LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第73回神戸ミーティングを行いました。

2015年04月05日 | Weblog
3月22日(日)第73回神戸ミーティングを行いました。
ゲスト・スピーカーに関西学院大学教授の武田丈さんをお招きして、「関西学院大学のLGBT(セクシュアルマイノリティ)に対する取り組み」についてお話いただきました。
参加者は21名(初参加2名)でした。

じつはつなぐ会は2年前から、関西大学人権教育科目『セクシュアリティと人権――性の「常識」を問い直す――』の授業の一コマをいただいて「LGBTの家族と」という講義をさせていただいています。その授業の担当教授が武田さんであり、また関学の先進的な取り組みを進めてきたキーパーソンでもあります。

武田さんは大学生の時には、トンネルズの「ホモオダホモオ」(そう言えばそんなのありましたね・汗)を見て何の知識もなく笑っていたそうです。大学の教員をされていたご両親のご友人のゲイ・カップルがアメリカから来日されたとき日本を案内したことが始まりとなって、その後ご自身がアメリカに留学された時に頻繁に交流するようになり、クラスメイトにも当事者が多いことから自分の中で自然に理解できるようになっていったそうです。ご自身が「国際福祉論」を研究された時に一番日本で遅れているのがセクシュアルマイノリティだと感じ、学生たちには知識がなかった自分と同じことをしてほしくないということから教育の中に取り入れるようになっていったとのことでした。
授業だけでなく、講演会、また関学レインボーウィークなども実施し、ステッカーを先生方に配布して研究室のドアに貼ってもらったりと、さまざまな企画をしておられます。

関学は2010年に「インクル-シブ・コミュニティ宣言」と「人権教育の基本方針」を発表し、その中で「多様性(ダイバーシティ)こそが私たちの強さであり」構成員の一部を排除するのではなく、価値を認め合う環境をつくることが大切であることを述べています。関学のすべての構成員が学びの場において力をつけ、違いを認め合い、地域社会から国際社会に至るまでの「インクルーシブ・コミュニティ」の構築に寄与することを目指し、「促進委員会」も設置して啓発や情報提供もしているとのことでした。

本年、関学では5月11日(月)から15日(金)までレインボーウィークが開催されます。

「キャンパス内の虹のような多様な「カラー」を認め合い、誰にとってもいきやすい「学びの共同体」を目指すことを宣言した関西学院。そのために、あなたは何をしますか?」

と、パンフレットには謳われています。
だれでも校内に入れるとのこと。是非行ってみたいと思いました!

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