LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

アライなレディーズは誰と誰?(パート1)

2010年07月23日 | Weblog
☆桑島さんのエッセイ到着です!いよいよハリウッド女優からセクシュアル・マイノリティへとお話は続いていきます・・・2回に分けてお届けします。
桑島さんは映画に大変詳しく、お話には次々と映画スターや監督の名前が出てきます。このような有名な方々のカミングアウトやセクシュアル・マイノリティに関する発言は影響が大きいですね。今後も頑張ってもらわねば!!私も有名な女優かなんかだったら「セクマイで何が悪い!」と一喝するんだけどなあ・・(笑)

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アライなレディーズは誰と誰?(パート1)


虹色の皆さん、ご存知の様に「LGBTの家族と友人をつなぐ会」では「四ツ葉のクローバー」がセクシャルマイノリティの〈シンボル(形)〉です。
僕はアライさんの方も〈形〉で示せるものが何かないかなとずっと考えて来ました。花木や動物ももちろん良いのですが、僕はどうせなら人物にしようと決めたのです。
そこで日本での人気は未だ衰えることのないオードリー・ヘップバーンを僕はアライさんの〈形〉いいえ〈顔〉に是非とも推したいと思ったのです。
虹色の皆さん、僕が今は亡き往年の名女優オードリー・ヘップバーンを選んだ理由は何だと思いますか?実は彼女の伝記を読んで生前の言動を調べてみましたが、特にセクマイに対して何か言ったり行ったりしているわけではありません。同時代の大女優としてはリズことエリザベス・テーラーの方がアライさんとして適当かもしれません。と言うのもゲイの友人である男優のロック・ハドソンがHIVに感染した時に当時はまだ不明の原因の解明や治療法の開発にアメリカ政府は及び腰だったのですが、エリザベス・テーラーは先頭に立って基金を集めて時の政権の方針を変えさせました。偏見と差別に苦しむAIDSを発症したある男性に抱擁してキスをした映像を僕はテレビで見た記憶があります。
にもかかわらず(泣)僕はリズよりもオドリーを選びたいのです!オードリーをセクマイの〈イコン(聖画)〉にしてみたいのです。(イコンとは携帯やPCのあの絵文字=アイコンのことです。)彼女の〈顔〉を見たらセクマイの〈イコン〉だと思い出せる様にこのエッセイを書けたらなぁと思っています。
オードリー・ヘップバーンについて語る前に現役のアライなレディーズであるハリウッド女優2人を紹介してセクマイ第1回はとりあえずの閉めとしましょう。まず「つなぐ会」的には「家族」から行きます。お兄さんがゲイのアン・ハサウェイです。アンはアイルランド系でカトリックだったために小さい頃は修道女になりたかったそうです。ところがアンが15歳の時に兄がゲイであることが分かります。そしてカトリック教会がゲイである兄に手を差し延べてくれないことを知るとアンは無宗派のクリスチャンとして生きることを決めて兄の結婚式に付き添いとして出席したとある雑誌のインタビューで答えていました。ゲイの友人・知人も兄のおかげで多いそうです。アンの代表作『プラダを来た悪魔』ではファッション雑誌のカリスマだけど公私混同の鬼編集長の女性に散々いじめられる役でしたが、そんなアンを厳しく優しく教え導いてくれる上司役の男性がゲイだったのはご存知ですか?(それは彼のセリフからさりげなく分かります。)アンはもしかしたら自分のお兄さんとの関係を思い出してこの役を演じたのかもしれませんね。(つづく)


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