LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

2月東京ミーティングの報告

2020年02月21日 | Weblog

2020年スタート!

コロナウイルス情報が出始めた影響かキャンセルが相次ぎました。参加人数が少ないと、一人一人が思う存分話せる、という思わぬ+効果がありました。

親の対応は年代によって違います。若い親御さんは子どもの有り様に対して理解が早い。
親自身が学生時代に知識を得ていたり、メディア情報で理解を深めていたりで、子どもの言い分を素直に受け止めようとするお母様が増えているようで嬉しい限りです。ただ、周りはそうとも限らず孤軍奮闘になりやすく、ミーテイングでの援護射撃で力を得ているようです。


年代が上がるにつれ、また、当事者のお子さんの年齢が上がるにつれ、親の思いは千々に乱れるようです。ただでさえ思春期世代は気難しく、親と衝突しがちなのに、そこにセクシュアリティの悩みが入ってくると親子の意思疎通もうまくいかず、緘黙か爆発、あるいは暴走と、子どもの振る舞いに親は戸惑うばかり。


これらの年代の親子関係の悩みは、その年代にふさわしいコミュニティを紹介し、ジェンダークリニックが必要な場合には地域の病院を紹介、かつ情報収集に見合う書籍や映画等もお知らせしています。そして当事者が語る学生時代の思い出、彼らが語る苦悩と苦闘の思い出が、親にとっても子どもにとっても、一番の良薬かもしれません。

さて、一番大変なのは、シニア世代の親と成人した当事者の子どもでしょう。
この世代の親は、性的少数者に対する知識は皆無、ミーテイングや講演会に出席して初めて理解した、という方が多い。理解型の親御さんの場合でも、両親間で理解の温度差があったり、親戚や隣近所との関係に苦慮する方も多く、世間体と子どもへの愛情との板挟みになりやすい。勿論、理解なんてあり得ず、拒絶、勘当も相変わらず多いのです。

「あなたのセクシュアリティは受け入れるけれども、他人がいるところでは開示しないでね」という態度には世間体を気にする親の困惑が顕れていますが、子どもの側からすると「わかってないなぁ」ということになる、よくある親と子のすれ違いです。すれ違いが溝になり、その溝が段々深くなっていき、疎遠になるのはよくあることです。

長年の価値観、プライドを脱ぎ捨て、その溝ひとっ跳びしてみませんか?
自分の思いを傍らに置いて、お互い、相手の苦悩やジレンマを想像してみる・・・
相手の心情に心を寄せる時、人と人との距離はぐんと近くなるものです。
親と子が更に親密になり、理解を深める時、豊かな世界が広がります。

・・・跳びたくないって⁉ 躊躇・・・(>_<)
自分の可能性を閉じ込めないで❕

M

 

 


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第36回 福岡ミーティング&学習会

2020年02月10日 | Weblog

2020年1月19日(日)に第36回福岡ミーティングが開催されました。

午前の学習会の部では、今九州で行われいている同性婚訴訟について、弁護士さんお二人をお招きして現状をお話ししていただきました。

しかし今このブログをご覧のみなさんにまずお伝えしたいのは、

 

『2020年2月17日(月) 14:00~ 九州訴訟』於:福岡地方裁判所(福岡市中央区六本松)

 

上記の傍聴に来てほしい、ということです。

ぜひふるってご参加ください。

人が集まれば集まるほどいいのです。

傍聴券の抽選(13:15頃から配布されます)に外れてしまったとしても安心してください、ダブルチャンスです。

この日、意見陳述が終わったあとに予定されている『報告会』なるものがあるのです。

 

その日の内容についての説明や報告、今後の予定などが話される予定です。

裁判所の中で行われていることについての説明や訴訟の内容など、中のなんやかんやが終わるまでの時間に色々聞けちゃいます。

 

とにもかくにも人を集めたい、そんな気持ちです。

社会全体がこの訴訟に興味関心を持っている。

そんな雰囲気をビシバシと裁判官に伝えるためです。

その為には、なんかめっちゃ人いる……、そう思わせることが肝心なのです。

だから人は多ければ多いほどいい、そういうわけです。

今日誰かのライブ?というくらいが理想でしょうか。

 

 

午後の部の福岡ミーティングの内容については私実はもう記憶がおぼろげで……

福岡の弁護士会の中で、同性婚について積極的に支援していこう的な委員会ができた、というのをなんとなく覚えています。

良いことだと思います。

同性婚?したい人はすればいいんじゃない?というちょっと突き放したような傍観者スタンスではないところが。

同性婚?したい人がいるなら応援しちゃう、という現場の第三者スタンスは大切だと思います。

 

同性婚についてまあ別に反対ではないから賛成、というスタンスがなんだか一番もやっとするのかなと思います。

世の風潮に流されて一見賛成しているようで、実は同調しているだけ、みたいな。

かくいう私もおそらく傍観者スタンスなのであまり他人をどうこう言えませんが……

結局自分がその立場になって初めてわかることなのかな、と。

なのでこの機会にもうちょっと積極的に応援できればと思ったり思わなかったりしています。

同性婚が可能になればもしかしたら自分にもいいことあるかもですしね。

 

 

続いて後半の交流会についてですが、これは毎度のごとく20人?くらい人がいるのを三つのグループに適当にわかれて互いの近況や色々な情報交換をするってぇものです。

毎度のごとくとか言っちゃいましたがこの福岡のブログはなんと3年もの間更新されていなかったのです。

あら、まあ。

しかもこういうのって

「いついつ開催されました」

とか過去形で聞くこと多いですよね。

ニュースとか見ててそんなこと言われると、もっと告知して!という気持ちになります。

なので次からはこのブログでもって交流会の予定なんかもバンバン告知していきますね。

 

でもそうなるとそもそものこのブログ自体の閲覧数を上げないと意味がないということにもなるので、なんか気が向いたときにでも雑記みたいに更新しようかと思います。

開催されていたことを事後報告されてもですね……

 

でまあ私のいたグループはどうだったかというと、私以外当事者の親という立場の方ばかりだったせいか

「井戸端会議かな?」

という感想を持ちました。

こんな話別にここでしなくてもと思いましたが、ぐっとこらえて静かに話を聞くふりをしていました。

 

別のグループの様子を聞いていると、かなり活発にこちらとは違うまさにつなぐ会的な会話が聞こえていました。

全部がここみたいじゃなくてよかったよかった。

 

あの場でしか話せない内容とか、その場でしか話したい気持ちにならないこととかあると思います。

日ごろのモヤモヤを吐き出すとかいう目的で参加していただいてもOKなのです。

もしかしたらなにかのきっかけになるかも……、しれない。

ぜひぜひ一度お越しください。

だいたい ↓

 

アミカス(福岡市男女共同参画推進センター)

https://amikas.city.fukuoka.lg.jp/modules/tinyda1/index.php?id=1

 

ここで開催されています。

 

 

ここに交流会の内容について具体的なことが一切書かれていないのは私の記憶力が残念という理由だけではなく、交流会で話した内容については外部にもらさない、という普遍のルールがあるからです。

これは絶対です。

安心安全です。

何も怖いことないですね。

私もその方が楽ですし。

 

 

というわけでたぶんこのくらいでしょうか。

このブログをご覧のみなさんに伝えたいことがまたあったらまたそのたびに更新していきます。

ではでは。


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