LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第22回ミーティングを行いました。

2008年12月21日 | ミーティング
12月7日(土)第22回ミーティングを行ないました。参加者は14名でした。新しくMTFのお子さんをお持ちのお母さまが一人と、FTMのお子さんをお持ちのご夫婦が来てくださいました。当事者の方もMTFの方が二人、そして前日の理事会のために来てくださった東京のお父さまとお母さまもお子さんがFTMということで、トランスジェンダーの方たちが抱える問題についていろいろな角度から話し合うことができました。

ご夫婦は京都から来てくださったのですが、お子さんから10月にカミングアウトされ、『カミングアウトレターズ』を読んでこの会を知ったとのことでした。子どもを理解しつつも、これから体を変えていくことについてはとても心配だと話しておられました。またもう一人のお母さまはお子さんがまだ中学2年生なのですが、学校でのいじめから今は不登校になっておられるとのことです。でも先日、大阪でGIDの子どもたちの集まりがあった時、お子さんは目を輝かせて楽しそうにみなさんとお話しておられたとのこと、もっと近くでもっと頻繁に仲間同士で集まることはできれば・・と話しておられました。思春期の子どもが抱える辛さや不安も、仲間と話すことでずいぶん軽減できるのではないかと思います。当事者が仲間と集まれるようになるのはどうしても高校卒業後になってしまうようですが、中学、高校という思春期がもっとも辛い時期なのではないかと考えると、もっと近くでそのような機会や場所を提供できないものかと思います。

アメリカではゲイ・ストレート・アライアンスといって高校や大学に当事者の子どもとストレートの子どもたちが一緒にサポートや啓発の活動をするクラブがあるとのこと。NHKの「ハートをつなごう」でイギリスのLGBTの子どもたちとの交流を見ましたが、あちらでは行政の中にLGBTの子どもを支援する組織があるそうですね。これまでにも会には思春期に深い悩みを抱えた子どもがひきこもったり、欝になったりしているというご相談がいくつもよせられています。日本でも一日も早く、学校や行政自らが当事者の子どもを守る手立てを考えてほしいと思います。そのためにもまずはこの問題の存在を知らせる活動がもっともっと必要ですね。

今年は会としての講演会はできませんでしたが、応援した講演会が一つ(枚方市で開催)そして友人が開いてくださった講演会が二つありました。一つ(神戸市北区で開催)はご報告しましたが、じつはもうひとつ、10月に西宮市のある中学校でPTA主催の講演会をしてくださいました。この問題を知ったある友人が、4月にたまたまPTAの人権委員に当たったことで開催に至り、尾辻かな子さんと会のお母さまがお話してくださいました。参加者は25名。職員会議ということで残念ながら先生方の参加は叶いませんでしたが、校長先生と教頭先生のお二人は途中まで出席してくださいました。アンケートの内容は公開できない(?)のですが、終了後、参加できなかった親からは、親も先生もみんな知っておくべきことなのでは・・という声があったそうです。

講演会や友人との対話を通して思うことは、知れば必ず理解できるということです。それだけでなく「偏見をなくすためにももっとみんなが知るべきだ、教育が大切だ」という声が必ず多く寄せられます。来年はさらに活動の場を広げ、各地での講演会も計画しようと理事会で話し合いました。助成金にも挑戦しています(お願いします!!笑)。あとは一緒に活動してくださる「人」!です。一人でも多くのみなさんと、大切な子どもを、兄弟を、そして友人を応援したいと思います。ご参加お待ちしています!!




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「パフナイト」からのお知らせです!

2008年12月17日 | Weblog
☆今年3月に私たち「つなぐ会」もお呼びいただきましたパフナイトからのお知らせです。「~レインボーはセクマイだけのもの?~」というタイトルはいいですね。異性愛者だってレインボーの一員ですからね~(笑)アライさん勢ぞろいの今年最後のパフナイト、楽しそうですね。近かったら私も参加したいです!『ラブれたーずfrom中野』を書いてくださった桑島さんもご出演です。みなさん「生・ラブれたー」是非聞いてきてください!

