LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第128回神戸ミーティング

2023年01月29日 | Weblog

本日は、7名の方々にお集まりいただき、

ミーティングを開催しました。

 

最初はジェンダーバイアスに関する話が

出ました。

 

職場や社会の制度において、

根幹に「性別の役割」の押付けが前提となった

内容が多いことや、

「自分らしさ」と「ジェンダーニュートラル」との間で

生じる、自分の中の葛藤に関する話題も

挙がりました。

 

たしかに、「自分のありたいジェンダー」がある中で、

それを誰かに押し付けていることが

多かれ少なかれ誰しもあり得ます。

 

もちろん、性的指向と性自認で

分かり合えない話もあったりします。

 

自分の中で多様性・寛容性の一環であっても、

捉えようによっては「押付け」になることを

改めて気づかされた議論でした。

 

また、講演経験のある方から

講演後によく問われる質問の話もしました。

 

教職員がトランスジェンダーの個別相談でどのような

ことができるかや、

保護者にカミングアウトしていなかったり、理解がない場合の

対処法のこと以外にも、

文化祭の劇の異性装にも

根強い問題が残っているようです。

 

人権侵害と伝統文化の否定、エンタメの

境目の基準は何なのかは、

決して明瞭ではありません。

 

改めてミーティングは、

悩みの共有や心のガス抜きだけではなく、

自分だけでは気づけない「感覚」を

学ぶという意味でも有意義なものだと

実感しました。


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1月名古屋ミーティングの報告

2023年01月22日 | Weblog

令和5年1月16日 いなべ市役所 シビック棟2階研修室5

 

トランスジェンダー当事者 2名
トランスジェンダーの子を持つ親 3名
同性カップル 1組
医師 2名        計 9名

 

【MTFの子の親】

昨年9月に性別変更手術をしたが、今でも手術はして欲しくなかった、と悲しくなる。子どもは手術後も部屋から出ようとせず、外で働く兆しが見えない。将来が不安。正直引きこもっている子を見るのがつらい。発達特性もあるかもしれないと言われたことがある。

→性別違和と発達特性は別々の専門医に診てもらったほうがいい。
→親は背中を見せていけばいい。心配しても、子どもにとって重荷になることも。

 

【MTFの子の親へ質問】

お子さんの小さいころの様子で、何か感じたことはありますか?

→今だから思うことだが、走り方が女の子っぽいところがあった。だが、私自身は、だからどうこうという見方はしないので、“今思えば”という感じ。

 

自己紹介や近況報告から話が広がり、今後のことについても話をしたミーティングでした。

 

次回は令和5年2月6日(月)13:00〜 いなべ市役所で行います。

※産婦人科医師にもご参加頂きますので、ホルモンの相談を個別に個室ですることができます。


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