LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

「ゆずの会(神戸)」ミーティングの報告(7月23日)

2023年07月30日 | Weblog

「ゆずの会」は、つなぐ会の神戸拠点有志で「トランスジェンダーの子供たちを支える親の会」としてテーマを特化した拠点内グループミーティングとして立ち上げたものです。
このたび、つなぐ会公式のWebサイトでも公開する運びとなりましたので、よろしくお願いします。

7月23日(日)に、兵庫区文化センターにて行ったミーティングの報告を致します。
今回は、世話人含め7名の参加でした。
世話人より注意事項を伝えたあと、参加者のみなさんの自己紹介とお子さんのセクシュアリティーと現在の生活状況などをメンバーで共有しました。

「ゆずの会」では、毎回ワンポイントレッスンとしてテーマを決めてミニ学習会を行っております。
今回は、「性自認と性的指向」について、
・生まれた時の性別
・社会的性別
・性的指向
の3つを図解で示した上で、お子さんと親御さんご自身に当てはめてみて考えていただきました。

出席されたメンバー間でのフリーディスカッションの中で、ryuchellさんの急逝について、親御さんとの間でも話題が上り、とてもデリケートな心を持つ当事者への影響が心配である事が浮き彫りになりました。
この様な状況から、以前「ゆずの会」のワンポイントレッスンを担当された「ゲートキーパーについて」をテーマにお話しいただいたメンバーの方から資料の一部をご提供いただく事となり、当事者の言葉に傾聴する部分をコピーの上、参加者に配布しました。
改めて自宅に持ち帰って、後から見返すのもとても大切なことだと感じました。
他にも、今回初めてご夫婦で参加された方々もいらっしゃって、自分たち以外にも仲間がいる事を知り、少し安心されたご様子でした。

次回のゆずの会は9月17日(日)に兵庫区文化センターで行う予定です。詳細は改めて、つなぐ会公式Webサイトにてご案内しますのでよろしくお願いします。


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第134回神戸ミーティング

2023年07月23日 | Weblog

本日のミーティングは、

全員で8名で、

当事者や中学校教諭、

大学職員等の立場の方々に

ご参加いただきました。

 

LGBT理解増進法や

タレントのりゅうちぇるさんの自死、

スポーツ競技の性別などの

話が挙がりました。

 

トランスジェンダーにとっての

人権を脅かさせるおそれがある実社会の中で

過去や今の様々な困難リストの情報が

共有できました。

 

当事者や家族だけにとどまらず、

様々な職種の方にも

LGBTQ、SOGIEの人権に関心を持って、

ご参加いただきありがとうございます。

 

また最近、

神戸のミーティングにご参加された方々が

他のコミュニティに繋がっていただくことが

増えたこともあり、

今後神戸ミーティングは

偶数月に開催することとし、

 

他のコミュニティである、

「ほっとすていしょん ゆずの会」

(トランスジェンダーの子どもの

親・家族、学校・医療関係者等を

対象)、

「カラフルサプリなにわ」

(社会人アライ・当事者を対象)の

ミーティングや学習会等の日程と

重ならないようにしました。

 

今後ともつなぐ会、上記2つのコミュニティ

共々よろしくお願いいたします。


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7月名古屋ミーティング報告

2023年07月06日 | Weblog

2023年6月5日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室

 

トランスジェンダー当事者 1名

トランスジェンダーの子を持つ親・祖父母 5名

Xジェンダー当事者 1名

同性愛当事者 1名

同性愛の子の親 1名

医師 1名              計 10名

 

今回のミーティングは、前半は全体で、後半は、「子どもチーム」と「親・支援者チーム」に分かれて交流しました。

 

【近況報告】

・孫(当事者)は、いじめられて学校行かないとか悩むとかなかった。職場でも、上司に話ができて、診断書を見せて理解してもらえている。「君のように堂々としているのは初めて。だから困ることがあったら言ってほしい。」と言われた。他の従業員の人にも話をしてもらい、理解してもらっている。

・手術をしたいと言っているから、それだけが心配。でもなんとかやっていけるとは思う。いい時代に生まれてこれたと感謝している。近所の目が気になることもあったが、否定はしなかった。いとこも「〇〇ちゃんは〇○ちゃんだわ。」と言ったくれていた。

・子ども(当事者)の父親が化粧品とか全部捨てると言ったことがあった。私(母親)が泣いて止めた。「それだけはしたらだめ」と言った。当時、髪の毛は短いし黒いし、男の子が化粧してるという感じだった。でも捨ててしまったら〇〇ちゃん(子ども)を否定してしまうことになると思ったから、父親を止めた。その後父親は理解してくれるようになった。

・困っている人が目の前にいるのに認めるとか認めないとかの話ではない。ましてやそれがわが子なら。親、特に父親は、仕事が大事というのを理由にして見ないようにすることがあると思う。でも、ちょっと話すだけ、ちょっと話を聞くだけでいい。聞いたふりじゃなくて。普段頑張ってくれてる子の話が聞けたということだから。

【子と親・支援者で分かれて】※以下は子どもチーム

・前回、会の後に、親に、一人暮らししたいという話をすることができた。けっこう前向きに反応をしてくれた。いつ言おうか悩んでいたから話せてよかった。具体的な時期は決まってないが、想像したり、物件を調べたりするのが楽しい。

・パートナーは、ものすごく気を許せる人がいるならほしいと思う。これまで好きだった人は、自分の欠けていたところを埋めてたのかもと思う。本当の意味で好きだったのか分からない。

・同性愛は壁があって、一歩引いてしまう。みんなより大変だけど、となってしまう。

・「好き」はよく分からないが、その人の前でなんでも出せるような、そんな人を「好き」と思っているのかもしれない。

・手術はしたいと思う。名前も困ることがある。

・もっと自分のしたい格好、姿で生きていこうと思っている

→これから、自分を出していった時に、それも含めて本当の自分を出せるいい人に出会えるかもしれない。

次回は2023年8月7日(月)13:00〜 いなべ市役所で行います。

※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。


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