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パフナイト
「年忘れ!パフでアライさんが洗いざらい
 ~レインボーはセクマイだけのもの?~」

今年もあと少し!ってなわけで、
この不況ムードを吹っ飛ばすべく、パワフルな
「アライさん」たちがパフナイトに集結します!

「アライさん」とは、LGBTフレンドリーな人たちを
指す呼び名として、最近使われ始めた言葉。
英語の「ally」から来ています。

日本でも『薔薇族』を創刊した伊藤文学さんなど
昔から「異性愛者」というアイデンティティで
セクマイ支援の活動に関わる人が居るわけですが…
よくよく考えてみると、セクマイが多く居る場所では
「アライさん」は「少数派」になるわけで。

今回集まってもらうのは、最近あちこちで活発に
「アライさん活動」を展開している人たち。
セクマイ支援にどうして関わるようになったのか。
関わる前は、セクマイのことをどう思っていたのか。
活動を通して、ぶっちゃけ、嫌になることはないのか。
などなど…

普段は言い出しにくいことも含めて
率直な思いを語ってもらいながら、
今後どうしたらもっとたくさんの
「アライさん」を増やすことが出来るのかを、
会場に集った皆さんとともに考えてみようと思います。

セクマイが生きやすい世の中って、すなわち
「アライさんがいっぱい居る世の中」のことですからね。


出演者(アライ歴順)

●沢辺均さん(ポット出版代表)
…1956年生れ。2001年6月に2000年パレードの記録集を出版。
以降、伏見憲明さん、レズビアン向けエロ雑誌「Carmilla」、
をはじめとしたレズビアン・ゲイをテーマとした本も出版。
2007年民主党尾辻かな子選対。
女性と結婚2回、一度目の結婚で娘一人つくる。

●橋本惠代さん(東京学芸大学 K類国際教育専攻2年)
…アライさん歴3年。授業や恩師の影響でセクマイに興味を持ち、
1人で名古屋・東京・札幌・関西のLGBTイベントをめぐり、
自分は異性愛者だと納得してしまう。
日英ユースエクスチェンジプロジェクト、ETVワイドに参加し、
"非当事者"として発言することを考え始める。
教育からセクマイを含めた様々な"マイノリティ"が
住みやすい社会を創るために活動するのが夢。

●桑島健太郎さん(通称:クワ犬さん)
…アライさん歴約1年。ただし準備期間約30年。
愛妻とチワワと暮らす四十郎。男性?だけの武蔵高校卒後、
「性」に関しては虹色も黒色もある早稲田大学卒。
(学)河合塾と(株)SEGで働きながらセクマイ支援を訴えるが…。

●浜田幹子さん(パフスペース管理人)
…アライさん歴1年。2007年6月に経済産業省を退職し、
生活協同組合の活動を行うとともに、2008年4月1日より
イトー・ターリさんよりパフスペースの経営を引き継ぐ。
夫と社会人になる子ども2人あり。


聞き手

●翔子
…パフナイトスタッフ。青森セクシュアルマイノリティ協会
「にじいろ偏平足」とロビイング団体「共生ネット」メンバーとして
セクシュアルマイノリティの「都会と地方の格差問題」に
取り組んでいる。

●まめた
…パフナイトスタッフ。学生。Rainbow Collegeのメンバー。
「やっぱ愛ダホ!」イベント呼びかけ人の1人。
NHKのLGBT特設サイト「虹色」にて「今月のアライさん」を
企画・連載。

●akaboshi
…パフナイトスタッフ。
ブログ「フツーに生きてるGAYの日常」を通じて映像等を公開中。


パフナイト
「年忘れ!パフでアライさんが洗いざらい
 ~レインボーはセクマイだけのもの?~」

日時:12月22日(月)18:30開場/19:00開演(翌日は祝日です)
会費:1000円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分
 馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
■地図→http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)

★パフスペースではセクシュアル・マイノリティ関連での使用には
レンタル料を初回2000円引き、以降1000円引きする「セクマイ割引」
を行っています。ぜひご活用下さい!
■レンタル使用料金表
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-2.html
■パフスクールカレンダーで空き状況をチェック!
http://www.pafspace.com/schedule.html



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『ラブれたーずfrom中野』⑧最終回!

