LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

晴子から伝えたいこと(パート10)

2009年09月23日 | Weblog
★晴子さんのエッセイ、第3回の原稿(性教協の会報ではすでにパート10です)をいただきましたのでご紹介いたします。
今回は彼女の恋愛対象についてのお話ですね。一人で暮らしているのが寂しい・・・もっともなことです。性自認や性的指向は、顔かたちや性格と同じように、ほんとに人それぞれに違っている・・・彼女のエッセイを読ませていただいて実感します。自分と相手は同じではないということ、親子であっても夫婦であっても友人であっても、このお互いの違いを尊重し、大切にし合いたいものです。晴子さんの素敵なパートナー、見つかるといいですね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


☆晴子から伝えたいこと(パート10)

夏休み前までの前期は、自宅と学校との往復がほとんどの生活が続き、週末の休みもどこにも行けない学習に追われる状況でした。なので、前期末試験やデイサービス実習も無事に乗り越え、夏休みを迎えることができたら、本当に羽を伸ばしたくなりました。

夏休みに入り、前期中には全くできなかったセクシュアルマイノリティ関連の集いへ参加することもできるようになったことで、私としてはほっとできました。また暫くの期間、会っていなかった友達にも会うことができたのも何よりでした。だが、いざ学生としての夏休みを迎えてみて気付いたのは、1か月間以上もの期間のある夏休みを迎えるのは私には何年ぶりのことであり、そうであるからこそ時間があり過ぎだと感じて休みを持て余しやすいことでした。雇用保険の受給により生活している現状ではアルバイトもしてはいけないとなると、尚更そのように感じずにはいられませんでした。ただ、持て余す時間があったからこそ、私自身のことでゆっくり考えられるきっかけにもなりました。

それは、私の性的指向(恋愛対象)に関することについてです。持て余す時間が生じると、一人で暮らしているのが寂しいという気持ちがより募ったからだと思っています。

第1に、私の恋愛対象はレズビアンの一般女性とFTM男性(私のようにホルモン療法やSRS療法を望まないTGに限る)であるということは、私はバイセクシュアル(両性愛者)ではないだろうかと認識させられました。

第2に、レズビアン女性サイトというのは、私のようなMTF女性には、どちらかというと入りにくい雰囲気があることを思い知らされました。レズビアンの一般女性は、女性として精神的な面だけでなく、身体的(肉体的)な面でも愛し合いたい雰囲気が漂っているからではないだろうかと私なりに感じさせられました。確かにセクシュアルマイノリティの女性達の集いの場で、MTF女性の私にも行ける場があります。しかし一般女性とMTF女性も含めて女性同士でまったり楽しく過ごせても、私にはMTF女性と一般女性とのレズビアンカップルは概ね結ばれにくい感を受けていますし、聞くところによるとそのカップルのパターンはあるものの数少ないです。今後も私が行くことのある集いの場であるので、何かいいことがあればと僅かな望みを抱いていたいです。

第3に、MTFやFTMなどのトランスサイトは、実態として概ねMTFサイトとFTMサイトとに二分されていることを再認識させられました。私はホルモン・SRS療法を望まないMTF―TGですが、MTFにはそれを望むTSが多く、逆にFTMはそれを望まないTGが多い現状では、果たして私はFTM―TGの人とどのようにしたら出逢えるのかと色々と悩みました。そこで私が思ったのは、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の中で知り合えたらということです。しかしその集いの場は私の居住地より遠方にあるため、少しでも早く出逢いたいという私の想いから、「MTFとFTMとの出逢い」や「MTFと女性との出逢い」などのインターネットサイトを利用するようになったところです。
ちょっと気が焦っているのかもしれませんが・・・




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月21日はレインボーマーチ札幌!!

