LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第9回名古屋ミーティングレポート

2016年08月30日 | Weblog

平成28年7月31日㈰ イーブルなごや・第2集会室にて
参加者10名(うち小学生1名)
正会員5名   賛助会員1名   初参加者4名

今回は、トランスジェンダーの当事者の方が2名、トランスジェンダーのFTMのお子さんをもつお母さまが3名という具合に集まりました。
お母さんからのお話の中には、「うちの子どもが性同一性障害と知り、親戚から連れて来てくれるな」と言われた。「田舎なので言ったら村八分にされそう」と言う話が出ました。
手術をし、性別も名前も変えた方にたいして、将来手術を望んでいるお子さんのお母さんからは、本人には訊きづらい質問をする場面が多くみられました。
二次性徴を止める薬についての意見や副作用についての質問など。
また、高校生のFTMのお子さんのお母さんからは、「子どもは一度に手術をすることを望んでいるがそれはどうなんでしょう?」という質問にたいして、手術経験者の方からは、「体がまだ十分に大人になっていない段階で手術をすることは賛成しない。一度に短期間で手術をすることもどうかと思う。体への負担が大きすぎる。今の健康が大事。体力を養うことも大事なこと。心の素直な成長がいちばん大事。」「手術は大人になって自立してから自分ですればよいのでは」と答えになるほどと頷いたり。
また、別のお母さんからは、「手術は日本でした方がよいか?タイのほうがよいか?」
「手術をするとガンになるリスクが高まると聞いたが、それは本当ですか」という質問など具体的な内容の質問があちこちから飛び交いました。

今回はアンケートに記入していただきましたので一部紹介します。
・FTMの母親たちの話を聞いていて「良い時代になった」と思った。
・実際手術した方の話を聞けて良かったです。
・手術しなくても性別が変えることができる日がくることを希望します。
・カミングアウトしなくてもいい社会になってほしい。
・今はこの会があるというだけで救われています。続けてほしい。
・本当に内容の濃いディスカッションですばらしかったです。初対面とは思えず、みなさんが親身になってくださって仲良く話せてよかった。
・事実をもっと広めていってほしい。性別違和のみなさんが「生まれつき」であって、育て方育ち方でそうなるものではないということは、自分でいろいろな当事者にお会いしてわかったことでした。生まれつきとわかれば、たくさんの親たちが不要な悩みを持たなくてすむと思います。

ミーティングをやっていてよかったとアンケートを見て実感しています。  
                                   ゆうこ

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