LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

「レインボウープライド愛媛」からニュース!!

2007年10月21日 | Weblog
☆続いてご紹介するのは、「レインボープライド愛媛」のエディさんから送っていただきましたすばらしいニュースです。早くご紹介したかったのですが、大変遅くなってしまいました。このような質疑応答が議会で出るようになるまでには、水面下でどれほど大変な努力がなされたことでしょう。札幌でも感じましたが、愛媛でもみなさんの長い間の努力があればこそだったのでしょうね。東京のプライドパレードも今年は都が後援したと聞いています。動けば必ず変わっていくのですね。エディさんの「広がってほしい・・」という願いがみなさんに届きますように。神戸も愛媛に負けず頑張ります(笑)。

そして行政のみなさん、答弁だけではなく一日も早く具体的な行動をよろしくお願いいたします。当事者の方々をはじめ、親も、家族も、友人も、みんなが社会の変化を待ちわびています。

国会がだめなら地方から日本を変えよう――!!




以下の内容をニュースリリースいたします。
これくらいの議会質問は全国で初めてってことは無いと思うのですが
地方での変化という意味では興味深いのではないかと・・
愛媛が出来るなら、我が県でも!!と広がっていただくことを願いつつリリース致しますので、良かったらネットニュース等で取り上げていただけましたら幸いです!

レインボープライド愛媛 エディ

★★★★★★★★★★

「松山市議会と愛媛県議会でセクシャルマイノリティに関する議会質問」

 四国・松山でLGBTへの差別や偏見の解消を目指して活動中のNPO「レインボープライド愛媛」では、地元の議員などに働きかけ、議会でセクシャルマイノリティに関する質問を上げていただくようにお願いしてきました。
 このたび9月21日に松山市議会一般質問で武井たか子市議が、そして9月27日には愛媛県議会の環境保健福祉委員会において佐々木泉県議から質問をしていただくことができました。
松山市議会では本会議の一般質問において武井たか子市議が次のような質問を大きく時間をとって市長や理事者へ投げかけました。

①セクシャルマイノリティの松山市の見解について
②市長はセクシャルマイノリティの人権上の課題をどう考えているか?
③正しい知識を持った相談窓口とその広報について
④学校教育にける取り組みについて
⑤社会全体への啓発の進め方と基本方針の見直し
市長への質問もありましたが、本人は答えず市民部長と教育委員会事務局長から答弁。
市民部長からは、セクシャルマイノリティについての見解についてWHOで同性愛者は治療対象ではないことなどを、そして多様な性の一形態であり、認め合うことが肝要で、人権問題についても、 他の人権問題と同様に取り組んでいくと明言していただいた。
松山市議会で同性愛をはじめとした性的マイノリティについて、このように踏み込んだやりとりがされたのは初めて。質問中、議員の一部からざわめきが起きましたが、市民部長から真面目に取り組むべき課題との真摯な回答は実に意義深いものとなったと思われます。
学校教育での取り組みについては、教育委員会事務局長から性教育の観点から「発達段階に応じて取り組む」との定番の答えで明確な回答を避けた。

県議会では環境保健福祉委員会において佐々木泉県議が以下を質問
1、性的マイノリティーとはどのようなものですか。
2、性的マイノリティーの人々に対する差別、偏見、社会的不利益などの実態はどうですか。
3、性的マイノリティーといわれる人々の人権の現状について、県の人権施策推進基本方針ではどのようにみていますか。
4、その人権を保障するために、県としてどのような方針で臨んできましたか。
5、身の回りで性的マイノリティーの人々に接する点でどのような配慮が必要ですか。 たとえば、家族や友人から同性愛者であることを告白された場合、どのように対応すればよいですか。
6、基本方針では、「その他の人権課題」という項目で性的マイノリティーについて取り上げているが、2009年に基本方針の見直しが行なわれる際に、最新の論議を踏まえて方針を充実する考えはありますか
以上の質問に対し、愛媛県人権対策課長がしっかり回答してくれました。
その答えの中には、金子みすゞの「みんな違って、みんないい」という有名な詩の
フレーズまで出して説明する場面も。
愛媛県では人権施策推進基本方針で、性的マイノリティが重要課題として
取り上げられていますが、その内容を委員会で再確認できるものとなりました。
人権施策推進基本方針では~思春期において悩んでいくものと考えられ、性的マイノリティに対する正しい理解を深めるためには、学校や家庭など、様々な場において幅広い啓発活動を進めることが重要・・~
と明記されており、その内容を実行に移していくことへの確認が出来た形となったことが大変意味のある質問となりました。こちらも県議会の質問では初めてであったと思われ、委員会中はいたって真面目に話されたようです。

レインボープライド愛媛では、人権問題としてこれからより取り組んでいく課題でもあり、一人でも多くの議員の皆さんに意識してもらうよう働きかけている。全国各地域においても、それぞれの議会で質問を上げていくことが出来れば、地方からも社会は変わっていくと思われます。愛媛は典型的な保守社会ですが、このように変化が出始めています。

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org


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