たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く アジア編 Vol. 11(インドネシア)

2006-04-30 | アジア編



ジャカルタからスラバヤに向かう途中の温泉リゾートホテルに投宿。

タイルの床にラタンの椅子やテーブルが配置され、南国ムードたっぷりなのだが、特に大きな建物があるわけでもなく、英語が通じるわけでもない。ボーイに導かれるままに、外にでていくと、いくつかバンガローのようなものが暗闇に浮かんでいる。
「これに泊まるのか?」
見た目は、とんでもない田舎の離れのような造りの掘っ立て小屋、といっていいようなコテージ?に案内され中に通される。ごゆっくり・・というような言葉をかけて、去っていくボーイ。
部屋の中を一通り見渡した感想は・・・
「ああ・・・・・」
スーパーに売っているような、オレンジのフードがついたペンダントライト、この色にコーディネートしているのか、オレンジ・・というか、腐りかけたみかんのような色のベッドカバー、ライトにはご丁寧にくもの巣がかかっているし、肝心のベッドには小虫の死骸が散乱している。
「むむ!!これに寝れってか?まあ、一晩位こんな野趣あふれすぎる宿に寝るのもいいか。温泉付きだし。」
で、肝心の温泉風呂はっ、と。このドアだな。
期待に胸を膨らませてバスルームのドアを開ける。
期待の内容は、小さいバスルームながら、ちょっとした広さのバスタブに満々と温泉がたたえられていて、ちょいと
花なんかうかんでたりして・・・。
たった2秒で裏切られた期待。

空っぽのバスタブ、バケツに溜まったお湯、湯を汲む奴・・なんて名かわかんないけど。
チョロチョロと流れ出るお湯。お湯は相当熱く、水がないと何もできないが、肝心の水が出ない。内線で聞こうとしたが、通じないので、てこてことフロントまで歩いていき、クレームを言うと、先ほどの雷つき豪雨で水が出なくなったとのたまう。

「駄目だ。温泉は捨てがたいが、水も出ないこのホテルに僕は泊まれない。ジャカルタに引き返すか、他のホテルに変えてもらおう。」
決心した僕は、マネージャとRの宿泊している部屋に向かう。
コンコンとノック。
「おお、たーさん。どうしました。」
「R,悪いけど、このホテルには泊まれそうにない。ジャカルタに帰ろう。」
「なんでまた?」
「実は、かくかくしかじか・・・。到底さすがの僕もここでは寝られない。」
「うーん。」
R本人はどうしたものか、あの熱いお湯をつかったものか、頭も洗ってしまって着替えているし、部屋の中を見ると、ルームサービスを頼んだらしい。炒飯の皿が平らげられている。
「よし、じゃあここはキャンセルして、元オランダ人が作ったホテルにしよう。あと2時間ほど車で走るけど、大丈夫?」
「いや、ちゃんとしたホテルであれば、あと何時間でも車の中のほうがいいよ。」

少しの間やんでいた雨も、ホテルを出る頃にはまた激しく降りだし、ワイパーをハイスピードにしても全く前は見えない。さすがに馴れている現地のマネージャはものともせずに運転しているが、こちらは、片側が崖のようになっているので、気が気じゃあない。彼らは風呂に入り、のんびりしていたので、そんなに疲れも見えないが、カルチャーショックを伴う、ぐだぐだの時間を過ごしていた僕は、疲労困憊で目もあまりよく見えなくなってきている。

2時間チョッと走ったところで、やっと、ダッチコロニアルスタイルの洋館が見えてきた。
こんなくそ田舎まで、やってきていたオランダ人に感謝するほかはない。

タイルの床にラタンのベッド、ランプはガラスのシェード、内容は殆ど変わらないのに、こんなにもローカルアレンジとオランダ風は違っているのだ。

やっと今夜はゆっくり眠れそうだ。

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裏街道の読み方

2006-04-30 | 裏街道TODAY


”たーさんの裏街道を行く”

ご訪問有難うございます。




このマークがついている文章は、とはいいませんが、ちとエッチ系のお話です。良い子の皆さんは大人になってから読んでくださいね 

地域の特性から言っても、このへんのお話はアジアが圧倒的に多いので・・・・  

の中から選んで読むとよいよ。


このマーク以外にもお嬢さんの画像イメージがついているものも、ちと楽しいお話。


旅の綴りではあるので、航空会社のマークか、の写真のものもあります。
行った国の国旗のこともあるよ。


 いつも有難うございます。 

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たーさんの裏街道を行く アジア編 Vol. 10(インドネシア)

2006-04-29 | アジア編



今日から、現地代理店の社長とセールスマネージャーと一緒にまさにまったくローカルのディーラーまわり。

途中で一泊しながら、スラバヤまで、それからぐるりと回ってジャカルタに戻ってくるプランだ。
出発の際には3日分の着替えと書類を持って、トランクは会社の事務所に置かせてもらったのだが、出発の時点でもう、空は真っ黒でこれからの旅路を象徴しているようだった。
何はともあれ、社長のホンダアコードでジャカルタを出発。
ジャカルタ市内を抜ければ、高速道路が整備されていて、なかなか快調だ。何より車がまったく走っていないので、順調というよりも貸切道路を走っているようだ。
しばらくの間は、空もなんとかもっていたけれども、そろそろ夕方にさしかかり、今夜の宿に近づいてきたのか、高速をはずれて、どんどん山側に向かっていく。あたりがすっかり暗いのは夜になったからではなくて、真っ黒な雲が低くたれこめているからだ。

と、突然、耳をつんざくような雷鳴が轟くと、目の前で閃光が炸裂した!

当然運転手は、急ブレーキを踏んだのだが、これがまったく、好判断。まもなく、バリバリと音をたてて、大きな気が前方斜めに倒れ掛かってきた。そのまま走っていたら、車に直撃だったところだ。危機一髪!
雷はそこいら中に落雷していて、森中がバリバリ、ガサガサいっている。

「大丈夫?」
「宿はすぐそこさ。念のためにちょっと車を止めて様子を見よう。」

とはいえ、雷は激しさを増すばかりで、一向に衰えるわけでもなく、すぐ近くに柱が落ちてくるようなまばゆい光で、これもなかなか生きた心地がしない。いくら車の中は大丈夫といってもゾッとしない光景だ。
こんなに近くに、こんなにたくさん雷が落ちるのを見たのは初めてだ。

少し小降りになった間隙をついて、今夜の宿泊場所に到着。

見た目はオープンスペースのリゾート風つくりのフロント。 ふむふむ、なかなか良さそうだぞ。

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帰ってきました

2006-04-28 | 裏街道TODAY


予定よりも、遅れて帰国。

残念ながら、ほんの少しの八重桜が残っていただけで、他は全て終わっていました。

この時期、どうしても桜を最初から最後まで見るというのは難しいもんですね。

長い間、ご無沙汰していました。


また、明日から裏街道、書いていきます。


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ベルベットイースター

2006-04-12 | 裏街道TODAY




こんばんは。たーさんです。


実は、明日から裏街道に向けて、わらじをはく予定です。


旅のスケジュールは、我ながら非常にタイトで、土・日休なし!


これも、先月フライトキャンセルの報いか・・・・


GOOD FRIDAYなのに、仕事するなんて、みんなどうかしてると思いませんか?


家でイースターエッグで遊んでいて欲しいもんです。


おいらも23日頃には戻って、最後の桜を楽しみたいなあ。



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閑話休題

2006-04-12 | 閑話休題



路面電車について。

海外に出ると、比較的目にする路面電車。バルセロナあたりも、路面電車の線が延びていたりして。
排気ガスを撒き散らすバスよりも、僕は路面電車が好きです。時間も読みやすいし、乗り合わせる乗客のちょっとした日常が垣間見える気がして。

しかも、あのちょっとした余裕と遊びが精神衛生上いいと思うんですよ。

この間、ちょっとしたことでさる地方都市にお邪魔することがあったんですが、路面電車!走ってますね。最新型のデザインなのか、まるでドイツにいるのかと見まごうばかりの、いかす電車でした。

やっぱり路面電車ってえのは、城下の町のつくりでないと似合わないのでしょうか?

日本でももっと路面電車が増えればいいのに、と考えているのは僕だけ?


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たーさんの裏街道を行く グルメ編 Vol. 24

2006-04-12 | グルメ編  



日本が生んだ、最高の調味料はうまみ調味料と醤油でしょうが・・・・・。

もう一つ、これらに匹敵するものが、僕にはあります。
それは、“キューピーマヨネーズ”!



何もキューピーだけでなくとも、マヨネーズの種類は数々ありますが、僕にとってのマヨネーズはキューピーしかありません。マスタードなんとかとか、ハーフだとか、そういうのは、くそくらえ!
赤いキャップのキューピーマヨネーズこそが、マヨネーズなのであります。

どのくらい愛しているかというと、例えばご飯にマヨネーズをかけて、少量の醤油をたらすだけで、軽く一杯は食べれてしまいます。
「気持ち悪っ!」と言われますが、原料が卵と酢なのに、体に悪いわけあるかいっ!

海外のマヨネーズは全てパスだし、中国系のあの甘い奴もとんでもありません。

で、おいらの旅のお供のなかには、お弁当に入れる小分けされたパックのマヨネーズが秘かに1,2本入っています。

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たーさんの裏街道を行く ホテル編 Vol. 8

2006-04-12 | ホテル編




あまりにも有名なので、いまさらですが・・・

ドイツはケルンに行ったら、一度は宿泊してみたいホテルです。
観光客であふれかえる大聖堂近くにありながら、ホテルに一歩入るだけで、外の喧騒から解放されます。
もちろん、夜はのんびり、静かに。
古くなってきてはいるものの、さすがはMeridienグループ。手入れはしっかり行き届いていて、申し分ありません。

DOM HOTEL
Domkloster 22A
50667 Jikb
+49 221 202 40
www.lemeridien-domhotel.com

難点はちとお高いことか・・・・。

*画像はイメージです。

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たーさんの裏街道を行く ヨーロッパ編(ドイツ)

2006-04-12 | ヨーロッパ編  



朝も早よから起きだしてケルンまでの船に乗る・・・・・、つもりだったんだけど。

すっかり、寝過ごして(お互い)しまって、デュッセルドルフから船に乗るプランはおじゃん。
急遽電車で行くことにして、船に乗るのはケルンに着いてからにしよう。Kさんは自分で電車の切符を買ってみたいと言うので、待っていたが。うーん、何でそんなに時間がかかるの!?
「いや、たーさん。ドイツ語だからわかりにくいね。」いえいえ、英語に切り替えできるんだよ。
Kさんがてこずっているうちに、水まで買えてしまった。

まずは、無事切符も買えましたね。いくらだったの?うんうん、そうです。余分に払ってないよね。
一路ケルンまで。時間としてはデュッセルドルフからそんなにかからないので、かえってこちらのほうが、時間が有効に使え、良かったかも。
これと言って、荷物もないけど、予約の確認も兼ねてチェックインし、ホテルでコーヒーを飲みつつ、ケルンの地図を頭のなかに叩き込む。

大聖堂は外回りを見渡すのみで、今日のところは船での観光。

季節がいいので、川をわたる風が気持ちいい。
できれば、もっと遠くまで行ってから戻ってくるプランがいいけれども、大体途中で飽きてしまうのがわかっているので、適度な距離で止めて、戻ってくる。
ケルンは大聖堂を除けば、あまり見所のある町ではないから、そこそこのアルゼンチン料理を食べて、ホテルでのんびり。 
K氏は酒を飲まないので、コーヒー2杯くらいで3時間の会話が可能だ。 品行方正が服を着て歩いているような人で、奥さんの不満は、あまりにも遊びがないことだ。
いい加減、年齢もいっているけれど、この年で朝からステーキを食べてしまう健啖家でもある。
もともと外資出身の彼は、アメリカには詳しく、マイアミあたりの夜のエトセトラも情報は持っているものの、体験談としては聞けないのが残念。

夜のケルンはとても静かで、実に過ごしやすい。
ホテルの雰囲気も上々でよく眠れそうだ。


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たーさんの裏街道を行く アジア編 Vol. 9(インドネシア)

2006-04-12 | アジア編



インドネシアでは、華僑系の皆さんも全て現地の名前。

これはタイでも同じだけれど、みんな元々の中国名をもっていて、この名前を知っていないと、華僑系の皆さんと食事をするときには困ったことになる。
一緒にWhirlpoolに来た社長も、一見バカボンの親父のような顔をしているが、れっきとした華僑で、クルーザーも持っている富豪の一人だ。勿論、それなりのところへ行けば、中国系のお嬢さんがいるのだけれど、僕がしょっちゅう中国に出入りしているのを知っているので、“いつもは炒飯だから、ここではチキンライス”てな感覚で連れてきてくれたのだろう。