2009年09月18日 | Weblog
いよいよ来週の9月21日(月)は、第13回レインボーマーチ札幌です。始めて参加した2年前には、9月の札幌の空気のすがすがしさとパレードの開放感、そして札幌の人たちの大らかさというのでしょうか・・それらが相まってなんとも心地よい時間を過ごさせていただきました。また終了後のプライド集会で紹介された市長をはじめ知事からの応援メッセージと、舞台にずらりと並んだ各党の議員さんたちからの生の応援メッセージに、ここ札幌ではこのパレードをみんなが歓迎してくれている、応援してくれている!と、驚いたものです。

今年もまた参加を楽しみにしています。先日パンフレットを送っていただきましたが、今日はそのパンフレットの中からいくつかご紹介したいものがあります。

札幌には「レインボーファミリー」という会(北海道の親ごさんたちの会、昨年の「ハートをつなごう」でも紹介されていました)があるのですが、パレード終了後『レインボーファミリーカフェ』を開くことになっています。つなぐ会はミーティングばかりですが・・(汗)、親の開く「カフェ」って・・・何とも楽しそうですね!!パンフレットにはそのカフェのお知らせと共に、会のお母さまやお父さまからのメッセージが寄せられています。了解をいただきましたので、その中からいくつかをご紹介します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆「第13回レインボーマーチ札幌」開催おめでとうございます。僕らが暮らす札幌のLGBTコミュニティが日々発展し、それが皆の「幸せ」に繋がることを信じ、「レインボーファミリー」を立ち上げました。僕らにとって「家族」とは何でしょうか?答えを探す「きっかけ」を是非見つけ出して欲しい。ここで活動する僕らも、新しく「気付く」ことが多々あります。家族・友人の存在があなたの「大切な絆」となることを信じて・・・。パレード当日、会場でたくさんの「笑顔」に会えることを楽しみにしています!
(この会を立ち上げた方とお母さまから)

◆「第13回レインボーマーチ札幌」開催おめでとうございます。私は2006年に「親の会」に参加し、今現在「atレインボーファミリー」で活動しています。「LGBTコミュニティの当事者本人と親の関わりについて考えていく」という活動をしている中で私たち親子も色んな事がありました。泣いたり、笑ったり、死にたくなったりのカミングアウトからの8年・・・私は、子どもを通して本当に多くのことを学び、親子で成長してきたような気がします・。これからの活動の中で多くの子どもたちと接し、少しでも力になれば・・・そして共に成長し自信を持って人生を歩んでいきたいと願っています。今年もまた、親子でパレードに参加できることに感謝します。
(Iさん親子から)

◆「白い風船への思い」
今年もパレードの中、白い風船を空高く見えなくなるまで見送る日に参加できることに感謝します。皆さんと同じ思いで、私なりに子どものことを想いながら一日を過ごせたらと思います。札幌の街を歩きながら、楽しい時をフレンドと共に。
(Nママさんから)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

他にも、昔から厳しかったお父さまにカミングアウトした娘さんと、それを受けてとまどいつつも「娘をより理解できるようになった」というお父さまからのそれぞれの思い、またレインボーファミリーに寄せられた当事者の子どもたちからのメッセージなども載せられています。全文紹介したいくらいです。これらのページにはお母さまたちの似顔絵入りで・・これがとっても似ているのでびっくり!!です(笑)

そしてもう一つのお話です。パンフレットには今年も市長、知事、そして海外からのメッセージと共に「道内各市長からのメッセージ~あなたの住むまちの市長から~」が載せられています。昨年は6都市、今年は8都市から。今年新しくメッセージをくださった市の一つが帯広市なのですが、ここにはあるエピソードがありました。

じつは昨年のパレードで、あるレズビアンの方のお母さまが沿道から応援されていたそうです。そのお母さま、パンフレットにご自分の住む帯広市からメッセージが寄せられていないことを知り、帯広市長と市役所の総務部に面会を申し出て、今年のメッセージの約束をしてもらってきたと。パレードの趣旨を説明するためにガイドブックを拡大コピーして持参して・・・という行動力には娘さんもびっくりだったそうです。そして約束どおり送られてきたメッセージ。「何か自分にできることで役に立ちたい・・」というお母さまの思い。このような一人ひとりの行動が社会を少しずつ変えていくのですね。すばらしいです!!

関西パレードも10月には行われますね。このパレードの影にもきっといろいろなエピソードがあることでしょう。楽しむイベントであると共に社会に向けての大きなアクションとなるパレード。どちらも晴天に恵まれますように!!





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AGP関西からのお知らせです!

