LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第46回神戸ミーティングのご報告

2012年03月04日 | Weblog

2月5日(日)、第46回神戸ミーティングを行いました。

ゲストスピーカーに東京都豊島区議会議員の石川大我さんをお迎えし、参加者はうれしいことに41名と急増!!前日には会場を変更するほどの大盛況(笑)でした。

 

最初に、昨年つなぐ会が行った兵庫県・神戸市議会議員へのアンケートと、2年前から数回実施したミーティング参加者へのアンケートの結果発表を行いました。これらの結果については改めてご報告したいと思いますが、議員アンケートについては県会、市会ともに、よく似た数字が出たことは少々驚きでした。初回ということで、議員のみなさんにまずは「つなぐ会」の存在を知っていただくことを念頭において作成したのですが、30~40%という回答率の割には、その中の約半数の議員さんから自由記述欄にメッセージをいただき、温かい励ましと共に協力の姿勢を見せてくださる内容も多かったことは大きな喜びとなりました。

 

アンケート結果を受けて、石川さんからは、今後の提案や活用の仕方など、豊島区や国の具体的な例を挙げてお話をいただきました。行政においては、客観的データが必要。アンケート結果などの数字は決してないがしろにはされないので、出し続けることが大切ということ。ますますやる気が倍増(笑)しました。

 

石川さんは2002年7月に最初の著書『ボクの彼氏はどこにいる』を出版されたのですが、家族へのカミングアウトはその直前の6月だったとのこと。すでにご存じだったというお母さまは「あなたが誰を愛するかということより、どんな恋愛ができるかということの方が私には大切」と言われたと。またお父さまの理解度にはしばらく不安もあったそうですが、今では「大我は我が家のスパイスだ!」とおっしゃっているそうです。名言の数々!!すてきなご家族ですね。

 

私は息子からカミングアウトされた翌日に読んだ本が『ボクの彼氏はどこにいる』だったのですが、息子もきっと同じ年頃をこんな思いで過ごしてきたのだろうと思うと胸が熱くなると同時に、「同性愛」という耳慣れない言葉も、本の中の石川さんの素直な表現を読みながら、すうーっと胸に収まったことを覚えています。ご本人いわく、この本は親へのカミングアウトによく使われているとのこと。効果バツグンです。私もお勧めします!!(笑)

 

後半は石川さんを囲んで、みなさんの自己紹介のあと、パートナーシップ法や教育現場、はたまた企業のダイバーシティについてなどいろいろなお話が出ましたが、参加者のみなさんのさまざまなセクシュアリティ、さまざまな立場に石川さんも驚かれていました。「これからもみんなで一緒に変えていきましょう!」という石川さんの呼びかけに、みなさん明るく、意気揚々と(笑)解散!となりました。

 

 

 


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