LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第99回神戸ミーティングレポート

2018年12月16日 | Weblog

12月9日(日)13時30分~16時30分、兵庫勤労市民センターにて神戸ミーティングを行いました。当日の参加者は11名でした。(当事者のご家族およびご友人6名、ゲイの方1名、バイセクシュアル(パンセクシュアル)の方1名、トランスジェンダーの方1名、アライ(理解者)の方2名)
 今回初めて参加されたゲイの方より、転勤の関係で地元に戻った事もあり、これを機会に実家のご両親へのカミングアウトについても考えており、カミングアウトを受ける家族の心境について伺いたいとの質問がありました。

お子さんがゲイのお母様より、お子さんの勉強部屋を掃除している時に、ゲイ関連の雑誌が見つかった事などのエピソードを交えて、母親としては、既に薄々と自分の子供について知っていたとの事。カミングアウトを受けた時、思った気持ちが「もっと早く言ってくれた方が良かったのに」だったそうです。

また、トランスジェンダー当事者のお母様も同じく、子どもの頃からの行動から、薄々と気づいており、カミングアウトを受けた時は、大変だったが、年月とともに理解ができて行くものだとのお話でした。

また、カミングアウトの方法も直接話をするだけでなく、手紙や、SNSの利用など人により様々な方法もありますし、カミングアウトのタイミングも人それぞれです。例えどんな状況であったとしても、親と言うものは子供の幸せを願うもの。決して焦る事もないし、必要以上に不安になる事もないと言うのがお母様方の共通の認識でした。

今回、親子連れで出席されたトランスジェンダー当事者を持つお母様からは、これから小学校へ進学する時、学校へ受け入れ態勢についての話し合いの方法についてどうすれば良いか?との事でした。

これについては、学校に話をしたが、なかなか話がまとまらず市会議員の方にも入ってもらうようにした同じ立場のお母様の経験談や、子どものトランスジェンダー当事者と親御さん向けのサークルでのお話しなどの情報交換が行われました。

子どもがトランスジェンダー当事者の場合、小学校、中学校、高校と進学する度に学校の対応も異なり学校間での連携や情報共有がなかなかと取りにくいと言う現実があります。その一方で、神戸市内の病院での対応が昔と比べて非常に良くなったとの話もあり、これからも少しずつ理解が進んで行くと感じました。

今年は豪雨や台風、地震で関西も大変な1年でしたが、新年で平成時代も終わりを迎え、5月からは新しい時代が始まります。次回の神戸ミーティングも、ちょうど100回目を迎えます。希望のあるお話がいっぱい出来る1年である事をお祈りしたいと思います。(あやか)


第22回名古屋ミーティングレポート

2018年11月26日 | Weblog

11月18日(日)「イーブルなごや」にて名古屋ミーティングを行いました。

当日の出席者は、お母様5名・FTM当事者2名・MTF当事者1名・レズビアン当事者1名・産婦人科医師1名
合計10名のご出席でした。

初参加のFTM当事者は19歳の専門学校生で未治療との事ですがホルモンを早く始めたいが、親の同意が受けられないと言われる一方で、ご本人のお母様は、子どもの話を聞いて、とにかく専門医に診て頂いてからしか同意できないと反対の立場でミーティングに参加したとの事でした。

初参加のMTF当事者 ご自分の事を妖精、天使とおっしゃり、服装も蝶々の羽付きのメルヘンチックな装いで、芸能活動と同時に啓発活動もしていた時に、一般市民から、侮辱されたとのことで、そのことを聞いてほしいということと、今現在悩んでいる子ども達のお役にたちたいと、おっしゃっていました。

初参加の藤田圭衣子医師からは、性別変更手術の事、ホルモン療法の事を外国と比べて、日本はまだまだ遅れているとのお話をしていただきました。例えば、先進国のオランダでは、性同一性障害の認定は、その子の親が小さい時から見て認めてあげるだけとか、戸籍変更のためだけに子宮摘出・精巣摘出はひどすぎるのではないかとのお話を頂き、これから手術を受けようと思っている当事者にとっては、とても参考になったお話をしていただきました。

GID当事者のお母様たちからは、最近の情報についてお話があり、子どもにパートナーができてうれしい事や、学校に行けていないお子様のおうちでの様子(お母様から見て、とても元気でこの様子なら学校へ行けるのではと思うくらい元気とのこと)を話していただきました。

次回は、12月9日(日)13:30~ イーブルなごや第6研修室にて、フォーティーズミーティングを開催します。
よろしくお願いいたします。


第98回神戸ミーティングレポート

2018年11月05日 | Weblog

11月4日(日)13時30分~16時30分、兵庫勤労市民センターにて神戸ミーティングを行いました。当日の参加者は13名でした。(当事者のご家族およびご友人8名、バイセクシュアル(パンセクシュアル)の方1名、トランスジェンダーの方2名、アライ(理解者)の方2名)
連休と言う事もあってか、いつもよりも少なめの人数でしたが、その分、肩ひじ張らずにざっくばらんな感じでお話が出来て和やかな雰囲気でのミーティングでした。

 今回も当事者ご両親で参加される方が2組いらっしゃいまして、カミングアウトを受けた時の家族間での「情報共有」について話題になりました。
 お子さんがゲイだとカミングアウトされたお母さまより、最初は「海中に入ってしまった」状態で、ご自身の中で「消化できるもの」と「消化できないもの」があり、親として大きな葛藤もあったとの事。特に「消化できない」ものでは、特に親族関係に対してどこまでオープンにしたら良いか?迷われたとの事でした。しかし、お子さんの兄弟姉妹について、SNSを通して情報共有する事ができて家族間としては理解が進んだし、その後、実際にパートナーと会われた時、自然体で愛し合う2人の姿を見てパートナーに対し「ありがとう」の気持ちでいっぱいだったとお話しされていました。
 その一方で、インターネット上では当事者向けのSNSも多数あり、当事者が安心して参加できる「居場所」として機能しているコミュニティと「出会い目的」のコミュニティが混在しているのが現状で、親御さんの立場として、どれが安心できるものなのか?解りにくいとの声もありました。
 また、アメリカに在住している当事者のお子さんを持つお母さまより、現地の会社に就職し、安定した生活を送りつつあったのに、最近、トランプ政権がLGBTに対する差別的な態度を示している事に対してとても不安を感じているとのお話がありました。
 また、日本でもまだまだ「生きづらい」社会であるのも事実です。トランスジェンダーのお子さんを持つお母さまからは、学校を卒業し会社に就職したものの、職場の雰囲気になじめず、数か月後に退職し、現在引きこもり状態になっているとのお話もありました。
トランスジェンダーの中でも、とりわけ女性として生活したいMTF当事者は、学校やアルバイト等で外出を何度か試みても、どうしても周囲の目が気になってしまい、引きこもってしまうと言う複数の当事者のお母さまからお話がありました。私自身も多くのトランスジェンダー当事者とお会いする機会がありますが、全く気にする必要もない容姿なのに、どうしても周囲の事が気になったり、心ない事を言われたりして、自己肯定感が低くなってしまうのも事実です。
 ご家庭の中はもちろんですが、学校や職場、地域の中で、当事者が「ありのままの自分で良い」と心の底から安心できる社会環境作りを進めるためにも、今後も継続的に教育や啓発活動が必要だと改めて感じました。(あやか)


名古屋・第2回「40歳以上の会(にじいろForty’s)」レポート

2018年10月21日 | Weblog

10月14日(日)イーブル名古屋。第6研修室にて、40歳以上の方を対象とした、第2回「にじいろForty’s」を実施しました。

参加者は、トランスジェンダー当事者3名(MTF 2名、FTM 1名)、トランスジェンダーのお母様2名、そして、レズビアン当事者2名とお母様1名の合計8名でした。

まず、初参加の方2名が、それぞれ自己紹介で、現在の様子をお話していただきました。

40歳代レズビアン当事者の方は、10代後半に男性とお付き合いしていたが、好きになることはなく、その後結婚出産をしたものの同性愛者であると自覚し現在に至っているとの事。とても明るく今までの苦労話をされましたが、他の当事者の方へのアドバイスが的確で、ご自分の事はもう何も心配なことはないのではないかと感じました。

16歳MTF(未治療)のお母様は、お子さんが不登校引きこもりがちを心配され、本人に尋ねたところ、女の子になりたいとカミングアウトを受けたとの事でした。

お母様ご自身は、多様な性に対して寛容との自覚があったので受け入れることはできましたが、本人が学校へは絶対言わないで欲しいと言われたので、お一人でとても悩んでおられました。

また、認定医には診てもらいたいとの希望があるので、岡山大学病院へ電話を入れましたが、半年先まで予約がいっぱいとの事。ご自分の信頼できるお医者様に相談され精神科を受診しましたが、専門医ではないため、希望の治療(?)には至らなかったとの事でした。つなぐ会で同じ思いをした母親とつながって良かったとおっしゃっていました。

他のMTF当事者の方々は、初参加のお母様へ当事者としての覚悟についてアドバイスをされて、お母様は、とても勉強になった。子どもへの関わりについて参考にして行きたいとおっしゃっていました。


映画「女になる」映画鑑賞会のご報告(神戸)

2018年10月21日 | Weblog

10月14日(日)、神戸市男女共同参画センター「あすてっぷ神戸」の共催で、ドキュメンタリー映画「女になる」の映画鑑賞会を実施ました。

当日の参加は23名、LGBT当事者のご家族や当事者の他、神戸市共施設で掲示されたチラシを見て来られた方もご来場されていました。

前半は映画「女になる」の鑑賞、後半は主演のMTF当事者である中川未悠(なかがわ・みゆ)さんとお母様、ご友人とのトークセッションの2部構成で行いました。

この映画は、主演の中川さんが神戸市内の大学に在学中、男性から女性へと性別を変えて行くプロセスを通して、ご家族や友人、学校や地域の人々との繋がりや人間模様が前向きに描かれたドキュメンタリー作品です。

これまでの映画やドラマでは、どうしても「重たい」表現になりがちでしたが、この映画では前向きな青春の1ページとして描かれており、中川さんご本人の柔らかなお人柄も手伝って現代風の良い作品に仕上がっていました。

また、後半のトークセッションでは、MTF当事者である中川さんやご友人の方々の本音トークや、お母様よりカミングアウトを受けた時から現在に至るまでの心境など、参加者からのご質問を交えながら進めました。

トークセッションの中で、性別の移行には当事者それぞれの「タイミング」があり、本人もご家族も「覚悟」の上、進めて行くものだと言うご意見にはとても共感しました。

新しい理事体制となって初めてのイベントで試行錯誤の連続で不手際な所もありましたが、主演の中川さんやゲストのみなさま、参加者のみなさまのご協力もあり、何とか無事に終える事ができました。

また、アンケートを通して参加者のみなさまより貴重なご意見をいただきましたので、今後のイベントに活かして行こうと思います。


TOKYO LOVE PARADE 感謝 💛

2018年10月17日 | Weblog

10月8日(月・祝)3連休最終日の夕方、新宿中央公園を皮切りに、新宿2丁目に向けてTOKYO  LOVE  PARADE スタートしました。

フロート4台、参加者500名、途中、新宿ど真ん中を通り抜け、丸井のレインボーフラッグに勇気をもらい、モータウンサウンドに乗って、LOVE&EQUALITYを旗印に笑顔で歩きぬきました。 

つなぐ会は有志参加ということでしたが、結構な人数の仲間が集まってくれました。呼びかけに応えて下さった方々、ありがとうございました

ともにLOVEフロートチームとしてアピールできたと思います。

 

つなぐ会のアピールパネルのメッセージです。

【生まれてきてくれて ありがとう】

          あなたたちのおかげで、世界を見る目が変わりました。

          見ていたつもりだったけれど、表面しか見えてなかったことに気が付いた。

          親の価値観を変え、残りの人生を豊かに色づかせてくれました。

【かけがえのないあなたたちへ LOVE

          あなたたちは存在しているだけで意味がある。

          周りの人たちの心に愛をもたらせ、愛が満ち溢れる・・・

 

新宿でのパレードは初めての試みなので、目を丸くしている沿道の方が多くawayの雰囲気でしたが、スマホでメッセージパネルを撮っている方、手を振ってくださる方もいて、渋谷の最初のパレードも最初はこんな感じだったのかも、とあらためて思いました。

こんな地道なアピール活動を積み重ねて、人々の心に少しでも愛の種を蒔くことができたら、社会の意識は変わっていくのでしょう。1年に1度の代々木公園のフェスティバルだけでなく、日本各地でメッセージ活動をしていくのも大事な啓発活動ですね。(同時期、関西パレード、札幌パレードもありました❣)

 

TOKYO LOVE PARADE の詳細は、東京レインボープライドのHPから【TOKYO LOVE PARADE】 をご覧ください。

 

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東京ミーティング(10月7日)レポート

2018年10月15日 | Weblog

3連休中日のためか、出席者は12人と少人数。当事者の他にLGTそれぞれの当事者の親御さんが揃い、忌憚ない話合いで盛り上がりました。

 

序盤は教育談義から。千葉県の中学校がブレザータイプの制服にネクタイ・リボン選択可、ズボン・スカートも選択可を打ち出したというニュース記事が取り上げられ、選択自由はありがたいとの声が出ました。けれども、制服反対の意見の保護者もいて、制服は何故必要かとの話に進展。学生の非行化対策だけでなく、学生が制服を着ていればどこの学校の生徒かまで認識できるので、町中で危険な目に合わないように周囲の目が彼らを守ることができるという安全対策の面も指摘され、更に最近の経済格差の風潮の中では、私服着用となると却って貧富の差が一目瞭然となりやすい。だから、制服がある方が無難との声も。ならば、標準服が一応あって、しかも選択自由、という線がベストでしょうか? 

従来、日本の教育制度は子どもを守る観点がともすると管理の方向に行きがちで、制服指導もその傾向が強かったようにも思いますが、柔軟性をもって制服を活用していけば、誰にとっても有意義なものになるかもしれない。制服ひとつとっても、多角的に考えていくと+面、-面ともに挙げられ、一概に答えは出せません。けれども、そろそろ従来の服装規定を見直して、着用する個々の生徒の思いを汲んだ柔軟性のある運用を考えていく必要はあるでしょう。 

制服談義から派生して、和を持って貴しとなす日本の教育スタイルについて。

近年、これが同調圧力に変化しているように見受けられます。セクシュアル・マイノリティ当事者に学生時代の思い出を尋ねると、自分のセクシュアリティに係る違和感のため周りになじめなくて、ある方は孤立へと向かい、一方なんとか周りに合わせようと努力してきた方からは、当時は大変だったけど今となっては社会の流儀を知る良い経験だったと語られる。いずれにしても学生時代は居心地が悪かった、これはセクシュアル・マイノリティの子どもたちにとって共通の思いでしょう。親からしてみれば、これは切ない。孤立にしろ協調にしろ、そこには子どもなりの心の葛藤があっただろうし、やり過ごすにしろ乗り越えるにしろかなりのエネルギーが必要なわけで、年代相応の夢や希望を持ちにくいのは想像に難くありません。

思春期に子どもたちは自分自身を探り、葛藤し、現実の有り様に反発し、暴走もしやすい。そこにどう対応していくか、セクシュアル・マイノリティの子どもを持つ親自身の悩みも尽きません。まずは話し合い、受容し、同世代の同じ境遇の仲間と出会うよう促すことが思春期特有の狭い視野から抜け出せる道かと思います。それにつけても、学校という一日の大半を過ごす場が多様性を認める場であれば、子どもたちはこんなにも苦しまなくて済むだろうにと思います。

子どもたちがありのままの自分でいられる子ども時代を過ごし、自分らしく生きられる将来を夢見られるように成長していってほしい、とあらためて感じました。                                           

M

 

 


第21回名古屋ミーティングレポート

2018年10月07日 | Weblog

9月9日(日)イーブル名古屋・中会議室にて名古屋ミーティングを行いました。
今回は、合計8名の参加でした。(MTF当事者2名、FTM当事者1名、トランスジェンダーのお母様方3名、レズビアン当事者1名とお母様1名)

まず、初参加のMTF当事者の大学生のお子さんとそのお母様からのご相談について話し合いました。
現在ジェンダークリニックにかかっているとの事で、今後のホルモン療法のタイミングやSRS(性別適合手術)の詳細について、先生に質問しても解り難いとの事でした。
また、日本で健康保険の適用を受けながら治療を受けた方が良いのか?それともタイで手術を受けた方が良いのか?どちらが良いのかについても迷われているそうです。
これに対して、現在、日本で健康保険が適用されるのは、ホルモン治療していない人に限定される事や、またタイで手術を受けるにもアテンド会社への費用負担が大きい等の問題点もあるので
まずは、GID(性別違和)専門医に直接訪ねるのが良いと言う事になりました。

また、大学在学中に戸籍の性別を変更した方が、就活等でより精神的に安定して臨めるのではないか?との考えもあるそうです。
この考えについても、戸籍を変更する事ではなく、これからどの様により良く生きて行くかを考える方がより大切なのではないか?また、性別適合手術を安易に考えてしまうと、今以上に辛くなる事もあるのではないか?自分自身の決断に責任を持つ覚悟も必要だとのご意見がありました。

次にGIDの低年齢化について話題になりました。
まだ幼稚園や小学校低学年の段階では、男性や女性の意識はないと思うので、親としてはまず、一人の人として育てていくことが大切ではないか。しかしながら親として、現状は受け入れ難いものがあり、もっと早く知っていれば、本人が苦しまなくて済んだのかもしれないとご自身を責めてしまうので、親のケアについても必要だとのご意見がありました。

また、親が、当事者の子どもと向き合う姿勢についてご質問がありました。
当事者は目標があると順序立てて考えたり悩んだりできるので、親はそれに寄り添うだけで良く、悩む時間は決して無駄ではなく自分を見つめるための大切な時間であるとの意見がありました。

他に、最近、名古屋でMTF当事者のお医者様が、LGBT専門外来を開院した話や病院による対応の違いについても話題になりました。
病院の中にはホルモンや手術を進める先生がいるので注意した方が良い事や、他の先生によるセカンドオピニオンが必要とのお話もありました。

今回は、性別違和に関する話題が中心になりましたが、来月は、40代以上の方を対象にした「にじいろフォーティズ」を開催する予定ですので、色々なセクシュアリティの方々の参加も期待したいと思います。


第97回神戸ミーティングレポート

2018年09月17日 | Weblog

9月9日(日)13時30分~16時30分、神戸市男女共同参画センター「あすてっぷKOBE」にて神戸ミーティングを行いました。
当日の参加者は23名でした。(当事者のご家族およびご友人13名、バイセクシュアル(パンセクシュアル)の方1名、レズビアンの方1名、トランスジェンダーの方4名、アライ(理解者)の方4名)

今回のミーティングも、当事者のご家族の方の他、ご友人や学校の先輩・後輩がLGBT当事者であるアライ(理解者)の方、自分は別の障がいを持っているがLGBTの事について理解を深めたいお越しになられた方、身体障がいプラスXジェンダーの「ダブル・マイノリティ」の方、また当事者のご両親でお見えになる方も3組いらっしゃいました。

最近は様々な人々が集まるミーティングとなっており、色々な視点からお話を伺う事ができました。
今回はお母様だけでなくお父様の立場からの当事者からのカミングアウトの受け止め方や「意識」の持ち方も様々なご意見を伺う事ができました。

レズビアンのお子さんを持つお父様は、カミングアウトを受けて「子供の真剣さに打たれた。どうすれば良いのか?知らん顔していられない。」とお話しがありました。
お父様方は、会社の仕事に没頭して子供の事から意識を背ける時間がありますが、お母様方は、どうしても当事者のお子様と接する時間が多く、お子さんの部屋から「ゲイ雑誌」を発見して戸惑ったり、FTMトランスジェンダーのお子様を持つお母様は、声変わり等の身体の変化に戸惑いを感じたりするとのお話をされていました。