2009年09月18日 | Weblog
★イベントの秋ですね!今日はAGP関西からのお知らせです。41回目の「ビアン・ゲイである自分を語る会」です。思春期に悩んでしまって、子どもが引きこもっている・・欝になっている・・というお話をお聞きすることがあります。社会の不備、教育の不備のために、大切な子どもたちを悩ませてしまっている。聞くたびに心が痛みます。本来なら悩むことなどないのですから・・ このような会で、お互いに誰に遠慮もなく本当の自分を語ってみることで、少しでもパワーが得られたらいいですね。電話相談もあります。参加できないという方は、悩むよりどんどん(笑)電話をかけてみましょう!!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


☆☆第41回「ビアン・ゲイである自分を語る会」のお知らせ☆☆

AGP関西では、11月8日(日)に第41回「ビアン・ゲイである自分を語る会」を開催します。

「昼間にお酒のない場で、ざっくばらんにゲイとして日常生活の事柄やセクシュアリティについて話し合えたら」
とのコンセプトで、3ヵ月に1度、語り合いの場を持っています。

今回は特にテーマ設定はせず、堅い話・柔かい話・興味のある事を気軽に話し合って、楽しく交流する場にしたいと思います。

日時:11月8日(日)午後1時から午後5時まで
会場:大阪市内の公共施設の会議室
参加費:2,000円(定期的収入のない方は1,000円です)

参加を希望される方は、AGP関西(agpkansai07@yahoo.co.jp)までメールでお申し込みください。
(お手数ですが、文中のアドレスの@マークを小文字に変えて下さい)

その際、以下の4点をご記入ください。

・お名前(ニックネームで結構です)
・自認している性別・セクシュアリティ
・年齢
・メールアドレス

折り返し、こちらより連絡致します。

http://agp-kansai.seesaa.net/

http://www007.upp.so-net.ne.jp/west-katari/

また、AGP関西では月に2回、こころの電話相談を行っています。

同性愛に理解のある相談員が担当していますので、セクシュアリティに関連する人間関係や日常生活などに悩みがある方は、お電話下さい。

詳しくは、以下のURLからご覧下さい。

http://agp-kansai.seesaa.net/category/3338076-1.html

では、皆様のご参加をお待ちしています。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「つなぐ会 in 東京 9月」のご報告

2009年09月16日 | ミーティング
★9月6日はつなぐ会in東京でした。AGP(Association of Gay Professionals in Counseling andMedical Allied Fields : 同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議)の平田俊明さんをゲストスピーカーにお迎えし、新しい方のご参加もあり、充実した会だったようですね。東京は始まって2年で、すでに毎回神戸を上回るほどの参加者です。さすが東京!ですね。会のお父さまからご報告をいただきましたので、どうぞお読み下さい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回のつなぐ会は、いつも利用している公共の会場ではなく、「共生ネット」の事務所があるビルの会議室で開催しました。JR水道橋駅、地下鉄神保町駅に近く、アクセスとしては非常に恵まれた会場です。参加人数は、我々つなぐ会関係者、共生ネットのスタッフの皆さんを含めて、26名でした。椅子を円く並べてのミーティングでしたので、親密性はいつもより深かったのではないかと思います。

会の進め方としては、前半はいつもの自己紹介の後、AGP関西の平田俊明さんに、「親へのカミングアウトに際しての12のチェックポイント」(アメリカ:P-FLAG資料の翻訳)、「包括的なセクシュアリティ教育のためのガイドライン」(アメリカ:SIECUSという団体の資料の翻訳)について、レクチャーしていただき、さらに質疑応答方式で、会を進めました。
後半は、フリートークに近い形で、出席者の皆さんに、悩み、疑問をお話していただき、それに対して、皆さんから、ご意見を述べていただきました。

今回は、性同一性障害のお子さんを持つ親御さんが、お子さんと一緒に参加していただいたこともあって、性同一性障害に関するお話がいつもより多かったように思います。
性同一性障害のお子さんから、1週間前にカミングアウトされたお父さんが自己紹介の時、「何がなんだかわからないので、いろいろと教えてください。」と苦しげにお話なさっているのを聞きながら、このような方々のために、つなぐ会はあるのだと、確信のような気持ちになりました。

また、性同一性障害のお子さんを持つ別のお父様が、「性同一性障害は精神の病とも言われているが、自分の子は、そういう風には見えない。また、性同一性障害という名称は、どうにもしっくりこない。名称は何とかならないものなのだろうか?」という、悲痛なお話を述べていましたが、これに対して、尾辻かな子さんは、性同一性障害は、便宜上精神科の病気として分類されたこと、他の障害と同様に周囲の理解不足、法律の不備など、社会が作り出すもの、治療をするための必要上命名されたこと、名称としても医学界で議論されている最中であるが、決定までは10年程の時間がかかる可能性があること等々、非常に分かり易いコメントをいただきました。

最後にアンケートを記述していただき、つなぐ会は閉会しました。次回の開催は12月中旬を予定しています。詳細が決まり次第、HP上でお知らせいたします。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レインボーカレッジからのお知らせです!!

