LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

6月東京セミナー「LGBTと家族と友人がAllyと語る集い」の報告

2024年06月18日 | イベント

6月ミーティングはパネルディスカッション+フリートークセッション

パネラーは、専門職の方、当事者、家族、Allyの4名。定員50名のところ申し込みはほぼ埋まり、活況の対話交流会となりました。

 

キーワードは、

「対話」による相互理解こそ、多様な社会のための揺るぎない幹

 

パートナーシップ宣誓制度の導入は、徐々に進んではいる。法的な権利保障がない分、制度の役割への期待や認識は様々だ。

今回、LGBT当事者とその家族とAllyが認識の壁を越えて「対話」する中で、パートナーシップ宣誓制度導入がもたらす社会的な影響について考えた。

どうすることがダイバーシティ社会につながるのか?

 

自らが描くダイバーシティ社会について、様々な立場から考えたパネラーからのコメントは重い。

💛現行のパートナーシップ宣誓制度は十分とは言えない。だが、LGBTの存在を認知し考えてもらえるきっかけにはなっている。制度の定着よりも行政の実務が、より現実的な対応になって来ているが、家族を形成したいと願う当事者パートナー同士には、最終的には法改正が待たれる。

💛結婚そのものに拘らない。パートナーとの生活のための制度利用は考えていない。                           言葉のキャッチボールから、LGBTと云うくくりを超え、一人の人として受け止める関わりが普通となる、当事者との共生が可能な社会に早くなって欲しい。

💛親は子の幸せを思うが故に、当事者の子のあるがままでありたい生き方を受け止め切れずに苦悩するケースがある。 子が自分らしくあるがままであれることの幸せを受け止め、応援する一番身近なAllyでありたい。ダイバーシティな家族関係の延長にダイバーシティな社会が実現する。

💛非当事者Allyとしてできることをシンプルに考えるようにしている。Allyであることを、臆せず表現すること。ダイバーシティ社会を創ることに繋がる関わりや行動に、できる限り参加すること。ダイバーシティ社会の実現には「対話」による認知の広がりと相互理解が不可欠。「対話」推進の機会に参加できることは、Allyとして誇り。

 

次回8月ミーティング(8/4)は、通常の対話集会の開催となります。

親もまた、ありのままの自分を見つめる時間が必要です。                                       安心、安全な場での語りの輪の中で、自分が納得行く道を見つけてください。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする