その5

週明けの月曜日。

店長の手配した坊さんが到着。
この頃には、あちこち手を打っているのがバイトの子達にも伝わったのか、朝から殆ど全員集合。
(お前ら学校は?)

坊様は慎重にあちこちを見て歩いていたが、そこここで顔をしかめている。

一通り見終わったあと、フロントに一番近い部屋で話を聞いた。

「ここの建築はあなたが?」
「いえ、物件ごと引き取ったので、前の経営が建てた物ですが・・・」
「いけませんなあ。」
「というと。」
「まず、方位がいかん。鬼門に不浄(トイレ)がある。出入り口の方位もよくない。これでは集まってくれと言っているようなものだ。」
「すると、建物自体の構造が呼び寄せていると。」
「間違いない。」
「建て替えるわけにもいかないんですが・・、何か方法は?」
「清めの塩と米、酒を敷地の四方に毎朝、1週間続けてやってください。今日は私が経のあとにやります。」 これ効き目あるそうです。
「よろしくお願いします。」

かくして、当日の供養と供えを済ませた。

各部屋もそれぞれ同じことをしていただいたわけだが、ここでも新事実が。
昨日盛っておいた塩なのだが・・・・、
各部屋ともぐっしょりと水をたらしたように溶け出し、くずれていたのだ。
わずか一日の経過でこのようになるのは、さすがの坊様も初めて見たとのこと。それだけ多くの霊が集まっているのだ、とも。 こいつは怖い。

これら一連の対策が効いたのか、次にこの店に行った時には心なしか、空気も澄んでいて明るくなったような雰囲気。 従業員も異口同音に同じことを言っていて、あれ以来、おかしなこともなくなっていた。

特筆ものは、例の顔がびっしり浮かんでいた部屋なのだが、これまたびっくりすることに、綺麗に
顔らしきものは消えていて、普通の木目に戻ってしまっていた。

世の中こんなこともあるんですねえ・・・・。
特にカラオケは相当な電気を使っているというのも原因のひとつかもしれません。

あなたの行っているカラオケ、使っていない部屋はありませんか?

後日談

カラオケを引き受けて、一緒に経営管理をしていたAさん。
「おーい、たーさん。」
「なあに?」
「この領収書なんだけど、○○寺ってなんだ?」
「ああ、それね。 御祓いと供養の費用だよ。」
「へっ?」
「愛知の○○店だけどね。出たんよ、これが。」と手をしたに向けてジェスチャー。
「また、またあ。」
「本当ですよ。あっしも実際に見聞きしたもの。結構長くいたのはそれが原因。」
「まさかあ・・・・?」
「全て終わったあと、すぐに台湾行っちゃったから話す機会なかったけど、本当の本物ですよ。」
「それでか・・・」
「何が?」
「店長から電話があったんだけど、たーさんは台湾だって言ったら、その後異常なしですと伝えてくださいと言われてたんだ。」
「なら、良かった。 近いうちにもう一回行って、坊さんにもお礼言って来ますよ。」

御礼

お盆休みも終り、ご先祖様ももどったことでしょうから、夏限定版は一旦終了です。
そういえば、いたはずがいないなどと言うのは結構鮮明に覚えているのがあるので、追々ご紹介致しましょう。

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その7

2009-08-15 | 閑話休題



その4

一夜明けて、早番のおばさま達から状況を聞いてみると、新事実が発覚。

「再開した○○号室なんですけど、水が垂れてたんですけど・・・」
「水?どこに?」
「テーブルの上に。」
「テーブルの上?」
「クーラーの水滴が落ちたんじゃないの?」
「それが・・・、空調2つありますけど、そのちょうど中間なんですよ。昨日片付けのときにやってなかったんですかねえ?拭いておきましたけども。」
「店長?」
「いえ、昨日は全て点検しました。」
「チョッと見に行ってみようか?」
「そうですね。」
「ここだ。開けるぞ。」
「お願いします。」 
ガチャ。
「うわっ!!」
「どうしました?」
「水だ・・・・」
「ええっ!?」

よく見ると、ソファや、モニターのうえ、入り口そばにも上から水が垂れたあとがある。

「店長、今日はこの部屋使うのやめよう。」
「えっ、でも・・・。」
「なんか嫌な感じがする。お札まだあったよな?」
「ええ。」
「ドアの内側に張って、鍵しめておこう。」
「わかりました。」
「それと、パーティルームもだ。予約は?」
「もう一つには入ってますが、“あっち”の部屋は入れてません。」
「OK,じゃあ同じ措置をしておこう。月曜日に例の坊さんを呼ぼう。」
「えっ?」
「手配してくれ。こりゃ尋常じゃないよ。見てもらおう。」
「わかりました。すぐ電話します。」
「頼む。」

一箇所で数日の間にこれだけの怪異。尋常じゃあありません。
バイトの子達よく我慢してたなあ・・・・。時給がいいせいか?

