LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

アライなレディーズは誰と誰?(パート2)

2010年07月23日 | Weblog
☆桑島さんのエッセイ「アライなレディーズは誰と誰?」(パート2)です。
前回のエリザベス・テイラーのお話には驚きました。リズはそんな人だったのですね・・いやぁ見上げた人です、ご立派!!こんな人間になりたいものです。
今回はナタリー・ポートマン。『スター・ウォーズ』先日テレビでやってました・・あのお姫様が、こちらもユダヤ系という見えないマイノリティだと・・・どうぞお読みください。


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アライなレディーズは誰と誰?(パート2)

さてもう一人はナタリー・ポートマンです。彼女は「つなぐ会」的には「友人」に当たる女優さんです。『スター・ウォーズ』のお姫様役と言えばご存知の虹色の皆さんも多いかもしれません。
ナタリーは積極的にセクマイに対する応援の発言を繰り返しています。「全ての人の結婚が認められない限り私も結婚はしません!」とアンジェリーナ・ジョリーと同じ発言や「私は性の半分を占める私と同じ性である女性を愛さないのは大変惜しいことだと思っています。」と〈L宣言〉?もしています。頼もしいですよね。
またオバマ大統領が誕生するかなり以前にナタリーは「アメリカの歴史と社会の中でマイノリティの烙印と苦難を背負って来たブラック(ニグロイド)の方々のお気持ちは私も分かります。」と発言して物議をかもしました。「ネットで炎上」云々ですね(泣)。
ナタリーの両親は共に医師で彼女は裕福な家庭で育ちました。子役からデビューしたナタリー自身もかなりリッチなはずです。うらやましいですね。しかもナタリーはハーバード大学を卒業しており、日本語も含めて5ヵ国語が使えるそうです。凄いですよね!才色兼備と言うかいわゆるセレブと呼ぶのにピッタリです。
ブラックにしてみれば何不自由も無く育った白人(コーケイジアン)のお嬢様が何を言っているのかと怒ったのでしょう。
ナタリーは謝罪をして自分のことを話したそうです。実は彼女もマイノリティなのです。日本人にはピンと来ない所もありますが、ナタリーは父も母もユダヤ系で父方のひいお祖父さんとひいお祖母さんは強制収容所で亡くなっています。ポートマンは母方の姓で父方ではナタリー・シュワイグル(上手く日本語表記出来ませんが)と呼ぶそうです。なぜこのシュワイグルを名乗らないかと言えばユダヤ系と分かるとやはり差別されるからだそうです。ナタリーは「見えない」マイノリティなのです。カミングアウトしなければマジョリティの振りは出来ますが、「見えない」マイノリティであるセクマイとも「見える」マイノリティであるブラックとも連帯しようとしているのでしょう。
それでは次回のオードリーのお話をご期待下さい。



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