20201001
ちひろ美術館リンク
昨日、ふと下石神井にある「いわさきちひろ美術館」(正しくは、ちひろ美術館)に行った。
車で30分もかからない場所にあるのに今まで行ったことがなく、思い立って行ってみた。
彼女の絵にも年譜にもいろいろ驚かされることが多かった。私がなぜ<いわさきちひろ>の絵にこれほど惹かれるのかもよくわかった。
いわさきちひろは、私が生まれる前のことだが、私の育った地域のすぐそばに住んでいたことがあり、そして彼女の代表作といえる、彼女が亡くなるまで表紙に作品を飾った雑誌「子どものしあわせ」における12年間は私の子供時代に完全にシンクロするということがわかった。つまり、いわさきちひろの画用紙の中に思い描いた子どもたちとその背景は、私が子ども時代に見ていた景色そのものであるということで、これで惹かれないわけがないだろう、という確信を見つけた。
いわさきちひろが共産党員であったことも初めて知った。夫が松本善明であったことにも驚いた。おそらく人の理想を目指し生きる共産党員であったのだろう。
それにしても、タレントの三宅裕司がいわさきちひろの乳を飲んで育ったというエピソードにも驚いたというか笑った。
一通り念入りに観て、1階のテラスで一休みしようと庭に出て、すっかり秋だなぁなどと思いに耽っていたら、なんとなくあちこちが痒くなってきたので気がつけばものすごく蚊に食われていて参った。なんなんだあの庭は。
おつかれさまでした。E V O L U C I O