LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

会員からの活動レポート

2017年10月22日 | Weblog

★九州で啓発活動をされている会員さんからのご報告です。

教育現場で研修が増えていることはほんとうにうれしいことですね!

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人との出会い、そしてご縁により、私がお話をさせていただける場が徐々に広がってきています。

講演では、参加者の皆さんが、最初から最後まで、しっかりと聴いてくださっている姿勢と表情が良く分かります。

 

学校の先生方に講演をする機会も増えてきています。

先生方が、子どもたちと私との出会いを、と考えられているお話を伺い、嬉しく思います。

私は本物の講演を目指しています。私の言葉や思いが相手の心に届くように。

 

私の人生を変えた本、その本との出合いが、つなぐ会へと繋がりました。

もしも、その本を手に取っていなかったのなら、活動をしようと思わなかったのなら、これまで活動を続けていなかったのなら、と思うと・・。

これまでの間に出会った方々とは、出会わなかったはずです。

 

私は個人で活動をしていますが、つなぐ会の理事の方々や、つなぐ会会員の方からの応援が心の支えとなっています。私一人ではありません・・私の後ろには、たくさんの応援者がいらっしゃることを心に留めています。

 

「あなたの活動を応援していきます。」、とよく言われます。講演毎に、理解者や応援者を増やしている現実を思うと、私の役割の大きさに気づかされます。

 

現在行っている私の活動は、終活です。微力ですが、私が残せるもの、として取り組んでいます。

私ができる範囲で、できるものを、できるだけ長く、と考えています。

(M.H)


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第15回名古屋ミーティングレポート

2017年10月03日 | Weblog

9月24日㈰イーブルなごや・第2研修室にて行いました。

参加者12名。うち、初参加者1名。

(当事者の子どもをもつ親が7名、当事者の方が5名)

 

今回は私も当事者の子どもと参加しましたが、ほかにも親子参加の方やご夫婦での参加の方がおり、この会らしいミーティングとなりました。

初参加の方は、一年前に現在大学生のお子さんからトランスジェンダーとのカミングアウトを受けたとのことでしたが、以前よりそうではないかと思うこともあり、本人からのカミングアウトを待っていたので動揺することはなく、とてもうれしかったと話されました。ただ、手術するかどうかなど、これからの課題があるとのことでした。

また、前回のミーティングで、母親だけでなく家族にもカミングアウトをするつもりだと言っていた当事者の方からは、家族の反応やその後の家族関係のことなどの話を聞くことができました。

当事者の子の父親からは、本人が思春期でもあり、家の中でも避けられ、話もせず、いろいろ話して聞かせたいことがあるが、言うと今以上に親子関係が悪くなるのではと思い、気を遣いながら生活している。関係が良い親子の話を聞くとうらやましい、と言われました。こどもが幼少のころに「○○ちゃん、男だもん」という言葉を覚えている。そっちのほうだなぁ、と思っていたのでわりに受け入れられたが「男になりたかったら男らしく」と思ってしまう。虹色なのはわかるけど・・で止まってしまう・・と、正直な胸の内を聞かせていただきました。参加者の中からは、「お父さんがこういう会に出てくるのがすごい」ということばも出ました。

最近手術を受けたばかりのトランスジェンダーのお子さんのいる母親もいて、これから手術する当事者の方に向け、どのくらい仕事が休めるのか、どういった手術をうけるのか、付き添いの人の有無や費用のことなど、経験者ならではの具体的な質問が出される場面もありました。

ある母親からは、日本では、発達「障害」や性同一性「障害」などと、「欠けているもの」のような名づけ方をしているが、アメリカでは「チャレンジチルドレン」と呼ぶ。「ギフトをもらって産まれてきた!」サポートはするけど、弱者ではない。違うことを腹にすえて生きていこう!と周りも声をかける。ということを教えてもらい、皆で頷く場面もありました。

休憩時間には親同士が情報交換などをしている姿も見られました。

年齢が上とか下とか、性別や立場の区別に関係なく、知らないことを教え合ったり、尋ねる、話を聞くことができる場であることを嬉しく感じられるミーティングでした。

以上です。

榊原


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