2008年12月14日 | Weblog
☆『ラブれたーずfrom中野』残念ながら今回で最終回となりました。もっともっと桑島さんの分析、お聞きしたかったです。男「性」が少しわかったような気がします・・(笑)最後に「お母さん」に絶大なエールをいただきました。身の引き締まる思いです(笑)ちなみに「つなぐ会」には強力な「お父さん」軍団もいらっしゃいますので、男「性」女「性」を超越して(笑)、「親」アライ軍団として来年も頑張りますよ!! あとは全国の親が元気を取り戻して、このアライ軍団の陣列に続々と加わってくださるのを期待しています!

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『YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE 』

「わたしはおかあさんこそ世界一美しい人だったと信じていますのでね。」
手塚治虫『ブラックジャック』でBJが母親と自分を見捨てて「愛人」と逃げた父親に復讐を遂げた時のセリフです。病気のために醜くくなった「愛人」の顔を父親が「世界一の美女に整形してくれ!」と依頼すると、BJは自分の身代わりに瀕死の重傷を負いそして自分たちを捨てた父親も赦して死んで行った「母の似姿」を再現するのです。
これを読んだ時に僕は「そこまで書くのか!」と思いましたが、それは図星だったからです。
「母親の鏡台をこっそり覗いて口紅をつけた体験が僕や僕のゲイ友たちにはある。」とKから聞いてハッと思いました。ゲイは男性でありながら「お母さん」になる道を選んだのかなと。因みに僕も母の三面鏡を覗きましたが、それは自分が何人も映っていてブルース・リーの『ドラゴン(強いお父さん)への道』を真似たからです。Kと僕は母の鏡の前で2つの別別の道に分かれたとも言えます。母になるKと父となり母を探し求める僕の二つの道です。
手塚治虫の『三つ目が通る』の写楽保介(シャーロック・ホームズ? 探し求める男?)は赤ん坊の時に母が死に自分の母を同級生の和登さん(ワトソン?助ける母?)に見い出します。少年漫画で許される範囲で二人は良く一緒にお風呂(産湯?」に入っています(泣)。
さてマザコン手塚治虫に対抗した宮崎駿もやはりマザコンです(泣)。『風の谷のナウシカ』でナウシカが脅えて怒るキキ(リス?)に指を血が出るまで咬ませ「恐くないよ」と痛みを隠して優しく声をかける時、さらにまた人間のエゴのせいで傷だらけの「醜い」王蟲の幼虫をナウシカ自らも大怪我をしながら「ごめんね。痛いよね。ごめんね。」と泣いて謝った時、僕は母を思い出しました。母とは家族制度の中の母親ではなく生物学的な母でもありません。例えば散歩中にチワワに近づくお母さんです。脅えてワンワン吠える我が家のチワワにお母さんは「恐くないよ」「ごめんね」と優しく声をかけて下さいました。お母さんは誰かのために一緒に泣き自分も痛みを感じてしまう方です。僕たち男性はお母さんを通じて初めて「愛」の何たるかを知ります。でもお母さんと同じ様には「愛」を表現出来ません。「触れられない」「視線を受け止められない」僕たち男性は筋力や知力や権力を持ち過ぎてしまったためにうまく「愛」を表現出来ない=「語れない」のです。男性は「強さ」を目指すゆえに「弱さ」を極度に恐れます。人前では「泣けない」のです。でもお母さんの「弱さ」は別です。女性語です。優しさ、美しさ、哀しさ、はかなさ、この世の良いものは全てお母さんの「弱さ」の中にあります。「弱さ」とはウィークネスではなくフラジャイルとかセンシティブとかピアニッシモと呼んだ方がピッタリ来る言葉です。
男性が否定語の応酬なのに対してお母さんは全面的に相手を肯定する言葉です。「みんな違ってみんないい」金子みすずお母さんは仰いました。
ピノコはBJの娘の様な存在ですが、お母さんでもあります。「醜い」ゆえに誰もが目を反らし誰もが触らないBJに全身の愛情と肯定を込めてピノコは飛び込んで行きます。BJは結構女性にもてるのですが(泣)、唯一人亡き母に変わってBJの目をみて話し頬ずりをして抱きしめ手をつなぎ袖をつかんで一緒に歩くのはピノコです。小さな小さな「押し掛け女房」は崖の上の家に来たポニョも同じですが、小さな小さなお母さんの原型でもあるのです。YOU ARE THE SUNSHINEOFMYLIFE!お母さんは僕の太陽です!
虹色の皆さん、突然ですが、今回が最終回でお別れです(泣)。僕たち男が普段隠しているマザコン=ロリコンの秘密を公開しました。そして男性の騎士道精神はここから生まれます。命をかけて女性を救うあるいは女性をLADYとして敬う精神です。BJはお金にがめついですが、お母さんが泣くとただにしていたりします。いい加減なやつです(泣)。
僕が思うにこれからアライさんを探すならお母さんです。『ラスフレ』のエリーはミチルとタケルとルカの孤独と苦悶をまるで自分のことの様に受けとめて「ごめんね。わかってあげられなくて。」と涙を流していました。お父さんオグリンは「星条旗のパンツ」がどうのこうのと言っていていましたからダメです(泣)。
あらゆる多様な性を持つ人たちがラウンドテーブル(円卓)に集まり話し合いをする時に多分男性(マジョリティ)は遅刻か早退あるいは欠席をすると思います。男性は性を語るのが苦手・下手そして不利なのです。僕は「性」をお母さんの側に返したいのです。お母さんに「性」が返ればそれは「心」と「生きる」に戻るはずです。明るく楽しく思えるはずです。
最後に「つなぐ会」のお母さんありがとうございました。雨が止んだ後で太陽が輝き虹が見える様にお母さんの涙の後の笑顔が虹色の皆に勇気を下さいます。お母さんはみんなの太陽です!


