たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol. 16)

2008-10-02 | 台湾編




檳樃西施

いつの頃からこの商売が始まったのか・・・、人に聞いたり、調べたりしていたのだけれど。

こーんな記事が見つかった。

2007年5月21日付
米プリンストン大学の客員教授・呉瓊華氏の12年にわたるフィールドワークによると、郊外の幹線道路沿いでセクシーな
衣装を着てビンロウヤシの実を売る「檳榔西施」は、台北県樹林市の売り子が最も“商売熱心”で、中歴市の学歴が最も高かった。
この調査は、台湾全土の300人の「檳榔西施」を調査したもの。「檳榔西施」にも地方色があり、
「樹林の売り子は美人は少ないが商品を車まで持っていく」など商売熱心。中歴の売り子には大卒や大学生が多く、自立心が強い傾向があった。 衣装のセクシー度では、台北県中和市の中正路、台中市旱渓東路など4カ所が高かった。

中歴あたりの皆さんの学歴が高いというのはまったく知らなかった
しかし、12年のフィールドワークって・・・・。





どのあたりが学歴高いかわからないけど、確かに1枚目のは頭よさそうな感じが。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol. 15)

2007-12-10 | 台湾編




檳樃売り

台湾特有のものというと、こいつがある。

収穫したばかりの


店頭で加工。


Cash&Carry


際どい衣装で有名な販売店多数


中には、違う業態も一緒になっているところも


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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol. 14)

2007-08-12 | 台湾編



ああ・・・、もっと写真を撮っておけば良かったなあ・・・。 台湾。

全てがカルチャーショックだったあの頃、唯一普通だったのは日本人クラブ街だった。

椰瑯売りのお嬢さん達は思わず目をそむけてしまうような格好をしていたのが多かった。(ま、最終的には食い入るように見てしまうのだが・・・)





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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol. 13)

2007-05-09 | 台湾編



台湾回顧録(その3)

ありゃあ、ナンですかね?
取引先の董事長の車で日本人駐在と一緒に、桃園からさらに郊外に食事に向かう途中。
道端で売っている青い実に赤っぽい練物をちょんと乗っけたようなものが、ガラスケースの中に売られている。
ま、それにこういう道端グッズの販売はおばちゃんと決まっているのに、どうにもセクシーな格好をしたうら若い女性が売っているのを見て、不思議に思っていた。

「あれかい?あれは椰榔だよ。」
「何するんです?」
「ガムみたいにぐちゃぐちゃ噛むのさ。」
「ああ、じゃあ、地面に茶色のが吐きちらかされてる、あれですか?」
「そうそう。昔の労働者、トラックの運転手だとかね。タクシーの運転手なんかもダッシュボードに置いてたよ。」
「うまいんですか?」
「うーん、日本人の中にも結構はまってた奴はいたようだけれど、あんまいおいしいもんじゃあないね。」
「そうですか。」
「ただ、眠気醒ましには利くみたいだよ。」
「買いに行ってお嬢さんを見て、眠気が醒めてたりして。」
「スタンドだけじゃあなくて、郊外なんかに行くと店になってるところが沢山ある。昔は疲れナントカにも対応してたようだけど、今はどうなのかなあ?」
「てえと、あのお嬢さん達が裏で相手してくれるわけですか。」
「ん。そう聞いた。ほんのちょんの間でね。一人ピンサロみたいなもんじゃないか?」
「へええ・・・」
「相変わらず、買っている偉いさんもいるらしいよ。」
「若い頃の味覚ってやつですね。ベビーラーメンみたいなもんですね。」
「たーさん、ベビーラーメンと一緒にすんなよ。」

「椰榔の話ですか?」車を運転してくれている董事長が話しかける。
「ええ。」
「昔はよく買ってましたよ。」
「董事長がですか?」
「ええ、まだマスクをしてバイクで仕事に行っていた時分にね。働き通しで眠くて仕方ないときに。」
「習慣性はあるんですかね?」
「ないと言ったら嘘になる。あの実に塗りつけてあるやつが癖になるのさ。」
「たばこのニコチンみたいなもんですかね?」
「私はたばこを吸わないからわからないが、そんなもんじゃないか?」
「昔はね。あそこの女の子が可愛いとか、チョッと安いなんて理由であちこち仲間と買いに行ったさ。」
「今は?」
「さすがに今はね。でも飲みに行ったときなんかは、無性に噛みたくなったりするよ。」
「なーる。」
「食事のあとで、ちょっと買って試してみますか?」
「面白そうですね。」

食事が終わったあとに、もっともセクシーと思われるお嬢さんのいるお店で6ヶ入りを購入。
道端で早速試してみるが、とても青臭くて噛み続けていられる代物じゃあなかった。董事長はと言えば、懐かしそうに道路の先を見ながら、くちゃくちゃ。そして、口の中に溜まった茶色いつばを器用にピュッと吐き出している。

なんでまた、こんなものを口に入れるようになったのか、今度調べてみよう。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol. 12)

2007-05-08 | 台湾編



台湾回顧録(その2)

昼間は昼間で効きすぎた冷房の入った部屋で、二日酔いを押さえ込むために、ポット一本をデスクの横において烏龍茶を飲みまくりながら、ひたすらお仕事。
仕事は限られた時間で山ほどあったのだが、夕方も4時を過ぎると、出発?の時間が指定されてしまうので、こちらも必死だ。 

「たーさん、今日は5時20分に迎えが来るからね。用意しといて。」
「はあ、頑張ります。」

食事は台北に戻る道すがらで。
今日は、円山ホテルの近くにある、ごくごくフツウの中華料理屋でとる。
「うまい!」
相変わらず、ビールは生ぬるいけれども、料理がものすごくおいしい。油もそんなに多くなく、さっぱりとした味付け、青菜もにんにくがあまり入っておらず、すっきりと食べられる。
「これあ・・・。」
「どうだい?たーさん。これなら食べられるだろ?」
「ええ、こんな味付けだったら、なんぼでも。」
「俺もこっちに来た当時は同じだった。何も喉を通らなくて、家に戻ってご飯と梅干と日本茶の生活だったんだよ。」
「へえ。」
「CTのZ董事長は知ってるんだろ?」
「ええ、よく知ってます。親父さんにもご馳走になったりして。」
「俺がそんな状態だったときに世話をしてくれたのが、Zさん一家だったんだ。」
「そうなんですか。」

I氏は中国語はペラペラ、現場や取引先からの信頼も厚く、もともとの風貌が中国人に見えることもあって、そんな苦労をしていたなんてのは全く知らなかった。というよりも溶け込んでしまっていたと思っていたのに。

「そんなことどももあって、たーさんが来るときにお土産何がいいですか?って聞かれたでしょ。その時梅干って言ったじゃない。当時のことを思い出すんだよ。ああ、この梅干はたーさんが持ってってください。って言ってくれた奴だなあ。ってね。助かったよ、あの頃は。そのあとも送ってくれてたろ?」
「それなら、どんどん送ったのに。」
「ははは、そろそろ届くかなあ?忘れられたかなあ?って思い始めた頃にポンと、たーさんから届くんだよ。それも楽しみでね。」
「そう言っていただくと、送った甲斐があります。結構凝ってしまって、いろんなのを送りましたよね?」
「ああ、普段さっぱりと食べるのはかつお梅がおいしかったなあ・・・。調子が悪い時には、酸っぱいやつね。」
「かつお梅のは覚えてますよ。結構探し回った逸品だったんで。」
「実際うまかった。」

I氏が台湾に移ってから2年、3年と経つうちに、段々と連絡が途絶えて行く中で、不定期とはいえ、思い出したら梅干を送っていた僕をずーっと覚えていてくれたらしい。

「なあ、たーさん。いつでも何でも言ってくれよ。力になれることは全てやる。」
「そう言っていただけると助かります。」
「俺だけじゃあないぞ。この梅干の話は俺の仲間うちでは有名な話でな。うちのGがいるだろ?あいつなんか、日本もそういうのが残っているんですねって、涙を流したくらいだ。だから、俺の仲間は100%たーさんには協力するよ。」
「有難うございます。」
「はは、すっかりしんみりしちゃったな。さあ、今日も楽しく飲みに行こう。」

I氏&カンパニーの皆さん。
今でも、困ったときのI氏頼みは変わっておらず、時折梅干をかかえて今は中国にいるI氏を訪ねています。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾 Vol. 11)

2007-05-07 | 台湾編


台湾回顧録(その1)

昔々の物語。

最初に仕事で台湾に行ったのは、桃園。

今はあるのかどうか、わからないけれど、プール付きのホリデイ・インが。
週末はのんびりして来いよ。と間抜けなことにしっかり水着を持っていったところ、肝心のプールは葉っぱだらけで、誰も泳いでいない。JTBの指定ホテルだったので、マネージャーに文句を言ったところ、値段を下げてくれたっけ。

駅前とはいえ、他には何もないし、しかも中国語もわからず。外にでても英語は通じない。
しかも、先方と行くのは中華料理ばかりで(あたりまえか)当時のあっしはといえば、好き嫌いというよりも、ご他聞にもれず、油と水で胃をやられてしまい、食べられるものといえば、炒飯か焼麺だけという始末。
日増しに弱っていく僕を見て気の毒に思ったのか、1週間を経過したところで、台北市内に移動させてくれた。

林森北路とのお付き合いはこの日から。
日本にいた時から懇意にしていただいていたI氏は今では台湾に工場を構えて手広くやっていて、
「台北に移ったんなら、飲みに行こう!」と誘っていただいた。

「台湾は美人が多いから、気をつけろよ。」
と、諸先輩がたから言われていたのだけれど・・・、

連れて行っていただいたのは、林森北路でも珍しいカラオケのないお店。
(ここのママとはそれ以来の付き合いとなるのだが)
ママと、I氏の計らいで、中国語の出来ない僕に、中国語教師としてつけてくれた○子さん。
「たーさん、今日で挨拶から、受け答えまではマスターしとけよ。明日からどんどん中国語で行くぞ。」

この時には、意味がわからなかったが、すぐにわかるようになる。

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たーさんの裏街道を行く 台湾編 Vol. 10

2006-10-30 | 台湾編




もう随分前の話。

あまりにも面白い話だったので、しばらく、あちらこちらで笑いの取れた話だ。

プラスティック成型の金型を製作に来ていた、Iさん。今日も今日とて、現地の金型屋さんと、同行のデザイナーと一緒に食事のあとは、当時はまだまだ、普通にあった、屋形船に乗りに行ったそうであります。
屋形船といっても、ここで言う屋形船とは、時代劇に出てくるような、逢引き専用の屋形船なのです。
比較的大きな船で、3人で乗り込んでも、部屋があいていたんだそうな。

やがて、桟橋から女性達がやってきて、それぞれが選んだ後、船は出港、河の流れにまかせて、2時間ほどのナイトクルーズという寸法です。
しばらく、よろしくやっていたIさん。やがて、鋭いエンジン音がしたと思うと。
「警察だ!」という声にあわてて服を着たのはいいが、何を思ったか、障子を開けて、河に飛び込んだそうな。

“どっぼーん!“

運よく、船の横にたれていたロープにつかまり、待つことしばし。
実はこのとき、不審者がいたかどで、警察はただの御用改めのみに来たのであって、船のメインテーマを邪魔、あるいは摘発にきたのではなかったのでした。
警察が帰った後、デザイナーのK氏、“Iさんは大丈夫だろうか?”と心配し、部屋を訪ねてみると・・・・、
「大変よ。お客さん、河に飛び込んじゃったよ。」との女性からの訴え。
「ええーーーっ!!、大変だ。どこから?」障子をあけて、暗い水面を見ると、
「おおーーい、K、助けてくれ。」とIさんの声。一同あわててIさんを引き上げたということでした。

この話は、デザイナーのK氏から聞いていたので、機会があって、I氏と食事をしたときに、事の顛末を、もう一度聞いて、大笑いしてしまったのだけれど・・・・、
「しかし、Iさん。何でまた飛び込んだんです?」
「いや、もう、出張できているのに、官憲に踏み込まれて、逮捕なんてことになったら、もう終わりだ。と思ったら、
もう、飛び込んでたんだよ。」
「その頃はまだ、置屋もあったころでしょう?問題ないはずですよね?」
「そうなんだよ。相当あわててたんだよなあ。服を着てから飛び込んだんだからさあ。でも、靴は履いてなかったぜ。」
「靴なんか履いたまんまで、河に飛び込んだら、助かるもんも助からなくなりますよ。」
「そうなんだよなあ。まいったよ。とにかく、反射的に後先考えずに飛び込んじゃってさあ・・・。もう、こりごりだよ。」

この言葉の通り、その後のIさんは改心し、お茶のおいしい飲み方を作法から現地に行った際に習い、毎回お茶に関する道具を買い込んできていて、今では、近所でも評判の中国茶ジジになっています。

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たーさんの裏街道を行く  アジア編 (台湾No.9)

2006-09-22 | 台湾編




モー娘の中沢に似ているSについて。(胸の形はSのほうがいいけど)

しばらく台湾に行っていなかった時期がある。
欧州・アメリカ・中国を飛び回っていた時分で、本当に久しぶりに台北の街に。
勿論、仕事だけれど、勝手知ったる皆さんのいること、かくかくしかじか、で、こうこう。と打ち合わせますと、ふんふん。てなことで、あっという間にお仕事は終了。

久々ということもあって、今夜は大ババの驕りで食事ということが決まっていたので、明日のドンちゃん騒ぎを約束して、台湾の皆様と別れたあとは、ご指定の日本料理屋へ。
行ってみると、昔なじみのママさんたちも来てくれていて、歓待していただく。
台湾駐在の方々のお相手はしているものの、やはり最新の情報が欲しいところで、ファッションの話は、流行している香水、化粧品の話で盛り上がる。けして詳しいほうではないけれど、あちこち行っていると、この辺は敏感に感じとれるようになる。

「たーさん、ゴルフはやらないの?」
「うーん、誘われればなあ。やるけどね、たまには。」
「セット貸すから、やりましょうよ。」
「このクソ熱いのに、何を好き好んでゴルフなんて・・・。」
「だって、日本の人達は殆どやるじゃない。ゴルフのことしか話さない人もいるくらいよ。」
「ああ、いるねえ。そういう人. 寂しい人生だなあ。」
「熱いときは、何しているの?」
「涼しいところでのんびりしてるか、泳いでるか、テニスしてるか」
「テニスするの?」
「アメリカのニュージャージーに行ったときだけね。いい壁打ちの場所があるのさ。」

他愛のないことを話しているうちに、8時も回り、飲みに行くには丁度いい時間。

「たーさん、夕べ台北に着いたんでしょ?Sのところ行った?」
「いや、昨日はアメリカから日本経由で来たから、疲れて寝ちゃったよ。」
「ああ、それなら良かったわ。」
「今日はたーさんと会うから、Sのところで飲もうということになってるのよ。勿論Sには何も言ってないけどね。」
「それは、いいアイディアだね。」
「突然行って、驚かせましょう。」
日本食の店からさほど離れていない場所まで、わいわい言いながら歩いていく。
なにせい、そこそこの店のママたちが連れ立ってるもんだから、あちらこちらで挨拶の声がかかる。

お目当てのSの店に近づくと、台湾の店では当たり前の風景だけれども、お線香を外で焚いているおばちゃんが、真っ先に気がついて会釈をしてくれた。中に入って知らせようとするのを、全員で押しとどめて、外で待たせ、

「いらっしゃいませー、ってゆってくれる?」
こっくりと頷き、
「いらっしゃいませー」と奥へ向かって、大きな声で。
「はーい、いらっしゃ・・・・・、きゃーっ!久しぶりい。いつ来たの?」
「きのう。」
「何ですぐに来てくれないの?」
「いろいろあってさ。それより、今日は他にお客さんを連れてきたから、よろしくね。」
「あらあ、ごめんなさい。外にいるの?」
お迎えに外に出て行くS。いや、面白いことになるぞお。
「きゃーっ!」ほーら。
後ろから思いっきり背中を叩かれる。これあ、痛い。
「何だよ。」
「あたしだけ仲間はずれにしてっ!」
「おかげで、ゆっくり食事ができたよ。」
「もーう。でも、皆と会うのも久しぶり。今日はゆっくり2Fで飲みましょ。」
「大ママがいるから、原価だぞ、原価。」

「今日は仕方がないわね。さあ、のんびりしましょ。」

いずれのママの相当な飲み手。ボトル4本位は軽いかなあ。きょうは。

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たーさんの裏街道を行く  アジア編 (台湾No.8)

2006-09-22 | 台湾編




カラオケのない店。今ではママならぬ、ババになってしまったので、今日は、彼女が経営している数件のクラブのうちの一つへ。

この店は、大きなつくりになっていて、しかも、お気に入りのSがいる。
実は現在の台湾担当は前の会社で、台湾に長期滞在していて、この店のSもよく知っているという。
接点のないはずの二入がいまや、同じ仕事をしていることもあって、ひとつ驚かせてやろうという趣向なのだ。

食事をしながら、それぞれ別々に彼女に電話を入れ、“○時頃に行くよー。”と、事前にご連絡。
その通りに○時きっかりに、二人で同時にドアを押す。

「いらっしゃいませー。あらっ?」
「はい、こんばんは。久しぶり。」
「何名様?」
「一緒だから、2名」
「どうして、たーさんと○○が一緒に来るの?」
「同じとこだからさ。」
「きゃあーっ。ほんとう?」
「そうさ。」
「どうぞ、どうぞ。早く座って。今お酒つくってくるから。」

あとはもう、お決まりの大騒ぎ。彼女Sはお客より先に酔いつぶれて、身の上話をするのが大好き。

ああ、S。今日もペースが早いなあ・・・・。

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たーさんの裏街道を行く  アジア編 (台湾No.7)

2006-09-22 | 台湾編




台湾の担当と一緒に台北へ。

高雄にあった合弁会社の整理が目的。
実際問題、台北での仕事は半日もあれば終わる仕事だけれど、念のため会計士と弁護士にも会っておくことにする。ずいぶん前に作られた合弁会社なので、当時の外商投資に関する問題がないことも確認しておかねば。

移動を含めて、あわただしい一日が過ぎ、弁護士さんとの食事も終わると、久々に林森北路へと繰り出す。
当時の台北は、まだまだ、若くて生きのよい美人のママとそのシスターズがいて、しかも値段もそこそこだったから、毎晩のように繰り出すことになる。
台北の夜のご案内冊子があったので、ここで美人のママを選んでいくのもよし。店がかたまっているので一軒ずつ軒並訪問でも十分に楽しめる。

のだが・・・・、
ここいらのお店に関しては、いろいろな人間関係と会社関連の関係もこれありで、なかなかにいつも行っているお店以外の開拓は難しかった気がする。 同じ大ママの経営する店を日替わりで転々と。
さはさりながら、大人数で大騒ぎする店、ゆったり静かに飲む店、お嬢さんたちをはべらかして飲む店など、バリエーションが豊富なので、その日の気分やメンバーで自由自在に選択することができる。

この日はカラオケががんがんかかっている店が基本的に嫌いな僕は、カラオケがないお店に行くことに。

古くからあるお店でママもすっかりババアになってしまい、店には殆ど出ずにゴルフばかりお付き合いしているようだけれど、この店の当時のお嬢さんたちに中国語のイロハというか、基本的なことを教えてもらった気がするので、お気に入りのひとつ。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol.6)

2006-09-22 | 台湾編




今日は趣向を変えよう。

とある会社の老板からお誘いを受けて、ここのところ一日中お茶を飲み続けて、前の晩の酒を洗い流すという作業を仕事の傍らにやっていたところだった。
ホテルに車で現れた老板Hは、何処へ行くともいわずに、ただひたすら車を走らせる。どこへいくのかなあ?
ちょっとした山道にさしかかり、車はどんどん登って行く。台湾人の老板は殆どが自分で運転するが、曲がりくねった道や、山道は用心しないといけない。自分では運転が上手だと思っているものの、日本人から見れば、ただ、
度胸がいいだけにすぎない。決して運転は上手ではないので、横に乗っている身にとってはひやひやものだ。
どうも、夜道でよくわからないけど、来たことがあるような、ないような・・・

しばらく登って、ちと広い場所に出たところで、車を駐車場に入れる。
どうやら到着したらしい。

「たーさん、今日は温泉でのんびりしてくれ。ここは知ってるだろ。楊明山の温泉だ。」
「ああ、ここが。」
「はい、これがタオル。着替えが中でやってくれ、それぞれ個室になってるから、のんびり入るといい。」
「や、これは有難いなあ。」

出張となると、殆どがシャワーで済ませてしまって、湯船に浸かるなんてのは、めったにない。
硫黄の臭いがする個室に入り、40W位だろうか?薄暗い小屋の中で着替えて、こんこんの流れている湯船にのんびり浸かると、嘘のようにアルコール分がとれていくのがわかる。
毎晩カラオケや、クラブに行くよりも、温泉好きの僕にとっては、こちらのほうが数倍有難い。
しばらく、薄暗い湯船にのんびりして、シャワーを浴びると、気分は爽快!

じんわりと汗はかいているものの、気分の良さと言ったらない。
個室から出て、あたりをうろうろしていると、先にあがっていたらしい老板が温泉の正面にある、レストラン?ドライブイン?いや、食堂から手をふって手招きしている。
クーラーの効いた、食堂に入っていくと、カチカチに冷やしてある台湾碑酒(めずらしく)でお出迎え、横には鍋が用意されていて、まったくもって、田舎のひなびた温泉に来ている心持ちです。

「たまには、こういうのもいいだろう?台東や花蓮だとこうはいかないだろ?」
「ここは落ち着くねえ。もっと混んでるかと思ったけど、意外と人がいないんだ。」
「今日はラッキーなほうだな。」
「これなら毎日でもいいなあ・・・・」
「飲みに行くよりも?」
「うん。こっちのほうがいいねえ。」
「今度は小姐と一緒に来るといい。そんなには遠くないからね。」
「一緒に入っても?」
「かまわないさ。次回のために予約しに行こう。」
「はあ?」

結局、話はそちらに行ってしまい、このあと台湾クラブへ繰り出すことになるのだが・・・・。
体中のアルコールが一度抜けたあとの酒は、これまたおいしく、温泉に行ってきたという老板の話で、お嬢さん達の人気も上々です。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol.5)

2006-09-22 | 台湾編





社長のBMWで一足先に台北の街中へ。

この社長の行きつけは当然台湾クラブ。林森北路にほど近い場所にあるのだけれど、その内容はお隣さんとは桁違いの過激ぶりだ。
お嬢さんのレベルも高く、英語が日本語が必ず話せるし、ノリのほうもすこぶる良いので、ここに来てしまうと、相当遅くまで大騒ぎした挙句の果てに次のステージにも行けるという仕掛けだ。勿論レートもそれなりに高いのだけれども、例えば、広東省あたりの日本人スナックあたりで飲んでいるオジサン達ならば、その倍は払ってもお相手したいと申し出るほどの、ハイクラスのお嬢さん達なんであります。

当然、到着した段階で酔いも相当回っているので、お嬢さん達の誘導のままに、ドンちゃん騒ぎ第二部スタート。今度はウイスキーとブランデーの二本立てだ。
日本人出張者を歓待する接待場所として名高いこの店は、味を占めた、または知ったかぶりをした日本人が来ると大変高価な請求書が出されるのであります。S社長のお陰で、いつ来ても台湾人価格!いいなあ、台北。
顔見知りの娘も結構いるので、いつもママさんは気を遣ってか、必ずお手つき前の新人さんをつけてくれるので、有難いやら、迷惑やら。