兎に角週末は、それぞれの部屋に塩盛りをして(料亭の玄関にしてあるようなものだが、四隅に)
使用禁止に。 もともと使っていなかったので、あまり支障は出なかったようだ。
この塩盛りにも異常があったのが見つかったのは後のこと。

つづく。

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その6

2009-08-15 | 閑話休題



その3

使用していなかった部屋2つで早くも問題が起きたのだが(トイレでも)、あとの2つは順調に稼動していた。

と思ったのもつかの間。

そろそろ終了時間も近づき、空き部屋が多くなってきた。
どうしても納得がいかないのと、もし2回目があるなら、今度は冷静に確かめようなどと考えながら、
店内を一周。

パーティルームは・・・、静まり返っている。
お札の部屋は・・・、心なしか暗い。
もう一つの部屋は・・・、異常なし。
さらにもう一つの部屋は・・・、茶色いスーツを着たお父さんが一人で歌っている。ん?一人?
このお客さんが帰れば終了か。

フロントに戻ると、お疲れさんで一杯飲みに行く予定の店長と、工藤静香似の看板娘が並んで立っている。

「たーさん、そろそろ閉めて飲みに行きませんか?」
「って、お前まだお客さんいるじゃあないの。」
「えっ?」
「ほら、例の部屋でさ、おじさん一人で歌いまくってたぜ。」
「たーさん、音聞こえましたか? 中の?」
「えっ?」 そういえば、他の部屋があいていたはずなのに、中の音が一つも聞こえた記憶がない。
工藤静香似が、
「茶色い・・・、スーツ着てませんでしたか?」
「おお、そうそう。 今時あの茶色はないよなあ・・・。ハハハハ。」
「やっぱり・・・」 二人揃ってつぶやく。
「何だよ?」
「たーさん、お客さんはさっき帰った組が最後で、今はお客さん誰もいないんですよ。」
「そんなことあるかよ。 たった今見てきたばかりなのに。」
「もう一度・・・、見に行ってみます?」
「そうしよう。」
「ちょっ、ちょっと待ってください。私も行きます。一人にしないで。」

3人かたまって、通路を歩き、角を左へ曲がると右側がその部屋なのだが。

真っ暗!!!

「あれー??」
「やっぱりそうですよ。顔見えました。」
「いや、後ろ向き・・・だったし・・・。」
「じゃあ・・・、そうです。」

その日はそそくさと店を閉め、飲みにいったのだがどうも盛り上がらない。
誰もが明日はどうしよう・・・、と考えていたに違いない。

つづく。

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その5

2009-08-15 | 閑話休題



その2

こいつはあまりにも怖いので封印していたもの。

店のほうは週末ということもあって、盛況。
部屋待ちの団体さんもいて、9時から使用しているパーティルームが空くのを待つ状態に。
やっと、パーティルームが空いたので、急いで片付けをしなければいけないのだけれど、人手が・・。
まあ、ちょっと手伝うかあ・・・くらいの軽い気持ちで女の子二人と一緒に行ってみると。

酒が入ったあとはこんなもんなんでしょうね。部屋はちらかっていて大変。 時刻は深夜0時ちょっと前。
バイトの子も大変だなあと思いつつ、一緒にグラスなどを集めていた。 女の子達はさすがの手際でてきぱき片付けている。
部屋の中はカラオケ機器のスピーカーのブーンと言う音が少し聞こえる。 相当なボリュームでやっていたのかもしれない。

と、そのとき!