また、MTXトランスジェンダーのお子様を持つお母様は「彼女には、彼女の人生がある。邪魔してはいけない。」等、ご自身の気持ちの揺らぎを「行ったり来たり」しながら自分なりに消化して行っているとの事でした。
今回は、身体障がいとXジェンダーのダブルマイノリティの方は「自分は、これまで生まれた時からの身体の障がいについて、とても気にしていたが、最近は自分の性自認に対して意識が向くようになり悩み始めた。」とのお話がありました。
私自身も、一昔ほど前に身体や戸籍上の性別を女性に変更したトランスジェンダーですが、4年ほど前に難病になり脚が少し不自由になったり体力が落ちましたが、性別の事はずいぶん昔の出来事であって、自分の心身の健康に意識が向いています。

また、昔、キャッチボールやアウトドア等、活発な事を自由にさせてしまって「育て方が悪かったから」レズビアンやFTMトランスジェンダーになったのではないか?と、どうしてもご自身を責めてしまうお父様やお母様方からのお話もありました。
しかし、私は小学生の頃から機械いじりが大好きだった事が長じて、大学でコンピューターの勉強をして、エンジニアの仕事をずっと続けて来た人生をお話ししました。
確かに、自分の性別の違和感があったけど、勉強や仕事に没頭して違和感へ「意識」を背ける事が出来たし、エンジニアになる事も小さな頃の夢でした。確かに今は女性として人生を歩んでいますが、従来の「男らしさ・女らしさ」ではない生き方です。


LGBT当事者はもちろんですが、ご両親やご友人の方々も、お子さんや親しい人のセクシュアリティについて意識を持つタイミングや、それを消化して行くプロセスも様々であり、ご自身のどこかで「落とし所」を付けると、やがては、あまり意識しない人生を歩んで行くのではないか?と思います。
今回は、参加者のみなさまの様々な視点からセクシュアリティに対しての「意識」の持ち方や「意識」の変化について考えさせられたミーティングとなりました。(あやか)


東京「親の会ミーティング(8月19日 目黒にて)」

2018年09月10日 | Weblog

初めての方も含めて19名参加。親の本音が飛び交う賑やかな会となりました。

 初参加の方は、カミングアウトされて間もない方もいて、まだまだ困惑状態。混乱で涙がちの方も・・・。抱える当事者の子どもは小学生から社会人までと幅広く、それぞれ抱える悩みは違いますが、親として子どもを愛する思いは同じ。愛の方向性が違うかもしれませんが。

 ある方は、子供の将来が心配でカミングアウトが受け入れられない。世間の目、親戚筋に何と説明すればいいのかと思い悩む。別の方は、子どもが自認するセクシュアリティで生きていこうとするなら、なんとかして力になりたいと思う、だから、学校に掛け合ったり、情報収集したりと活動に余念がない。でも、なかなか周りに理解されず苛立つ。どちらも子どもを愛すればこそですね。

 けれども、つなぐ会会員の明るく前向きな意見を聴きながら少しづつ頭の中が整理されたのか、親の心配の種であるジェンダークリニックの選び方や就職等情報を得て少しは肩の荷が下りたのか、来た時よりも表情が明るくなって帰路につかれました。帰ってからが、現実と向き合いまた一苦労かと思いますが、その活力の源につなぐ会がなっていれば、存在価値もあるというもの。

 つなぐ会結成10年を過ぎ、オリンピック開催まであと2年。これからの2年で社会の受容度がどんどん高くなっていってほしいものです。LGBTsの認知度も進み、社会の多様性がどんどん広がり、当事者の生きづらさ、親の苦悩がなくなってくれたらどれほど嬉しいことでしょう。親と子、当事者と支援者をつなぐだけでなく、社会にうずもれている沢山のセクシュアル・マイノリティの嘆きを拾いあげ、訴えていく虹の架け橋になれるよう、つなぐ会は活動していきたいと思います。(M)