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『ラブれたーずfrom中野』⑦

2008年12月01日 | Weblog
☆『ラブれたーずfrom中野』第7弾、到着です。今回もまた桑島さんならではの自己分析力、そして観察力が全開です。「男同士はお互いに目を合わせない・・目と目を合わせれば勝負!」知りませんでした!!

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『オグリンをなぜ仲間外れにしたのーっ(泣)?』


虹色の皆さん、今日は男性の僕からご相談したいことがあります。冬場の授業の時に多分冷え症(ハシモト症?)だと思うのですが、暖房を付けているのにコートを来たまま震えている女子生徒が目に入ってしまうと僕はつい暖房の気温設定を上げてしまうのです。すると今度は「佐渡ヶ嶽部屋」系の男子生徒が滝の様な汗を流しながら訴える様に僕を見ました。僕は目を反らせました(泣)。
僕は「男性差別」をしてしまいました!「男女公平平等の原則」を踏みにじってしまったのです。僕の体験からも寒いより暑い方が思考力は鈍るのです。僕は女子ではなく男子の「視線を受け止める」べきだったのかも知れません。しかし男子を無視・黙殺・「着払い返送」(泣)をしてしまいました。
虹色の皆さん、僕はどうすれば良かったのでしょうか?例えば同じ状況で女性講師はどうするのか僕は知りたいのです。男性の僕とは正反対の行動を取るのでしょうか?あるいはゲイやレズビアンの講師ならどうしたのでしょうか?
ここで僕の内なる男性の生理+心理=性理を解剖してみます。講師生命を賭けて書きますが(泣)、僕の中の「エロ男爵(沢村一樹)」が女子生徒に親切だったのは否定しません(泣)。そう言えば授業中に僕は女子生徒の方を見ることが多いのです(泣)。これはゲイ友のKと話していて気がついたのですが、映画やテレビを見ている時にはKは〈性的指向〉として俳優やキャスターや司会者は男性をじっと見つめているそうです。女性陣は目に入らないそうです。僕は真逆で滝川クリステル嬢や皆藤愛子お天気お姉さんしか目に入らないのです(泣)。
虹色の皆さん、実は男性による女性差別の前に男性はまず自分=男性を差別して女性を優先しているのです。良く言えば「騎士道精神」ですが。
僕の出す例は古いものが多かったので虹色ユースの皆さん申し訳ありませんでした。さあ『ラストフレンズ』です。
僕はなぜタイトルロールにオグリンが出ていなかったのか?と素朴な疑問があります。あの歌田ヒカルの『Prisoner of Love』の切ない歌声が響く中でリストカットをして流れる赤い血の様な糸で結ばれていたのはオグリンを除く(泣)5人でした。心は「ますらお」体は「たおやめ」のルカとルカが「自分の男を隠して」愛する親友のミチルとルカを愛する女?性恐怖症のタケルそして母への叶わぬ愛をミチルにDVすることで満たすソウスケこの4人が「見えない傷を抱えるマイノリティ」として物語を引っ張って行きます。