“おぎゃあー、おぎゃー、おんぎゃー!”
スピーカーから赤ん坊の泣き声!?
「何だあ、今の!?」
「ぎゃあーっ!!!」 女の子達は脱兎のごとく逃げ出してしまった。
逃げ遅れたあっしが茫然としているところに、
“うううううううううー” と、今度は女性のうめき声が。
あまりにも不気味な声、それにスピーカーごしとはいえ、地の底からわきあがるような声。
スピーカーなどの音響機器を扱いなれたあっしもこんな音質を聞くのは初めての経験。

もう、駄目。 一旦撤収。
鳥肌総立ち、髪の毛が逆立つほどの衝撃。
あまりに怖いと、息が荒くなるだけで状況を確認するためか、すぐには行動できない。
それとも、ほんの数秒間だったものが、長く感じるのかもしれない。

フロントに駆け戻ると、青ざめた顔の女の子達と店長。

「聞こえたんですか?」 店長が震える声で聞く?
「ああ、ばっちり。女のうめき声のおまけ付きだ。」
「きゃあーー」 さらに青ざめる女の子達。

とはいえ、部屋待ちのお客さんはいるし、とにかくひきつった営業スマイルで営業続行で対策は明日にするしかない。
パーティルームではその出来事のあとは店長自ら片付けを買ってでても何事も起こらず。
お客さんが入っても何事も起こらず。 その夜は、あっしと女の子2人だけが被害者となった。

いやしかし、幽霊さんもスピーカーを通してなんて、ハイテク。それにこの土地で赤ん坊なんて、
まったく因果関係がわからない。 この敷地は元は畑だったはず。

つづく。

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その4

2009-08-14 | 閑話休題



一夜明けて、今日は週末。

あっしの対応が早かったのを、従業員も喜んでいて、昨夜は近所の飲み屋で盛り上がった。
週末に向けており込みちらし広告も効を奏してか、今日は昼間からなかなかの盛況。

が、残念ながら早くも当日に事件は起こった。

その1

男性用トイレの大きいほうが、ずーっと使用中になっているとの苦情がフロントに。
誰かが飲みすぎで引っくり返っていると大変なので、2-3人を引き連れてくだんのトイレへ。
しかし、入っていて鍵をかけると赤色になるはずなのに、緑のまま。

こりゃあ、もしかするとドアにもたれかかったまま、気を失ってるのかと思い、あわてたあっし達。
ドアをたたいたり、大きな声で呼びかけても、何の応答もなし。第一、人の気配がしない。

意を決して、上から覗き込むことに。
「おい、気をつけろ。」
「はい。大丈夫です。」
「あれっ?」
「どうした?」
「誰もいませんよ。」
「ええっ?」
「だーれも・・・」
「じゃ、なんで開かないんだよ?ちょっと鍵みろ、鍵。」
「はーい。 うわっ!」
「どうした?」
「鍵が・・・、ひん曲がってます」
「なにい!?」

状況としては、閂のように差し込む部分はそのままで、差し込まれる側の穴の空いたほうの板が
ぐんにゃり曲がっていてドアに張り付いているのだ。と。

これはまあ、まだ悪戯の範疇であろうと、とんかちで修繕して事なき?を得たのだが。
なんだか釈然としないまま、営業続行。 これが午後8時ごろの出来事。

つづく。

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その3

2009-08-14 | 閑話休題


霊感。

残念ながら、見てしまうタチである。
人によっては、それは霊感じゃあなく、野生の本能だという人もいるが・・・・。(否定できません。)
これから何回かにわたってお話するのは、実際にあっしが経験した実話です。

随分昔の話だが、ひょんなことからカラオケのチェーンの経営を一時期引き受ける羽目になった。
全国に11店舗あったのだが、ま、こんだけあると中にはそんな話があるのは無理からぬこと。

愛知県名古屋郊外にあった店舗がそれ。

大体、月に一回くらいはアルバイトの採用や、売上の様子、仕入先との歓談などのために各店舗を回ることになるのだが、この店では4部屋が稼動していない状態になっていた。 

なんで?

