LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

第15回名古屋ミーティングレポート

2017年10月03日 | Weblog

9月24日㈰イーブルなごや・第2研修室にて行いました。

参加者12名。うち、初参加者1名。

(当事者の子どもをもつ親が7名、当事者の方が5名)

 

今回は私も当事者の子どもと参加しましたが、ほかにも親子参加の方やご夫婦での参加の方がおり、この会らしいミーティングとなりました。

初参加の方は、一年前に現在大学生のお子さんからトランスジェンダーとのカミングアウトを受けたとのことでしたが、以前よりそうではないかと思うこともあり、本人からのカミングアウトを待っていたので動揺することはなく、とてもうれしかったと話されました。ただ、手術するかどうかなど、これからの課題があるとのことでした。

また、前回のミーティングで、母親だけでなく家族にもカミングアウトをするつもりだと言っていた当事者の方からは、家族の反応やその後の家族関係のことなどの話を聞くことができました。

当事者の子の父親からは、本人が思春期でもあり、家の中でも避けられ、話もせず、いろいろ話して聞かせたいことがあるが、言うと今以上に親子関係が悪くなるのではと思い、気を遣いながら生活している。関係が良い親子の話を聞くとうらやましい、と言われました。こどもが幼少のころに「○○ちゃん、男だもん」という言葉を覚えている。そっちのほうだなぁ、と思っていたのでわりに受け入れられたが「男になりたかったら男らしく」と思ってしまう。虹色なのはわかるけど・・で止まってしまう・・と、正直な胸の内を聞かせていただきました。参加者の中からは、「お父さんがこういう会に出てくるのがすごい」ということばも出ました。

最近手術を受けたばかりのトランスジェンダーのお子さんのいる母親もいて、これから手術する当事者の方に向け、どのくらい仕事が休めるのか、どういった手術をうけるのか、付き添いの人の有無や費用のことなど、経験者ならではの具体的な質問が出される場面もありました。

ある母親からは、日本では、発達「障害」や性同一性「障害」などと、「欠けているもの」のような名づけ方をしているが、アメリカでは「チャレンジチルドレン」と呼ぶ。「ギフトをもらって産まれてきた!」サポートはするけど、弱者ではない。違うことを腹にすえて生きていこう!と周りも声をかける。ということを教えてもらい、皆で頷く場面もありました。

休憩時間には親同士が情報交換などをしている姿も見られました。

年齢が上とか下とか、性別や立場の区別に関係なく、知らないことを教え合ったり、尋ねる、話を聞くことができる場であることを嬉しく感じられるミーティングでした。

以上です。

榊原

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