僕が聞きたいのはなぜエリーが入っていたのか?あるいはエリーが入っているならなぜオグリンが外されたのか?です。二人ともに不倫で傷ついていたはずですし、シェアハウスに一緒に住んでた仲間でしょー(絶叫)!
さてここで先に宿題?を片付けましょう。ブルース・リーの「からだ」を熱く語る僕たち男組は傍目にはまるで「今日は男子だけで仲良くやるんだ~」の轟次郎(宮迫博之)です。女人禁制です。「やおい(腐女子)」的な解釈の誘惑ももっともです。しかしここには『ブロークバックマウンテン』や『ベント』にはある愛を表現する大切な何かが欠けているのです。それは「触れ合い(お母さん特権!)」「見つめ合い」です。男同士はお互いに目を合わせないのです。理由はシャイなのもありますが(泣)、「ガンつけたな(怒)」とケンカになるからです。目と目を合わせると勝負!なのです。ご存じでしたか?
クビにならない様に書いておきますが(泣)、僕が授業中に女子生徒を見ることが多いのは女子生徒も僕を見ているからです。女子生徒に限らず女子講師でも女子職員でも同じことです。お互いに「視線を受けとめる」時間が女子の方が男組よりほんの数秒ですが、長いのです。男子生徒・男子講師・男子職員の場合はそもそも「見つめあう」ことが無いのです。目をそらして話しています(泣)。
男組に女性を呼びたくないのは女性を蔑視・軽視・無視しているからでは無くむしろ反対です。女性がいると気を遣って(あるいは心奪われて)しまうのです。女性の方が顔と目と手に「表情」があります。従って教室でもそれ以外の場所でも僕たち男組は女性の「表情」=メッセージに一早く反応してしまうのです。エロ男爵抜きにです(泣)。
男組の会話は対決・死闘です。お互いの体に「タッチ」せず、言葉で「パンチ」です。「見つめ合い」ではなく「にらみ合い」です。誰が一番ブルースリーをわかっているのかの「勝ち抜きトーナメント」です。そこではイチローvs山本益弘の「こだわりすぎる」「小さななことの意味を見出しすぎる」「自分にルールを課しすぎる」と清原vs松方の「大きなことやろうとしすぎる」「暴れすぎる」「親分になりたがりすぎる」の「やりすぎ」=男の性(さが)が全開しています。そこではお互いを否定する語が飛び交っています。「無知!」「初歩!」「破門!」など(つなぐ会の品位を守るために下品な言葉(泣)は避けますが)、罵語卑語も出ます。それも「お兄心」は楽しいのです。『北斗の拳』で強敵(とも)と呼び、漢文では知己=真友というやつです。
さて最後に男組の最大の秘密です。お互いに仲が悪かった(強敵=とも?)手塚治虫と宮崎駿はセクシャリティを考える上でヒントに満ち満ちた作品群を残しています。作風の違う点を横に置けば実はマザコン+ロリコン=女性賛美という所では共通点があります。
虹色の皆さん、ポニョやピノコそれにナウシカとワトソンさんを思い出して下さい。



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