2009年09月08日 | Weblog
★またまたイベントのお知らせです!!こんどはセクシュアルマイノリティーズ・インカレ・ネットワーク(つまり学校を超えて元気一杯活動している『日本の希望の星!』の大学生さんのグループです!)Rainbow College(レインボーカレッジ)からいただきました。大学生だけでなく高校生も、そして親や家族、教育・学生相談に関わる人、青少年支援に興味のある人まで、どなたでも参加できるイベントなんですね。さまざまな立場の人たちに参加していただいて、有意義なディスカッションができるといいですね!

まだまだ義務教育では「人間の性の多様性」を教えてはくれませんが、社会人になる前に高校や大学で幅広い知識や考え方を身につけて、偏見や差別意識を持たない社会人になってほしいです。そうすればこれからの社会はみんなにとって生きやすいところに変わっていくでしょうから・・・このようなイベントをどんどん企画する若い人たちのパワーには、大いに希望が持てますね。日本を変えていくのはまさしく彼らだっ!!(笑)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




■■虹色キャンパスライフ2009■■

学校に安心して入れるトイレはある??
LGBTに関連して困ったことがあったとき、相談できるカウンセラーはいる?
こんな疑問にこたえる「学校名ごとのプロジェクト」。本格始動です!

来る2009年9月20日、Rainbow Collegeは、LGBTの学生生活について考えるイベントを行います!!
2007年に立ち上げたオンラインでのデータベース・プロジェクト「みんなのキャンパス~LGBTのための学生生活ガイド」(http://lgbtresearch07.blog104.fc2.com/)を今秋大幅に改訂するのに伴い、変わってきたこと、見えてきたこと、これからの課題について、一緒に考えてみませんか??

※2007年立ち上げ時のイベント・レポートはこちらで読めます!
http://rainbowcollege.blog68.fc2.com/blog-entry-30.html

【第一部】
・今回の調査結果についての報告
・アンケート結果報告
 (性別不問トイレの有無やカウンセラーの対応など)
・「みんなのキャンパス」活用事例

【第二部】
参加者みんなでディスカッション!

セクシュアリティやジェンダーを問わず、幅広いご参加を歓迎します。
LGBTなど性的マイノリティの方(進学を考えている高校生ぜひいらっしゃい!)やそのご家族・ご友人、大学生・専門学校生、教育・学生相談に携わる方、ジェンダー・セクシュアリティや青少年の支援に関心のある方など、皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

□日時
2009年9月20日(日)
13:30~18:00
(開場13:00、17:00~18:00は、会場内での交流会を予定)

※18時以降は会場付近での交流会を企画しています。交流会のみでも、どうぞお気軽にご参加ください。なお交流会での飲食費は自己負担でお願いします。

□場所
早稲田大学戸山キャンパス30号館(学生会館)W506
(地図:http://www.waseda.jp/jp/campus/toyama.html

場所がわかりづらい方は、地下鉄東西線の早稲田駅2番出口に13時20分までにご集合ください。スタッフが会場までご案内します。

□参加費 
無料(資料代として、カンパをいただけると幸いです)
□当日連絡先
ブログを参照して下さい。

□問合せ先
本イベントに関するお問い合わせ:
「みんなのキャンパス」
lgbt_research07☆yahoo.co.jp(送信する際は、☆マークを@マークに変えてください)



その他に関するお問い合わせ:
セクシュアルマイノリティーズ・インカレ・ネットワーク「Rainbow College」(レインボーカレッジ)
URL:
http://rainbowcollege.blog68.fc2.com/
E-mail:rainbowcollege2006☆hotmail.co.jp(送信する際は、☆マークを@マークに変えてください)


※このイベントに関して、メンバーの一人がブログに記事を書きました。
「このイベントって一体何が目的なんだ!」「ディスカッションって何話せばいいの?」…という方、目を通してみてください!
http://blog.livedoor.jp/mameta69/archives/51600545.html





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

QWRCから連続講座のお知らせです!