原因を探るべく、店長と長くバイトしている女の子を呼んで理由を聞いてみた。

「なんで使わずに倉庫がわりになってるの?」
「ええ・・・」 歯切れが悪い。
「片付けて、稼動しようよ。」
「いや、実は・・・」
「なに?何かできない理由があるの?」
「出るんです。」
「へっ? 何が?」
「出るんですよ。幽霊が。」
「はあ?マジか?」
「ええ、お客さんも何人かみてしまっていて。」
「たわけー! 汚くしとくとまた集まるっちゅうのが、この手の話なんだから、まず綺麗に片付けろ。」
「はい。 昼でいいですか?」
「あたりまえだ。夜は怖いじゃないか。」
「ありがとうございます。 じゃあ、明日にでもバイト呼んで片付けます。」

翌日、愛知県内にあるもう一店での仕事をすませて、戻ってきたのは午後4時過ぎ。

「店長、片付いた?」
「はい。一応は営業できるレベルまで。」
「どれ、見て見ようか。」
「あ、一緒に行きます。」
「んな、ガキじゃあるまいし。 どの部屋?」

聞けば、内訳は4-5人用の部屋が3つに、パーティルームだと言う。

3つの部屋のうち2つにはなんらの感触もなく即復帰指示。パーティルームも同様なのだが、びっくりしたのは一番奥の部屋。
和室風にしてある部屋なのだが、壁に貼ってある板という板、柱という柱にびっしり動物の顔のようなものが浮かび上がっている。到底気のせいというレベルの話ではなく、悪意としかいいようがない。

「これは・・・・・」
「原因はこれなんです。スピーカーからもうめき声が聞こえるというお客さんもいて・・・」
「わかった。ここはチョッと無理だな。 店長、この辺で霊能者とかいないの?港があるからいるだろ、一人や二人。」
「叔母さんの友人がそんなことをやってると聞きました。お寺の坊さんですが。」
「よし、じゃあ、金使ってもいいから事情を話してお札もらってこい。」
「わかりました。」
「なんで、こんなの放っといたんだ?」
「前の経営者は何度言っても取り合ってもくれなかったんですよ。」
「そうか。そりゃ大変だったな。よし、この他の部屋はオゾン入れて、換気して使ってみよう。 あっ、白檀の線香も買ってこい。香を焚いたあとにしよう。」
「普通の線香じゃ駄目ですか?」
「お前、普通の線香じゃ、においがするとまずいだろうがよ。」

とはいえ、どうも気になるので2-3日張り付いてみることにした。

つづく。

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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その2

2009-08-13 | 閑話休題



普通ホテルに辿り着いたときには、どんな土地であっても何となく安心するものだ。

この日はアメリカの東部を車で移動。
いつもならCOURTYARDというホテルを予約するのだが、この日は電話で予約をする時間もなく、出たとこj勝負の到底企業の一員としてはありえない?宿泊パターン。 というのも、アメリカに来ているときには本拠地がLAにあるので、アメリカ滞在何日ということだけ報告しているからだ。

6時半頃にやっとホテルが決まり、電話で説明されたとおりに車を走らせると、道路からほんの少し
入ったところにそのホテル(モーテルに近い)があった。
やーれやれ、道すがらにこれといったレストランもなかったし、どこぞでパンでも買ってくるかあ・・・、などと考えながら部屋にはいった瞬間。

「うわっ!何だこの部屋?」

タバコの吸える部屋と指定したからかも知れないけれど、白かったであろう壁はまだらに黄色くなっているし、電気を全部つけているにもかかわらず、どーも部屋が暗い。 しかも空気がどんよりしている。 窓を暫く開けて外の空気を入れても、いっこうに雰囲気が変わる様子はない。
まいったなあ。インディアンの御守りなんて持ってないぞ。

10分も部屋にいると、マイルームに変えてしまうことができる特技?をもつあっしでありながら、荷物を解く気にもならない。
何かの気配があって、全然落ちつかないのだ。
こんな部屋に入ってしまったら、お守り君たちに頼るしかない。

どーせ寝るだけだからと言いきかせて、外に食事をすませて戻ってきたが、しかし、このときにはちょっとした兵器を入手してきていた。
それは、“塩” 
ゴリゴリ削る例の塩だが、ナプキンにゴリゴリと取り分けてポケットに入れてきたのだ。 
それと、ショッピングモールで手に入れた、アロマキャンドルとお香。

