LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

ハートをつなごう!

2008年04月30日 | Weblog
NHKの「ハートをつなごう」よかったですね!!知らなかった人、受け入れられなかった人、悩んでいた人、何人もの人のハートがほんとうにつながったかもしれません・・・。82歳の私の母はあまりによかったのでNHKに電話をしたそうです。それで私もしました。「これこそNHKの番組ですね。どうぞ今後も続けてください!!」と(笑)。

「今も悩んでいる若い子たちへ何かメッセージがありますか?」という突然の問いかけに、しばらく考えた末に答えた朝原君の「大丈夫!」という言葉。ほんとうに素敵でした。「カミングアウト・レターズ」の中から読み上げられたお母さまの手紙にも「何も心配することないよ、ってあなたに言ってあげたい」というくだりがありました。これらの言葉がきっと多くの人たちを支えていくことでしょう。

「つなぐ会」からも送りたいです。大丈夫!みんなでハートをつないでいこう!




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第17回ミーティングのご報告

2008年04月28日 | ミーティング
4月12日、第17回ミーティングを行ないました。今回は13名の参加者で、新しい方は3名。お一人は2月に枚方市の講演会に参加して初めて当事者の方々と出会い、自分の中にあった偏見がとれたという方です。また先日のブログでご紹介した大学生さんも、就職活動中というお忙しい中和歌山から駆けつけてくださいました。そして5月の神戸パレードの実行委員をされているという方も初めて来てくださり、ご自身のこれまでの活動の中で経験してきたことをいろいろとお話してくださいました。また神戸まつりのパレードと愛ダホのイベントについて、そして「つなぐ会」がワークショップとして参加するフェミニストカウンセリング学会の大会についても、話し合いました。またうれしいことに大阪在住のお母さまは講演会のできそうな企画も見つけてきてくださいました。今年は大阪市での講演会に是非トライしたいと思っています。このように参加人数は少なかったのですが、中身の濃い会となりました。

「BASE KOBE」の繁内さんも参加してくださいました。繁内さんはご存知のようにエイズの予防啓発活動を長年にわたり続けておられますが、その中で出会われたあるゲイの方のお話をしてくださいました。彼は北朝鮮の国籍を持つ在日の方で、ゲイでそしてエイズの感染者、まさにトリプルマイノリティという立場の方。あるとき繁内さんは「あなたにとって一番カミングアウトしにくいことは何ですか?」という質問をされたと。繁内さんの予想に反して、彼の答えは「ゲイであることをカミングアウトすること」だったのだそうです。これは私の予想にも反していました。それほどセクシュアリティを明かすことが高いハードルだとは・・・、改めて考えさせられました。男女二分法にのっとった異性愛が当然という社会、つまり自分が存在しないとされている社会の中で、ただ正直に生きることがどれほど難しいことなのか・・。多様な人間が自分らしく生きられる社会を、一日も早く作りたいと思いました。それにはまず人間が多様であるということを社会はもっと知らなければなりません。そしてその上で自分らしく生きるとはどういうことなのか、どんな社会がそれを可能にするのかを一緒に考えていきたいものです。

「つなぐ会」では、こうして当事者の方々や友人の方々、親や家族の方々と、いろいろな思いを交換しています。カミングアウトしたみなさんはどうぞお父さまやお母さまやご友人と共に、またこれからしたいと考えている方も、応援したいという方も、どうぞいつでも「つなぐ会」にご参加ください。


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ネパールの友人たちに支援を!!

2008年04月16日 | Weblog
ゲイジャパンニュースから下記の活動のお知らせがありましたので、是非ご紹介したいと思います。

    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ゲイジャパンニュースでは、現在、危機的状況に直面しているネパールのLGBTI
権利団体「ブルー・ダイヤモンド・ソサエティ」(HIV陽性者のためのホスピス
も運営)を支援するため、広く寄付の呼びかけをしております。(詳細はこちら
よりご確認いただけます→http://gayjapannews.com/info/20080222_BDS.htm)

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

私も読んでみましたが、この「ブルー・ダイヤモンド・ソサエティ」はネパールの首都カトマンズを中心に活動している団体で、やはりこの国にもある根強い偏見から、メンバーが殺害されたり公権力による恣意的拘束を受けるなどの困難とともに、経済的にも困難を抱えていて、現在事務所の立ち退きを迫られているとのことです。日本以上に厳しい環境の中で当事者の方々がどれほどの苦しみを味わっておられるかを思うと、少しでも応援できることをしたいと思いました。
サイトには団体のスタッフでトランスジェンダーのマニーシャさんのエッセイ『選んだわけじゃない。私はこういう風に生まれたんだ』も掲載されています。その中に『家族が私のことを受け入れるだけではなく、第三の性である娘として誇りに思ってくれる日がいつか来ることを、信じています』というくだりがありました。子どもが親に望むこと、それはどこの国に生きていても同じですね。生まれついた自分を大切に生きている我が子を親が誇りに思えないとしたら、それはその社会のどこかが、何かが間違っているのではないでしょうか。社会を変えていくのは容易ではありませんが、不可能ではありません。みんなで支えあい、語り合っていけば必ず実現できるはずだと思います。日本もまだまだこれからですが、今困難に直面しているネパールの友人たちに是非応援の手を差し伸べましょう!!