Whirlpoolは概ね、タイのマッサージパーラーと同じ仕組みですね。

ちょっとびっくりしたのは、先祖返りだろうけど、まるで白人のような女の子がいること、Horizonの周辺には街娼が山のようにはびこっていて、あちこちで声をかけられることだった。
僕のお相手は、ひいおじいちゃんがオランダ人という女の子だったけれど、この子も外見は全くのヨーロッパ人。
体臭と立居振る舞いは、当然現地で生まれ育っているので、そこはかとなくネシア臭い。
とはいえ、彼女はハイクラスの部類で、他の褐色とは値段が違うそうだ。(払ってないので、わからず。)
ハイクラスの定義が美人だからなのか、白いからなのか、英語が喋れるからなのか、よくわからず、どうにも釈然としないなあ。

街娼もこれまた、現地社長のRに言わせると、
「たーさん、あいつらは何があってもやめといたほうがいい。どんな病気を持ってるかわかったもんじゃない。」
て、ことなので、もちろん滞在中はパスにしておきます。


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たーさんの裏街道を行く アジア編 Vol. 8(インドネシア)

2006-04-12 | アジア編



危ない状態が続いているインドネシア。

とはいえ、商売は待ってくれないので、周囲の制止を振り切って、訪問することにした。
空港に到着すると、そこはかとなく匂ってくるがラムの匂い。(たばこです)迎えの車に乗り込んで、早速ホテルへ。
Horizonホテルを予約してくれているというけど、まだ、やってたんだね。このホテル。

時間がそんなにないので、ご無沙汰していた会社の事務所へ。今までの経過とこれからの方向などについて、ガチンコでミーティングし、翌日から2泊の予定で、ジャカルタから、バンドゥンまで行き、道すがらの市場視察をすることに。

これが、とんでもない道行きになるとは、この時点では全く予想だにしていなかった。

当日の夜は、手で食べる蟹料理のお店へ。辛いは量は多いわで、まさにひいひい言いながら食べた。唐辛子の辛さはどんなに辛くても大丈夫だけれど、香辛料系の辛さは、あまり得意なほうではない。
「たーさん、チキンはいるかい?」
「いやあ、もう食べられないよ。」
「はははは、食べ物のチキンじゃあないよ。違うチキンさ。」
「なに?」
「女の子さ。Horizonの近くにはチキンがいるWhirlpoolがある。行ってみるかい?」
「あの、ネオンがピカピカしてるところかい?」
「ああ、そうだ。面白いぞ。」

褐色系のお嬢さんはあまり得意ではないけど、お誘いとあらば、断る理由もないし、しかも、ホテルに近くていいや。


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たーさんの裏街道を行く 香港編 Vol. 23

2006-04-12 | 香港編  





香港の仲間由紀恵さんちまでお供。何が・・・・・?

そこには何か魂胆があるのか、どうか?2度もエッチした間柄なので、どうも警戒心が働かないのだが、少しは用心しながら、タクシーで彼女の家へ。
道行の途中もホテルの部屋の中の様子や、滞在中の予定を聞いてくるが、まあ、そのへんはどうでもいいので、適当に相槌をうちながら、時間をやりすごすしかない。到着した先が美人局の相棒では、まったくしまらないし。

心配をよそに、比較的新しい、ちょいとした坂道の途中に建つマンション街に到着。
まだ、早い時間なので、マンションの近所には、いかにもという髪の毛をなでつけた香港のおばちゃんや、よぼついたおじいちゃんがうろうろ。
「こっちよ。」
ほいほい。入り口のゲートはカードキーのスタイル。エレベーターで○○Fまで。
建物の中の通路は新界あたりの新興住宅に似ていて、どれがどれやら・・・・香港スタイルの張り紙が入り口に張りまくられているドアのうちの一つにキーを差込みドアを開ける。
「どうぞ。はいって。」
「お、お邪魔しまーす。」
中はさすがに新しいだけあって、南山あたりの高級住宅をこぶりにした感じなのだが・・・・。いくら位なんだろうねえ?
「狭くてごめんなさい。そのへんに座ってて。」
うん。これかな?とかいいつつ、ちょっとした旅行鞄(一目で偽物とわかるけど)にニットのセーターやら、なんやらを
つめこんでいる。ピクニック気分なので、用心しながらついてきた僕は拍子抜け。
「どうかした?」
「いや、別に。一人で住んでるのかい?ご両親は?」
「お母さん達は、元住んでいる場所が良いって言って、こちらにあんまり来ないの。お母さんが週末に食事を作りに来る位かな。」
「勿体ないなあ・・・。」
「でしょう。私は一緒に住みたいんだけど・・・。ずーっと家族と一緒だったから、ここに一人で住んでると人恋しくなるのよ。」
「で、アルバイト?」
「うん。家に一人でいても寂しいから、お店に行けば話し相手は沢山いたしね。」
「ふーん。じゃあ、おいらはものすごくラッキーで、しかも、寂しい夜に大当たりしたわけだ。」
「わけだ。アハハハハ」
「ところで、なんでまた?」
「話をしてて、楽だから。外国人と話してるって感じがしないもの。」
「ところで、お金のほうは?」
「お金?何で?」
「一緒にいるんだろ。数日。」
「私が泊めてってお願いしてるのに、お金くれるの?」
「いらないの?」
「いらない。この間もママさんが自分の取り分もあげるって言って、随分くれたのよ。」
「ふーん。じゃあ、この話はもうやめにしよう。」
「そうして。私はあなたと一緒にご飯食べたりしてるのが楽しいだけだから。お買物も付き合ってくれる。」
「よしきた。」
「そのへんでコーヒーでも飲んでから、ホテルに行きましょう。」

