LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

神戸市立の全中・高校の生徒、先生に啓発パンフレットを配布しました!

2011年06月13日 | Weblog

2010年度の最大成果であった神戸市立中・高校生と先生に向けた啓発用パンフレット約5万枚の配布が4月半ばに終わった。4月12日に市立中学校校長会と市立高校校長会、4月21日に市立盲学校、高等養護学校校長会があり、その場でつなぐ会の存在を知っていただき、啓発用パンフレット配布と先生用資料の配布をお願いした。

同12日午後には市役所の記者クラブで記者発表をし、14日には神戸、読売、産経の3紙に記事として紹介された。その後は問い合わせもあり、新しいつながりも広がっている。

新しくつながったところ、配布先を紹介したい。

●兵庫県小野市市民安全部ヒューマンライフグループ・・・市役所内での人権教育として

●市立本山保育所・・・保育士全員に配布

●アトリエエム企画株式会社(大阪府吹田市)

●(独)国立女性教育会館

●私立松蔭中・高校・・・全生徒・先生に配布

●兵庫県私学総連合会・・・神戸市内校長会で配布予定

 

≪各紙の記事≫クリックすると大きくなります。

    

 


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日本家族研究・家族療法学会第28回静岡大会に参加して

2011年06月13日 | Weblog

 

静岡県コンベンションアーツセンターで64日午後に開催された自主シンポジウム「セクシュアルマイノリティの家族関係――同性愛者と家族」にシンポジストとして、レズビアンの娘と両親である私たちの3人で参加した。

 

LGBTの視点から家族というものを捉え直し、家族臨床の中の一つのジャンルとして可視化するとともに、家族療法家が誰でも取り扱う「性」や「性のありよう」の一つとして理解を深めたいとのことで企画された。日常的に接することの少ないレズビアン当事者と家族の生の声を聞きたいとの要請であった。

 

カミングアウトされたときの親や家族の気持ちとその後の変化、親戚等の反応や対応、レズビアン二人の家庭生活と双方の両親の接し方等々、中身の濃い話し合いが続いた。またつなぐ会で出会う種々の家族の様子にも興味深げであった。

 

参加者は10人と少なかったけれど、九州から、北海道からと、遠方の方の参加もあった。学会会長である精神科専門の初参加もあり、「セクシュアルマイノリティ専門の臨床心理士が必要。今後の活躍を」との励ましの言葉もうれしい自主シンポだった。

 

尾辻孝子


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晴子から伝えたいこと(パート20)

2011年06月13日 | Weblog

★MTFの女性として介護職についておられる晴子さんからのエッセイです。

就職、職場での人間関係の構築、資格取得、そしてキャリアアップと、前向きに人生を歩んでおられる晴子さん。今回は住居についても考えておられます。

 

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☆晴子から伝えたいこと(パート20)

 

 

ホームヘルパー2級講座を受講中の私ですが、その期間中に就業説明会もありました。この時に、昨今ではケアマネジャーの求人募集は以前に比して少なくなってきており、資格試験合格率も2割未満という状況であると就業説明担当者の方からの話を聞きました。かつては、介護保険制度が開始してからのケアマネジャー職は引く手あまただったのですが、定着率がよいために空きのポストが少なくなってしまったとのことです。

 

私が勤務するグループホーム(認知症高齢者共同生活介護)でも、ケアマネジャーの空きのポストはないです。事務職のポストも同様です。その一方で介護職員については、質も量も不足しております。どうにか改善が望まれるところではあります。だが現状では、欠員補充で昨今入社する人たちは、介護職未経験の50歳以上の高年齢女性の方ばかりです。残念ながら、働き盛り30歳代の方の入社がないのです。

 

私は介護職としてまだ1年程度の経験しかありませんが、長く経験を積みながら勉強しないと介護の専門性が高まらないという実感を受けております。しかしただでさえ、日勤や夜勤等の交替制シフト勤務であまり楽ではないのに、長く勤続して介護の専門性を高めようとする人が集まらないと、経験あって実力ある人ほど過重労働による疲労感等が増し、悪循環な気がしてなりません。私は、正直言って介護職を辞めたくなったこともあります。

 

そのような最中において私は介護保険事務(ケアクラーク)講座があるのを知り、いつかは介護保険事務職に就きたいと思いました。女性に人気のある事務職ではありますが、そのような業務はケアマネジャーが担うケースばかりで、介護事業所等からの介護保険事務職としての募集が少ないです。ただそうではあっても、受験資格(介護職経験年数)が満たないために、私はまだ介護福祉士資格試験を受験できない現状では、ホームヘルパー2級資格取得後に介護保険事務資格を取得したいです。どこで数少ないチャンスがあるのかわからないと私は思い、備えておきたいのです。

 

ところで、つい最近になって私は中古マンション購入を考えました。たまたま中古住宅分譲の広告を見る機会が増えたためです。もうかなり前に新築マンション購入が叶わず、諦めていたのですが、低所得の介護職に就く私でも、安い物件購入なら金融機関からの住宅ローン融資を受けられるのではと望みを抱きました。しかし融資可能な年間所得の最低水準額からして、介護職も含め、いわゆる女性の職業に就いていると、いくら勤続しても住宅ローンの融資を受けるのが難しいことを思い知らされました。

 

とはいえ、特に若年層(20歳代)では一家の大黒柱とは成りえない男性が増加傾向であることを考えると、所得格差には世代間格差も大いに絡んでいると私は思います。また不動産営業の方から私が聞いたことですが、住宅ローン債務者の3割は、失業や離婚など様々な事情から途中でローンの支払いが不能になっているとのことです。

 

以上から考えると、いつ何が起こるのかわからない昨今の世の中においては、あまりに経済的負荷がかかるものを抱えずに、気楽に生きる方がいいかもしれないと私は思います。

 

 


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「つなぐ会in東京 6月」のご報告

2011年06月11日 | ミーティング

 6月5日に東京ミーティングを行いました。参加者は9名。参加者が少なかったので、みなさんゆっくり、たっぷり意見を交換することができました。その中で、性同一性障害のお子さんを持つ親御さんのお話を聞きながら、少しずつ子供さんを受け入れようとする心の変化と決意を感じました。当事者のカミングアウトばかりが脚光を浴びますが、カミングアウトされた親のカミングアウト、つまり、近所、親戚にきちんと話をすることは、なかなか難しいという話にもなりました。ひとつクリアすると、次の問題が出てくると、小さなため息が聞こえました。でもこの集まりに来て下さる親御さんはみなさん前向き。元気をもらいます。

 次回のミーティングは、8月7日(日)に渋谷区神宮前隠田区民会館で開催します。

 ご参加をお待ちしています。
 (詳細は、つなぐ会のホームページhttp://lgbt-family.or.jp/ を見てください。)


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