LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

神戸第121回ミーティング

2022年05月22日 | Weblog

本日のミーティングでは、

性別違和をもつ当事者の親御さんと

お兄さんの立場に当たる方に

初めてのご参加いただきました。

 

ご参加いただく当事者の親族には、

母親が統計的には多いものの、

兄弟の視点ならではの

貴重なお話をお聞きできてよかったです。

 

兄弟は、

本人と親との間の板挟みのような立場と

なって、

本人の心の支えになりながらも、

親の気持ちを本人の代わりに

聞いたりと、

特有な役回りがあるようでした。

 

また、親であれば

子どもからのカミングアウトを

受けたものの

すべてを消化しきれないだけでなく、

世界で自分だけがこのような悩みを

抱えていると感じられるケースは

珍しくありません。

 

ミーティングは、 

心の荷物を軽くするだけでなく、

世界で自分がひとりぼっちではないとう

ことを肌感覚で実感していただくためにも

なりました。

 

性別違和も手術を受けるのも

本人にはなるものの、

「わかろうとする」という意識が

関係性の悩みを乗り越えるために

重要だと改めて感じるミーティングでした。


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5月名古屋ミーティング報告

2022年05月04日 | Weblog

令和4年5月2日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室2

 

参加者

トランスジェンダー当事者2名
トランスジェンダーの子の親6名
Xジェンダー当事者1名
当事者の友人1名
同性愛当事者1名
同性愛の子の親1名
産婦人科医師1名

計13名

 

○主催者からの連絡・報告

・東京レインボープライドのNHKブースに理事の家族のドキュメンタリーを掲示
・東京レインボープライドに登壇し、三重には条例があること、いなべ市では、医師による相談会があることを発言した
・5月5日18:00から三重テレビで多様な生の特別番組「十人十色」が放送される
・サンフランシスコ州大学、LGBTQの子どもが幸せに育つ言葉かけのポスターのお知らせ

 

○参加者の近況報告

【MTFの子を持つ母】

子どもが理想の体にしたいと食事制限をし、栄養失調状態で髪が抜けるなどしている。SRSを希望するならまず体力をつけないとと話すが、子どもは聞き入れない。

【拒食症を体験した参加者】

食べると罪悪感があった、克服のきっかけは話を聞いてくれる友達ができたこと。

【FTMの子を持つ親】

子どもは声を変えたいとの願望があるが、手術が怖くてできない。3年ほど引きこもっている。

【MTF当事者】

病院にかかるときに、戸籍や体のことをその都度説明しないといけない。

【MTFの子を持つ親】

子どもの生命保険を考え各社に問い合わせたが、ホルモン治療をしていると精神疾患扱いとなり、保険料が高くなり、結局入らなかった。

 

次回は6月6日(月)13:00~ いなべ市役所で行います。

※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。


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