餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

遠くつながっている

2024-05-15 23:43:48 | 映画

映画「フィシスの波文」を見て来ました。
京都の唐紙工房の話と聞いてそれは見に行かないとと。私が初めて唐紙を見たのは垂水の異人館の壁紙です。てっきり今はもうない技術だと思っていました。見ていたらお寺や宮内庁から依頼があるとか。なるほど。唐紙は和紙に木版で印刷します。紙からインクから全部自然由来です。和紙の原料のこうぞは毎年出来が違うし、すく職人さんの調子もその時で変わります。のりは海藻由来でこれまた違って来るし、同じ色に仕上げるのは大変だそうです。唐紙に使われる文様の話から祇園祭が出たり茶室のお点前が出たり、外国人向けの京都のプロモーションビデオを見ているみたいかなと思っていると話がどんどん広がって行きます。唐紙と言っても中国だけでなく中国から伝わったということで東南アジアや中東、遠くでは三つ巴はケルトから来ていると。祇園祭の鉾のタペストリーの由来や秀吉の陣羽織に鹿を捕らえるライオンの図から鹿を捕らえるアイヌの生活から文様や音楽まで。広すぎます。次々忘れていくのでパンフレットを買おうと思ったらすごく高い。いい印刷なのね。欲しいけど今余裕ないよ。金魚出ていたら無理して買うけど。諦めました。好きな人多いのね。ガラガラだと思ったら結構人がいました。面白い視点です。


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