結局、仕切られっぱなしで、明後日の予定が一日延びた僕の部屋に3泊していった彼女。

仕事が終わると、電話をしてきて待ち合わせ場所を決め、買物をしたり、映画を見たり、食事に行ったり。
まるで、恋人同士のように過ごした3日間。忘れられない楽しいひとときが、加わった。

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たーさんの裏街道を行く アメリカ編 Vol. 40

2006-04-11 | アメリカ編




今日はニュージャージーを縦断するスケジュール。

ここ2,3日はプリンストン郊外のコートヤードに宿泊していたので、楽だったー。

ここのコートヤードは、ちょっとしたモールの中にあって、回転すしもあるし、ハンバーガーレストランも在る。しかも
ガラス製品や、食器などのショップもあるので、みやげもぜーんぶ揃ってしまう。
いつもよりはお高いレベルのところだけれど、マリオットグループのポイントも貯まることだし、まあ、いいか。

今日行くところは、そこそこのスピードで走っても3時間ちょっとは確実にかかる場所。街の名前はスパルタ。
まあ、宿を移ってもいいようなものだけれども、このスパルタ界隈というのは、また、見事に何もないところで、ホテルも、なんとかインというような、ホテルしか見当たらなかった記憶があるので、それよりも文化の香のするプリンストンのほうがいいだろうということだね。小さいながらも、映画館もあるし。

スパルタまでの道行きは順調で、何らの渋滞もなく、時間通りに到着。
早速仕事にとりかかるべく、訪問先のオフィスのドアを開けるが・・・・、あれれ?誰もいない。
まあ、勝手知ったる何とやらで、どんどん奥に入っていくのだが、相変わらず誰もみあたらない。おかしいなあ?
見れば、電話も鳴りっぱなしだし、一体どうしたことだろう?
あと、見ていないのは確か倉庫兼発送スペースのある裏側のほうだけれども、そちらまで、入っていくのはどうよ?

とはいえ、もうここまで入ってきてしまっているので、そーっと覗いてみると・・・・

なんと!どうやら誰かの誕生日をサプライズで祝っているらしい。真ん中にケーキが鎮座している。
いつも、会話をしているレセプションの女の子がやっと僕に気づいてくれたらしい。社長のところに歩いて行って、何事か耳打ちしている。ちょいとした会話をしているようだが・・・・
そーっと入り口付近まで戻ろうとしていると。

「たーさん。おはようございます。」
「はーい、ごめんなさい。誰もいないから、勝手に入っちゃったよ。」
「いいのよ。社長がね。どうぞ加わってくれって。一緒にケーキ食べましょ。」
「いいのかい?」
「大丈夫よ。みんな今日はたーさんが来るって知ってるし、大歓迎だと思うわ。」
「じゃあ、先に行っててくれ。急にドアを開けて、HAPPY BIRTHDAYって言えばいいだろ。」
「最高よ。じゃ、先に行ってるわね。社長にちょっと知らせておくから、ちょっと遅れてきて。」
「OK」

2-3分ほどしてから、入り口に飾ってあったバラを一本引っこ抜いて、倉庫のドアを大きな音をたてながら開け、
「HAPPY BIRTHDAY !!」 と声高らかに発声。
ケーキのまん前に立っていた女性に入り口で失敬してきたバラをお渡しすると、全員やんやの歓声。
知らされているはずの社長も、大仰に驚いてみせる。なかなかの役者だ。