ともかく、まったくの大騒ぎが打ち続いて、いい加減に酩酊状態になったところへ、間抜けなことにできあがったサンプルを持った皆さんの登場。 こんな状態で、しかも薄暗い店内でチェックなどできようはずもなく、折角持ってきてくれたサンプルだけど、明日の朝一番でホテルで評価せざるを得ません。

こちらも、日程をほぼ終わらせた後での、大宴会ということもあって、疲れが溜まっていたのか、いつもよりも酔いが回るのが早い。 あらら、まずいぞ・・・・。

・・・・・・・。

目を覚ますと、ホテルの自室。 んっ?あれえ?何で女の子が寝てるんだ!?
覗き込んで見ると、確かに今日ママが紹介してくれた新人さん。
うーむ??
状況から察するに、酔いつぶれてしまった僕は皆さんの助けを借りて、ホテルに送り込まれ、ご丁寧に女の子も連れてこられて、S社長の指図で「介抱せい。」ということになったらしい。
いやはや、汗顔、汗顔。

まっ、約束の時間までには、まだ時間があることだし、据え膳喰わぬはなんとかっていう、ありがたーい諺もあることだし、ここはひとつ、いただきまーす。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol.4)

2006-09-22 | 台湾編





「俺達は先に食事を済ませてしまおう。」

途中で比較的小さな集落に入っていくと、不釣合いなほど大きなレストランが。
ふと、いやな予感が・・・・。
知ってる人は知っていますが、金型を作っている人達とか、プラスティックの成型をしている人達の飲み方は半端ではない。いわゆる、徹底的!に飲むのだ。
案の定、このレストランのメニューは安い!どうも会社の連中と来るときなどに利用しているところなのだろう。

S社長は、どんどん気にせず注文している。
うんうん。ねぎと香菜は抜いてくれって言ってくれてる。有難うございます。

ほどなく運ばれてきたのは、ちょっとした小菜と台湾ビールに冷えた奴をP箱ごと。(P箱とはビールのビンが入っている、プラスティックのケースのことです)
「S社長。こんなに飲めませんよ。」
「大丈夫だ。そのうち追々やってくるだろう。うちの連中が。」
「冷やしといてもらいましょうよ。」
「あったまる暇なんかあるかい!さあ、飲もう。」

てなわけで、食事というよりも一気飲みの嵐。到底一人では支えきれるわけもなく、飲んではトイレで早めに戻すというのを繰り返していたところへ、やっと助っ人の部長クラスが二人。

助かったあ!!

早速、S社長からの飲め飲めコールで二人が攻められている間、外に出て一休み。
熱い台湾の夜。風が涼しく感じるほどに、体中にアルコールが回ってしまっている。
最終的に何人になるのかわからないけれども、この調子で台北市内に繰り出すとなると、本当に無事では済みそうにない。

席に戻ると、すでに最初のP箱は空いていて、紹興酒になっている。しかも3本もあるぞ。
「おう、たーさん。さっきGから連絡あってな。もうすぐ終わるそうだから、先に次の店に行ってよう。」
「待ってなくていいんですか?」
「大丈夫だ。状況を聞いたが、もうこれで終わりだ。ナイスアドバイスだったな。」
「そりゃ、良かった。」
「さあ、紹興酒を飲んじまって、次の店に行こう!」

後半へつづく。

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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol.3)

2006-09-20 | 台湾編




ある日のこと、別の用事で台北に泊まっていた僕に、一本の電話が。

「ああ、開発の○○だけども、うちのスタッフが金型作りにそっちに行ってるんだが、らちがあかないから、ちょっと見に行ってきてくれないかな?」
「今、金型を作っているといえば、僕が企画した例の奴?」
「そう。難航してるらしいから、アドバイスしてあげて。」
「へい。ようがす。あの金型屋さんの社長は前から知ってるから、多分大丈夫でしょう。」