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4月28日29日、NHKで!

2008年04月11日 | Weblog
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ゲイって?レズビアンって??……と思ったあなた、必見です。

性同一性障害シリーズ時からリクエストの多かった企画がスタートします!!

恋愛、仕事、人間関係……、悩みや抱える問題について、ご意見や体験談を募集しています。

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これは、つなぐ会にいつも来てくださる方から教えていただいて「ハートをつなごう」のホームページにいって見つけました。待ちに待った放送の紹介文です。いよいよです。
放送は4月28日(月)と29日(火)の午後8時~8時29分。再放送もあります。
「つなぐ会」のお母さまも出演されます。楽しみですね!こんなにいい機会はありません。意見や体験談など、みんなでたくさんの声を届けませんか!!

ところで先日、太郎次郎エディタス社から下記のようなメールをいただきました。「カミングアウト・レターズ」の出版社です。東京での「つなぐ会」にもこの出版社の方がご参加くださり、いろいろと応援してくださっています。


――『カミングアウト・レターズ』は、近来なかったほどに、出版されたことを当事者のかたがたに祝福していただいた本です。当事者のかたがたに切実な必要がある分野であることを深く感じ入るとともに、この本を「知らずにLGBTのそばにいる」世間の大多数の人に届けていくことが、出版社としてのだいじな仕事だと考えています――


NHKの方も「つなぐ会」に来てくださっていましたが、「仕事とは関係なくともとても勉強になりました」とおっしゃってくださいました。みなさん本を出すために、そして番組を作るために、多くの当事者の方々と出会われました。そしてみなさんの生の声を聞き、「知らずにLGBTのそばにいる」世間の大多数の人にそれを届けようとしてくださっています。きっかけは仕事であっても、やがてそれを超えて一人の人間としてできることをしたい・・という気持ちになってくださっているようで、ほんとうにうれしいです。


もうひとり、先日「つなぐ会」に届いたある大学生さんからのメールをご紹介します。


―――こんにちは 和歌山県在住の大学4回生です!
セクシュアルマイノリティーについて調べているとこちらの会にたどりつきました。

私には何人かのゲイの友人がいて、先日そのうちの一人が親にカミングアウトをした際に中々理解されない状況に苦しんでいる姿を見て、私に何かできることはないかと考え、中学生・高校生を対象にセクシュアルマイノリティーについての知識やその存在の当たり前さ、平等さというものを伝えていく活動ができたらと思いました。
私には知識がありません。大きな講演会を開く力もありません。
しかし友達のために、同じように苦しんでいる、中々自分からはそういった温かい自分を認め受け入れてくれる場所に出かけられない子どもたちのために、学校を回って伝えていく活動をしていきたいと考えました。
今は同じくセクシュアルマイノリティーの人たちだって素晴らしい尊い一人の人間だということを伝えていくことの大切さを知っている人たちと情報交換をし、自分自身の知識を高めていくことが一番初めにすることではないかと思います。
準備が整えば、地元の中学校・高校からお話に出かけていきたいと考えています。

まずはこちらの会のイベントや講演会に参加したいのですが、4月のミーティング以外に近々大阪で開催されるものはありますでしょうか?
これから色々お世話になることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします―――


このようなメールをいただいて、心からうれしく思いました。このような方がいらっしゃること、そして誰かのカミングアウトがこんなにも人を動かすものだということに感動もしました。知るということは大切なことなのですね。知っても動かない人もいる。でもすぐさま動く人もいる。今すぐには動かなくても、積み重ねることで動き始めることもある。
メールはこのあとも続いています。
「できれば子どもたちと同じ目線で話せる教室で、無理なら体育館でより多くの子どもたちと先生にという形でビデオを流したりお話をしたりして、少しでも理解を深めて、人種の多様性があることと同じくらい大切なことなんだと知ってほしいのです。」私たち「つなぐ会」も同じ思いです。

カミングアウト、真実を知らせるということは、必ず社会を動かしていくと実感する日々です。


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