LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第107回 神戸ミーティング

2019年10月23日 | Weblog

10月20日(日)13時30分~16時30分、兵庫勤労市民センターにて神戸ミーティングを行いました。

当事者のお母様方以外にも、当事者の方や別のジャンルの少数派・逆境を味わわれた経験のある方からもご参加いただきました。

はじめに挙がった話題には、先週13日に開催された関西レインボーフェスタで当会もブース出展させていただき、その際にご参加いただいた方の感想でした。

本当は12日(土)の2日連続の予定でしたが、台風により土曜日は中止になりました。

ただ、1日だけでも、パレードなどを含めてよかった、楽しかったとの感想もいただけたことが本当にやりがいのあることです。

当事者の方は、親にはまだ言っておらずであるものの、近日手術を控えているので、今一度親御さんの立場の声を聞いて心の準備をしたいとのことでした。

たしかに、親御さんの声にも十人十色あり、何が正解・不正解というわけではありませんが、当事者からみると親の声を間接的に知りたいという気持ちがあることを改めて実感しました。

セクシュアル・マイノリティとは別のジャンルのことで家庭環境や人生でお悩みの方は、テレビの放送をきっかけにLGBTについて関心をもたれての参加でした。

当会は、当事者の親御さんの心のガス抜きの役割が統計的に大きい部分はありますが、当事者でなく関心をもたれての参加はすごくありがたいと感じました。

当事者又はその家族・友人だからではなく、本来性的指向・性自認は人間全員の問題なのだという意識が少しずつ拡がり、その方のような人たちにもご参加いただけることが増えたら本当の意味での啓発だと感じました。

立場が何であっても、性的指向・性自認・ジェンダーなどに関心があってミーティングに参加していただける人も増えていくことも、当会の願いでもあります。


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10月東京ミーティング【みんなで学び語り合おうSOGIEとLGBT~多様な生と性、そして人権~】の報告

2019年10月12日 | Weblog

10月6日(日)、すみだ女性センターにおいて、会員を講師として学習会及び交流会を開きました。いつもは、新宿、渋谷、目黒と転々としながらミーティングを開催しておりますが、今回は墨田区の後援もいただき一日つなぐ会となり、参加者も初めての方が多い会合となりました。当事者及び親御さん、アライの方も含め19名でした。

 SO=sexual orientation=性指向 異性に向く人、同性に向く人、両性に向く人、そして誰にも向かない人もいる?

 GI=gender identity=性自認 性別違和を抱える人は真剣に考えるが、cisgenderはほぼ考えたことがない

 E=gender expression=性表現 ~らしくとか~のくせにとか、見た目で判断されるのはどうなのかしら・・・

LGBTについて学ぶということではなく、誰もが持っている各々のセクシュアリティについて考えることで、お互いの違いを知り認め合える良い機会になったのではないかと思います。

 

参加者からメッセージをいただきました。

 

セクシャリティ

この事を思うといつも人とのつながりにいきつく
 
人と社会
親と子
教師と生徒
友人同士
パートナー同士
同僚
そして家族
 
どんなに性の多様化・細分化が進み、頭で理解し、可視化されてきたとしても、
一人一人の 個の本質は、時を超えても揺るぎなく確実にそれぞれの中に、ある(存在する)
 
それを、その時に出会った相手と、今のタイミングで、どんな風に気の(気持ちの)交流をして、
そして関係性をどう続けていくか…ということ、は変わらないんじゃないかな、と思いました。
 
責任を持って、言葉を選択して、感情を表現して、ちゃんと反応して…間違えたらまたやり直して
そしてまた、こんにちは、と始めて…
 
「教育」する側も、「雇用」される側も、
「日本」に偶然生きてしまっているみんなも…
まずは隣の大事な人の「まんま」を感じてみたら、何かちょっとずつ良く変わっていくのかもしれない。
 
自分の性の揺らぎに戸惑いながら、FtMのトランスジェンダーのパートナーと出逢って17年、ぶつかり合いながら関係性を築く中で、そんな風に感じています。
 
今日のつなぐ会では、久しぶりに会えた人や初めて会えた人、顔見知りの親御さんたちに再会し、エネルギーをもらい、またね、と別れた。
また必ず会えると信じて…
 
それでも、もう二度と会えない、ということも起こりうることを噛み締めながら帰途につきました。
 
そう…
だからこそ、今、目の前の人にできる限り全力でいたいと思う。
「時代が…」とか「周りが…」とか言ってないで
 
性別がない人もある人も
対象の性がどのようなあり方でも
今生きていること自体 表現者です
 
ハラスメント発言している人に相対するのは確かに私もとても怖いです
 
でもそこにいることで 伝えられることがある
と背中をおしてくれたから
 
 
みんなへ
Express yourself
限りある人生を 自分らしく
 
テルー

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