仕事は確認だけなので、すぐに終わってしまったが、この会社は従業員の誕生日には大体誰かがサプライズをやっているらしく、今回は社長の番。いつもよりも大きなケーキということで、全員が集まっていたとのこと。

スパルタは何てことない小さな街なので、会社のある地域の多くが知り合いということもあって、こういうコミュニケーションというか、お付き合いをしておくと、仕事にもいい影響がでるんでしょう。


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アクセスアップ


たーさんの裏街道を行く 香港編 Vol. 22

2006-04-10 | 香港編  

香港の仲間由紀恵さんとお食事に行くことに。

タイでは毎晩お客様との食事がつづいたので、タイ料理や、中華料理ばかりだったので、いい加減あっさりしたものが恋しい。彼女も日本食は食べられると言っていたので、どこがいい?と聞いてみると。

「ホンハムのほうに日本食の屋台村みたいなのがあるのよ。」
「そいつあ、一度行ったことがあるなあ。意外と安かったように思うけど。」
「日本人が行くところに比べたらね。」
「よし、じゃあ、そこに行こう。」

タクシーで15分ほど。
実はこの界隈は悪友Jの会社事務所があるビルのすぐ裏手なので、勝手知ったる他人の何とか。
彼女も何で、そのお店がある一角の名前を知っているのか、驚いていた様子。
ともあれ、お互いシャワーも浴びて、やることやってすっきりしたあとの食事なので、色・・・じゃない、食が進むこと、進むこと。 
1ヶ月とちょっと逢っていなかったけれども、一緒にいてストレスがないのは変わっていない。ごくごく普通に会話が
進む。どうしても、ところどころ英語が入ってしまうけれども、彼女もあのあと英語のスクールに行き始めたこと、アルバイトはもう殆ど行っていないこと、話をしていた通り、マンションを買ったこと、等々、いろんなことを話しながら、ゆったりと日本食を楽しむ。

「いつ日本に帰るの?」
「明後日くらいかな?仕事次第だね。」
「明後日かあ・・・・」
「何か?」
「あなたのホテルのほうが、オフィスに近いのよねー。」
「でっ?まさか、いる間泊まってく?」
「それもいいかなあって。」
「こっちはかまわないけど・・・、そっちは?睡眠時間は短くなるよ。当然。」
「じゃあ、一緒に来てくれる?着替えを取りにいくから。」
「????」
「Diamond Hillのマンション。」
「本気なの?」
「まあね。」

Diamond Hillなら確かにTsim Sha Tsui、Eastに宿を取っている僕のホテルのほうがオフィスに近いことは間違いないけど、マンションに行く?まあ、いいや。どうせなら最近のマンションの内部というのも見てみたい。
だけど、これから電車でいくのはご免なので、タクシーで行くことに。

彼女がお金が欲しいだけなら、どうせマンションまで行くので、送ったつもりでバイバイすればいい。

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たーさんの裏街道を行く 香港編 Vol. 21

2006-04-09 | 香港編  

ラッキーなことに香港の仲間由紀恵さんと連絡がとれ、到着を待っている。

テレビを見てうだうだしていたら、ケータイが鳴った。
電話を切ってから、20分もたっていない。前に聞いた会社だとすると、電話のあと、すぐに会社を出てきたようだ。

「久しぶりー。」
ロビーでお会いした香港の仲間由紀恵さんは、白いニットセーターに軽い素材のオレンジのスカート。
こういう格好してると、とてもアルバイトをしているお嬢さんとは思えない。どう見ても、どこぞのOLさんです。
「今日は暑いわね。部屋で涼んでもいい?」
「大歓迎!」
「アイスコーヒー買ってきたから。」
「おお、サンキュー。飲みたかったんだよ。缶コーヒーは甘いからね。」
「行きましょ。何階?」
「18階。このホテルもなかなかいいよ。」
「初めて?」
「いつも泊まってるところは空いてなかったらしい。ここも前に泊まったことはあるけどね。」

そんなこんなで、部屋に上がりこまれて?コーヒーを飲んだあとには、暑いからと言って、シャワーまで浴びられた
日にゃあ・・・、やることはひとつしかありません。
まだまだ、明るい部屋で、というのもなかなかにいいもんですなあ。

前回の時には気がつかなかったけど、夜の照明で見るよりも透き通るような白さで、セクシーだあ。

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