いつも持参の御守りアイテムの中からマラカイトと水晶玉を取り出し、部屋の四隅に塩をまき、キャンドルをつけ、風邪の向きを確認してドアを開け放してお香をたく。

気のせいといえば、それで終りだけれど、たとえ一晩といえども悪夢にうなされることなく、安眠するためには、若干の努力は必要だ。

幸いこの晩はなにごともなく朝を迎えることができたが、こんな部屋は何かがあったとしても不思議はない。 

 ご訪問有難うございます。



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閑話休題 チョッと怖いかもしれない話 夏限定 その1

2009-08-12 | 閑話休題



御守りの話。

迷信深いと言われようが、怖がりだと言われようが、

日本の御守り・身代わり地蔵守りと中国の御守り、トルコの御守りである目玉とヨーロッパでは定番とも言えるマラカイト石、それに台湾の水晶玉と誕生石を海外出張の時には必ず持ち歩いている。

海外出張から戻ってくると、最初に書いた膨大な?御守りの入っているバッグの内側のチャックを開けて、全てを丹念にチェックするのが習慣になっている。

なんでそんなことになったのかと言えば、話せば長い長-い話になるので、今回は"身代わり地蔵“について。

東山魁夷の絵が好きなあっしは、長野の善光寺に結構行っている。
別に信心深く、善光寺詣りをするというわけではないのだが、ことのついでというのが本音。
時期的にはあんずの花が咲く頃、花見のついでにまだ人も多くない山奥の温泉に泊まりながら絵を見に行くのだが、善光寺で買うものとして、定番になってしまったのが、言わずと知れた七味唐辛子と、“身代わり地蔵”。

この“身代わり地蔵守り”、他の御守りとは別にお寺に持っていく羽目になることが多い。

なぜなのか?

どれがその原因なのかはわからないけれど、出張から戻ってきて“身代わり地蔵”チェックしてみると・・・・、竹を割ったように縦に真っ二つに割れていたことが過去3回。
過去にこのような経験がなかっただけに1回目のときには、御利益として感謝の気持ちと、話題性としても最高の話になったわけだが、これが2度、3度となると洒落にならない。

身代わり地蔵が身代わりになった理由として思い当たるものは多数あるが、それ以外にもあったのかも知れないと思うと、結構怖い。

なにはともあれ、身代わり地蔵様、いつも守ってもらって有難う。

 ご訪問有難うございます。



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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 230

2009-08-08 | グルメ編  



中国伝統の?かっこみ飯。

煮込み中


盛り付け後


かっこみ飯自体があんまり大したことない料理だけれど、その中でも上位にランキング。
言わずとしれた、最下位は菜っ葉の味付け煮込みをご飯にかけるだけ。この場合は入れ物も洗面器風の食器に盛り付けスプーンで食します。

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たーさんの裏街道を行く 中国編 Vol. 255

2009-08-07 | 中国編



チベットに続いて、新疆ウイグルで大規模な争乱が。

あまり日本では記事にならないけれど、現地にいると結構小規模な暴動がおこっているのは周知の事実で、政府もこいつらをタリバンと関係があるテロリストだ、ということで、規制していたのも本当
のこと。

チベットは力で押さえつけたが、ウイグルは難しい地域で、チュルク系の皆さんは力も強いし、解放軍にいる人間も多いので、総書記がとんぼがえりしたのは、実に良い判断と言えましょう。
下手すると、ソ連よろしく分裂して民族解放運動になりかねませんからねえ。
実際そんなことになると、エネルギー的に中原は困ったことになります。

テレビで報道されるのはウルムチの騒動だけですが、この騒ぎは新疆ウイグル自治区にとどまらず、なんと最近ウイグル人が増加している広東省でもとんでもない事件がおきていました。

6月26日広東省のおもちゃ工場でのこと、ちょっとしたデマで激高した中国人(漢族)がウイグル人の民工を襲って、2人のウイグル人が死亡、ウイグル人81人、漢人39人が負傷したという事件。
中国人の集団ヒステリーのような状況は目にあたるものがありますが、仮にも同じ工場の人間同士が死ぬかもしれないような凶器をもってしまうというのは、ちと理解に苦しみます。

確かに中国政府の政策もあって、おおくのウイグル人が広東省に出稼ぎにきていますが、一体どのようになっているのか、ちょっと心配です。 いくつかの工場にお目にかかった彼らは素朴で気のいい奴らばかりで、中にはいるのかも知れないけれど、のんびりした連中が多かったなあ。

道端で干しぶどうを売っていたオジサン達は無事なんだろうか?

http://www.youtube.com/watch?v=6_PJTO2k0PM

Xinjiang Repression
http://www.youtube.com/watch?v=CCz6-kfycpc

 ご訪問有難うございます。



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