中村あき「チェス喫茶フィアンケットの迷局集」読了。
小さい頃叔母さんに連れて行ってもらったチェス喫茶、転校しこっちに来たことを機会に柚子子は再びチェス喫茶「フィアンケット」を訪れます。すると何故かそこに愛想の悪い隣の席のクラスメイトがいて。結局柚子子は「フィアンケット」でアルバイトすることになるのですが、愛想のないクラスメイトの世良は学校や喫茶店で起こる謎を解いていきます。柚子子もすこしずつチェスを覚えていきます。最終話の柚子子と将棋部の先輩がチェス勝負をするのが見どころです。将棋とチェスは似ているけど勝敗に違いもあるんですね。
パピエ舎「江戸の遊び切り絵」読了。
浮世絵切り絵も文様切り絵もないことはないですが、これはちょっと変わっています。「判じ絵切り絵」「地口絵切り絵」「滑稽文様」…誰がそんなのするんじゃいっ、です。いや、してもいいけどその発想はなかった。らの字の最後がグルグルのびて渦になっている。「うずら」です。誰がそんな絵を切り絵にする?ガマガエルがお茶を立てている。茶釜…これはちょっと可愛いか。国芳の猫飼好五十三疋とか、引き出しの取っ手が4つで花になっている文様とか。でも見ていると可愛く見えてきます。江戸小紋を切り抜いた小箱は「紙屋ふじさき」だとニコニコ。うなぎの蒲焼きが串に刺して文様になっているのにはもう感心。割とはっきりして線で難しくはなさそうですが、切り口がはっきりしていないといけなさそうです。
江戸の金魚切り絵や金魚の屏風カードが。うへへ。金魚は江戸の風物詩と水草、琉金、和金、蘭鋳が。がはは。国芳の金魚づくしから「にわかあめんぼう」「たまやたまや」ゲヘゲヘ。ウハウハ、笑いが止まりません(変態か)。
江戸っていいよね。作品ってある意味発想よね。
映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」を見て来ました。
とにかくアクションがすごいです。よくあれで間に合ったなと。堤さんは変態でした。うまいよ。平手さんが芯のある少女役をしています。三角窓とか結構無茶なアクションが多いかも。あれ、今回は動物に無理なことはさせていないというテロップが出なかったような。するとあの金魚って…。
映画「映画大好きポンポさん」を見て来ました。
根本的に勘違いをしていました。タイトルから邦キチ映子さんみたいな映画の話しを面白おかしくする話しだと思っていました。映画を作る方の話しだったとは。次に勝手に日本の話しだと思っていました。これはハリウッドをモデルにしています。次にポンポさんが主人公だと思っていました。目にクマのある覇気のない青年ジーンが主人公でした。大丈夫か?
ポンポさんは敏腕映画プロデューサー。ヒット作を連発しています。それがB級。美女がオオダコに襲われています。それは面白いわ。アシスタントのジーンはある日映画の予告編を任されます。それが認められいきなり監督に大抜擢。撮影もバタバタするものの無事終了。しかしそれからの編集が沼でした。何度やっても時間がたりない。主人公がヒロインに出会うまでが1時間半…ダメだそれは。切っても切っても収まらない。そのうえこれじゃ足りないと気がつきます。どうする監督。しかも予算が足りない。いかにもアニメ的な絵なのに本格的に映画を語っているのが面白いです。そんな苦労があるのか。映画を見る目がちょっと厳しくなります(?)。
ふとシャツの袖から紐が下がっていると気がつきました。ああ、折ったシャツの袖を留めておく紐だなと思いボタンを留めておこうとするとボタンがない。と言うか袖の外から紐が下がっている?(本来は袖の中から紐が出ていて外で留めます)。ぎゃあっ、裏返しに着ていました。油断も隙もない。外に出ていなくて良かった。だいぶんボケています。女子力どころじゃないよ。自分が怖いです。