ここの社長は三菱、松下、その他オーディオ関係のケース金型を作っていて、同業者の会の役員も務めている、立派な人物。(表面的には・・・)何故か、台北の飲み屋さんで意気投合して以来、うちの仕事も格安でやってもらっていた。
とはいえ、意気投合とあるからには、裏街道のあっしとしてみれば、類は友を呼ぶというやつで、夜のはっちゃけぶりは、この社長、相当なもんなんであります。

仕方がないので、翌日の仕事を2時ごろで切り上げ、車で工場まで。
開発設計の○○はすでに滞在すること2週間になっているらしいが、どうにもならないらしい。ここは企画した張本人がOKを出さなければならないでしょう。
あがってきていたトライ品を吟味したうえで、修正の指示を出す。夜にはもう一度打たせてみないと。
開発設計の○○は最初から台湾に引きずってきていたので、今や夜の台北は僕より詳しいが、連日の不具合で珍しく憔悴しきっている。

「夜はどうしてるの?」
「たーさん、駄目ですよ。到底そんな暇はありません。ホテルに戻って図面を修正するだけで手一杯だ。」
「今日のでいいんでしょ?」
「助かったよ。これで今日は早く帰れそうだ。」
「いえいえ、○○さん。今日は無理ですよ。」
「なんで?」
「僕が来ていることは、もう社長は知ってますからね。無事では帰れません。」
「・・・・・?」
「まあ、今日は覚悟してください。お疲れでしょうが。」
何はともあれ、○○さんには今夜の評価用のための図面を修正してもらって、現場の工場長と打ち合わせ。
僕はというと、勝手知ったる他人の家。会社の事務員さんや営業の連中と久々の再会です。
そして、6時を少し回った頃・・・、
「ニンハオ、たーさん!来てるね!」
「あっ!Sさん。お久しぶりでした。」
「何でこないんだ?」
「技術関係じゃないからね。こちらの現場はプロにお任せしますよ。」
「それにしても電話も寄こさないじゃないか?」
「台湾はいろいろあるので、毎晩大変なんですよ。到底こちら方面までは来れないですよ。」
「まあ、いい。今夜は大丈夫なんだろう?」
「G工場長が、評価用が8時ごろにあがるというので、それ見てから・・・」
「いや、それじゃあ駄目だ。うん、評価はGと○○さんに任せて、俺達は先に出よう。」
「や、しかし開発のトップから直々の要請だから。最後まで見届けないと。」
「じゃ、もって来させりゃあいい。うん、そうしよう。 おーい。かくかくしかじか。」
「・・・・・」
「OKだ。さあ、行こう!」

相変わらず強引なS社長。
彼の愛車BMW728で拉致され、一路台北方面に。


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たーさんの裏街道を行く アジア編 (台湾Vol.2)

2006-08-22 | 台湾編





台湾といえば、一頃は日本の企業が大挙して押しかけ、それこそ日本にあるもので、台湾にないものはないほど、いろんなものがありました。

台北ではもうなくなってしまった仕組みも、地方に行くとまだ残っていて、話のタネに連れて行ってもらったりして。

最近では、街中にデューティーフリーショップができたりなぞして、すっかり香港、シンガポール風な感じになってしまって、面白みというものがありません。もっぱらお茶と食事に精を出すくらいのもんで、夜遊びするにも高いお金を払うケースが多いようですね。

伝統の林森北路も以前の台湾美人は影を潜め、あるいはババアになり、山の人(P人と変わらん)が中心。
タイ、フィリピン、マレー等の浅黒い系がいま一つ得意でない僕としては、この辺、中国のほうがまし。
いろんな関係があって、日本のようにおおっぴらに中国人を呼び寄せることができない台湾としては、シンガポール、香港、マカオにも水をあけられ、夜の観光手段を失ってしまっているんであります。

単身赴任可能な地域にねーちゃんの影あり。

日本国内でも出張・単身者で有難いところといえば、福岡があるように、飲む場所、遊ぶ場所がないところというのは、寂れていく運命なんでしょうねえ。

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