2009年09月02日 | Weblog
■今日は、大阪に拠点を置いて活動しているグループ「QWRC(クウォーク)」からいただきました連続講座のお知らせをご紹介します。

9月22日、23日、27日と3日間にわたって行われます。さまざまな立場でLGBTの問題解決に取り組んでおられる講師のみなさんのお話は、どれをとっても聞きたいものばかりで、ほんとうにいい企画です!支援してくださるファイザー製薬には感謝ですね!!最後にQWRCのアドレスがありますが、そのお知らせブログではこの連続講座のチラシやとても素敵なパンフレットのことが紹介されています。

ちょうど2ヶ月ほど前のことですが『WORKING TOGETHER-働く人のLGBT入門ハンドブック-』という冊子が送られてきました。最初のページには「・・働く同僚として、同じ市民として、LGBTの仲間たちが働きやすく暮らしやすい社会作りに向け、まずは正しい知識と情報を持ち、できることから始めたいと思います・・」と書かれてあり、一気に読んでしまいました。基礎的な知識から日本の現状、海外での取り組み、そして体験談にいたるまで、わかりやすくてとてもいい内容です。これを多くの人が読めば社会はきっと・・・と、読みながらうれしくなりました。

今回QWRCが配布するパンフレットは『LGBTと医療・福祉~医療関係者の方へLGBT固有のニーズを理解するために~』というタイトルで、こちらは医療・福祉の場に提供される冊子のようです。労働の場にも、そして医療・福祉の場にも、このようなすばらしい内容の冊子が提供され、全国各地で活用されるようになって、社会が大きく変わっていくことを願ってやみません。

あとは教育の場ですね。こちらに向けてもいろいろなグループが教材作りに取り組んでおられるようですよ。とても楽しみです。一日でも早く全国の全ての学校に届いてほしい・・そう願っています。がんばれ~!!(笑)

QWRCの連続講座、どうぞみなさん、お誘い合わせの上ご参加ください!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



★ファイザープログラム
心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援事業

LGBTと医療・福祉
~LGBT固有のニーズを理解し、
  当事者と医療・福祉関係者のネットワークを作るために~

▲講座参加対象者:医療・福祉関係者、LGBT当事者、
その他メンタルヘルスに携わっている方でLGBTに関心のある方。

▲参加費:1500円
▲事前申込不要・定員50人
▲当日の問い合わせ先:070-5437-2777
▲会場:大阪医療技術学園専門学校
〒530-0044 大阪市北区東天満2-1-30
http://www.ocmt.ac.jp/access
▲受付開始は、講座開始の各30分前からです。

★第1回:9月22日(火・祝)(午前:10時~12時)
 「医療機関におけるカミングアウト」
 藤井ひろみさん(助産師 神戸市看護大学助産学専攻科 QWRC会員)

★第2回:9月22日(火・祝)(午後:13時~15時)
 「LGBTに合わせた医療の提供-しらかば診療所の試み」
 井戸田一朗さん(しらかば診療所 院長)

★第3回:9月23日(水・祝)(午前:10時~12時)
 「トランスジェンダーにおけるGID医療とヘルスケア」
 中塚幹也さん (岡山大学医学部ジェンダークリニック
 岡山大学大学院保健学研究科 教授)

★第4回:9月23日(水・祝)(午後:13時~15時)
 「LGBTとアディクション その回復」
 倉田めばさん(大阪ダルクセンター長 Freedomコーディネーター)
  ・ 大阪ダルク(薬物依存回復施設)
  ・ Freedom(薬物依存からの回復を支援する市民団体)

★第5回:9月27日(日)(午前:10時~12時)
 「LGBTのメンタルヘルス 自殺防止」
 平田俊明さん(AGP共同代表)
 村田淳さん(AGP関西代表)
 ・ AGP(Association of Gay Professionals in Counseling and
  Medical Allied Fields : 同性愛者医療・福祉・教育・
  カウンセリング専門家会議)

★第6回:9月27日(日)(午後:13時~15時)
 「LGBTにおけるDVの現状と打開」
 ステファン・ラルさん(いくの学園、
 HIVと人権・情報センター他相談員)
  ・ いくの学園(DVサバイバー支援団体)

※予定は変更の可能性があります。
その時はまたお知らせします。


講座へのお問い合わせは、下記アドレスまで。
info☆qwrc.org(☆を@に変えてください)


QWRCは、LGBTIなど多様な性を生きる人々のリソースセンターです
http://www.qwrc.org/





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする